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No.140 禍時謡集(マガトキヨウシュウ) 第弐謡:火焔獣(カエンジュウ) 投稿者:エリー   投稿日:2010年12月09日 (木) 02時22分 [返信]

窓ガラスが夕焼け色に染まる時間。それが一日の中でその少年が一番好きな時間。
窓から見える景色がみんな彼の好きな橙色に染まるからと彼は言っていたけれど最近はそうではないらしい。
今日も彼は夕焼け色の窓ガラスに顔を近づける。
「あぁ……来た」
通りの向こう側から夕焼けの中で一際赤く紅く朱く燃える光の塊がこの時間に現れた。それは瞬く間にさまざまな獣の姿に変わった。
「狼、馬、猿、鶏、貂……うわぁ数えきれないや」
少年は目の前を燃えながら駆けていく獣達を見て微笑んだ。
「みんなどこへ行くのだろう……?」
少年がそうつぶやく間に獣達は赤く紅く朱く燃えながら通りの彼方へと消えていった。

少年が初めて燃える獣を見たのはいつだったのだろうか。いつものようにベッドから身を起して橙色に染まる街並みを見ていた時、ふいにその獣達は姿を現したのだ。
「うわぁ!! 見て見て! お母さん!!」
彼は頬を上気させて母親を呼びに行った。
「どうしたの?」
と、母親が訊ねた。
「お母さん! 窓の外、燃えている獣が走っていたよ!」
どれどれ、と母親が窓の外を見てもそこには何もなかった。彼女は息子に夢でも見たのね。と笑うと夕飯の準備に行ってしまった。
夢じゃないのに、と思った彼は、次の日母親と一緒に窓ガラスの前に立った。
(さぁ……来るぞ……あぁ!)
通りの向こうから赤く紅く朱く燃える獣達が駆けてきた。
「ほら! お母さん! 獣が来たよ!」
そう言う彼の隣で母親はやはり何も見えていなかった。
「何もいないじゃないの。夕飯ができるまでもう少し休んでいなさいね」
そう笑って頭をなでると彼女は台所に行ってしまった。

そうしたことが何回か続くうちに彼は確信したのである。あの獣達は自分にしか見えない獣だということに……。



今日も通りに赤く紅く朱く燃える獣の群れが現れた。それを見つめるのは少年だけだった。彼は燃えながら走る獣たちをうっとりと眺めていた。
「あの獣は……僕だ。病と言う焔に焼かれながら懸命に走り続けている僕に……」
そう、彼は重い病を患っていたのだ。生まれた時からずっと。
彼は生れてから一度も家の外に出たことがなく、窓から見える景色――赤く紅く朱く燃える獣達――だけが彼の楽しみだった。
「いつか僕も仲間に入れてほしいな……」
そうため息をつきながら窓の外に視線を落とすと獣の群れの最後尾に緋い髪の少女がいた。
「おや?」
少年の呟き声に反応したのだろうか。少女は足を止めて顔をあげると、

にこっ

と、微笑んだ。
その微笑みの愛らしさに彼は今までにない胸の高鳴りを覚えたのだった。
その翌日から少年の楽しみは二つになった赤く紅く朱く燃える獣達と緋い髪の美しい少女。
彼らを見るだけで彼はとても幸せだった。同時に憧れも強くなった。
窓の外にいる獣に少女に彼は言った。
「ねぇ、僕も連れて行って!」
その度に少女は微笑んだ。
その度に彼は嬉しくなった。


彼は気付いているだろうか。獣達の走る距離が短くなっていることに。次第に獣の群れの現れる地点が彼の住む家に近づいていることに……。


夕焼けが窓ガラスを橙色に染める時が今日もやってきた。しかし、窓ガラスの前に少年の影はなかった。彼はベッドの中にいた。
「熱いよぉ……苦しいよぉ……」
今までに熱をあげて寝込むことはたびたびあったけれども今回は違った。まるで体を芯から焼かれるような熱さと苦痛が彼を苛んでいた。その尋常ならぬ熱に母親は驚き、医者を呼びに飛んでいった。
「……助けて……!!」
彼は喘ぎの下から叫んだ。
「いやだ……まだ死にたくないよ……!! あの獣達やあの……」


女の子と一緒に走りたいのにッ……!


彼がそう叫んだ時、廊下で焔が爆ぜる音とけものや鳥の鳴き声、足音がした。
「……何……!?」
その音の群れは徐々に大きくなり、彼の部屋の前で割れんばかりの大音声となった。
「うわぁぁ……」
その音の中でドアがギィッと開くと同時に赤く紅く朱く燃える獣の群れと緋い髪の少女が入って来た。
「……来てくれたの……?」
えぇ、と言うように少女は微笑んだ。
「私達は君を迎えに来たのよ」
「……え……?」
「私もね……ずっと君と一緒に走りたいと思っていたのよ」
そう言うと少女は手を彼に差し伸べた。
「さぁ、一緒に行きましょう。あの子たちも」
少女は獣たちを見た。
「あなたを待っているわ」
少年はじぃっと少女と獣たちを眺めていたが、笑みを浮かべると少女の手に自分の手を重ねた。その瞬間、黄昏の残光が自分を強く照らして……。


今日も病院の窓ガラスが夕焼け色に染まる時間が来た。それがその少女の一番好きな時間だった。
彼女は重い病を患っていたのだ。生まれた時からずっと。
彼女は生れてから一度も病院の外に出たことがなく、窓から見える景色――以前は夕焼け色に染まる街並みだったけれども赤く紅く朱く燃える獣達――だけが彼の楽しみだった。
「私もあんな風に走りたいな…・・」
そうため息をつきながら窓の外に視線を落とすと獣の群れの最後尾に緋い髪の少年と少女がいた。
「おや?」
彼女の呟き声に反応したのだろうか。少年と少女は足を止めて顔をあげると、

にこっ

と、微笑んだ。

その瞬間、彼女の眼に黄昏の残光がいつになく赤く紅く朱く緋く染まって見えた。

第弐謡、終


No.139 禍時謡集(マガトキヨウシュウ) 第壱謡:曲時(マガトキ) 投稿者:エリー   投稿日:2010年11月25日 (木) 13時09分 [返信]

「アイツどこ行きやがった!?」
階下で荒々しい声が聞こえた。その声の主に見つからないよう彼が身体をもっと縮めようとした時、足元の床がざらついた音を立てた。
「尚志! いたよ! あの踊り場の所だっ!」
くるぶしまで届くような長いスカートを履いたガラの悪そうな少女がざらついた音のした場所を指差して叫んだ。
「あの野郎…もう逃がさねぇ!」
先程の尚志と呼ばれた荒々しい声の青年が階段の一段目に足を掛けるか掛けないかのうちに彼は階段を駆け上っていた。
「逃げるよ!」
「待て! おい、お前ら! 追いかけるぞ!」
尚志は仲間達に号令をかけると一気に階段を駆け上って行った。

