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[14]パンにはパンを、血には血を! 投稿者:軍務尚書

投稿日:2004年04月01日 (木) 13時53分

ヤン艦隊の幕僚人事を考察したいと思います。ご存知のことが多いと思いますがご容赦ください。
まず、ムライとパトリチェフですがこの二人はヤンが少佐時代にエコニア捕虜収容所で出会っていますが(外伝四巻)その時の誠実さがヤンの信頼を得たものと考えられます。

フッシャーはアスターテ会戦時に第四艦隊の幕僚としてラインハルトに壊滅させられた艦隊の残存戦力を掌握したのを評価されたのではないでしょうか?それに第十三艦隊は第四と第六艦隊の残存戦力で編成されていますから、そのまま編入されたと考えられます。

フレデリカ、シェーンコップ、アッテンボローに説明は必要ないかと思います。
ワイマール共和国時代の参謀総長であったハンス・フォン・ゼークト将軍は組織における人間分類について次のように述べています。

『軍隊でもっとも必要な人材は「有能で勤勉」これは参謀に適する。次に「有能で怠け者」これは司令官と前線指揮官。その次は「無能で怠け者」これは下級兵士。最後に「無能で勤勉」コイツは銃殺するしかない。間違った命令を永遠に繰り返し、取り返しのつかないことになる』
以上がだいたいの趣旨です。勤勉か怠け者の区別はともかく、何が有能か無能の区別は抽象的過ぎるので小官は、『非常事態の戦場で少ない情報から状況を的確に判断できるか否か』を基準と解釈します。これを踏まえてヤン艦隊人事をみましょう。
ヤン→有能で怠け者な司令官。戦略構想はするから事務処理は幕僚に任せる
フレデリカ→有能で勤勉な副官。艦隊編成、人事など細かいことについて司令官の注意を喚起する
ムライとパトリチェフ→有能ではないが無能でもない勤勉な参謀。艦隊の規律維持、ヤンの戦術構想を現場で実撰、事務処理を担当
フッシャーとアッテンボロー→有能な前線指揮官。ヤンの指示で艦隊運用を担当。
以上のようにヤンは戦略構想にエネルギーを注ぐために、雑事は部下に任せています。ヤンがあと十年くらい生き長らえれてユリアンを教育すれば高等な次元を判断できる有能な副将になったかもしれませんが、ラインハルトのようにミッターマイヤー、ロイエンタール、オーベルシュタイン、キルヒアイスのような政戦略的な判断ができる副将を擁していません。アッテンとメルカッツは例外ですが大規模な別働隊を任せる戦力はヤンの指揮下にありませんでした。

ヤンはイゼルローン要塞を陥落させれば退役するつもりでしたから人材の収集に積極的ではなかったのでしょうが、ヤンが暗殺された時の幕僚数ではおそらく三個艦隊を運用するのが限界かと思われます。ヤンが帝国軍を圧倒するには同盟がアムリッツアー会戦で大損害を受けず、軍の主流派として統合参謀本部長に就任する必要がありますがそれだけでは不十分です。ヤンはラインハルトのように軍人が政治家を兼ねるやり方を嫌っていましたからヤンの構想を理解して実践できるビスマルクのような有能な政治家の存在が必要です。

ラインハルト陣営の人材についてはまた今度にしますが、一言で言えば『最高司令官から少なくとも各艦隊幕僚までまじめで有能で勤勉』です。帝国の人的資源は同盟より遥かに豊富だったのでしょう。

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[15]幸福って名前の果実が落ちてくるのを、じっと口を開いて待ってる奴は、理解不能さ投稿者:
投稿日:2004年04月02日 (金) 03時15分
ども、身の回りの友人に、こうゆう、話題を振っても、
返ってきた試しがなかったので、ちょっぴり、驚いています。

まず、先に述べるべきだったかもしれませんが、
私はもっと、ミクロな視点で考えていました。

これは、私の持論なのですが、
軍隊というのは、組織であり、1人の天才だけでは勝てない。
優れた、戦略・戦術があろうと、それに伴うだけの、
実行力を組織に持たせなければ勝てない。

逆説的に、言えば、天才(=有能な指揮官)の考えが、末端にまで正しく、理解されれば、実行力があがり、戦略・戦術の幅が広がる。

>フレデリカ、シェーンコップ、アッテンボロー
の考え方は同じなのですが、

>ムライとパトリチェフ
については、大筋で、私の意見を淘汰しているのですが、
少々、補足。

両者の参謀としての特徴

ムライ → 常識論の提示
パトリチェフ → 頷く

これが、重要ではないかと、私は思うのです。
ヤンは、異論はあるかもしれませんが、天才型の人物であり、
一部の人間を除いて、彼の構想する、戦略・戦術の意図が正しく理解されているとは思えない。

事実、彼が、指揮権を持つ以前は、参謀として提出した案が、採用までに、至った例はない。
これは、ヤンの人間性、上司の無能さ、など、複合的要因が考えられるが、上司の無能さという点では、そこまでの地位にいることを考えると、上司達は一概に無能とは言えない。

この、『ヤンの戦術・戦略』の不理解は、第十三艦隊全体にも言えたことではないのか?

