せっかく掲示板
でん 2007年10月05日 (金) 09時35分 No.177
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ハンガリア舞曲のソロ版は所持しておりませんので、確たることはいいかねますが、一般論として
ペダルについては、絶対的な規則というものは、ピアノの機構上から来るもの以外にはありません。(たとえば残したい音がなくなるまでにペダルを踏む、同時に踏むのは例外、等)
ピアノ1台1台の調節、部屋の音響、踏み方の差異等によって大きく変わってきますので、厳密に楽譜に書くことは不可能なのです。
従って、当然作曲家もそれはわかっておりますから、目安程度にしか書いてはおりません。
また、年代によるピアノの発達具合の差というものもあります。ベートーヴェンの時代と今のピアノとではペダルの性能自体がまるで違います。当然ベートーヴェンの書いたペダル記号は当時のピアノならばともかく、今のピアノでは首をひねらざるを得ないことが多々あります。
さらに年代による様式感の差異、作曲家による音楽自体の差異、たとえばモーツアルトを濁らせることはよほどの場合以外厳禁でしょうが、ドビュッシーの場合は逆にペダルによる濁り自体をはじめから想定しています。
そういうことを考慮に入れ、あとは経験を積み、自らの音楽的感性を研ぎ澄まして1曲1曲判断するということになります。
ピアニストという人種は当然それをしているわけですし、ピアノ教師にも、当然それは求められます。
とけい 2007年10月05日 (金) 11時29分 No.178
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ご丁寧に教えて下さいましてありがとうございました。