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日本だと広島の原爆資料館が一番有名ですが、ベルギーにもそういう戦争の歴史を記録した博物館があります。 (museum.or.jp メルマガより引用)
◆赤いひなげしは見た。毒ガスの威力も、銃後の暮らしも、一時の和解も ┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃03┃ 「フランドルの戦場」博物館 ┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★発信元 ― ノーミ(IM事務局)
フランス北部の都市リールから列車で1時間余りで、ベルギーの町イーペルに到着します。ここは、第一次世界大戦中に西部戦線の戦場となり、甚大な損害を蒙った地です。ドイツ軍が史上初めて使った毒ガス「イペリットガス」がその名の由来とされる町の中心部に戦争博物館があります。正式な館名は、「フランドルの戦場」博物館。カナダ人医師が新化学兵器の毒ガスが初めて戦争に使われたのを嘆き、1915年5月にこの近くで詠んだ有名な詩のフレーズ、「フランドルの戦場にひなげしがそよぐ」にちなんでつけられたました。
常設展示は、勲章、ヘルメット、武器、手紙、日記、身分証明書などの資料だけでなく、再現展示やマルチメディアを使って、この戦争を様々な角度から展示しています。そこから、兵士を始め、一般市民、子ども、医者、看護師、 作家、アーチストなど、この大戦に関わった人々の物語や、前線での生活などが見えてきます。
中でも、マネキンを使った再現展示はインパクトがあります。その一つ、「偏見の壁」は1914年のクリスマスに兵士達が自主的に休戦を呼びかけ、独英の兵士が銃を捨て、食糧や煙草を交換したという「クリスマス休戦」をテーマにしたものです。両軍の兵士のマネキンはガラスを隔てて握手をしていますが、ガラスは敵同士の見えない壁を暗示しているようです。マネキンの横のパネルには、戦闘意欲を保つことの難しさを指摘しています。
入場券売場のそばにあるコンピュータ端末で、実在のある人物の名前が記されたバーコード入りのチケットを受け取ると、タッチスクリーン式の端末でその人物の生涯をたどることができます。ほかにも、毒ガスを詠んだ3編の詩の朗読が流れると、中にガスマスク等が吊るされている6本のプラスチック管が緑色の煙で満たされるという、象徴的な展示もあります。
同館は町中の広場に建つ繊維会館の中にありますが、ベルギー独特の美しい建物です。館のシンボルは、詩に詠まれた赤いひなげしで、ショップで販売されているグッズにも多く使われています。初夏、ヨーロッパの野に顔を覗かせる愛らしいこの花ですが、私には血の象徴にも思えました。
◎「フランドルの戦場」博物館(“In Flanders Fields” Museum) Lakenhallen, Grote Market 34, 8900 Ypres TEL:(32)5722-8584 FAX:(32)5722-8589 http://www.inflandersfields.be/
(引用終り) やぁ...イペリットガスの由来は逆だと思いますけどね。 |
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From:河合親次 / 関 東 / MAIL / HOME
2004年08月25日 (水) 16時41分
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