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No.225 騎士ガンダム戦記 フェイズ71「サイコギラ再び!」 投稿者:GX−9900   投稿日:2012年07月10日 (火) 22時25分 [返信]

プリムス砦正面ゲート

ただいまプリムス砦での戦いは継続中。しかし戦況はGセイバーたちが不利だ。いつ味方の増援が来るかわからないのだ。正面ゲートで敵を引き付けているリーナスたちにも限界がある。数では敵のほうが勝る。
リーナス「くう・・・いつもよりきつい・・・」
セカンド「けどお前、頑張ってるじゃないか、剣の腕もなかなかのものになってるし」
リーナス「まぁ・・・慣れてくんだね・・・こうしてさ・・・」
正面ゲートにおいてリーナスたちは現時点までいくつかの敵を撃破した。しかし敵も一向に減らないが無尽蔵とはいえない。兵力の消耗にはなるだろう。
リーナス「Gセイバーとサードはまだなの!?」
セカンド「そんな事言っても・・・」
ファイタードラゴン3「まぁ助けた後も砦内部で暴れてくるって言ってましたぜ、この砦には砲台まで付いてるんだ、それをどうにかしないとなぁ・・・」
確かに、砲台を使われると本国からの増援が危ない。叩かねばならない。
セカンド「頑張っておかないと後々まずいからなぁ・・・」

プリムス砦4F

その頃Gセイバーたちは砦に設置された砲台を破壊すべく進撃していた。
Gセイバー「砲台は通路の壁にかけられていた案内図によれば、4階から6階にそれぞれ設置されてるようだ!急げ!」
マークW「はいはい!」
サード「早めにすまして、リーちゃんやセカンド兄様達の加勢に!」
そして「砲台室」の札がかけられた部屋に到達した。
Gセイバー「ここだ!」
そしてGセイバーが扉に突入した。
兵士リゲルグ「な・・・なんだ貴様ら!?」
部屋にはやはり砲台が3基設置されていた。そして兵士リゲルグがいる。
兵士リゲルグ「こんな所にまで敵かよ!」
兵士リゲルグが剣を構えると突進してきた。しかしあっけなくかわされた。
マークW「間合いが甘いんだよ!」
そしてマークWによりあっという間に切り捨てられた。
Gセイバー「よし急いで砲台を叩くぞ!」
サード「サードに任せてください!」
サードが装備しているトンファーで砲台に突撃した。
サード「たあああ!」
ばーん!と砲台が一撃で木っ端微塵にされた。
マークW「うわ・・・凄いな・・・そのトンファー・・・」
サード「まぁ・・・ヒューエンデンで購入したものです・・・特殊な金属で精製したとか」
そういいながらサードは砲台の破壊を続ける。
Gセイバー「よし・・・だがまだあるかもしれない・・・徹底的にこの階を調べてみるぞ!」
サード「了解!」
マークW「・・・なんだか胸騒ぎがする・・・まだあいつを見かけてない・・・」
Gセイバー「そんなのはいいからさっさと行くぞ!」
マークW「だが・・・」
Gセイバー「じゃあ置いていくぞ!」
マークW「むぅ・・・ならば俺は一人で奴の所に・・・そういえばアイツリーナスの奴を狙っていたような・・・」

正面ゲート

その頃リーナスたちは・・・
リーナス「これで20!」
トカゲルググ「ぶへえええ!」
リーナスの足元にトカゲルググの首が落ちた。
リーナスたちは結構な数の敵を倒した。
セカンド「これで59だよ・・・ったくどんだけいるんだか・・・」
リーナス「ん・・・?」
セカンド「どうした?・・・ん?なんかいるな・・・」
2人が何かを察したようだ。そしてリーナスが横の壁に剣を突き刺した。セカンドは上に剣を投げた。
リーナス「えい!」
それぞれの壁からグサッ!と言う鈍い音がした。
カメレアッグガイ1「ぬおおお・・・」
リーナスが剣を刺した横の壁からカメレアッグガイが出てきた。このモンスターは保護色により周囲に溶け込む能力を持っている。どうやら彼女を狙ってたようだ。
そしてセカンドの剣が刺さった壁からもカメレアッグガイが出てきた。
セカンド「どうやらお前を狙ってたようだな」
リーナス「うん・・・そのようだね・・・はっ!」
リーナスが前方に振り向くといきなり魔法攻撃を始めた。
リーナス「サーベ!」
真空の刃が廊下に向けて発射された。
パラスパイダー「ぐぎゃあああ!!」
廊下の床からパラスパイダー3体が出てきて息絶えた。
リーナス「なんか妙な気配がするかと思えば・・・」
セカンド「リーナス!後ろ!」
リーナス「!!」
リーナスの背後にいつの間にかカメレアッグガイがいた!
カメレアッグガイ2「この野郎!」
カメレアッグガイの伸びる舌がリーナスに襲い掛かる!
ファイタードラゴン3「させるか!」
しかしファイタードラゴンの火炎弾がカメレアッグガイを焼き払った。
カメレアッグガイ2「ぎゃああーーー!」
リーナス「あ・・・ありがと・・・」
ファイタードラゴン3「どういたしまして、お前勘が鋭いみたいだけど周りに気を配れ」
リーナス「・・・はい・・・」
サイコギラ「ったく役に立たないなぁ・・・」
リーナス&セカンド「っ!!!」
リーナスたちの目の前にサイコギラが現れた。
サイコギラ「さて・・・・お仕事開始だ」

続け


No.224 騎士ガンダム戦記 フェイズ70「作戦第2段階」 投稿者:GX−9900   投稿日:2012年07月05日 (木) 22時19分 [返信]

Gセイバーとサードの活躍で脱出した騎士マークW。これよりかごの中の取り作戦は第2段階へ移行する。3人は手当たり次第に敵を叩きつつ、正面ゲートへ向かう。リーナスたち陽動部隊の加勢だ。
後はガイア本国からの援軍が来るのを待つ。だがこの砦には大砲が配備されている。それをついでに破壊しておこうと彼らは今決めた。