斜陽が裏通りにある廃ビルの屋上を朱色に染め上げていた。そこに彼と先刻の尚志達が対峙していた。
「テメぇ……約束の金はどうした? あぁん?」
彼は怯えながらも目を見開いて尚志に言った。
「もうこんなことはたくさんだ! 僕は君達の奴隷でも財布でもないんだ!」
尚志の背後でガラの悪い少女がけらけらと笑った。
「へぇぇ! アンタ、私達に逆らうつもりなのかい? いい度胸だ……。尚志!」
少女の言葉の後を継ぐように尚志は下卑た笑みを浮かべた。
「そうだなぁ、玲香……。番長の俺に逆らったらどうなるかたっぷり教えてやるとするか!」
尚志の言葉と同時に玲香と彼らの背後に控えていたガラの悪い少年少女達が一斉に彼に迫った。
慌てて彼は屋上から逃げ出そうとしたが、その扉の前にガラの悪い少年の一人が立ちふさがる。
「逃げられるとでも思ってんのか?」
少年の拳が顔に当たる前に彼は慌てて飛びのいた。
ガラの悪い連中の拳が足が自分の身に迫ってくる度に彼は素早くよけてこの地獄から逃げようとしたが、遂に屋上の隅に追い詰められてしまった。
「さぁ、もう逃げられねえなぁ」
尚志が指の関節を鳴らしながら彼に迫ってきた。
本当にもう逃げられない、と彼は思った。万が一尚志の拳をよけたとしても彼の脇を固める玲香ともう一人の不良少女に捕まってボロ雑巾にされてしまう……。そう思った。
「俺達に逆らったらどうなるか、その身に刻みつけてやる!」
尚志の拳が迫る。
彼はひっと声をあげて屋上のフェンスに身を寄せた時だった。もともと錆びてボロボロのフェンスが少年の体重に耐えきれなかったのか、バキン、という嫌な音を立てて崩れた。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
彼は耳をつんざくような悲鳴をあげて屋上から落ちていった。
悲鳴が止まってからガラの悪い連中が怖々下を覗き込むとそこにあるはずの「彼のなれの果て」はなかった。
「アイツ……いない?」
玲香が尚志に訊いた。
「馬鹿な。確かに追い詰められて落ちたはずだ……」
彼らは息を呑むと一目散に屋上から走り去った。


それから数年後、とある女子高生達がこのビルの前を通っていた。
「この通り、駅までの近道なんだけど女の幽霊が出るって話なんだよねぇ」
「えぇ、嘘! クリスマス前の怪談はやめてよぉ!」
友人の話に少女は大げさに怖がった。
「大丈夫だって、その幽霊男しか襲わないらしいよ……って、あれ何?」
「え? どうしたの?」
少女が怪談話をした友人に訊いた。
「ビルの上に人が……」
友人の指差す先にある廃ビルの屋上に人が立っていた。その人物は何かに追い詰められているのだろうか、じりじりと後ずさりをしていた。
「危ない!」
少女が叫んだと同時にその人影は屋上の隅から落ちた。
突然の出来事に驚く女子高生たちの前でさらに驚くべきことが起きた。
「え……!?」
その人影はビルの2階ですぅっと消えてしまったのだ。
「い、今の見た……?」
「……う、うん……」
彼女達は顔を見合わせると悲鳴をあげてその場から逃げ出した。


その後、この通りにある廃ビルで次々と追い詰められ、屋上から落ちる人影を見る者が続出した。この人物の正体について人は学校や職場でさらには雑誌の読者ページやネットの掲示板で様々な話をした。
でも、そのどれもが憶測の域を出ていなかった。

彼らは過去にあったことを知らないから。
彼らは現在起きていることを知らないから。

彼がうずくまる廃ビルの踊り場に斜陽の影が迫る。
「また、来るのか……」
階下に気配がひたひたと迫ってきた。
それに見つからないように身を縮めても足元のコンクリートが立てたざらついた音で気配はすぐに彼を見つけて追いかけてきた。
「……今日は逃げられるといいな……」
彼は虚ろな目でそれでもわずかな希望を求めて屋上へと駆け上がって行った。

斜陽が裏通りにある廃ビルの屋上を朱色に染め上げていた。そこにたたずむ彼の背後に気配が迫った。
「……逃げなきゃ……!」
彼はドアへと駆けていったが、気配が脱出の邪魔をした。
「……どうして?」
そうして、逃げることもできずに彼は屋上の隅に追い詰められてしまった。
「あぁ、まただ……」
濃密な殺気が漂う。
じりじりと後ずさりをして彼はビルの屋上から落ちていった。
そうして落ちながら、2階が近づいてきた時彼はいつもそれ――数年前、落ちた時に彼を呑みこんだ黄昏色の光――を見る。
(今日も呑まれて、また明日吐き出されて……)
ずっと、それを繰り返しながら自分はまだ生きている……彼はそう思った。


完全にそこに堕ちる瞬間、彼はいつも声なき声をあげる。


お願い、もう終わらせて


彼の目の前で黄昏の残光が残酷な色をたたえて




消えた。

第壱謡、終


No.138 RPG伝説魔獣「人魚姫はわがまま職人!?」 投稿者:ふじさん    投稿日:2010年11月24日 (水) 22時20分 [返信]

湖底の神殿到達に初っ端からつまずいた啓助達
王と兵士から水中で呼吸出来る服があるという助言を聞き、それを作っているという魚人達の集落のある洞窟を訪ねるのだった………

***魚人村***
啓助「うわっ……生臭ぇ」
大龍「何しろ魚だからネ」
ティル「おい二人共そこまでにしろ。周りのピープルの目が痛い」
「生臭い」と「魚」発言が気に入らなかったのか、啓助達を魚人が睨んでいる
啓助「あ、サーセンwwww」

小龍「すいませーん、あの……水中でも呼吸の出来る服っていうのは何処にあるんでしょうか?」
啓助と大龍から離れて歩いていた為か関係ないと思われてあまりマークされていない小龍がそこを歩いていた魚人を捕まえて尋ねた

魚人「あぁ。エラ服ならそこを300m先で人魚姫が作っているよ。でも今はやめた方がいい……お取り込み中みたいで何を言っても聞く耳持たな………って」
「作っているよ」の辺りから啓助達の姿は消えていた
全力ダッシュで人魚姫の元へ行ったのだ
魚人「話は最後まで聞けぇぇぇぇぇぇっ!!」



