リーナスの本日の訓練を終えたGセイバーたちは城へ向かっていた。 デルタ「リーナスもやるようにはなってきてるな」 Gセイバー「うむ・・・後は実戦で上手くいくかだ・・・」 リーナス「ちょっと心配・・・」 マーク「大丈夫か?」 リーナス「ええ・・・とりあえず・・・ん?・・・」 デルタ「ん?・・・」 Gセイバー「リーナス?」 突然リーナスとデルタガンダムが立ち止まった。 リーナス「ここらへんになんかいそうかも・・・」 セカンド「え?」 デルタ「どうやら敵がいるみたいだ!」 剣を構えつつデルタが叫んだ直後、左右の林から多数の兵士が飛び出した! ギャンクリーガー「てりゃあああ!!!」 ギャンクリーガーがGセイバーに切りかかってきた。Gセイバーは剣で素早くガードする。 Gセイバー「ジオン族のお出ましか!」 ジャック「くふふふ・・・まぁそんな感じだ」 マーク「あ、あの紋章は・・・」 ジャックの盾に描かれている紋章を見たマークは気づいた。あれは確か見た事がある。グレムリー公国のものだ。実はかつて彼はグレムリーに住んでいたことがある。だが父が国家に反逆したために殺され、母と共にガイア王国に逃げ延びた事があるのだ。 マーク「グレムリー公国・・・!何でジオン族に味方してるんだ!」 ジャック「貴様らに知る権利など無い!てゆーか生きる価値も無いわ!」 デルタ「なるほど・・・貴様らグレムリー公国がジオン族の味方をしてるってわけか・・・」 ギャンクリーガー「ふん!そういう感じよ!さっさとその娘をよこせ!てゆーか来い!リーナス」 リーナス「やだと言ったら?」 ジャック「全員死んでもらう!リーナス以外は!」 デルタ「却下、彼女は渡さん!どうせやっかいな事にしか使わないだろうな!」 ギャンクリーガー「そうかい!」 Gセイバー「と言う事だ!リーナス!戦闘配備!」 リーナス「り・・・了解!」 ギャンクリーガー「者共!かかれ!」 「おおーーー!」 モンスターや兵士たちが襲ってきた!ギャンクリーガーとジャックを含めると総勢24名。1個中隊クラスだ。構成メンバーはヒルドスティンガー3体、戦士ブグ5名、兵士アクトザク6名、闘士ヅダ2名、ワームライノサラス1体、魔術師ガザE3名、ブラウスワロー1体、後は人間の魔女が一人だ。 デルタ「こっちは5人、敵は24人・・・敵のほうが多いな・・・」 リーナス「それって・・・やばくない?」 セカンド「だが・・やるっきゃないか・・・」 ヒルドスティンガー3体がセカンドセイバーに襲い掛かってきた! ヒルドスティンガー「死ねぇ!」 セカンドは素早く盾でガードし、それから剣でヒルドスティンガーをなぎ払った。 ジャックとマークも鍔迫り合いをしつつ交戦状態に入っていた。 そのマークにブラウスワローが空から襲ってきた! ブラウスワロー「うおりゃあ!」 リーナス「危ない!」ヒュン! リーナスが剣をブラウスワローに投げつけた。そして剣はブラウスワローに刺さった。 ブラウスワロー「ぐあああ・・・」 ブラウスワローは断末魔と共にそのまま落下した。それを見たGセイバーは。 Gセイバー「リーナス・・・剣は投げるもんじゃないけど・・ま、いいか」 闘士ヅダの攻撃をかわしつつGセイバーは言った。 デルタはサイズの大きいワームライノサラスと交戦状態に入っていた。 ワームライノサラス「こんなチビ助なんざ潰してくれるわ!」 ワームライノサラスは突進してきた。がデルタはそれを難なくかわす。 デルタ「とぉ!」 ワームライノサラス「うお!?」 そしてデルタの後ろから3人の戦士ブグが襲い掛かってきた! ブグ「好きあり!」 デルタ「ふん!」かきん! デルタはブグの剣を自分の剣で受け止め、そのまま切り払った。ブグたちはそのまま転倒した。 そしてデルタはそのままワームライノサラスに向かった。 ワームライノサラス「ふん!わざわざ死にに来たか!」 ところがデルタはそのままジャンプして、ワームライノサラスの頭上に飛び乗り、ワームライノサラスの頭に剣をぐさっ!と刺した。 ワーム「ぎゃあぁ・・・」 デルタ「でかければいいってもんじゃないぞ」 マリオン「うわ・・・やばい・・・魔術隊、攻撃!」 ガザE「はっ!」 人間の魔女ダークウィッチマリオンと魔術師ガザEが呪文を唱えた。そしてジャックやギャンクリーガーたちは退避を始めた。 マリオンたち「ムービガン!」 そして光弾がGセイバーたちに襲い掛かった。どかーん! Gセイバーたち「うわっと!」 爆発はあったがGセイバーたちは何とか避けた。だがリーナスは遅れて回避したため、ちょっと飛ばされた。 リーナス「きゃっ!・・・痛たたた・・・」 ギャンクリーガー「よし!捕まえろ!」 兵士アクトザク「はっ!」 アクトザク二人がリーナスに襲い掛かった。だがリーナスは怯まずに剣で抵抗した。 リーナス「はっ・・・ええい!」ずばっ! 彼女が弱いと思ったのかアクトザクは剣を構えてなかったため、あっけなく切り裂かれた。 ギャンクリーガー「こ・・・こいつ・・・剣まで使えるように・・・」 デルタ「やれば出来るじゃないか」 マリオンは唖然とした。何故ならターゲットであるリーナスが抵抗するとは思いもしなかったらからだ。剣を使うなんて聞いてもいなかった。 マリオン「あの・・・ターゲットが反撃してますね・・・」 ジャック「見ればわかるわ!!」
続く
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