タイトル:コードギアス 追憶のエミリオ intermission 愚痴 |
SF |
旧ユーロ・ブリタニア(現ヴェランス大公家)領サンクト・ぺテルスブルグ。
カエサル大宮殿。
GC詰所。
その廊下を、多くの戦術マニュアルを抱えながら歩く青年。
その目の前に入る一人の女性。
「どうしたマギー。浮かない顔だな」
「あ。アム」
「昨日は久しぶりに屋敷で母上に会えたんじゃないのか。なにか嫌な事でもあったのか?」
「だってアム。昨日帰ったら、母上ったらシーザーまで呼んでたのよ。私に内緒で」
「シーザーって、ああアーウィング家の、噂の君の婚約者の」
「噂? どういう噂の? どうせまたいかがわしい話なんでしょ。八歳も下の相手だからとか」
「まあまあ。それでどうしたのさ」
「一緒に夕食を食べて話をして…まあそこまでは良いとして、寝る時に、母上ったら、あたしとシーザーを一緒のベッドにしようとしたのよ。しかもその前に一緒に風呂にも入れって…だから飛び出しちゃった」
「それで。昨日は結局ここで寝泊りか」
「あたりまえじゃない」
「あーははは!」
思わず大笑いの青年。
「何がおかしいのよ!?」
「いやいや。考えてもみろよ。自分の夫や父親があんな形で亡くなられて長く塞いでたんだろ。それがそこまでなれたというのは、むしろ喜ばしい事だと思うけどなあ」
「そういう物かしら…」
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JIN 2018年12月20日 (木) 23時25分(27) |
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