プリムス砦B1F独房エリア

見張り2名を倒した3人はまだ独房エリアにいた。サードが第2段階のため装備を換装しているからだ。今度は戦士モードだ。
サード「よし・・・装備変更完了です!」
Gセイバー「よし・・・行くぞ!目標はこの砦の大砲を叩く!」
サード「了解!」
マークW「さて・・・俺は奴を・・・サイコギラを探すか・・・」
Gセイバー「おい待て、奴の居場所知ってるのか?」
マークW「あ・・・」
サード「わかんないんですか・・・ならば一緒に行動しましょうよ、奴も見つかると思いますよ」
マークW「うむ・・・そうだな・・・」
Gセイバー「見たところこの基地には防衛用装備がある、それを潰しておかないと本国からの援軍が危ないからな」
マークW「本国からの援軍・・・またややこしい事を・・・」
Gセイバー「頼もしいだろ!頼もしい!」
マークW「はいはい・・・」
そういうと3人は独房から出て階段で1Fに向かった。
サード「あらら・・・」
1Fには敵の小隊が待ち構えていた。ゴブリンザク×4、1個小隊だ。
ゴブリンザクA「こんな所にまで敵が潜入していたとはな!」
ゴブリンザクB「打ち殺してやる!」
サード「邪魔しないでくださいよ!」
サードはトンファーでゴブリンザクたちをなぎ払った。
ゴブリンザクたち「ぐあああああ!」
サード「よし!」
ゴブリンザクC「く・・・」
だが一人打ち存じたようだ・・・ゴブリンザクは己を構え、サードに襲い掛かった。
ゴブリンザクC「ちくしょー!!」
だが。
Gセイバー「たああああ!!!」
突出したGセイバーによって最後のゴブリンザクは切り裂かれた。
サード「あ・・・ありがとうです兄様・・・」
Gセイバー「以前よりは良いがもう少し気合がたりないな・・・帰ったら少し鍛えてやろうか?」
サード「はい・・・」

プリムス砦司令室

その頃司令室では邪騎士サイコギラが出撃しようとしていた。
サイコギラ「それじゃあ行くぞ・・・奴の捕縛作戦発動だ!」
ドルメル「俺も行くぞ」
騎士ブグ2「え?!司令も!?」
ドルメル「とりあえずな!久々に戦に出ていないと鈍ってな・・・」
騎士ブグ2「はぁ・・・」
ドルメル「よし!いざ出陣!」

ボスニア荒野
その頃デルタ達ガイア軍の皆様はファイタードラゴンの案内で砦に向かっていた。
デルタ「うむ・・・砂嵐がきついな・・・」
ネクティス「しかしマークWが捕らえられているとは・・・」
デルタ「あいつも以外にミスっちゃうんだなぁ・・・まぁ誰しも不完全って奴だな」
ネクティス「アイツは助けた後どうしますか?」
デルタ「・・・どうしようか?」
ネクティス「考えてないのね・・・」
デルタ「皆・・・待ってろよ・・・だがこの砂嵐じゃ遅れそうだ・・・」

続く


No.223 騎士ガンダム戦記 フェイズ69「マークW奪還」 投稿者:GX−9900   投稿日:2012年07月02日 (月) 22時10分 [返信]

リーナスたちが暴れてる隙にプリムス砦内部に潜入したGセイバーとサード、そして地下独房エリアに到達、お目当てのマークWを発見する。

プリムス砦B1F独房エリア

マークW「お前ら・・・何しに来たんだよ?!」
サード「貴公を助けに来たのです!」
マークW「おいおい・・・わざわざ戻ってくるなよ・・・」
サード「サードは貴公を見捨てたくないのです!」
マークW「・・・」
Gセイバー「見張りは・・・あの2人だけみたいだな・・・」
戦士ゲーツ「く・・・まさか正面玄関が囮だったとは!」
戦士シドレ「悪いがこいつを渡すわけには行かないんだよ!」
戦士ゲーツはショーテルを戦士シドレは剣とそれぞれの武器を構えた。
サード「・・・邪魔をするなです!」
サードが突っ込もうとしたがGセイバーに背中のマントを引っ張られて止められた。
Gセイバー「待て待て、俺に考えがある」
サード「兄者・・・」
Gセイバー「お前は魔道師モードだから接近戦は不利だ」
サード「む・・・確かに・・・」
Gセイバー「まず・・・今すぐに魔法で攻撃!」
サード「了解!」
サードは咄嗟に呪文を唱えた。
サード「バズ!」
ゲーツとシドレの頭上に爆発が起こり2人は吹き飛ばされた。
ゲーツ&シドレ「うあああ!」
ゲ−ツ達は体勢を崩し、その隙を突いてGセイバーがマークWのいる牢屋に走った。
Gセイバー「今出してやる!」
Gセイバーは剣で鉄格子を切り裂いた。そして牢屋に入った。そしてマークWを縛っている鎖やらを解除していく。
マークW「ったくお前まで・・・まさかあの娘もいるのか?・・・何のつもりで・・・」
Gセイバー「最初は放浪してた弟のサードが不審な行動をしてるって情報が入ったんで、来てみれば、この荒野にこんな砦がぶっ建ってる上にお前さんがひっ捕らえられたと言うからわざわざ助けに来てやったんだ」
マークW「ほう・・・そうかい!」
Gセイバー「ここらへんはウチの国境だ、そんなところに敵が基地を構えるなんて放ってはおけないし・・・それに俺はお前に言いたい事がある」
マークW「なんだよ?」
拘束は解かれた、マークWは自由になった。だがGセイバーが彼の胸倉を掴んだ。
Gセイバー「お前・・・他人の事考えろ!」
マークW「は?・・・」
Gセイバー「ガレーオン岬の時、お前は俺達が助けたのに「ありがとよ」も言わずに拒否って、しかもたった一人で突っ込んだりして・・・お前は優しい奴かも知れないが他人・・・部隊を無視して1人で勝手な事してるとさ色々と辛い事になるぞ・・・故郷全滅のようにな・・・」
マークW「ぐ・・・」
マークWの脳裏にかつての故郷の惨劇が写った。
マークW「うるさいな!・・・そんなの知るかよ・・・俺は他人の事は考えない主義だから・・・」
Gセイバー「ったく・・・それでお前の武器は?」
マークW「あっちだよ!」
マークWが牢屋から飛び出した。そして自分の正面、ゲーツたちからすると左横にある扉を破った。その部屋は捕虜の所持品を保管する部屋であった。彼の愛用の剣と盾もそこに保管されているのだ。彼は愛用の剣と盾を取り戻した!
マークW「あった!」
シドレ「貴様!」
シドレが剣を降りながら部屋に向かった。だが・・・
シドレ「ぎゅぎょー!!」
シドレは一瞬で真っ二つになった。
ゲーツ「し・・・シドレがぁ!!」
部屋からは剣と盾を装備したマークWが出てきた。
マークW「よくもまぁこんな所に監禁してくれたな・・・」
ゲーツ「くそ!!」
ゲーツがショーテルを我武者羅に振りながら、マークWに襲い掛かった。だが・・・
サード「ムービサーベ!」
サードが魔法攻撃を始めた。真空の刃がゲーツを切断した。
ゲーツ「ぎひいいい!!」
サード「ちょっとむごい感じが・・・」
Gセイバー「まぁいいじゃん、とりあえず・・・マークWの奪還は成功したな・・・さて・・・次は・・・」
マークW「奴を叩くか・・・」

