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投稿日:2004年05月13日 (木) 02時19分
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では早速。
>一部の人間を除いて、彼の構想する、戦略・戦術の意図が正しく理解されているとは思えない。……ヤンの人間性、上司の無能さ、など、複合的要因が考えられるが、上司の無能さという点では、そこまでの地位にいることを考えると、上司達は一概に無能とは言えない。
このニュアンスが、伝わらなかったようなので、少々補足。 個人的にヤンは天才型の人物と評価しており、 つまり、天才は抜群才能を持つが孤立するタイプの人間(考え方が理解されないために) つまり、優秀な人間に対してであっても、ヤンの考えた……つまり、戦術・戦略が理解されない、ということを言いたかったわけです。
>補足説明 軍務尚書さんが教えてくれた、本を探したのですが、見つからなかったので、『無知の知』で、私の考えた範囲内、知識の範囲内で書きます。
>フランス革命前の欧州国家は国民全員を兵士にする「国民皆兵」ではなく、傭兵を雇うか、捕虜を編入するか、犯罪者を騙して兵士にしていたようです。従って兵士の士気は低く、常に指揮官達は兵士の集団脱走を恐れていました。 また食事を欠くと脱走原因になるので補給基地から長躯する機動戦を展開できず、追激戦ができませんでした。 それに人民には国民意識がなく、戦争は「貴族のスポーツ」といった側面が強く、制限戦争でした。
昔読んだ、スイスの傭兵の話で、少し、話の内容が触れられていた記憶があります。
陸続きの戦争の場合はそうなると思います。
しかし、私は、銀英伝を考察するにあたっては、宇宙はよく、海に例えられ、実際、戦艦という、逃げ場のない場所で戦うこともあり、海軍をもとに考えてみました。 中世イギリス海軍の資料をもとに考えてみました。
当時、イギリス海軍の人員確保の手段は、たまたま、海上で会った民間船から、または、臨海の街や、村に上陸しての強制徴収であったようです。当然、徴収されたら、逃げ場はなく、愛国心……というよりも、生き残りたいがために戦ったり(主に仕事はマストの操作でしたが)していたようです。それから、だいたい、数年後に、生き残っていれば、もとの街に帰れたようです。
あとは、一緒なんで省略。
>ラインハルトはナポレオンとアレクサンドロス大王を混ぜた人物だと思いませんか?
そうですね。 ナポレオンは下士官から皇帝となりましたし、皇帝となったあとも、下士官に人気があったところは似ていますね。 アレクサンドロス大王の方は、人物像についてはあまり知らないので、なんとも、言えないです。
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