騎士Gセイバー達と行動を共にする事となったリーナスは自分が目覚めた場所にGセイバーたちを案内した。 兵士ジムU1「なんだこれ・・・」 割れた巨大な水晶を見て兵士ジムU達は少しびびった。 Gセイバー「おまえはこの中から出てきた・・・てか生まれたって言うのか?」 リーナス「わかんない・・・でもそんな気がする」 兵士ジムU2「と言うと・・・あんたは生まれたばかりの少女って事?」 リーナス「知らないよそんなの!」 Gセイバー「ふむ・・・わからん・・・」Gセイバーは傍らにあった戦士ドムの残骸をゆっくり見た。 兵士ジムU1「こいつはジオン族ですよ」 Gセイバー「見ればわかる・・・本当にコイツはお前が殺ったのか?」 リーナス「ええ・・・とりあえずね・・・」 Gセイバー(もしかしたらコイツはジオン族にとって重要な存在なのかな?) その時、洞窟の向こう側から声がした! ?「そこで何をしている!?」 全員「?!」 現れたのはジオン族の騎士ギャンクリーガー、戦士ブグ、そしてモンスターキャトルハンブラビだ。 兵士ジムU2「じ・・・ジオン族!」 騎士ギャンクリーガー「ご名答!」 キャトルハンブラビ「あれが例のもの?」 戦士ブグ「その女を渡せ!」 Gセイバー「断ると言ったら?」 騎士ギャンクリーガー「力ずくで取るまでよ!その女は我々ジオン族の再興に必要な存在なのだ」 Gセイバーたち「え!?」 戦士ブグ「うお!ドムが!」 ブグがドムの残骸を見て思わず言葉を吐いた。 リーナス「コイツは私がやったけど・・・」 騎士ギャンクリーガー「くっ・・・まだ洗脳魔法をかけてないからか・・・」 Gセイバー「何わけのわからんことを言ってるんだよ!」 騎士ギャンクリーガー「ものども!やれ!」 キャトルハンブラビ、戦士ブグ「はっ!!」 とクリーガーたちが襲い掛かってきた! Gセイバー「くっ!戦闘態勢!リーナス、お前も剣を持ってるなら戦え!」 Gセイバーたちが剣を構えた。 リーナス「う・・うん!」 リーナスもそれに習うかのごとく剣を構える。 ジムU二人がキャトルハンブラビに斬りかかった。だがキャトルハンブラビは持っている大鎌でジムU達を振り払い、そして二人をまとめて切り刻んだ。 兵士ジムU「ぎゃっ!」 ジムU達は無残にもバラバラにされていった。 リーナス「ひゃああ!」 そんな無残な光景を見たリーナスは半べそになった。 Gセイバー「くそ!」 騎士ギャンクリーガーと戦士ブグは二人がかりでGセイバーを攻撃していた。Gセイバーも盾で攻撃を防御しつつ、剣で二人を刺そうとするも、ギャンクリーガーの盾に阻まれる始末。こんな少し広い洞窟ではジャンプも満足に出来ない。いつもの戦法は使えない。 騎士ギャンクリーガー「キャトルハンブラビ!その女をひっ捕らえろ!」 キャトルハンブラビ「はっ!」 リナース「ひっ!」 Gセイバー「や・・やめろよ!」 キャトルハンブラビ「大人しく捕まりな〜お嬢さん♪」 いやらしい感じの言葉だった。 リーナス「こ・・・こないで!ひゃああ!!」 半べそ状態のリーナスは怯えつつ我武者羅に剣を振り回した。 キャトルハンブラビ「うわっ!抵抗するか!だが素人な剣捌きだな!」 キャトルハンブラビは背中からロープを取り出し、リーナスの足に巻きつけた。 リーナス「きゃっ!」 足にロープを巻きつけられたリーナスはバランスを崩し、倒れてしまう。持っていた剣も地面に落ちる。 Gセイバー「や・・・やめろよっ!」 Gセイバーはクリーガーたちの攻撃を切り払い、リーナスの方へと駆け寄るが。 戦士ブグ「させるかよ!」 戦士ブグがタックルをしてきた。 Gセイバー「うわっ!こいつ!」 Gセイバーの剣をブグを切り裂いた。 戦士ブグ「ぐおぉ!」ドカーン! ブグは断末魔と共に爆発した。だがクリーガーが不意をついてGセイバーに斬りかかった。 騎士ギャンクリーガー「どこを見ている!ガンダムもどき!」 Gセイバー「くっ・・・このままじゃ・・・」 リーナスにキャトルハンブラビが迫る。 リーナス「Gセイバー!・・・どうしよう・・・そうだ、さっきの力があれば・・・」 その時、彼女の掌と光る文字が浮かび上がった。腹部もだった。鎧と衣服に包まれながらも文字が光っていた。なんて強烈な光だろうか。 キャトルハンブラビ「!?・・・ま・・・眩しい!」 Gセイバー「な・・・なんだあれは?」 騎士ギャンクリーガー「げ・・・」 リーナス「・・・これは・・・さっきも光ってた!」 ドクン・・・!ドクン・・・!心臓の鼓動が激しくなる。さっきと同じように彼女はゆっくり腹部に掌を触れさせる。そして脳裏に呪文が浮かんだ。 リーナス「む・・・び・・・」 リーナスが妙な構えと取った。両手をクロスしつつ胸に当てている。 騎士ギャンクリーガー「に・・・逃げろ!キャトルハンブラビ!」その直後。 リーナス「ムービバーンザ!」 リーナスが叫びながら両手を前に突き出すと雷の刃が現れ、キャトルハンブラビに向かって発射された。そしてキャトルハンブラビに直撃した。 キャトルハンブラビ「ぎゃあああああ!!!」 キャトルハンブラビは悲鳴と共に爆砕した。 リーナス「あ・・・あ・・・」 掌と腹部に発効しながら浮かび上がった文字は突然消え、リーナスはその場で倒れた。 Gセイバー「リーナス・・・」 騎士ギャンクリーガー「お・・・覚えてろよ!ガンダムもどき!」 クリーガーはそう吐き捨てて逃げ出した。 Gセイバー「大丈夫か!?」 リーナス「だ・・・大丈夫だよ・・・Gセイバー・・・」 Gセイバー「お前って一体なんなんだよ・・・」
続く
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