続く


No.222 騎士ガンダム戦記 フェイズ68「地下独房エリア」 投稿者:GX−9900   投稿日:2012年06月26日 (火) 22時02分 [返信]

Gセイバーたちによる「かごの中の鳥作戦」が発動した。
リーナスとセカンドたちが正面ゲートで暴れている隙を突いて、Gセイバーとサードはどうにか気付かれる事無く砦の内部に潜入した。
2人の目的はただ一つ、囚われの身となっている騎士マークWの救出である。2人は天井裏から潜入した。

プリムス砦1F倉庫

Gセイバー「よいしょ!」
Gセイバーが天井裏から降りてきた。続いてサードも降りてきた。二人が着いた先は誰もいない倉庫だ。周囲に木箱が多数の積み上げられている。幸い正面ゲートでの騒ぎにより誰一人いないようだ。
サード「うむ・・・どうやら倉庫みたいですね・・・ここは始めて来ました・・・」
Gセイバー「昨日来た時はどうだった?」
サード「まぁ・・・通路辺りに出ちゃいまして・・・マークWを助けるために・・・」
Gセイバー「そうかい・・・」
2人は出口と思われるドアに向かった。そしてゆっくりとドアを開いて外の様子を伺った。誰もいないようだ。
サード「今です・・・」
Gセイバー「よし・・・」
そのまま二人は外へ出た。

1F通路

2人は誰もいない通路を警戒しながら歩いた。
Gセイバー「どこに奴はいるんだ・・・?」
サード「多分牢屋かなんかでしょう・・・ん?」
二人が通路の壁に砦のマップがかけられてるのを発見した。
Gセイバー「こ・・・こんな所に・・・マップが・・・」
サード「・・・現在地は1F・・・B1F・・・独房エリア!」
Gセイバー「奴はここにいるかもな・・・」
そのときだ。2人の後ろから声がした。
?「おい!そこで何やってる?!」
Gセイバー&サード「げ・・・」
二人の後ろに兵士ブグがいた。
サード「・・・見つかってしまった!」
と言いながらサードは左腰のボーガンから針を数発発射、ブグに命中させた。
兵士ブグ「げほっ!」
ブグはそのまま倒れた。コイツ以外に2人は誰にも見つかっていないようだ。安心だ。
サード「危なかったのです・・・」
Gセイバー「うむ・・・いろんな意味でな・・・」
サード「誰も見てないです・・・」
サードはそういうとブグの遺体を近くの部屋に隠した。その部屋も念のため覗いてみたがそこもさっきと同じ倉庫のようだ。誰もいないのが幸いだ。
Gセイバー「・・・独房エリアの所在地はわかった、あそこの階段から下りられるぞ」
サード「また誰か敵に見つからないうちに行きましょう!」
そして2人は階段へ足を運んだ。

B1F独房エリア

冷たい独房エリア・・・少し薄暗く何気に不気味だ。マークWは今そのエリアの奥の牢獄にいた。その見張りは戦士ゲーツと戦士シドレの2人だけだ。
戦士ゲーツ「外は今どうなってるんだか・・・」
戦士シドレ「さぁ・・・敵は4名だけだって言うし・・・すぐ終わるんじゃないか?」
ゲーツ「ああ・・・終わるといいが・・・戦闘が終わったらこんな見張りなんて退屈な事から抜け出せるのによ・・・」
シドレ「退屈って・・・何気に楽だと思うけどなぁ・・・」
マークW「ふん・・・こんな青臭い奴等が見張りとはな・・・」
ゲーツ「何を!今から早めに殺してやろうか!」
マークW「なんだと!動けないからって!」
そのときである。
サード「殺させはしない!」
ゲーツ「!?誰だ!?」
サード「ヤチンラーーー!」
入り口辺りから少し大きめの光弾がゲーツ向かって放たれた。
ゲーツ「うわああ!!」
ゲーツは咄嗟に光弾をかわした。光弾は壁に当たって爆発した。
シドレ「な・・・なんだなんだ!?」
ゲーツ「て・・・敵襲か!?バカな!?こんな所にまで侵入したのか!?」
光弾が発射された地点、つまり入り口から二つの人影が現れた。
Gセイバー「派手にやるなぁ・・・サード」
マークW「その声は・・・まさか!」
サード「マークW殿!」
マークW「サードセイバー!?・・・」
Gセイバー「俺もいるぞ」
マークW「じ・・・Gセイバーまで・・・!?」

続く


No.221 騎士ガンダム戦記 フェイズ67「かごの中の鳥作戦」 投稿者:GX−9900   投稿日:2012年06月21日 (木) 22時28分 [返信]

ヒューエンデンの町

プリムスの攻撃が始まった丁度同じ時間、ヒューエンデンの町にデルタ率いるガイア軍の部隊が来た。
デルタ「それで・・・?Gセイバーたちはサードを探すついでにボスニア荒野にあるかもしれない敵の拠点の捜索に向かったのか」
クリプト「ああ・・・ちょっと心配だよ・・・」
ネクティス「そうか・・・だがジオンの目撃情報が多発してるならば敵の拠点があるのも納得できるかもな・・・」
ジャグラー「砂嵐がきついボスニア荒野に基地を構えるとは・・・こんな国境近くに・・・」
デルタ「厄介だ・・・連中は本気にウチに攻めようとしてるな・・・」
マーク「こりゃあただ事じゃないな・・・」
デルタ「うむ・・・」
クリプト「けどファイタードラゴンの1匹が基地を発見次第ここに戻って報告するとのことです」
デルタ「そうか・・・無事に来てくれればの話だが・・・」
と噂をすれば・・・
兵士フリーダム「ん?団長!あれ・・・」
兵士フリーダムが空を指差した。その指差した方向にはファイタードラゴンが飛んできた。
ファイタードラゴン1「おお!皆いるいる!」
ジャグラー「おーーーい」
ファイタードラゴン1「ういっす!」
デルタ「よぉ!それで敵の拠点は見つかったか?」
ファイタードラゴン1「ええ・・・ポイントZB−095地点!」

