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No.246 騎士ガンダム戦記 フェイズ89「緊急事態」 投稿者:GX−9900   投稿日:2012年10月02日 (火) 22時12分 [返信]

ガイア城にやってきたズタボロになった伝書ハロ、彼は王都より少し離れたドライヴァレ村の所属であった。
ボロボロになっていた事からドライヴァレ村に何かあったのかもしれない。伝書ハロは医務室に担ぎ込まれ、どうにか一命は取り留めた。そしてドライヴァレ村が大変な事になったという報告をした。

ガイア城王の間

グレーブス王「なんだって!?間違いないのか?・・・」
グレーブス王が驚いて玉座から立った。
デルタ「ええ、伝書ハロによるとドライヴァレ村が・・・全滅したそうです・・・」
デルタが深刻そうな表情をした。
デルタ「でも相手はジオンでもグレムリーでも無いそうです・・・」
グレーブス王「では一体!?」
デルタ「ルシフェルだそうです・・・」
グレーブス王「何ーーーー!?」
グレーブス王もデルタもまたデスシスタールシフェルを知っている。彼女はそれ程悪名が知れ渡ったリグ地方一の凶悪犯なのだ。しかも彼女はデルタやGセイバーたち同様戦闘のプロなのだ。デルタもかつてルシフェルと交戦したことがあり、彼女の戦闘力はデルタと互角でありそして引き分けに終わった。正確にはルシフェルが戦闘中にデルタの強さを認めて突然あっさりと立ち去ってしまった。Gセイバーもルシフェルと戦ったが、デルタの時と同じく彼女があっさり先頭を放棄して去ってしまった。
ルシフェルはデルタのときもGセイバーの時も去る時こう言い放った。「私は神の使いであり正義の味方、正義である強者は生かしておくべき存在だから」と・・・弱肉強食じみた発言だが彼女はとある事件がきっかけで頭がおかしくなっていると言うらしい。シスターでありながら彼女の行った事は神の名の下による民間人の殺戮。しかも殺した数十人のうち7割は年端も行かない子供だったと言う。正義の名を借りた虐殺、そんなものは絶対許されない行為だ。もっとも殺人自体許されない行為である。彼女はある日疲弊していた所を兵士達に捕縛され、結果かつて属したオースター島の洞窟に投獄されたのであった。しかし今・・・
デルタ「やっかいだな・・・あのクレイジーシスターがよりによって・・・」
グレーブス王「うむ・・・今はジオンやグレムリーの対処で精一杯だと言うのに・・我が国の領土及びリグ各自治区に警戒態勢を呼びかけるか・・・」
デルタ「そうとなれば俺達も出撃できるように準備しないとな、こうなったら奴を確実に滅ぼす!」

ガイア城通路

リーナスとサード、Gセイバー、ネクティスが通路を歩いていた。2人とも真剣な表情だ。だがリーナスはルシフェルのことを何も知らない。
リーナス「そのルシフェルってかなり厄介な奴なの?」
リーナスが質問した。
ネクティス「ああ、お前は知らないんだっけな。相当厄介な奴でさ・・・」
Gセイバー「俺達と同じガンダム族だが・・・頭がどうかしてて・・・神がどうの、弱者は邪悪だとかほざきまくる始末だ・・・」
リーナス「・・・それって・・・イカれポンチって奴?」
サード「まぁそんな感じです、けどあれは元はシスターですけど」
リーナス「シスターって教会とか言う所にいる女性?」
Gセイバー「まあな」
サード「さてさて・・・奴が逃げたとなると大変だぞ・・・」
そこへ兵士フリーダムがあわてて駆けつけた。
兵士フリーダム「大変だぁ!!」
リーナス「どうしたの?」
兵士フリーダム「それが・・・連絡係のコアピジョンによるとデスシスタールシフェルが投獄されていたオースター島ですが・・・島民が1人残らず全滅していたそうです・・・」
サード「なんですと!?」
Gセイバー「くそ!脱走の際にやりやがったか!」
ネクティス「この国どころかリグ地方全体が騒ぐなぁ・・・多分・・・」
リーナス「マークWはまだこの地方にいるかな?」
サード「さあ・・・?彼なら・・・あるいは・・・」

