うちの中学校の風紀委員長がまさかの二人目の戦士という「な…なんだってー!!!(byMMR)」な衝撃の事実から翌日
今日もまたいつも通りの日が始まろうとしていた
竜司「コラあぁぁぁ!朱雀門!なんだその格好は!」
今日もまたこいつに呼び止められた
こいつが例の二人目の戦士、セイリュウブルーの中の人だ
翼「ようサイコガン」
竜司「今の俺のテンションは星さえ砕………って誰がサイコガンだコラぁぁぁぁぁ!!てかこのネタ知ってる読者少ないんじゃねーの!?」
翼「で、なんだよ毎日毎日毎日毎日絡んできて………BLですかこのやろー」
竜司「なっ………だ、誰がお前なんかと!!」
顔を真っ赤にして否定する
翼「あっれ〜?君BLの意味知ってるんだ〜www」
竜司「き・さ・ま……!
**ワレぇぇぇぇ!!」
朱雀『お互い仲が良すぎて困るのぅ』
青龍『ほんとほんと』
翼&竜司「誰が仲いいだって!?」
とまぁそれからは普通の日々を過ごした
そしてクラブ活動も終わり、今から家に帰宅しようとしていた
いつも通りの帰り道
を歩いていると後ろからダッシュで走ってくる足音が聞こえる
振り向くとその影はジャンプし、翼の頭を踏み付け再び跳んで着地した
翼「お……俺を踏み台にしたぁ!?」
白「いや〜ごめんごめん勢いつきすぎちゃってさぁww」
翼「いやお前かよォォォォォ!!」
走ってきた人物は白だった
翼「もう家帰ってると思ってたぜ………」
白「ちょっと図書室で本読み耽ってたらこんな時間になっちゃった☆」
翼「なっちゃったって……どんだけ読んでんだよ」
白「ドラ○ンボ○ル1〜最終巻」
翼「あ〜そりゃじっくり読んでたら日ぃ暮れるわな………てかドラ○ン○ール図書室にあったのかよ!?」
白「ま、それは置いといて……明日から土曜日で休みだし、何する?」
翼「そうだなぁ……やっぱいつも通りぐーすか寝るかな」
白「またそれ……たまには休みを有効に使いなさいよ」
翼「あ?じゃあ図書館でも行くかな」
白「え!?珍しっ!明日台風でも来るんじゃないの!?」
翼「どないせーっちゅーの!?」
*そして土曜日*
朱雀『仲間捜しに行くぞ!』
翼「言うと思った………」
朱雀『ならば話は早い。索敵能力に優れる青龍の情報では、次の我らの仲間の一人は富士の樹海にいるらしい……ってことで行ってこい』
翼「しまいには労働基準法違反で訴えますよぉぉぉぉぉ!!」
シャウトした後でふと思い出したように何かに気付く
翼「………待てよ、索敵って……じゃあそいつ敵なのか?」
朱雀『いや。ただ作者が表現に困っただけだ』
翼「あぁそういうことね……」
納得するなり出かける用意をし、家を出る
しかし家を出たところでばったり散歩から帰ってきた白に会う
白「あれ、翼どっか出かけるの?」
翼「あぁちょっと富士にな………」
白「富士?なんでまた………でもまぁ面白そうだからついてきていい?」
翼「え゙っ………(でも断ったら怖そうだしな……)別にいいぞ」
白「やっほう!」
そう叫ぶなり飛ぶように家に戻り、再び翼の所に戻ってきた
翼「いや速いなおい!」
白「さて、じゃあ行くわよ」
****
富士に向かうため駅のホームに立っていると、その横に見覚えのある人物がいた
それはあのサイコガ……じゃなくて青山竜司だった
竜司「今サイコガンって言おうとしたよね絶対。別にいいけど言おうとしたよね」
翼「あれ、リュウじゃねーか。なんでここに」
竜司「あ、あぁちょっと富士の樹海までな……」
ゲッ嫌な奴に会っちまった……て顔で竜司は答える
翼「樹海?まさかお前……死ぬ気j」
竜司「んな訳無ぇだろォォォォォ!!」
しかし竜司のツッコミによってそれは遮られた