ポイントZB−095地点プリムス砦

ついに始まったプリムス砦攻略兼騎士ガンダムマークW救出作戦、その名もかごの中の作戦。
まず竜巻発生魔法アヴァランで一時的に砂嵐を起こして敵の監視網を麻痺させ、そしてその直後にリーナスとセカンドセイバー、ファイタードラゴン2匹が砦の正面ゲートに真正面から飛び込み、敵の注意を引く。
そしてGセイバーとサードセイバーが砦内部に潜入、マークWを救出する。これがGセイバーたちの今のところの戦略だ。後はマークWと共に手当たり次第に敵を撃破する。だが敵も数が多いだろう・・・しかし本隊が来る時間稼ぎくらいにはなるかもしれない。だが肝心の本隊が来るのはいつになるかわからない。場合によっては救出後は速攻で撤退も考えうる。
しかし、この作戦に失敗は許されないのだ。ガイア王国国境近くに存在する敵の砦を放っておくわけにも行かない。叩かねばならないのだ。

プリムス砦司令室

突然の敵襲に司令室は若干混乱した。その司令室には砦の司令官である騎士ドルメルと邪騎士サイコギラもいた。
騎士ドルメル「砂嵐に紛れての敵襲とは・・・やるな・・・」
サイコギラ「一体どこのどいつだ?」
兵士リゲルグ「それが・・・例の娘とガイアのガンダム族らしき奴、それとモンスター2体です・・・」
ドルメル「たった4名で何が出来る!」
サイコギラ「おお・・・リーナスって奴だな・・・丁度良い・・・この場で捕まえちまおうか・・・」
そこにスカーレットキュベレイが来た。
スカーレットC「ありゃりゃ・・・あいつらが来ちゃったのね・・・」
ドルメル「そのようだ・・・」
スカーレットC「ヴィッシュ殿が本国に帰っちゃったってのに〜・・・まぁカメレアッグガイ部隊とパラスパイダー部隊がいるから大丈夫ね♪・・・あの娘がグルグル巻きになる光景が目に浮かぶ〜」

プリムス砦正面ゲート

その頃セカンドたちは多数の敵を相手に暴れまくり、ゲートを突破した。
兵士リゲルグ「こ・・・こいつら・・・強い・・・たった4名なのに・・・」
セカンド「リーナスよぉ!お前さん、やるな」
リーナス「ま・・・まぁね・・・」
セカンド「日頃の鍛錬が役に立ったな」
リーナス「それ程でも、貴方もやるわね」
セカンド「俺だって兄者には負けられない!」
ファイタードラゴン3「さっさと敵基地内部に突入してみないか?」
セカンド「はいはい!」
リーナス「!前方敵来るわよ!」
リーナスたちの前方から敵が来た。モンスターザントイフリートと戦士ズサダイン、闘士ザクFZだ。さらにジャムルバーンが4体、通路横のドアから出てきた。
リーナス「させないわよ!・・・ファン!」
雷攻撃がズサダインたちを襲う。
ズサダイン「うわ!こいつら・・・!」
ザントイフリートが1人突出した。
ズサダイン「おい!コラ!」
ザントイフリート「へん!俺一人で十分さ!あんな女!死ねぇ!」
ザントイフリートが剣を構えたがそれがリーナスを切り裂く事は無かった。リーナスが剣をザントイフリートの腹部に投げたのだ。
腹部に剣が刺さって崩れ落ちるザントイフリート。リーナスは剣を咄嗟に回収した。
リーナス「女の子だからってなめないで・・・」
セカンド「娘っ子の割にはカッコいい台詞だな」

続く


No.220 騎士ガンダム戦記 フェイズ66「敵基地へ突入せよ」 投稿者:GX−9900   投稿日:2012年06月19日 (火) 22時35分 [返信]

ついにジオン・グレムリー連合軍の基地プリムス砦を発見したセイバー3兄弟とリーナス。しかし彼らはどう敵基地へ乗り込むか悩んでいた。既にこの情報はファイタードラゴンがヒューエンデンに向かって、後続の部隊に伝える手はずだ。

プリムス砦周辺の岩場

Gセイバー後一行はひそひそ話のように作戦を練っていた。見つからないためだ。
リーナス「どうやってあの砦に乗り込む?」
サード「うむ・・・サードが先日乗り込んだ時はガードもかなり厳重でしたぁ・・・忍び込めたのはマークWが真正面から乗り込んだからです」
Gセイバー「ったくアイツは・・・考え無しに・・・」
サード「この岩陰にいれば大丈夫だけど敵の監視網もかなりのものですよ」
セカンド「うむ・・・ジャグラーの奴だったらどうするだろうか?」
Gセイバー「もう砂嵐は止んじゃったみたいだし・・・監視を鈍らせて殴りこむチャンスがあればな・・・」
リーナス「・・・あ!そうだ・・・!その砂嵐を起こしてやるのよ・・・」
Gセイバー「はい?どうやって?」
リーナス「竜巻を起こす魔法・・・アヴァランで」
サード「なるほど、それで敵を監視を撹乱させて、その隙に砦に突入するんですね」
リーナス「そんな感じ」
Gセイバー「なるほど・・・だがどうするよ?突入後は?」
リーナス「う・・・」
セカンド「二手に分かれるってのはどうよ?」
リーナス「二手に・・・?」
セカンド「うむ・・・囮として真正面から敵部隊に戦いを挑む班と潜入しつつあいつを救出する斑に」
Gセイバー「確かにそれは妥当だな・・・で班分けは?」
セカンド「俺が真正面の敵を叩く」
ファイタードラゴン1「俺も行くぜ!」
ファイタードラゴン2「俺もだ、こんな図体じゃ砦には入りにくいからな・・・」
サード「それではサードは潜入・救出に向かいます」
Gセイバー「俺もいこうか」
サード「G兄様はセカンド兄様と共に囮部隊にいたほうが・・・G兄様の腕は・・・」
Gセイバー「俺はお前が心配だ・・・それに俺・・・マークWの奴にガツンと言っておきたい事がある」
サード「兄上・・・」
リーナス「わたしは・・・敵は私を頂きたがるから・・・囮部隊に・・・」
Gセイバー「リーナス、お前・・・」
リーナス「大丈夫よ!私なら何とかなる!セカンドも付いてるし・・・」
セカンド「まぁリーナスのことは任せてくれよ兄者」
Gセイバー「・・・そうだな・・・よし!作戦開始!」
全員「了解!」
彼らは静かにそう叫んだ。