続く


No.245 騎士ガンダム戦記 フェイズ88「リーナスは考え中」 投稿者:GX−9900   投稿日:2012年09月27日 (木) 22時07分 [返信]

ガイア城城壁付近

ワイヴ補給基地の戦いが終わったその頃、リーナス達は・・・
リーナス「風がさわやか・・・」
城壁付近で日向ぼっこしていた。隣にはGセイバーも同じく。
Gセイバー「うむ・・・束の間の休息・・・だな」
リーナス「はぁ・・・」
Gセイバー「どうした?溜息ついて」
リーナス「いやね・・・私は今でもこんな自分は何者なのかって考えてるのよ」
Gセイバー「・・・」
リーナス「一体私は何者でそして何でファイズ島なんかで眠ってたのか・・・」
Gセイバー「俺にもわからん・・・だがただ一つわかっていることがある」
リーナス「それは?」
Gセイバー「お前さんが古代キルケー文明と関係あるというものだ、数百年前にこの地方を支配していたキルケー王国にな」
リーナス「キルケー王国か・・・どうして滅んでしまったの?」
Gセイバー「ネクティスによると今でもそれについては色々と説があってなぁ・・・天変地異説とか他国の侵略説とか・・・」
リーナス「うんうん」
Gセイバー「詳細はわからないが魔術で繁栄してたって話だぜ」
リーナス「へぇ」
Gセイバー「だが子孫が残ってるのかは不明だ」
リーナス「そうなんだ・・・もしかすると・・・私・・・そのキルケーの子孫だったりして・・・」
Gセイバー「っておいおい・・・直球だな・・・」
リーナス「それでジオンとグレムリーに誘拐されて記憶を消されたとか・・・」
Gセイバー「なるほど・・・それもありえるが・・・」
リーナス「けどキルケーの人間ってどんなのだったんだろ?」
Gセイバー「そりゃあ普通だそうだ」
リーナス「普通って・・・化石とか発掘されて無い?」
Gセイバー「そんな古代の生き物じゃあるまいし・・」
リーナス「けど色々と遺跡とかあるじゃない・・・ハービック村近辺とか」
Gセイバー「うむ・・・」
ハービック村近辺の遺跡、以前そこを狙ってジオンとグレムリー連合軍が村を占領した事があった。その村の解放作戦において遺跡に入った敵の追撃に向かったリーナスはそこでキルケーの遺物である魔力制御兼魔力増強用ユニット「エグザブレス」を入手した。
リーナス「このエグザブレスってのもキルケーのものだと言うけどこれ以外にも遺物っぽいものあるかとネクティスに聞いたけど殆ど無いって」
Gセイバー「ふむ・・・」
リーナス「私がキルケーだからこれが付けられたんだよね、やっぱ私はキルケーの人間だと思う・・・」
Gセイバー「確かにそういえるかもしれんが・・・」
そこにサードが割り込んできた。
サード「何の話ですか?」
Gセイバー「あ、サードか」
リーナス「私の考察」
サード「はい?」
リーナス「記憶喪失な私の素性とキルケーに関する話」
サード「ああ、そういえば貴公は記憶喪失の所をGセイバー兄様に拾われたのでしたね」
リーナス「まあね・・・」
サード「それで貴公は何なんでしょうか?」
リーナス「キルケーと関係あるって事」
サード「古代キルケー王国ですか」
リーナス「うん」
Gセイバー「そういえばお前、色々と旅してきただろ、キルケー関係の遺跡とかに行ったか?」
サード「あ〜・・・行ったには行ったのですが・・・どれも完全な形とはいえないのでしかも立ち入り禁止・・・」
リーナス「あそ・・・残念・・・」
サード「ん?あれは・・・」
サードが見上げた空に伝書ハロがボロボロになりながら飛んできた。
Gセイバー「ハロ?・・・どうしたんだ!?あんなにボロボロになって・・・」
ハロが落ちるかのごとくGセイバーの肩に乗った。
伝書ハロ「た・・・助けてハロ・・・」
リーナス「どうしたの!?」
Gセイバー「一体誰にやられたんだ!?グレムリーか!?」
伝書ハロ「ち・・・違う・・・」
サード「とりあえず城内に運んで手当てしたらどうです?」
Gセイバー「そうだな!」
Gセイバーはなにやら妙な予感がした。