ここで、ムライとパトリチェフが重要になってきます。

以下、第十三艦隊の会議の様子(一部、予想)。

ヤンが作戦を提示(天才の意見)

それに対して、ムライが常識論を提示(末端を代表しての意見)

ヤンが何故、そうなのか? の理由を説明(噛み砕き、説明)

パトリチェフがうなずく(末端の理解の浸透)

会議終了

これにより、第十三艦隊に、ヤンの作戦実行力が生まれるわけです。

>フッシャー
参謀、というよりも、純粋にその艦隊運営能力を買ったためだと思われます。

ちなみに、ヤンの組織運営と対局な運営の仕方をするのが、
ラインハルトかと思われます。
ラインハルトも天才型の人物。
とても、末端にまで、自分の『戦略・戦術』に理解されているとは考えにくい。
しかし、かれは、自分の『戦略・戦術』を実行するのに、
自分の『カリスマ性』を利用。
不敗神話をもって、部下達の疑問を消し去っている。
(これは、後々のヤン艦隊にも備わってきます)

両方に、利点・欠点がありますが、
この差が、あの戦いには出たのではないかと。

ラインハルト陣営でヤン艦隊のような、人事模様が小説内で描かれないのは、その必要がないからでしょう。
ラインハルトのところで、書き忘れましたが、
一言で言えば、絶対王政の下で育った兵士と、民主主義の下で育った兵士との、違いでしょうか。


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[16]人を誉めるときは大きな声で、人を貶すときはもっと大きな声で投稿者:軍務尚書
投稿日:2004年04月11日 (日) 00時08分
小泉首相はイラクから自衛隊を撤退させるべきだ。
平和憲法に反したイラク派兵をしたからこの事件が起きた。
日本は唯一の被爆国で戦争を禁じた国なのだから全ての戦争に反対を続けなければならない。
なのにアメリカの侵略戦争を支持し、自衛隊を派遣した酬いを無実の善良な市民が被害にあったのだ。
今からでも遅くない!自衛隊を撤退させて無実の三人を救出し、「平和大国」ニッポンを世界に発信しよう……

ごめん…ウソや…

この事件の背景を不謹慎な風に色々と想像しているのですが自粛しておきます。

お返事ありがとうございます。
北さんのご指摘は小官も賛同いたします。

>第十三艦隊の会議の様子
劇中何度も登場する光景でしたね。
指揮官が部下に自分の作戦を納得いくように説明することは民主国家の軍隊では当然のようです(例外もあると思いますが)

>一部の人間を除いて、彼の構想する、戦略・戦術の意図が正しく理解されているとは思えない。……ヤンの人間性、上司の無能さ、など、複合的要因が考えられるが、上司の無能さという点では、そこまでの地位にいることを考えると、上司達は一概に無能とは言えない。

この点も賛成です。
劇場版の第四次ティアマト会戦終了後にヤンの能力を評価して好意を示したパエッタ中将の酒の誘いをヤンは謝絶しています。
プライベートで苦手な上司と関わりたくないのかもしれませんが、この件でパエッタに不愉快な思いをさせて、アスターテ会戦でヤン案が却下される一因になったのかもしれません(軍隊での意思決定はそのような事に影響されないと思われるかもしれませんが、却下される原因の一つだと思ってください)

>絶対王政の下で育った兵士と、民主主義の下で育った兵士との、違い
これには少し補足説明したく思います。

ゴールデンバームの旧帝国軍はどのような軍隊か明確な記述を記憶していないのですが、銀英伝はナポレオン戦争をモデルにしていると思われるのでフランス革命前の「王朝軍」と革命後の「国民軍」を論じたいと思います。

フランス革命前の欧州国家は国民全員を兵士にする「国民皆兵」ではなく、傭兵を雇うか、捕虜を編入するか、犯罪者を騙して兵士にしていたようです。従って兵士の士気は低く、常に指揮官達は兵士の集団脱走を恐れていました。
また食事を欠くと脱走原因になるので補給基地から長躯する機動戦を展開できず、追激戦ができませんでした。
それに人民には国民意識がなく、戦争は「貴族のスポーツ」といった側面が強く、制限戦争でした。

しかし、フランス革命後には人民に国民意識が芽生え、兵士も闘争意識に燃えた「国民軍」が登場します。ナポレオンはこの軍隊を率いて他国の王朝軍をそれ以前の常識を超えた機動力で撃破していきます。

旧銀河帝国軍は上記の王朝軍と類似すると想像されます。
貴族が無能でも将校で平民が下級兵士。平民を全て兵士にすると共和政治の芽生えが予想されるので少数を選抜徴兵していると予想されます。

同盟軍は国民皆兵の国民軍です。有能な者が将校になり、専制に反対し、共和政治を旧帝国に広めることに燃えています。

この性質の異なる軍隊が対決した典型がダゴン会戦であります。驕慢で無能な司令官であるヘルベルト大公が軍事専門家の助言を無視して補給不足な上、地理不案内な空間で殲滅されたのです。
しかし、戦争が百年以上続き、第二次ティアマト会戦後ぐらいから同盟軍の長所が失われ帝国軍は次第に国民軍化していきます。
ヤンはラグナロック作戦発動直前に
『帝国の国民軍と戦うかもしれない』と言っています。

もし興味があるなら簡単な参考文献を挙げておきます。
学研歴史群像 ナポレオン戦争編
中公新書 ドイツ参謀本部 渡部昇一

長くなってすみません。銀英伝は歴史を参考にしているので史実と比較するのも面白いと思います。ラインハルトはナポレオンとアレクサンドロス大王を混ぜた人物だと思いませんか?





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