プリムス砦

連合軍の重要拠点プリムス砦、ここはグレムリー公国がいずれガイア王国と再び雌雄を決するべく、1年前から建造していた要塞だ。そして彼らは来るべき日に備え、準備をしていた。
監視兵ゾゴック「ん?どうなってんだ?」
砦の最上階である20Fから周辺を監視していた監視兵ゾゴックが声を上げた。外では何故か数分前に止んだはずの砂嵐が再び発生したのだ。その一言を同僚の監視兵フリッパーは聞いた。
監視兵フリッパー「どうした?」
ゾゴック「また砂嵐だ・・・どうなってんだ?」
フリッパー「どれどれ・・・?・・・あらら本当だ・・・どうなってるんだか・・・」
ゾゴック「これじゃあ監視もままならねぇ・・・もしこんな時に敵襲にあったらどうするよ?」
フリッパー「バーカ!砂嵐じゃ視界が悪くなるし、
例え旅人かなんかが目撃しても無視するだけだし、場所も位置もわからないからここに敵が攻めてくる可能性は無いっての!どうせ昨日みたいに1人か2人で攻めて来ても捕まるか殺されるかがオチだ!」
ゾゴック「そうかな?」
その時だった。正面ゲート付近で爆発が発生した。どかーん!!
ゾゴック「うわあ!!」
フリッパー「な・・・なんだ!?」
ゾゴック「て・・・敵か!?ほら見た事か!」

プリムス砦正面玄関

兵士リゲルグ「な・・・なんだなんだ!?敵か!?」
リーナス「ご名答!」
セカンド「さて・・・戦闘開始!」
ファイタードラゴン1&2「了解!」
少人数によるガンダムマークW救出及び砦攻略作戦がたった今始まった!

続く


No.219 騎士ガンダム戦記 フェイズ65「プリムス砦発見!」 投稿者:GX−9900   投稿日:2012年06月12日 (火) 22時27分 [返信]

ようやく再会・集結したGセイバー、セカンドセイバー、サードセイバーのセイバー3兄弟。彼らのこのボスニア荒野での目的は決まった。
それはこの荒野のどこかにあるというジオンとグレムリー公国の連合軍の基地プリムス砦への突入と同砦に囚われたガンダムマークWの救出である。場合によっては砦の制圧、もしくは破壊も考えられる。
だが砦攻略には戦力も必要だ。敵の砦を発見したらファイタードラゴン1体がヒューエンデンの町にいったん向かい、その情報を町に来ているガイア軍の援軍に伝える。これが彼らの今の所の作戦だ。

ボスニア荒野上空

Gセイバー御一行は上空から敵のプリムス砦を探していた。だが砂嵐が発生しており、ファイタードラゴンたちも飛ぶのがやっとだ。しかも砂嵐のせいで視界も悪くなっている。
リーナス「ぅ・・・風が強い・・・」
ファイタードラゴン2「しっかり捕まれ・・・」
サード「この辺りは時間によっては風が強くなるようです」
セカンド「多分それまで基地が見つからないのはそのためか・・・」
ファイタードラゴン1「確かに砂も混じってて、視界がちょっとなぁ・・・隠れ蓑は砂嵐か」
Gセイバー「うむ・・・それで、お前は敵の砦を発見したんだろ?」
サード「ええ・・・道は覚えてますけど・・・でもこんな視界不良な砂嵐じゃ・・・」
セカンド「近くに何かあったろ?・・・なんか・・・岩とか」
サード「ありましたよ、大きな岩とその隣に確か幾つか小さな岩が・・・身を隠すには十分なサイズの・・・」
ファイタードラゴン1「ん?ひょっとしてあれじゃないか?」
Gセイバーの乗るファイタードラゴンの視線の向こうの先に例の岩場があった。2キロぐらい先の距離に。砂嵐も少し
サード「あ、あれあれ!」
Gセイバー「いったん着陸した方がいいぞ、飛び続けていたら見つかりやすくなるし・・・」
そして一行は地上に着陸した。
リーナス「ふう・・・なんか嵐が弱まり始めたわね・・・」
確かに風がさっきより弱まっているように感じる。この調子ならば砂嵐もやむだろう。
サード「行きましょう・・・あの岩場へ・・・」
Gセイバー「だが警戒しておけ!敵の哨戒員がいる可能性もあるぞ」
セカンド「確かに・・・」
彼らは警戒しつつ岩場に向かった。そして進んでいくうちに巨大な建物らしきものを発見した。
サード「あれです・・・」
どうやら目的の敵基地にたどり着いたようだ。その巨大な棍棒のような姿は見る者を威圧させるような感じがする。しかも悠々とその砦にはグレムリーの紋章が描かれた旗があげられている。
リーナス「あそこにマークWが・・・」
サード「ええ・・・」
セカンド「こんなのを放っておいたら大変だぞ・・・」
サード「今助けに行きますよ・・・マークW・・・」

プリムス砦B1Fの独房エリア

その頃独房に入れられているマークWは・・・
マークW「くぅ・・・動けない・・・」
相変わらず捕まっていた。
マークW「明日俺は処刑されるのか・・・ったくいやになるぜ・・・誰かが助けに来る・・・わけないか・・・」

続く


No.218 騎士ガンダム戦記 フェイズ64「集結!セイバー3兄弟」 投稿者:GX−9900   投稿日:2012年06月06日 (水) 22時24分 [返信]

