ついにサードセイバーを発見したGセイバー以下3名、しかしそのサードは今現在ジオンと交戦中であった。
ボスニア荒野上空
セカンド「アイツ・・・ジオンと交戦状態になってる・・・」
リーナス「あれが・・・サードセイバー・・・でも彼って剣士・・・だよね・・・なんで魔術師っぽい装備してるの?」
セカンド「あ、ホントだ。もしかしたら兄者みたいにジョブ換装できるようになったのか・・・」
彼が以前から魔術を習っていた事は二人とも知っていた。
Gセイバー「アイツ、頑張ってるなぁと言いたいが・・・」
リーナス「言ってるじゃん」
セカンド「あんな数の敵を相手にしているとは・・・ムチャをするぜ・・・」
Gセイバー「こうなったら」
セカンド「助太刀だ!」
そういうと2人はファイタードラゴンから飛び降りた。
Gセイバー&セカンド「とお!!」
リーナス「ちょ・・・!?」
リーナスは二人の突然の降下に驚きを隠せなかった。
ファイタードラゴン3「お前に出来るか?あれ」
リーナス「多分無理かも」
地上
サードは苦戦を強いられていた。砂に潜って相手を仕留めるという敵の攻撃に手を焼いていた。どうやら奴等は砂漠戦闘のプロだ。
サード「く・・・なかなかやりますな・・・」
そして目の前にトカゲルググが襲ってきた。
トカゲルググ「とりゃああ!!」
そして2人はそのまま柔道のような組み合いになった。
トカゲルググ「今だ・・・やれ!」
サード「何!?」
トカゲルググの声とともにサードの背後からスコーピオンザクが現れた。しかもトカゲルググはサードの手をきつくしめた!
サード「しまった!」
スコーピオンザク「くはははは!死ねぇ!」
サード「くう!!」
そのときだ、空から何かが二つ、スコーピオンザクとトカゲルググにそれぞれ目掛けて降り立った!
Gセイバー「とりゃああ!!」
セカンド「てりゃああ!!」
それはファイタードラゴンから降下してきたGセイバーとセカンドセイバーだった。
降下した2人は剣を構えつつ、それを弟サードに迫る敵に向けた。そしてGセイバーの剣がサードを取り押さえてたトカゲルググに、セカンドの剣がサードに迫っていたスコーピオンザクに直撃した。
スコーピオンザク&トカゲルググ「ぐほおおお!!!」
剣が刺さった2匹はそのまま死にさらした。
サード「な!?・・・兄様(あにさま)がた!?」
Gセイバー「久しぶりだな、サード!」
サード「な・・・何ゆえにここに!?」
セカンド「お前さんやジオンの目撃情報あったんで調べに来たら・・・」
サード「何も兄様がたの力を借りたくは無いのですよ、サードは」
Gセイバー「んな事言ってる場合か?敵が来るぞ!」
3人に対してトロピカルドムが襲ってきた。
トロピカルドム「1人や2人増えようが!!」
サード「G兄様、どいてください!」
Gセイバー「?」
Gセイバーはいったんどいた。そしてサードが呪文を唱えた。
サード「・・・ムービサーベ!!」
真空の刃がトロピカルドム目掛けて発射された。油断したのか回避が遅れて、刃を喰らったトロピカルドム吹き飛ばされた。だが奴は生きている、傷が付いたがダメージは大きい。
サード「やったようですが・・・まだ敵は生きてるようです・・・」
Gセイバー「うむ・・・やるようになったみたいだな」
トロピカルドム「くっ!・・・回避する隙を与えてくれなかった・・・」
トロピカルドムは立ち上がりながらそう言った。
セカンド「こっちも油断しちゃいけないみたいだ・・・」
サード「敵は地中に潜ってそのまま奇襲を仕掛けるのが得意みたいです」
Gセイバー「なるほど・・・」
その時、どばぁ!と地中からコックローチバイアランが飛び出した。
Gセイバー「どうやらお出ましみたいだな!」
コックローチバイアラン「てりゃああ!」
ところがそのときだった。
リーナス「とおおお!!!」
誰かが落ちてくる・・・それはファイタードラゴンに乗っていたリーナスだった。リーナスは2人ほどの高さからの降下がちょっと怖いのでファイタ^ドラゴンに頼んで地上十数mくらいの高度にあわせてそこから降下してきた。