啓助「おーい、人魚姫さん居」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!」
啓助「…るか…い……?」
岩に座っていた後ろ姿に話し掛けようとしたが、壮絶な泣き声に遮られ耳がキーンとなる

泣き声の主はその人魚姫だった
何やら幼い、人で言うなら10歳かそこらのようにも見える
啓助「なんだなんだぁぁぁ!?なんで泣いてんだ!?」
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」
啓助「おいおい姫さん落ち着けって!一旦泣き止んで俺の話を聞いt」
「わあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」

ティル「打つ手無しだこりゃ\(^p^)/」
大龍「アタシに任せるヨロシ」
啓助「え?」


大龍「ほら泣かないの。一体何があったアルか?ちょっとアタシに聞かせてヨ」
人魚姫「……お姉さん誰?」
大龍「客って所かな。で、何があったの?」

啓助「凄ぇ……泣く子黙らせたよ」
ティル「保母さんとかの素質あるんじゃねぇの?;」
大龍「小龍が小さかった頃にぐずったのをよくあやしたものヨ」
小龍「2歳しか離れてないくせn」
ゴッッ
言い切る前に小龍に岩が衝突した
啓助「小龍んんん!!ダメージがハンパねぇぞ今の!!」

人魚姫「話していいかな?」
大龍「あ、どうぞ」
人魚姫「つい最近、鱗を一枚失くしちゃったの」

啓助「鱗?」
見ると確かに尾の部分の鱗が一枚抜けていた
人魚姫「人魚は尾の鱗が命。それを失くしちゃったからもうみっともなくて気になって哀しくて………うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」
再び耳をつんざくような泣き声が響く

啓助「わかったわかった!俺達が鱗探してやるよ!!」
ティル「まぁ、そうせんことには話にならなさそうだしな」
捜索が始まった

そして3時間程経った頃

小龍「駄目だ、岩の隙間の一つ一つまで探したけど見つからないよ」
大龍「同じく!」
啓助「人魚姫ちゃん、何処で失くしたとか心当たりある?」

人魚姫「いや……3日くらい前にいつも通りここの岩場で遊んでて、気がついたら失くなったの」
大龍「3日前に失くなったんじゃもう川に流されたかもネ。ここ川に直接繋がってるから」
人魚姫「そんな………」

啓助「鱗ならまた生えてくるだろうし…悪いが諦めてくれ………って、ん?これもしかして……」
人魚姫の胸に手を出s
大龍「あんた何する気ヨ!?」
出す前に大龍からカカト落としを食らわされた

啓助「いや、違うんだ!決してやましい事じゃなくて……胸の貝殻見ろよ。サイズが違わねぇか?」
大龍「え?」
見ると確かに右胸は普通の貝殻のような形だが、左胸のものは楕円形になっている
しかもその楕円が透けて下からうっすらと貝殻の模様みたいなものが見える

大龍「………ねぇ、もしかして左胸のそれじゃない?」
人魚姫「え?」
人魚姫も見下ろして自分の胸を見た後、申し訳なさそうな顔でアハハと笑った
人魚姫「やっだ〜!そうそう、こないだ鱗をブラに付けてイメチェンしようとしたのを忘れてたわwww」

ズゴオォォォォッ
激しくずっこける啓助一行
啓助「んなんじゃそりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
人魚姫「てへっ☆ゴメンゴメン♪」
ティル「……まぁいいや。とにかく物要りでな。エラの服、至急4人分頼むよ。一人は小人サイズ」
人魚姫「やだっ!!」

全員「……はい?」
人魚姫「面倒臭いもん」
「(゜Д゜;)」
もはや絶句するしかなかった
啓助「いや、何が何でも作って貰わないと困るんだって!……知らないかもしれないけど、俺達は……」
人魚姫「この世界の魔物を消す為に冒険してる勇者様でしょ?」
啓助「Σ知ってるのかよ」

人魚姫「それだけじゃなく、各地でドラゴンパールとかいうのを集めている事……それに湖底の神殿に行こうとして失敗してここに来た事も知ってるわよ」
啓助「ならなおさら作ってくれよ!」
人魚姫「や〜〜だ!言ったでしょ、面倒臭いって」

啓助「うぐぐぐぐ……」
怒りの感情が沸き出すのを必死に抑える啓助
人魚姫「……でも、あたしもそこまで頑固者じゃないわ。一つだけお願い……というか我が儘を聞いて」

ティル「なんだ?月まで徒歩で行けとかその場で死ねとかはお断りだぜ」
人魚姫「ううん。そんな無茶は言わないに決まってんだろ考える脳無いのかボケ」
非道な台詞を満面の笑顔で言う辺り、色白なのに腹黒い

人魚姫「……可愛いペットが欲しいの。ねえお願い!人魚のあたしじゃ町まで行く前に干からびちゃうのよ!!」
半ば涙目で懇願してきた
これには流石に啓助も断れなかった

啓助「……あぁわかったわかった。俺達もあんたの作る服が無いと困るし、無理に自分で買いに行かせて人魚の干物にでもなったら後味悪いし……何より」
人魚姫の頭を撫でる
啓助「可愛い子に泣いて頼まれちゃ断る訳にゃいかねぇからな!………わかった、必ず連れてくる。だからここで待っててくれよな!!」
人魚姫「………うん!」


人魚姫との約束を胸に、一旦魚人族の村を後に去っていく啓助達であった…………


No.137 禍時謡集(マガトキヨウシュウ)序文 投稿者:エリー   投稿日:2010年11月23日 (火) 22時55分 [返信]

皆さん、はじめまして。私はエリーと言います。
今後ともよろしくお願いします。
皆さんの素晴らしい作品を見ていたら、私も小説を書きたくなったので投稿します。
応援よろしくお願いします。

題名はタイトル通り“禍時謡集(マガトキヨウシュウ)”です。

それでは始まり始まり……。



禍時謡集(マガトキヨウシュウ)

黄昏の異名を知っているかい?
逢摩ヶ時(オウマガトキ)と言うんだ。
この時間帯は人の住む世と人ならざる者の住む世の境が歪むのさ……。

隠れん坊の途中で消えた娘。数日後に戻って来た時、彼女はもう彼女ではなかった。

鎌を持ちて日暮の往来を駆けていく男……そいつが現れたら急いで家の戸を閉めろ。開けたら最後、生きて明日を迎えることは……。

母を助けるために吹雪の中医者を呼びに行った少年。彼が家の戸を叩くことは二度となかった。

赤く朱く紅く燃える異形の獣達。夕日に映えてとても麗しい。されどその美は死の前兆。

日暮れ前の最後の遊戯。風と共に現れるあの娘はだぁれ? 遊戯が終わるといなくなるあの娘はだぁれ?