戦闘の中、ついに再会したGセイバー、セカンドセイバー、サードセイバーの3兄弟。
彼らはとりあえずサードに事情聴取する事にした。

ボスニア荒野

Gセイバー「改めて、久しぶりだなサード」
Gセイバーがサードの肩をぽんと叩いた。
サード「Gセイバー兄様・・・お変わりなく・・・セカンド兄様も・・・」
セカンド「お前は違うな・・・兄者みたいにジョブ換装するようになるとはな・・・」
サード「まぁね・・・今の装備は魔道師です、まぁネクティス殿に及びはしませんけど」
セカンド「けどよく頑張ってた感じがしたぞ」
Gセイバー「ちょっと・・・経験不足というか・・・まだまだって感じがするな、魔術について専門的じゃない俺が言うのもなんだけど」
サード「それは褒め言葉ですか?」
リーナス「むむむ・・・」
リーナスがじぃ〜と3人を見ている。
リーナス「顔立ちは・・・似てるねぇ・・・」
サード「あ、そうだった、この可愛らしいお嬢さんは?」
Gセイバー「ああ、、コイツか・・・記憶が無い所を俺が拾ってきた奴だ、現在うちの隊員」
リーナス「・・名前はリーナス、貴方の兄上には世話になってるの」
サード「どうも・・・なんだか可憐な人ですね」
リーナス「まぁそれほどでも・・・」
リーナスがちょっと顔を赤くした。
セカンド「なんかコイツはキルケー文明に関係してるようで敵さんにとっては重要な輩みたいなんだよ、現在うちが保護中」
サード「ほぉ・・・キルケーか・・・通りでさっき魔法を使っていたのですか・・・古代文明キルケーは魔術に長けていたと言われてますからね」
リーナス「私もよくは知らないわよ・・・キルケーなんか・・・けどとりあえずこう見えても剣にも手を染めてるわよ」
Gセイバー「こいつの腕も最近はよくなってきたな・・・」
サード「・・・そうですか・・・」
Gセイバー「それはさておき、お前はこんな荒野に何をしに来たんだ?俺達はお前が昨夜ボロボロでヒューエンデンに来たって言う情報を得てわざわざここにやってきたんだぞ」
サード「ああ!そうでした!サードには助けねばならないお方がいるのでした!
セカンド「誰だよ・・・まさか・・・女の子だったり?」
サード「違いますよ、セカンド兄様・・・実はこの荒野にはジオン族とグレムリー公国の基地があるんです!助けたい方はそこに囚われてるのです!」
Gセイバー「やっぱり!」
サード「サードはその方と一緒に潜入したんですが・・・見つかってしまって、その方は敵の捕縛されて・・・サードは彼に逃げろと言われて・・・」
リーナス「そして・・・町へ体勢を立て直しに・・・」
サード「サードは彼を見捨てて逃げたようなものです・・・だから助けに行くのです!もう・・・無力な自分のせいで誰かが死ぬのはごめんでありますから・・・」
Gセイバー「そうか・・」
セカンド「だから・・・その助けたい奴って誰なんだ?」
サード「騎士ガンダムマークWと言う方です、兄様たちの知り合いだそうじゃないですか」
Gセイバーたち「な・・・なにぃ!?マークWだって!?」
Gセイバーたちは驚いた。
Gセイバー「お前・・・マークWとあったのか!?」
サード「ええ・・・彼に・・・助けてもらいました・・・ここをさまよってる所を・・・そして敵基地内部でも・・・これは彼への借りを返すための戦いなんです!」
セカンド「借り・・・か・・・」
Gセイバー「あんなに強かったあいつが・・・なんでだ?」
サード「どうやら彼は恨んでる敵と遭遇して、冷静さを失ったところを捕らえられたのです・・・それほど憎い者でしたようで・・・」
リーナス「そいつって・・・毒々しい赤色で・・・魔法みたいなの使う奴だった?」
サード「ええ・・・貴公は知ってるのですか」
リーナス「サイコギラだ・・・」
セカンド「なるほど・・・マークWは奴に気を取られている隙をつかれて・・・」
リーナス「どうする?」
サード「サードは行きます!彼を助けに!」
Gセイバー「待て!お前1人だけじゃ不安だ、俺達もマークW救出に向かう」
サード「Gセイバー兄様!・・・」
セカンド「いいのか?」
リーナス「私も行くわ!」
Gセイバー「セカンドよ・・・敵はこんな所に基地を作ってるんだ、このまま放っておくわけにもいかんだろ」
セカンド「確かにそうですが・・・」
リーナス「マークWも助けて敵も叩く!一滴二鳥って奴かな?」
セカンド「違う・・・一石二鳥だ!」
リーナス「ごめん、間違えた」
Gセイバー「よし!決まった!これより、敵基地潜入及び騎士ガンダムマークWの救出作戦を始めるぞ!」
リーナス「イエッサー!」
セカンド「了解!・・・」
サード「出来れば一人で助けに行きたかったのですが・・・」
Gセイバー「まぁいいじゃないか・・・」
セカンド「こうして兄弟が揃ったんだ・・・俺達三つ子が揃えば100万パワーって奴だな」
サード「・・・そうですね・・・」
Gセイバー「それじゃ、あれ行くか」
セカンド「お、そうですね」
サード「はいはい」
3人が自分達の剣を天に掲げてクロスさせた。
セイバー3兄弟「我らセイバー3兄弟!ここに集結!」
その姿にリーナスとファイタードラゴンたちは目を輝かせた。
リーナスたち「おお・・・カッコ良いなぁ・・・」

続く


No.217 騎士ガンダム戦記 フェイズ63「再会は戦闘中に」 投稿者:GX−9900   投稿日:2012年06月04日 (月) 22時49分 [返信]

ついにサードセイバーを発見したGセイバー以下3名、しかしそのサードは今現在ジオンと交戦中であった。

ボスニア荒野上空

セカンド「アイツ・・・ジオンと交戦状態になってる・・・」
リーナス「あれが・・・サードセイバー・・・でも彼って剣士・・・だよね・・・なんで魔術師っぽい装備してるの?」
セカンド「あ、ホントだ。もしかしたら兄者みたいにジョブ換装できるようになったのか・・・」
彼が以前から魔術を習っていた事は二人とも知っていた。
Gセイバー「アイツ、頑張ってるなぁと言いたいが・・・」
リーナス「言ってるじゃん」
セカンド「あんな数の敵を相手にしているとは・・・ムチャをするぜ・・・」
Gセイバー「こうなったら」
セカンド「助太刀だ!」
そういうと2人はファイタードラゴンから飛び降りた。
Gセイバー&セカンド「とお!!」
リーナス「ちょ・・・!?」
リーナスは二人の突然の降下に驚きを隠せなかった。
ファイタードラゴン3「お前に出来るか?あれ」
リーナス「多分無理かも」

