サイコギラが無理矢理撤収させられたため、戦いは終わった。戦場には静けさが残った。 連合軍がアジトにしていた古屋敷は戦闘のどさくさで焼け落ち、火は消えたか残ったのはその焼け跡と残骸だけだ。 Gセイバー「ふぅ・・・終わったな・・・」 リーナス「そうね・・・」 デルタ「もうそろそろ撤収するぞ、もう敵はいないからな」 Gセイバー&リーナス「はっ!」 そんな彼らを尻目にマークWがどこかへ行こうとした。 マークW「くそ・・・また奴に逃げられた・・・」 ネクティス「おい、どこに行く気だ?」 マークW「奴を追うんだよ、なんか文句あるか」 ネクティス「お前・・・奴を本気で倒したいのか?」 マークW「ああ・・・」 ネクティス「見たところかなりの魔力を持ってるようだぞアイツは・・・お前1人で敵うわけが・・・」 マークW「奴が魔法使う事ぐらいは知ってる、何度も戦ってればわかる事だ」 ネクティス「けどな・・・」 マークW「ったくうるさいな・・・それじゃ・・・もう会うことは無いかもな!」 マークWが立ち去ろうとするとリーナスが声をかけた。 リーナス「行くのね・・・」 マークW「なんだ女」 リーナス「いや・・・1人きりで戦うのは・・・」 マークW「やかましいな!・・・それじゃ!」 そういうとマークWはそそくさと行ってしまった。方角はマリオンたちが去って行った方向だ。 ヌーベル「放っておこうぜ、あんな口悪い奴」 デルタ「確かにあいつは腕は良いみたいだが・・・」 リーナス「でも・・・なんか放っておけないようなきが・・・」 Gセイバー「俺もだ・・・けど今はそっとしておけばいいさ、アイツは自分の道を一方通行してるような気がする」 デルタ「だな・・・さて行くか・・・」 リーナス「り・・・了解!」 Gセイバー「1人で旅するって・・・アイツはどうしてるかな?」 Gセイバーがセカンドに言った。 セカンド「アイツって・・・サードの事か?」 Gセイバー「ああ・・・」 セカンド「アイツ・・・傷心旅行気分でやってるんでしょうかね・・・」 Gセイバー「そうか?アイツ・・・あの事でかなりショックを受けてたしな・・・自分が未熟だったばかりにって・・・」 二人の会話をリーナスは聞いた。 リーナス「サードって誰?」 セカンド「ああ・・・俺たち3兄弟の末っ子」 リーナス「え・・・もう一人いるの?」 Gセイバー「まぁね・・・まぁあいつの事については帰還してから話すよ」 リーナス「う・・・うん・・・」 そうしてガイア軍は本国へ帰っていった。
グレムリー公国ペズン砦
作戦失敗に司令官はかなりのご立腹だ。 司令官「なんと言う失態だ!レイ達も加勢に出したのに奴を奪取できないとはどういうことだ!」 マリオン「お・・・落ち着いてください司令官!・・・これには色々と事情が・・・」 司令官「貴様は黙ってろ!」 マリオン「は・・・はいっ!」 マリオンが震えながら返答した。 サイコギラ「ちょっと色々とイレギュラーが出てきましてねぇ・・・」 司令官「何?」 ヴィッシュ「実は妙な邪魔者がこのごろつきに襲い掛かってきましてね・・・」 司令官「邪魔者だと?!」 サイコギラ「ああ・・・かなりうざくてね・・・俺がノイトラールの町を破壊してからと言うものの俺を付け狙ってるうるさい蝿なんですぜ・・・ったくあんな辺鄙な町から湧いて出てくるとは思いもしなかった」 司令官「ふむ・・・そうか・・・」 レイ「そのものはガンダム族に酷似してるみたいです・・・」 ヴィッシュ「奴がいるとこいつも仕事に専念できないみたいです・・・どうなさいますか?」 司令官「ふむ・・・それに関してはお前らに一任する、我々に敵対するものであるのなら即抹殺しろ!」 ヴィッシュ「いえ・・・我々に対して攻撃してきました・・・よって我々の敵です」 司令官「そうか・・・邪魔者は全て抹殺せよ!」 司令官はそう叫んだ。
続く
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