不思議な舞を舞う女が今日も夕日に照らされた通りに現れた。あの女、どこかで見たような気が……。

夕暮れの裏道に現れる美しき女。その女に誘われ、今日も仕事帰りの男や下校途中の学生が夕闇に消える。翌朝、見るも無残な姿になるとも知らずに……。

追われ、追い詰められ、堕ちる。その男は今日もそれを繰り返す。空が太陽の残り火に照らされる時に。

ベランダからねぐらに帰る鳥、ねぐらから立つ蝙蝠を数えるのが好きだった。その時見た異形の鳥。あれは一体何だったのだろう。

禍時の残光から掬いあげた九つの謡物語。
陽光が陰るまでに謡ってあげよう。


No.136 RPG伝説魔獣 「目指せ湖神殿」 投稿者:ふじさん   投稿日:2010年08月29日 (日) 01時20分 [返信]

啓助「って事で追いはぎの森の双龍討伐してきました」
城の王室で、王の前に立つ啓助&大龍と小龍兄弟

王「うむ、ご苦労。では今向かっている討伐部隊には撤退命令を出しておこう」
兵「しかし、我が軍にさえ被害をもたらした追いはぎがこんな小娘達だったとはな……」
大龍達を見る兵

大龍「小娘で悪いアルか!?」
睨み返す気の強いチャイナな美少女、大龍
小龍「やめときなよ姉ちゃん………」
その姉を制する青いカンフー服を来た大龍の弟、小龍

兵「……で、これらの処分はいかほどに?」
王「うむ。とりあえず死人が出るような被害は無いようだし………2、3日牢屋に入れるだけd」

啓助「その必要は無い」
王が判断を下す前に啓助が止める
啓助「俺が引き取る。こいつらはただ、自分を守ってくれる程の力がある奴を捜す為に悪事を働いていただけだからな。ついでに言うなら食いつなぐ為」
兵「そんなのはただの言い訳では?」
啓助「いいや、目を見りゃ判る。こいつらの証言に嘘は無い」
兵「しかし………」
啓助「それにな、もし俺が見誤ったかこいつらが裏切ったとしても、そん時ぁまたぶちのめして反省させりゃいいだろ?」
さりげなく怖いが正論である

王「……わかった。それで良いならそうすればよい」
啓助「という訳だ。これでお前達は晴れて勇者様ご一行。俺達の仲間だ!嫌だっつっても連れて行くからな」
大龍「上等ヨ!!」
小龍「例え火の中水の中森の中、土の中草の中何処までもいきますよ!!」
ティル「じゃあ本当に行ってもらおうか」
大龍&小龍「はい?」

**マーメイ湖**
小龍「ご覧の通り」
大龍「湖……ネ」
目の前に広がる巨大な湖
直径3kmはあるだろう
これがマーメイ島最大にして唯一の湖である
啓助「本当にここで間違いないのか?」
ティル「あぁ。地図によるとここに一個ドラゴンパールがあるらしい」
啓助「多分……マグマ神殿みたいに底の方にあるんだろうな」
湖の底を覗き込む
おぼろげにしかわからないが、確かに何やら建物が見える
啓助「さて、問題はこれをどうやって潜るか……1kmはあるぞ。底まで」

とその時
水面が激しく揺れ、中から巨大なタコが現れた
小龍「ダイオウダコ!!」
ティル「流石現地人!図鑑見るまでもなかったwwww」
大龍「チャーンス!」
口元がニヤリと歪む
*数秒後*
大龍「ざっとこんなもんネ」
小龍「見かけ倒しとはこのことだよ」
ダイオウダコをあっという間にKOした
怯えるような目で大龍と小龍を見るダイオウダコ
啓助「あ〜ぁ……」
ティル「そりゃあ怖かっただろうな;」
ダイオウダコが水面下に潜り、逃げようとするのを再び大龍が引き揚げる
大龍「何処へ行くアルか?えぇ?下等生物(黒笑)」
ダイオウダコ「(((゚Д゚;)))」
*************
ダイオウダコ「(T−T)」
啓助「この発想は無かった」
水中に潜入する事に成功した啓助達
どうやったかって?
ダイオウダコの頭(正しくは腹)の中に乗り込み、ダイオウダコを乗り物として使ったのだ
ティル「ゴメン、マジでゴメンwwwww」
ダイオウダコ「いえいえ別にいいですよ…もういっそなんでもいいです………鬱だ死のう」
ティル「生きてりゃいいことあるって!だから人生もとい蛸生に失望するな!!」
以上、動物語によるティルとダイオウダコの会話でした
啓助「よし、この辺なら自力で行けるな」
ダイオウダコの肛門を開k
大龍「そこから出るのは嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」
バキッ
へぶしっ!!
バタッ
ティル「今殴られたの誰?」
啓助「ナレーター(作者)」
口から出ることにした
大龍「そこからならケツ穴よりはヨロシ」
啓助「もうちょっと易しい表現しようぜ……」
ダイオウダコの口から次々と泳いで出る一行
目指すは底の神殿

と言う間に到達した
啓助「ここは………!ガボガボゴボボッ」
啓助達は溺れてしまった
[GAMEOVER]
[リトライ]
啓助「ぜぇ…はぁ……ぜぇ…はぁ………今度は神殿に空気無いのな」
ティル「ダイオウダコの苦痛は何だったんだ;」

**城**
啓助「てな事があったんすが」
王に一部始終を話した
王「ふむ……つまり水中でも戦えるようにしろと」
啓助「あぁ、でもこないだみたいなスーツは嫌だぜ。あれは動きづらくて仕方なかった」
王「スーツ無しで水中でも活動するには魚になるしか………ん?魚?」
何か思い出したようだ
兵「そういえば湖から伸びている河に魚人族が居たな……彼らの村の名産がエラの服とかいう水中でも息ができる服だとか」
啓助「それだ!!オッサン!その魚人の村って何処にあるんだ!?」
王に向かって真顔で言う
王「オッサンって……まぁいい。彼らは南の方……地図だとこの辺だな。ここに居るはずだ」
ティルの持っている地図に印を付けて手渡す

啓助「よしわかった!皆、行くぞ!!」
次の目的地は魚人村!
彼らの旅に幸あらんことを………


No.135 Bullet of tragedy プロローグ 投稿者:聾刺    投稿日:2010年08月10日 (火) 10時54分 [返信]

ピシャッ

今夜も又、血がはねる。







「最近物騒な世の中になったもんだよなー。聞いたか?昨日の研究所襲撃の話」
「あー、聞いた聞いた。何でも四凶の仕業らしいじゃんか」
「そうそう。あの犯罪集団。裏でテロリストとも関与してるらしいぜ?」
「うっへー、マジかよ。俺達も狙われないように大人しくしといた方が良かったりしてな」
「冗談言え。俺等みてーな小っさい組織、誰が狙うかっつーの」
「…んま、それもそうだけどな。」









