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タイトル:母恋しぐれし
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投稿者:小堺兼廣
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故郷は 遠くにありて 帰って遣りたい 彼岸には、 母の優しい 面影が 瞼に浮かぶ 寂しさよ 流す涙の 母恋しぐれ
故郷の 山間の里 思い募れば 夢を見る 母と暮らした 思春期は 苦労掛けたね ごめんねと 詫びて涙の 母恋しぐれ
故郷は 変わったけれど 空と夕陽は変わらない 母の無い子の せつなさは 雨の降る日は なおさらに 男涙の 母恋しぐれ
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[11]2015年09月26日 (土) 12時21分
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小堺さま、連続での御投稿ありがとうございます。
「母恋しぐれ」とは、タイトルからして「瞼の母」ならぬ、「股旅もの」を連想させますが、どうやら「郷愁もの」のようですねえ・・・
5行3連の中に、私達がその昔「山田太郎の新聞少年」や「井沢八郎の上野駅」に思い描いた「郷愁」や「青春」を思い起こさせる言葉やフレーズがあふれているように思われます。 でも今ではもうこんな人生環境さえも「今は昔」になってしまって、若い世代には想像もつかない世界になってしまったように感じます。
寂しいような、それでいて「これが現実なのだ」という一種のあきらめにも似た冷たい風が、心の中を吹きすさんでいくような気がしてきます。
これも良い作品だと思います。
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[12]2015年09月26日 (土) 21時00分
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