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タイトル:茨蔦の騎士 SF

(No.1)

ハワイ島。カメハメ大宮殿。大広間。

居並ぶハワイ地区の御歴々に四皇族と騎士たち。



壇上の車椅子の少年。

その前と横に控える一人ずつの女。



ウェルナー「カワムラ・ヒナ。汝ここに騎士の制約を立て、ブリタニアの騎士として戦うことを願うか?」

雛「イエス! ユア・ハイネス!」

ウェルナー「汝、我欲を捨て、大いなる正義の為に剣となり、盾となることを望むか?」

雛「イエス! ユア・ハイネス!」



「拝剣の儀」。

すっくと車椅子から立ち上がり、剣の授受を行う少年。

ウェルナー「我、ウェルナー・レイ・ブリタニアは! 汝、カワムラ・ヒナを騎士として認める!!」



四皇族をはじめとして発せられる拍手。



(やれやれ。まさに方面軍司令官就任も兼ねての大デモンストレーションといったところか)

(あんな、顔に傷のある騎士など、政治的にも役に立つのか?)

(いや。あれだからむしろ良いかもしれんぞ。「舐めるな!」とな)

(なるほど。そういう意味もあるか。まさに「騎士の叙任は皇族方最大のメッセージ」だな)

(それにしてもああいう騎士など、普通は肉親から歓迎されないものだが。トゥーリア様は違うようだな)

(むしろいかにも望ましいとばかりに微笑んでいたからな)

(ああ。さすがは「影の妃将軍」とまで呼ばれただけの事はある)

(それにしてもあの騎士服も凄いな)

(ああ。ただのローズピンクじゃない。あの周りの模様を見たか)

(ああ。まるで顔の傷まで続いている「茨の蔦」だ)

(あれもトゥ−リア様の注文らしいぞ)

(一体どういう意味があるのか)

(それにしてもそれだけにこれからが気になるな)

(ああ。「嫁姑」としてもな)



セラフィナ「…」



(No.2)

シルヴィオ「ずいぶんと派手なデモンストレーションだったな」

ライル「このくらいでなければ侮られる。彼もまた立派なブリタニア皇族ということでしょう」

シルヴィオ「ナナリーと同じか。まあセラも複雑そうだったな」

エルシリア「…それにしても次の問題は、ウェルナーからの例の『要請』です」

シルヴィオ「新設騎士団のために、我々からも一人ずつ寄越してくれ、か」

エルシリア「強制的な召し上げというならまだしも、こちらの籍は残しておいても構わないですからね。カワムラ卿のように。だから尚更に意図が読めない」

シルヴィオ「ああ。果たしてこのような発想をしてくれたのは、トゥーリア様かルルーシュか…」

ライル「…あるいはウェルナー自身…ですか?」



(No.3)

シルヴィオ「さて…誰を派遣するか……」

木宮「籍は残したままとはいえ新設騎士団のメンバーとなると、適当な人物は出せない、となればやっぱり……」

シルヴィオ「『十勇士』の誰かから、となるが…ふっ」

木宮「どうしたのシル?」

シルヴィオ「…いや何、『十勇士』とは銘打っているが、実情は半分しかいなくなってしまったからな」(自嘲するかの様に呟いた)

木宮「…まだハーレン卿は亡くなってないわよ」

シルヴィオ「だが騎士としての復帰は絶望的だとの事だ…」

木宮「…」

シルヴィオ(イレネー…レーゲン…ベルンハルト…ノマー……済まない)



※ベルンハルトとノマーが何時亡くなったか? まあお察しという事で。



(No.4)

木宮「考え過ぎないで。あそこまでの威力なんて誰にだって…」

シルヴィオ「ああ。枢木スザクにランスロット・アルビオン…まさに悪夢としか言い様が無い相手だった…今になってもあの時どうするべきだったが全く思いつかん…」

木宮「…」



(No.5)

エルシリア「兄上の隊も相当な損害を受けたが、こっちも負けず劣らずだからな…」

クレア「ええ、ただこっちは『隊』相手に圧倒されけど、向こうは『一人』相手に圧倒されたのだけど…いややめましょう。言っても虚しくなるだけだわ」

エルシリア「ウィンスレット将軍の容態は?」

クレア「意識は戻ったけど、復帰には時間がかかるとの事よ」

エルシリア「そうか…」



※エルシリア軍の方は名有りキャラは第二次ハワイでは一応は戦死していないと。

ウィンスレットが重傷を負ったが命には別状無し、あとはルースとルビーは軽傷を負った程度。



(No.6)

ルルーシュ「痛かったなアレは。出来れば連中の戦力は損ねずに傘下に入れたかったが…」

スザク「贅沢言うな。そう簡単に手加減の出来る相手だったら苦労は無い。それとも何か。俺がやられた方が良かったとでもいうのか?」

ルルーシュ「フン」



(No.7)

秀作「…」(雛の騎士叙任式の映像を見ている)



アサド「おいおい、何ともな表情してんぞアイツ」

ジョイド「仮にも元同僚だったからね…それにある意味では向こうの安否が知れた訳だし」

アサド「こっちは大体的に発信したからなぁ、色々と…まあ元同僚が無事だったと知って心底安堵している様な奴でもないだろうが」



(No.8)

アレクシア「他人事はなんでも『フン』のはずの、彼がねえ…」

ニコロス「…何が言いたい?」

アレクシア「ま。あるいは。あちらのままでいたら、あるいは自分もとか思ってたりして…」

ニコロス「…おい。いくらおまえでも口にして良い事と悪い事があるぞ…ここだけの話にしてやる。特に『同居人』の前でそれを言うな…」

アレクシア「わ、わかってるわよ…」

イヴァン「…」



(No.9)

シルヴィオ「やはり…ファルクしかいないか」

木宮「そうね。トーリスの事も選択肢に入れなくは無かったけど、何があるかわからない状況ではあの子はちょっと…」

シルヴィオ「……もし『連中』と戦える機会が増えるのであれば、是が非でも志願するかもしれんがな」

木宮「…」

シルヴィオ「…すまん、戯言だ。忘れてくれ……ファルクには俺から直々に伝える」

木宮「イエス、ユア・ハイネス」



(No.10)

雛「…ウェルナー…」

ウェルナー「ん。どうしたの。ヒナ?」

雛「…いや。なんでもない」

Ryu 2025年07月30日 (水) 11時12分(138)
 


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