周りをぐるりと海に囲まれた、「島国」リューゲ。
決して大国といえるほど大きくは無いが、小国ほど小さくもねぇか。
そんな平凡な国が、現在他国から注目されているには理由がある。
現在、悪質なテロリストグループが様々な場所で事件を立て続けに起こしているっつーワケだ。
んで、そのテロリスト達の裏で糸を引いていると噂されているのが、
「FMD」という犯罪組織。
通称・四凶。正式名称はFour Misfortune Deliver。直訳すると『四つの凶を運ぶ者』。
ったく、良く言ったもんだよな。

っと、紹介が遅れた。
俺は国際軍事組織「FGG」に所属している蒼柳 葵。
通称、青龍。肩書きは東の守護者。
現在はリューゲを中心に任務を続けている。勿論FGG所属メンバー全員でだ。
…って言っても、メンバーは四人しかいねーんだがよ。
ん?何で国際軍事組織がそこまでしてこの国に居るんかって?
そーりゃあ簡単な話だ。
俺達「FGG」と、個人的組織「FDR」。このFGGとFDRの宿敵が、FMDだってワケさ。
FDRの力を借りんきゃならねーってのも少しばかり癪だがな。
ま、我慢するしかねーだろな。
俺達とFDRは目的同じ。FMDはぜってー倒す。
人手が少ないよりは多い方がマシだしな?


っつー訳で、これから俺達とFMDの楽しい楽しいショーの幕開けだ。









いやー…ほんと物騒になたアルな。
我等の力借りないとならないなんて、FGGも堕ちたモンね。

あー…我アルか?
我は小黒。個人組織FDRの一員ね。
通称黒竜。肩書きは北方竜王。
…こんなちこいのが組織の一員か、だと?
……これでもえらいしつよいアル。舐めるなてカンジよ。

ま、話戻すアル。

FGGも堕ちたモン、なんて言たアルが…
実際我等も同じようなモンね。
リューゲはなかなかに地域も広いアル。捜査区域は広げた方が良いね。
とにかく我等はFMDを倒す、その為だけにうごいてるね。



どんな宴になるか楽しみアルな。FGG、足引張たら承知しないよ。



=あとがき=
うわぁやっちまった^p^
文才が無いのが丸わかりですね^p^p^
感想やアドバイス等残していただければ嬉しくて血反吐吐きまs((


No.133 RPG伝説魔獣「中華双龍、参る」 投稿者:ふじさん    投稿日:2010年08月07日 (土) 22時02分 [返信]

啓助「反省!俺達ちょっぴり反省!!」
兵士「全く……くれぐれも勝手な行動は控えて下さいよ」
頭にタンコブを乗せた啓助が馬を駆りながら言う
どうやら前回で勝手に見学したのを理由に軽くシバかれたらしい

啓助「んで……マーメイ島には3つ村があるって言ってたけど最後は何だ?」
兵士「あ、それは城下町です。あれも一応村ですから」
啓助「つーことは、城から離れた所にある村は実質たった2つだけか?淋しいなオイ」
兵士「えぇ……今は」

啓助「今は?」
兵士「はい。昔は7つ近く村がありましたが、魔物の襲来や天災等でほとんど消滅しました……」
ティル「でも魔物が復活したのってつい最近じゃ?」
啓助の肩からヒョコッとティルが出て話に参加する
兵士「ですからその最近の間に壊滅させられました」
ティル「そうか……」
兵士「しかし現在はその村を復旧させる作業を全力で取り組んでいるので、そのうちに行ける村が増えますよ」
言ってる間にも城が見えてきた

兵士「あっと城が見えてきました。マーメイ島の村巡りはここで終わりです」
*城*
王「おぉ、帰ってきたか啓助殿。どうであった?」
啓助「なんというか……ユニークな村が一杯だったなww でもまぁ楽しめた」
王「そうか。ならば良かった。兵よ、お前は戻ってよい」
兵士「はっ」
王の命令で啓助に付いていた兵士が奥へ下がる

王「それでは、これからまたお前は戦いの旅に出る事になる………そこでこれを渡しておこう」
王が啓助に地図を差し出す
マーメイ島の地図のようだ
王「現時点でのマーメイ島の地図だ。もしも冒険で行き詰まったりしたら息抜きに色々回って見るのもよいだろう」
啓助はマーメイ島の地図を手に入れた

ティル「しかしマーメイ島って文字通りマーメイド(人魚)みたいな形してんのな」
啓助「ありがとうよ王さん。じゃあ行ってくる!」
王「うむ。ところで城の近くの森に棲む双龍に気をつけろ」
啓助「双龍?」

王「あぁ。2、3年前からその森に迷い込んだ商人等が身ぐるみを剥がれて泣きながら帰って来た事件が頻繁に起きている。その事からこの森は通称「追いはぎの森」と呼ばれている………」
兵士「その商人の話によると2対の龍にやられたそうです」
啓助「それで双龍か………それ倒せばいいのか?」
王「倒せそうなら討伐してくれ。無理そうなら荷物を大事に抱えて逃げろ」
啓助「オーライ」



**追いはぎの村**
ティル「Σ何真っ先にここ来てんだ!馬鹿なのねぇ馬鹿なの!?」
啓助「うるせぇな。会って勝てそうに無きゃ逃げりゃいい話だろ」
ティル「俺は逃げ切れなかった時の心配をしてんだ!!何逃げ切れる幸せ計算で考えてんだ!?」

「はい見〜つけた」
「悪いけど、荷物貰える?」
ティルと漫才をやってる所を後ろから青龍刀を突き付けられる
啓助「はぁ……お前らが双龍ってやつか?」
「いかにも」
ティル「Σキトゥアァァァァァァァァァ!!」

「姉ちゃん、こいつ妖精持ってる!!」
「ふ〜ん……ま、あんたいい物持ってないからこれ貰ってくね」
そういうと、その双龍と呼ばれる人物の一人がティルをむんずと掴む

ティル「キャーいやー助けてさーらーわーれーるー!!」
啓助「!! てめぇら!!」
鬼気迫る顔でようやく啓助が振り向く
啓助「そいつぁ何がなんでも離せん荷物だ。返して貰おうか!!」
ブゥゥゥン
ザシュッ
剣に力を溜め、大円斬を打ち出す