リーナス「うきゃああああ!!これが降下って奴ぅぅぅぅぅ!」
Gセイバー「あ、アイツ・・・何やってんだか・・・」
サード「誰か来たー!?」
セカンド「あれは・・・落ちるぞ・・・奴の上に」
その通りであった。リーナスはコックローチバイアランの真上に落下した。
ごーん!!リーナスの尻もちした。普通十数mからの降下はかなり危険で落下したら大怪我どころではない。だがコックローチバイアランがクッション代わりになったためどうにか無事であった。
リーナス「痛たたた・・・降下ってかなりきつい・・・」
Gセイバー「お前何やってんだ」
リーナス「いや・・・3人が心配でさ・・・それで私もちょっと降下と言うものを・・・」
コックローチバイアラン「お・・・おい・・・」
リーナス「?」
図らずもリーナスの下敷きになったコックローチバイアランが動いた。流石にしぶといモンスターだ。
コックローチバイアラン「俺を・・・踏み台にするな・・・!」
リーナス「きゃあああ!!!敵!敵!てか気持ち悪い!」
悲鳴を上げたリーナスは速攻で立ち上がり、剣を取り、虫の息のコックローチバイアランを我武者羅に切り裂いた。
リーナス「気持ち悪いの
**!
**!
**!」
コックローチバイアラン「ぎゃああああ!!ひでええええええ!!!」
哀れにもコックローチバイアランはバラバラに切り刻まれた。
トロピカルドム「もう一人敵が増えやがった・・・」
リーナス「はぁはぁはぁはぁ・・・」
Gセイバー「おいおい・・・少し冷静になれって・・・」
半べそ状態のリーナスを慰めるGセイバー。
リーナス「あ・・・ごめん・・・」
サード「残る敵は・・・3体か・・・」
トロピカルドムとスコーピオンザク2体が地中に潜り始めた。
Gセイバー「!敵はどこから現れるかわからないぞ・・・」
セカンド「どうする・・・?」
サード「そうだ!・・・フリーザー!」
サードが魔法を使った。周囲10m四方を氷付けにするフリーザーだ。
サード「これで敵が地表に現れたらわかります、氷は厚くはないですけど」
リーナス「なるほど・・・」
そのときだ、彼らの周囲東側5mの地点の氷にひびが入った。
Gセイバー「来る・・・」
そしてそこからトロピカルドムが氷を破って出てきた。
トロピカルドム「くっ!子供だましなど!」
だがトロピカルドムに向けて、Gセイバーが飛び出した。
Gセイバー「とりゃあ!」
トロピカルドム「ぐおお!!・・・」
直撃、Gセイバーの剣がトロピカルドムに刺さった。
トロピカルドム「な・・・なんと・・・」
トロピカルドムはそのまま倒れ、地中へ沈んでいった。サードの攻撃のダメージが残ってたのか、彼の動きが鈍くなったのだ。
リーナス「後2体!」
と突然、リーナスたちの周囲西側13mからスコーピオンザク2体が出てきた。あそこは氷が張っていないポイントだ。
サード「げ!アイツら!」
スコーピオンザク1「こうなったら撤退だな・・・」
スコーピオンザク2「うむ・・・そうだな・・・だが置き土産に・・・毒針を食らわしてやるぜ!」
スコーピオンザク2体はそう言って尻尾の毒針を連射した!
スコーピオンザク×2「死ねぇ!」
リーナス「させない!リフレクト!」
リーナスは防御魔法を唱えた。毒針は跳ね返されて、氷の張った地表に落ちる。
スコーピオンザク1「あらら・・・なんてこった・・・」
そのときだ、スコーピオンザク2匹に向かって火球が打ち込まれた。
スコーピオンザク×2「ぎゃはーーー!!!」
スコーピオンザク2匹はそのまま爆発した。
ファイタードラゴン1「おーい!大丈夫か!?」
ファイタードラゴン3匹が降り立った。そう、あの火球はファイタードラゴンが発射したものだった。
サード「どうにか・・・無事です・・・」
リーナス「はぁ・・・敵部隊全滅ね・・・」
サード「と言うか貴公はなんですか?なにやら可愛いですけど・・・」
続く