竜司「はぁ……お前朱雀とやらから聞いてないのかよ?」
白がいるからか耳元で小声で話し掛ける
翼「え?あぁそういえば言ってたな………」
竜司「忘れてたんかいオイ!?」
間もなく電車が到着します
キキィィッ
パァンッ
キャーーーッ
白「あ、電車来たわよ」
翼&竜司「ちょっと待てぇぇぇぇぇ!今のパァンッって何!?キャーーーッって何!?絶対今誰か飛んだよね!投身自殺したよね!!」
シンクロ率100%で二人はツッコんだ
*富士*
なんやかんやあったが結局着いたようだ
「ガイドは要りませんか?」
その時後ろから話し掛けられ、三人は振り向く
ふじさん「どうも〜、僕がガイドを勤めさせていただきます〜。富士山だけにふj」
バキッ
「ばいばいきーん!」
しかし言い切る前に翼のパンチによって空の星になった
竜司「今の……知ってる顔だったんだが……あれもしかして作…」
翼「さぁさっさと行くぞ」
白「おー!」
竜司「ちょっと待てぇぇぇぇぇ!!」
歩くこと30分
三人は木々の生い茂る樹海の中にいた
翼「おいおいこんな所に人なんているのか?いてもせいぜい死体か自殺志願者かその他いかがわしい何かをやってる奴くらいだろ」
青龍『………ここを左だ』
竜司「こっちだ。ついてこい朱雀門」
翼「うっせぇ命令すんな!」
白「ねぇさっきから誰探してるの?」
翼「ん、あぁちょっと知り合いをな……」
白「知り合い?」
ザァァァー………
その時、進んでいる方向から水の音が聞こえた
その水の音に紛れて人の声が聞こえる
竜司「………ん?まさかここ、か……?」
翼「まさかあれか?テレビの侍や忍者みたいに滝で修行中ってパターンか?んな訳………」
「般若羅曼陀羅娜仏………」
まさに人が経文を唱えながら滝に打たれていた
翼「Σいたーーーー!?」
白「なになに?」
翼「こら見たらあきません」
白も顔を覗き込もうとするが翼に手で押さえられる
竜司「何も見なかったことにしよう。このことは俺達の胸の中にしまっておこう」
「………おーいお前ら!そんな所に隠れていないで出てこーい!!」
滝に打たれていた男が滝の中から翼達に呼びかける
翼&竜司「Σバレてる!?」
******
「そうか、知り合いを捜しになぁ」
翼「えぇそうなんですよ。」
男から渡されたおにぎりを頬張りながら自分達が変身できることに極力触れずに全てを話す
「……あのな、お前達が言ってる知り合いって……これか?」
男は朱雀達の事を聞いていないのに全てを知ってるかのように翼達に左手を見せる
そこには、翼や竜司のようにタトゥーのような黒い亀のシルエットが刻まれていた
竜司「そっ……それは……」
「いやぁ実を言うとな……さっきお前達がいることに気付いたのは、この手の中にいる玄武が教えてくれたからだったんだ」
翼「それ………どこで?」
「ん?確かこないださっきみたいに修行の最中に光が飛んできてな、話し掛けられたと思ったらこの通り、いつの間にか左手に………お前達も持ってるんだろ?見せてみろ」
竜司「あっ……ちょっ」
無理に翼と竜司の左手を掴んで見る
「……そうか、お前が玄武の言ってた仲間の朱雀と青龍か……よろしくな」
翼「あ、あぁ……」
「おっと紹介が遅れたな。わしの名は玄海!」
翼「うわ、強そうな名前……」
玄海「だろ?」
竜司「え〜何々………黒田玄、か……」
竜司はそこに置いてあった玄海……もとい黒田玄(くろだ げん)の保険証を見ている
玄「それ見たらあかぁぁぁぁぁぁん!!」
翼「黒田玄って……地味な名前」
玄「玄海は魂の名前ぢゃっ!」
翼「あ、そーですか」
玄「とりあえず本名がバレたところで自己紹介をやり直そう。黒田玄!15歳だよろしく!」