「ほら来た。行くヨ!!」
「はいよ。左に蒼龍!!」
「右に紅龍!!」
「二人で一つ、2対の龍となりてあいつを砕け!双!龍!牙ぁ!!」
二人の掌からそれぞれ蒼い龍と紅い龍が飛び出し、襲い掛かる
啓助「!? 成る程、これが双龍の正体か……」
迫る二体の龍へ剣の切っ先を向ける
啓助「聖光槍(ホーリライトスピア)!!」

切っ先から光の槍が飛び出し、二体の龍を貫く
啓助「はい龍串一丁あがり!!」

「しまった!あいつ龍を止めた!!」
「ヤバイ!これ腕と繋がってるから動けないネ!!」
二人の会話を聞いて啓助の目がキラーンと光る
啓助「へーそうかそうか。動けないのかぁ。そりゃあ大変だなぁ……こうしても、逃げれないものな!!」
龍を聖光槍に刺したまま剣を振り回す
当然その動きに合わせて本体も動かざるを得ない
啓助「そいやぁ!!」
「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ブゥンッ
ズドォォォォォンッ
そのまま二人はさながらハンマーのように振り下ろされ、大きな音を立てて地面にめり込んだ

******
啓助「痛い目見て反省したか?」
「それはもうしっかりと」
「痛たたたた………レディーは丁寧に扱いなさいよ!!」
啓助の前で二人が正座させられている
よく見てわかったがどうやら姉と弟の幼い兄弟のようだ
見た所上が14歳で下が12歳という所だろう
しかしそれより気になる所があった
啓助「てか……なんでチャイナ服?」
その二人はチャイナ服のようなものを来ていた
我々の世界では一部の地域によっては不思議な事では無い
しかしこの世界では日本すら無いのだ。
恐らく中国とかも無い筈である
だが啓助は考える事を止めた。キリが無いから

「チャイ……?この服は通りすがりの商人から奪った奴ネ」
どうやら商人の持っていたか着ていたかどちらかの服をいただいた物らしい
啓助「まぁいい。それより名前は?」
「私は大龍(タオロン))。ピッチピチの14歳ヨ!」
「ピッチピチて………僕は小龍(ショウロン)。12歳です」
二人の追いはぎが自己紹介をした

啓助「大龍小龍ね、わかった。じゃあちょっと来なさい!警察に連れていく」
服のエリを持ってズルズル引きずりながら城下町に向かおうとするのを二人が止める
小龍「ごめんなさいごめんなさい!心から反省しています!!」
大龍「だから警察は!警察だけはぁぁぁぁ!」
啓助「逃走中の犯人みたいなセリフを言うなぁぁぁぁぁぁ!!お前らこのまま野放しにしたら何するかわかんねぇからな!!」
小龍「本当に何もしませんってば!!」
啓助「証拠は?」
大龍「……あの追いはぎには意味があったアル」
啓助「意味?」
大龍の言葉を聞いて立ち止まる
大龍「私達、親に捨てられたの……これまでは自分の力でなんとかしてきたけれど…それももう限界。だから……強い人について行こうと思った」
小龍「それで決めたんだ。僕らを倒すくらい強い人を見つけるまではその力試しの為に襲おうと」
大龍「実益も兼ねてネ」

啓助「つまりありゃ俺の力をテストしたって訳か……道理で手応えが無いと思った」
小龍「だからお願いです!もうあんなことはしないから……あなたについていかせて下さい!!」
啓助「……無理だな。連れて行く」
大龍「そんな……」
その時いきなり啓助がパッとエリから手を離す
啓助「勘違いしてねぇか?俺が言ったのは警察に連れて行く、じゃない。俺の旅に連れて行くって言ったのさ」
大龍と小龍を見て微笑む

啓助「だいたい、辛い過去を背負った子供を無理矢理警察に連れて行くほど俺は鬼じゃねぇ………俺は啓助。三ノ宮啓助だ。よろしくな、大龍!小龍!!」
こうして、啓助のパーティーがまた賑やかになったのだった



**作者より**
大龍&小龍
ばけばけでこの二人を出したら好評だったので、早速こちらにも出しちゃいました(^^)wwww
いっぺんに2話分近く書いたので糞長くなってるのは許してくださいwwwwwwwwww

No.134  投稿者:ふじさん   投稿日:2010年08月07日 (土) 22時08分

フィールドの名前間違えたわΣ(ノ∀`)

×追いはぎの村

○追いはぎの森


No.132 Bullet of tragedy 登場人物紹介 投稿者:聾刺    投稿日:2010年08月07日 (土) 17時56分 [返信]

どうも久方振りすぎる聾刺ですw
ばけばけでは零…ってもう皆様ご存知ですよね←
今回は某サイトのブログで公開させていただいております小説の登場人物紹介でw
====

FGG (Four Gods Guardians) 『四神の名を持つ守護者達』
国際軍事組織。それぞれに与えられる任務には忠実になるよう育成されている。通称・四神。
所属メンバー
・蒼柳 葵(そうりゅう あおい)/一人称「俺」
性別:男
通称:青龍
肩書き:東の守護者
性格:軽い、気楽
外見:FGGの制服をボタンを開け放して着ている。制服カラーは青。
髪は紺の長髪、目の色は黄色。
・赤威 紅(あかい くれい)/一人称「あたし」
性別:女
通称:朱雀
肩書き:南の守護者
性格:明るい、馬鹿
外見:FGGの制服を少し型崩しして着ている。制服カラーは赤。
髪はオレンジの短髪、目の色は少し黄が入った赤。
・白銀 白(はくぎん ましろ)/一人称「僕」
性別:男
通称:白虎
肩書き:西の守護者
性格:真面目、苦労人
外見:FGGの制服をしわ一つ無くきちんと着ている。制服カラーは白。
髪の色は銀で肩にかからない程度の長さに切りそろえており、目の色は白がかった灰色。
・黒須 黒(くろす こく)/一人称「俺」
性別:男
通称:玄武
肩書き:北の守護者
性格:無口、天然
外見:FGGの制服を特に着崩しもなく普通に着ている。制服カラーは黒。
髪は黒がかった緑で短髪、目の色は黒。