地上

サードは苦戦を強いられていた。砂に潜って相手を仕留めるという敵の攻撃に手を焼いていた。どうやら奴等は砂漠戦闘のプロだ。
サード「く・・・なかなかやりますな・・・」
そして目の前にトカゲルググが襲ってきた。
トカゲルググ「とりゃああ!!」
そして2人はそのまま柔道のような組み合いになった。
トカゲルググ「今だ・・・やれ!」
サード「何!?」
トカゲルググの声とともにサードの背後からスコーピオンザクが現れた。しかもトカゲルググはサードの手をきつくしめた!
サード「しまった!」
スコーピオンザク「くはははは!死ねぇ!」
サード「くう!!」
そのときだ、空から何かが二つ、スコーピオンザクとトカゲルググにそれぞれ目掛けて降り立った!
Gセイバー「とりゃああ!!」
セカンド「てりゃああ!!」
それはファイタードラゴンから降下してきたGセイバーとセカンドセイバーだった。
降下した2人は剣を構えつつ、それを弟サードに迫る敵に向けた。そしてGセイバーの剣がサードを取り押さえてたトカゲルググに、セカンドの剣がサードに迫っていたスコーピオンザクに直撃した。
スコーピオンザク&トカゲルググ「ぐほおおお!!!」
剣が刺さった2匹はそのまま死にさらした。
サード「な!?・・・兄様(あにさま)がた!?」
Gセイバー「久しぶりだな、サード!」
サード「な・・・何ゆえにここに!?」
セカンド「お前さんやジオンの目撃情報あったんで調べに来たら・・・」
サード「何も兄様がたの力を借りたくは無いのですよ、サードは」
Gセイバー「んな事言ってる場合か?敵が来るぞ!」
3人に対してトロピカルドムが襲ってきた。
トロピカルドム「1人や2人増えようが!!」
サード「G兄様、どいてください!」
Gセイバー「?」
Gセイバーはいったんどいた。そしてサードが呪文を唱えた。
サード「・・・ムービサーベ!!」
真空の刃がトロピカルドム目掛けて発射された。油断したのか回避が遅れて、刃を喰らったトロピカルドム吹き飛ばされた。だが奴は生きている、傷が付いたがダメージは大きい。
サード「やったようですが・・・まだ敵は生きてるようです・・・」
Gセイバー「うむ・・・やるようになったみたいだな」
トロピカルドム「くっ!・・・回避する隙を与えてくれなかった・・・」
トロピカルドムは立ち上がりながらそう言った。
セカンド「こっちも油断しちゃいけないみたいだ・・・」
サード「敵は地中に潜ってそのまま奇襲を仕掛けるのが得意みたいです」
Gセイバー「なるほど・・・」
その時、どばぁ!と地中からコックローチバイアランが飛び出した。
Gセイバー「どうやらお出ましみたいだな!」
コックローチバイアラン「てりゃああ!」
ところがそのときだった。
リーナス「とおおお!!!」
誰かが落ちてくる・・・それはファイタードラゴンに乗っていたリーナスだった。リーナスは2人ほどの高さからの降下がちょっと怖いのでファイタ^ドラゴンに頼んで地上十数mくらいの高度にあわせてそこから降下してきた。
リーナス「うきゃああああ!!これが降下って奴ぅぅぅぅぅ!」
Gセイバー「あ、アイツ・・・何やってんだか・・・」
サード「誰か来たー!?」
セカンド「あれは・・・落ちるぞ・・・奴の上に」
その通りであった。リーナスはコックローチバイアランの真上に落下した。
ごーん!!リーナスの尻もちした。普通十数mからの降下はかなり危険で落下したら大怪我どころではない。だがコックローチバイアランがクッション代わりになったためどうにか無事であった。
リーナス「痛たたた・・・降下ってかなりきつい・・・」
Gセイバー「お前何やってんだ」
リーナス「いや・・・3人が心配でさ・・・それで私もちょっと降下と言うものを・・・」
コックローチバイアラン「お・・・おい・・・」
リーナス「?」
図らずもリーナスの下敷きになったコックローチバイアランが動いた。流石にしぶといモンスターだ。
コックローチバイアラン「俺を・・・踏み台にするな・・・!」
リーナス「きゃあああ!!!敵!敵!てか気持ち悪い!」
悲鳴を上げたリーナスは速攻で立ち上がり、剣を取り、虫の息のコックローチバイアランを我武者羅に切り裂いた。
リーナス「気持ち悪いの******!」
コックローチバイアラン「ぎゃああああ!!ひでええええええ!!!」
哀れにもコックローチバイアランはバラバラに切り刻まれた。
トロピカルドム「もう一人敵が増えやがった・・・」
リーナス「はぁはぁはぁはぁ・・・」
Gセイバー「おいおい・・・少し冷静になれって・・・」
半べそ状態のリーナスを慰めるGセイバー。
リーナス「あ・・・ごめん・・・」
サード「残る敵は・・・3体か・・・」
トロピカルドムとスコーピオンザク2体が地中に潜り始めた。
Gセイバー「!敵はどこから現れるかわからないぞ・・・」
セカンド「どうする・・・?」
サード「そうだ!・・・フリーザー!」
サードが魔法を使った。周囲10m四方を氷付けにするフリーザーだ。
サード「これで敵が地表に現れたらわかります、氷は厚くはないですけど」
リーナス「なるほど・・・」
そのときだ、彼らの周囲東側5mの地点の氷にひびが入った。
Gセイバー「来る・・・」
そしてそこからトロピカルドムが氷を破って出てきた。
トロピカルドム「くっ!子供だましなど!」
だがトロピカルドムに向けて、Gセイバーが飛び出した。
Gセイバー「とりゃあ!」
トロピカルドム「ぐおお!!・・・」
直撃、Gセイバーの剣がトロピカルドムに刺さった。
トロピカルドム「な・・・なんと・・・」
トロピカルドムはそのまま倒れ、地中へ沈んでいった。サードの攻撃のダメージが残ってたのか、彼の動きが鈍くなったのだ。
リーナス「後2体!」
と突然、リーナスたちの周囲西側13mからスコーピオンザク2体が出てきた。あそこは氷が張っていないポイントだ。
サード「げ!アイツら!」
スコーピオンザク1「こうなったら撤退だな・・・」
スコーピオンザク2「うむ・・・そうだな・・・だが置き土産に・・・毒針を食らわしてやるぜ!」
スコーピオンザク2体はそう言って尻尾の毒針を連射した!
スコーピオンザク×2「死ねぇ!」
リーナス「させない!リフレクト!」
リーナスは防御魔法を唱えた。毒針は跳ね返されて、氷の張った地表に落ちる。
スコーピオンザク1「あらら・・・なんてこった・・・」
そのときだ、スコーピオンザク2匹に向かって火球が打ち込まれた。
スコーピオンザク×2「ぎゃはーーー!!!」
スコーピオンザク2匹はそのまま爆発した。
ファイタードラゴン1「おーい!大丈夫か!?」
ファイタードラゴン3匹が降り立った。そう、あの火球はファイタードラゴンが発射したものだった。
サード「どうにか・・・無事です・・・」
リーナス「はぁ・・・敵部隊全滅ね・・・」
サード「と言うか貴公はなんですか?なにやら可愛いですけど・・・」