FDR (Four Dragons Ruler) 『四龍の名を持つ支配者達』
個人的組織。基本的に自由奔放。
しかし様々な事件に関与していることから、『裏軍事組織』などと呼ばれていることも多し。通称・四竜。
所属メンバー
・藍色(ランソオ)/一人称「私」
性別:女
通称:蒼龍
肩書き:東海竜王
性格:クール。だが怒るとヤンk((
外見:紺の中国服をきちんと着ている。
髪の色は水色に近い青で長髪、目の色は青緑(クリスタル色
・紅色(ホンソオ)/一人称「俺」
性別:男
通称:赤龍
肩書き:南海竜王
性格:軽い、遊び人
外見:くすんだ赤色の中国服を着崩して着ている。(藍色曰く「だらしがない」)
髪はくすんだ朱色の髪の前髪に赤メッシュを入れている。短髪。目の色は朱色。
・白色(バイソオ)/一人称「俺」
性別:男
通称:白龍
肩書き:西海竜王
性格:軽い。但し紅色とはなかなか馬が合わない。
外見:白色の中国服を得に着崩しもなく普通に着ている。見た目的には真面目に見える。
髪は白の髪の前髪に灰色のエクステを付けている。長髪で、後ろの髪は長い三つ編みにしている。目の色は白がかった灰色。
・小黒(シャオヘイ)
性別:男
通称:黒龍
肩書き:北海竜王
性格:幼さに似合わぬ冷静、冷酷。
外見:ぶかぶか黒い中国服を着ている。但し、ぶかぶかなので袖から手が出ていない。黒い中国帽子をかぶっている。背が小さいことを気にしている。
髪は肩より少し長い黒で、あまり長くは無い髪を後ろで括っている。目の色も黒。

FMD (Four Misfortune Deliver) 『四つの凶を運ぶ者』
裏ルートの犯罪組織。様々な事件の裏側では、FMDが糸を引いているという噂も。
通称・四凶。
所属メンバー
・混沌(こんとん)/一人称「わし」本名不明
性別:男
肩書き:渾沌
性格:お気楽で楽観的な面あれば、裏に狂気じみた面もあり。
外見:黒い着流しを着ている。
髪は黒の長髪で、目の色は朱。
・透徹(とうてつ)/一人称「俺」本名不明
性別:男
肩書き:饕餮
性格:とにかく食い気。花より団子。
外見:赤い着流しを着ている。
髪は茶色の短髪、目の色は黒。
大飯喰らいの割には華奢。
・九紀(きゅうき)/一人称「あたい」本名不明
性別:女
肩書き:窮奇
性格:透徹に負けず劣らず食い気あり。
外見:桃色の着物を着ている。
髪は茶色のロング、目の色は茶。
大飯喰らいの割には華奢。
・鐙忽(とうこつ)/一人称「私」本名不明
性別:女
肩書き:檮杌
性格:頑固で高飛車。
外見:赤い薄鎧を着けている。
髪は黒の短髪、目の色は茶。

四霊の皆様 紹介↓
四霊=FGG、FDRを取りまとめる最高組織の通称

・燐 リン(麒麟)
性別:中性
性格:淑やか、天然
外見:白銀の髪が背中まで伸びている。目の色は薄黄色。
薄黄色背景に白銀で模様が薄く描かれた和服を着ている。

・鳳 ホウ(鳳凰)
性別:中性
性格:平和主義
外見:肩まで少し届かない程度に切りそろえた朱色の髪に、目の色は翡翠。
赤い背景に黄色で模様が描かれた色合い的には若干中国服風の和服を着ている。

・亀 キ(霊亀)
性別:中性
性格:気まぐれ、マイペース
外見:緑色の髪の毛を無造作に切っていて、アホ毛(( が立っている。
目の色は黒。
白色の背景に若葉が描かれた和服を着ている。

・竜 リュウ(応竜)
性別:中性
性格:遊戯好き、子供っぽい
外見:外見、声帯まで他の人とそっくりに自由に変えることが出来るが、
本来の姿は膝まで伸ばした薄緑の髪を一つに括っていて、いつも笑っているので糸目。
たまに開眼した時の目の色は黄金色。
薄緑の背景に薄黄色で薄く模様が描かれた和服を着ている。
追記:遊戯好きで子供っぽい性格から、良く子供に姿を変え遊びに混ざっているので、放浪癖がある。気がついたらふらりとどこかへ姿を消している状態。
暇な時には、「修行」と名前をつけた遊戯にFGGやFDRの面々を巻き込んでいる。
「私を捕まえてみろっ」「かけっこして、私を追い抜いたら勝ちだ♪」「暇だからジャンケンするぞー!」等、被害様々。


No.131 啓といっしょ(笑) 投稿者:ふじさん   投稿日:2010年07月28日 (水) 14時08分 [返信]

伝説魔獣のキャラ………
つか啓助の夏休みのお話ですwww
ばけばけで本作を読んだらもっと楽しんでいただけるかとw


[WORKING]
啓助「んあ?夏休みの予定?」
ティル「あぁ、先生が言ってた。夏休みには何か目標を持てって」
啓助「宿題があんじゃねーかよ」
マァラ「いや、それとは別で………てか何よこの量?あんたこんなのを毎年やってる訳?」
山盛りの宿題を見て嘆く

啓助「まぁこれはいつか死ぬ気でやるとして………バイトでもすっか」
ティル「バイト?………オカマの海賊とか?」
啓助「シバくぞテメェ(^ω^#)」
マァラ「じゃあ……海パン一丁のサイボーグな解体屋?」
啓助「ん〜〜スーパー!な人ですねわかります」
ティル「じゃあZZガンダムのパイロット兼ジャンク屋か?」
啓助「声優ネタから離れろぉぉぉぉぉ!!つかそれ作者が勝手にイメージしてるだけで公式の設定じゃねぇから!てかアニメになる予定も無いから!!」
*結局*
啓助「いらっしゃいませー。何の用だコノヤロー」
無難(?)にコンビニのバイトを始めたそうです


[三ノ宮啓助の憂鬱]
あるハレた日の事
三ノ宮家の電話が鳴った
ティルとマァラはただいま出掛けていたので啓助が出た
啓助「はいもしもし〜」
「あ〜、父さんだけど……父さんこないだ事故起こしてねぇ、慰謝料払わないといけないんだけど金が無いんだわ。悪いけど振り込んどいt」
啓助「父さんは俺が子供の時に死にました」
ガチャン

再びかかってきた
啓助「はいもしもし」
「あぁお母さんだけd」
啓助「両親はお亡くなりです」
ガチャン

またもやかかってきた
啓助「は(ry」
「もしもしお兄ちゃん?(ロリ声)」
啓助「妹は子供の頃に行方不明になりました」
ガチャン

また(ry
啓助「はい?」
そろそろ苛立ってきたのか少し怒鳴るような言い方で出る
「もしもしぃ、元気かい?おばあちゃんだけd」
啓助「ばあちゃんは2歳の時に亡くなりました」
ガチャン

ま(ry
啓助「はい」
「もしもし爺ちゃんだけd」
啓助「爺ちゃんは戦争中に戦死してます」
ガチャン

またもやかかってきた
啓助「いぃぃい加減にしろやぁぁぁぁぁぁぁ!!オレオレ詐欺だろお前!?さっきから何回も外してっけど!!」
「はい。さっきからかけてたのは私ですけど……」
電話の相手の声が震えているようにも聞こえた
「その……グスッ…一人で大変みたいだけど……ヒクッ…頑張ってください……それと俺…オレオレ詐欺やめます。」
ガチャ
向こうから一方的に切られた
啓助「俺を励ますなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


[クラブ活動]
ティル「そういや啓助って何部に入ってるんだ?」
啓助「現時点では帰宅部。」
ティル「現時点では、って?」
啓助「ぶっちゃけ作者が決めてねぇ。昔の漫画ではクッキング部だったみてぇだが」
マァラ「人は変わってゆくのね………私達と同じように」
ティル「あぁ、人はいつか……時間さえ支配できるさ」
ウフフフ
アハハハ
ティルとマァラはそのまま楽しそうに走り去って行った
啓助「勝手にやってろ。そしてエルメスに乗って宇宙の塵になれバカップルめ」
ティル「しかしまぁ魔獣とガチンコ勝負してるその剣技がありゃすぐに剣道部のエースになれんじゃね?」
啓助「Σいつの間に戻って来たww………剣道部か。やってみるかな」
その後、剣道部に入部したはいいが
啓助「いっくぞぉぉぉぉ!大!円!斬!!」
ザシュウゥゥッ
「Σ山田ぁぁぁぁぁ!!やべぇザックリ切れてる!!」
つい魔獣と戦ってる時の癖で必殺技を使い、練習相手の部員に大怪我を負わせた為退部となった



以上ですw
他に思いついたら第2弾とかもやるかも知れませんwwww


No.130 新訳アニメシリーズ第2弾 「こんなのがよかった:僕的マジンガーZ最終回(完結編)」 投稿者:ふじさん   投稿日:2010年07月03日 (土) 20時39分 [返信]

「あっけない。わしはこんなものに今まで苦戦しておったのか……なんだか阿呆らしくなったわい」
腹に刺さったマジンガーブレードを引き抜くと、マジンガーZを蹴飛ばした
身動き一つ出来ずに転がってゆくマジンガーZ
マジンガーZが護るべきだったもの
光子力研究所はグレートマジンガーによって半壊状態にまで陥られた
「まぁよい………これで我が野望の障害は消えた。後は機械獣どもにまかせるとしよう」
「ぐっ………待ち……やがれ」
立ち去るグレートマジンガーをコクピットの中の甲児は見ていた
引き止めようと手を伸ばすが少しも届きそうには無い
頼みの綱のマジンガーZは各部がショートして動くこともままならない
打つ手無し
このまま諦めるしか無いのだろうか……?
「いや、まだだ!まだこいつがあった!!………動いてくれよ」
パイルダーの計器盤の中のあるスイッチを押す
それと共に半壊した光子力研究所の瓦礫の中から紅の翼が飛び出す

「よかった………スクランダーは無事だった……スクランダー!クロス!!」
ジェットスクランダーが低空飛行でマジンガーZの背中にドッキングすると、そのままマジンガーZごとグレートマジンガーに向かって突っ込む
「なっ……何を!?」
突っ込んで来たマジンガーZを見てDrヘルが驚く

「じいちゃん………ごめん」
甲児は呟きながら操縦席の近くのレバーを一気に引いた
それは甲児もその存在を知っており、また、どんな強敵にも使わなかったマジンガーZ最強の武器
自らを武器に変えるスイッチ
自爆スイッチだった
カッ
と一閃の光がほとばしると、全ては爆音と共に光に包まれた



やがて爆風と紫煙の間から飛行物体が飛び出した
グレートマジンガーのコクピット、ブレーンコンドルである
「はぁ……はぁ……マジンガーZめ、あのような武器をまだ持ってようとは………ん?」
ブレーンコンドルを追うようにミサイルを撃ちながらパイルダーも現れる

「まだ生きておったのか……兜甲児!」
「生憎俺は閻魔に嫌われているんでな!!」
「そうか……ならば閻魔に好かれるよう、跡形も無く肉片にしてくれよう」
「そっちがな!!」

こうしてパイルダーとブレーンコンドルとの戦いが始まった
甲児がパイルダーのミサイルを発射すればDrヘルはブレーンコンドルのビーム砲で応戦し
ブレーンコンドルが攻撃すれば甲児は扱い慣れた操縦テクニックでそれを避ける

それが延々と続くかと思われたその時だった
偶然にもブレーンコンドルの攻撃が当たり、パイルダーの片翼が失われた
片方の翼を失いバランスを崩すパイルダー
「うおぉぉぉぉぉ!!」
「何ぃ!?」
しかし甲児はただでは終わらない!
咄嗟にブレーンコンドルの腹に潜り込み、尾翼を引っ掛ける
その衝撃でブレーンコンドルの機能が停止し、ブレーンコンドルもバランスを崩す
「ぬぅっ!制御が効かん!こうなれば……一足早く脱出を………しまった!」
Drヘルは脱出装置を探したが見つからなかった
それもそのはず、Drヘルは確実に撃墜されない自信を持っており用意する必要が無いと考えて搭載していなかったのだから
やがて制御不能になったブレーンコンドルは富士山へと突っ込み、爆発を起こした

「やった………終わった…のか?」
もうもうと煙を立てる富士山を見て甲児が呟いた
それと共にパイルダーも落ちてゆき地面が迫る
「俺もここまでか……本当に全てが終わり、だな」
世界を救った英雄の命は、鮮やかに咲く花の如く雄々しくはかなく散るのだろうか……

ふと、落ちるパイルダーを優しく受け止める掌が現れた
「…………さやかさんか」
「よく頑張ったわね、甲児君」
パイルダーを受け止めたのは、さやかの乗る女性型ロボット、ダイアナンAだった
「よかった……さやかさんは無事だったのか……」
「私だけじゃないわ、お父様も光子力研究所の皆もちゃんと生きてるわ………それに、光子力研究所は半壊しちゃったけど重要施設はまだ生き残ってるからまた元通りに復旧できるわ

「よかった………結局俺は護りたいものを守れたのか」
パイルダーを抱えたダイアナンAを光子力研究所の面々が迎える
こうしてDrヘルは滅んだ
もう機械獣を統率する者は居ない
つまり機械獣が襲い来ることはもうない
ありがとう兜甲児!
君のおかげで人々は安心して明日を迎えることができるであろう
そしてありがとうマジンガーZ!
君の偉大な勇姿を我々は忘れないだろう………


[完]

*あとがき*
たった3話ですがやっと終わりました(^^;
いや〜、小説掲示板の利用者が極端に減ったから書きにくかったんですよねorz(連続投稿すると他の人の作品が超流れてゆくから)

さて、次回からまた伝説魔獣書いてくかwww




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