続く


No.216 騎士ガンダム戦記 フェイズ62「サード発見!」 投稿者:GX−9900   投稿日:2012年05月30日 (水) 22時47分 [返信]

サード捜索のため、ボスニア荒野へ出撃したGセイバー以下3名はファイタードラゴンにまたがり、荒野上空を捜索していた。

ボスニア荒野上空

Gセイバー「少し風が吹いてるな・・・」
少し砂で地上が見えない。
リーナス「これが荒野・・・噂どおりに熱い・・・」
リーナスは荒野と言うものをよくは知らない。本で知った程度だ。実際の荒野は本の通り日差しが熱いし、埃っぽい。
セカンド「弱音を吐くな!俺も初めてなんだ・・・荒野ってのは・・・」
Gセイバー「俺もだ・・・まぁ俺たちは始めての荒野行軍をしてるってわけだ」
リーナス「行軍と言うよりは上空移動だけど・・・」
ファイタードラゴン1「地上なんか歩いてたら大変だぞ・・・」
ファイタードラゴン2「そうそう・・・飛んだほうがマシだよ・・・」
ファイタードラゴン3「便利だろ、俺ら」
リーナス「どうも・・・」
Gセイバー「お喋りは後だ!お前らも探してくれよ!」
ファイタードラゴン1「はいはい、ドラゴン使いが荒いねぇ・・・」
リーナスは心の中で人使いじゃないの?と突っ込んだが、彼らは人じゃないので文句は言えない。
Gセイバー「無事でいてくれよ・・・サード・・・」

ボスニア荒野

その頃サードはと言うと荒野を1人突き進んでいた。
サード「はぁ・・・はぁ・・・確か・・・この辺りだったはず・・・」
サードは必死でプリムス砦を探していた。
サード「む・・・背後に・・・なにやら・・・」
その勘は当たった。背後からスコーピオンザク3体が地中から襲ってきたのだ。
スコーピオンザク「死ね!」
スコーピオンザクたちがハサミを突き出したが、サードはそれをジャンプでかわした。
サード「やはりジオン!」
そしてもう1匹モンスターが現れた。トカゲルググだ。
トカゲルググ「ようこそ・・・我々ジオンのハンティングフィールドへ・・・ひひひ・・・」
また敵が現れた。闘士トロピカルドムに2体のコックローチバイアランだ。
闘士トロピカルドム「くくく・・・ガンダム族・・・昨日未明に砦に殴りこんだ奴か」
コックローチバイアラン「なら話は早い・・・」
闘士トロピカルドム「機密保持で死んでもらう!」
ジオンの部隊がいっせいにサードに襲い掛かった。
サード「くっ!サードは負けないのです!」
サードも身構えて、呪文を唱えた。
サード「ムービガン!」
サードの放った光弾がコックローチバイアランに直撃!コックローチバイアランはバラバラにちぎれとんだ。
コックローチバイアラン「ぎぇああああるるるる!」
闘士トロピカルドム「魔法攻撃!だがこの数ではな!」
トロピカルドムがカタールを振りさげた。
サード「くっ!」
かきん!とサードが杖で防御した。しかし背後からトカゲルググが襲ってきた!
トカゲルググ「死ねぇ!」
サード「う!させるかです!」
サードは左腰のボーガンから、針を発射した。
トカゲルググ「うわっと!」
しかし敵は素早いようで回避された。
トカゲルググ「ひひひ・・・俺は素早いんでねぇ・・・それにこういう武器もあるのだ」
トカゲルググの目から赤い液体が発射された。サードはそれを素早く回避した。そしてサードがいた地面に液体がかかると地面から煙が出た。地面が溶けているのだ。
サード「溶解液・・・!」
トカゲルググ「ひひひ・・・お前が死ぬのも時間の問題だな・・・」
まさに多勢に無勢とはこのこと、サードはいきなりピンチに陥ったが、それでも負けない。
サード「く・・・サードをなめないでください!」
そしてサードは呪文を唱え始めた。
サード「ファン!」
トロピカルドムたちの上空に雷雲が発生し、無数の雷が落ちてきた。だが・・・
闘士トロピカルドム「総員!潜れ!」
トロピカルドムの号令とともに敵は皆地面に潜った。
サード「何!?これは予想外・・・」
彼らは地面に潜る事でファンを回避したのだ。そして・・・
闘士トロピカルドム「下ががら空きだぞ!」
トロピカルドムが地上に出てきた。
サード「しまった!」
サードは不意打ちをどうにかかわした。
サード「どうやら敵はここでの戦いになれてるです・・・まさにプロ・・・」

ボスニア荒野上空

その頃上空から散策していたGセイバー一行は・・・
ファイタードラゴン1「おい・・・あそこだけ雷雲が・・・」
セカンド「確かに・・・おかしい・・・こんな荒野に・・・」
リーナス「もしかしたら魔法技かもね・・・」
ファイタードラゴン2「おい!あれ見ろよ!」
セカンド「あ・・・あれは」
彼らが見た方向にはジオンと交戦中のガンダムが見えた。
リーナス「まさか・・・あのジオンと戦っているガンダムっぽい奴が・・・」
リーナス以外はそのガンダムに見覚えがある。そう・・・まさに彼は・・・
Gセイバー「ああ・・・アイツこそがサードセイバーだ!!!」
ファイタードラゴン1「ついに発見したぜ!」

続く




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