続く


No.244 騎士ガンダム戦記 フェイズ87「ワイヴ補給基地の戦い」 投稿者:GX−9900   投稿日:2012年09月25日 (火) 22時05分 [返信]

ワイヴ平原補給基地からの連絡が途絶えた為、調査に向かったスカーレットキュベレイと騎士ヴィッシュの二人が見たものは壊滅した基地とデスシスターガンダムルシフェルの姿だった。

ワイヴ平原補給基地

ルシフェルの周りには大量の死体が転がっている。兵士やモンスター達の死体である。腕だけになってたり首を斬られたもの、真っ二つにされたもの、何らかの攻撃を受けて黒焦げになったもの、そしてズタズタにされたものなど色々だ。しかも生首まで転がっているし、鮮血が地面を染めていた事もあってまるで地獄絵図のような光景だ。その中にたたずむルシフェルは天使なのか悪魔なのかわからない。
スカーレットC「あああああ・・・貴女は・・・」
スカーレットCが少しおびえていた。
ヴィッシュ「確か・・・シスタールシフェル!・・・」
ヴィッシュも真剣そうな表情でルシフェルを捉えていた。
ルシフェル「どうも・・・」
ルシフェルはぺこりとお辞儀をする。
ヴィッシュ「元オースター島のシスターでありながら、ジオンがこの地方を荒らしていた数ヶ月前に次々と民間人やらを数十人くらい虐殺した凶悪犯!しかもその殺害数の7割は子供!確かオースター島に封じられていたとか・・・」
ヴィッシュも彼女の事は聞いている。彼女はリグ地方では有名人みたいなものなのだ。汚名と言う嫌な意味で。
ルシフェル「あら?スカーレットキュベレイじゃない・・・お久しぶり♪」
スカーレットC「げ・・・」
ルシフェルはスカーレットに目をやると懐かしそうに挨拶した。
ヴィッシュ「スカーレットキュベレイ・・・お前、奴と知り合いだったのか?」
スカーレットC「え・・・ええ・・・まぁね・・・子供の頃にね・・・」
スカーレットは妙にビビッていた。
実はスカーレットCとルシフェルは子供の頃からの付き合いだった。家は近所で学校も同じだった。しかし2人が18歳になると道は分かれた。スカーレットは魔術に興味を抱き、魔法使いへ。ルシフェルは神に心酔してシスターへとそれぞれの人生は分かれていった。ルシフェルが殺人鬼に変貌した当時スカーレットはグレムリー軍にいたが彼女の悪行には戸惑った。かつてルシフェルはスカーレットの事が好きだった、少し病的に、だが神に心酔してからは普通の友人程度にしか思わなくなった。当時のスカーレット本人は少しうざったいと思っていたが彼女の殺戮行為は噂で聞いていた程度だが「まさかあんなことをするとは・・・」と戸惑ったのだ。
そしてルシフェルが逮捕された後、もう彼女に関わりたくないとスカーレットは心に誓った。だが奴は現れたのだ、スカーレットの目の前に。
ルシフェル「見ないうちに可愛くなったねぇ・・・」
スカーレットC「あははは・・・貴女こそ・・・」
ヴィッシュ「それはさておき、貴様どういうつもりだ?」
ルシフェル「はい?」
ヴィッシュ「ここは我々の補給基地だぞ、それを壊滅させるとは・・・何のつもりだ?」
ルシフェル「私も神様も弱いものが大嫌いなのです、だからこの基地の連中は弱いので滅ぼしてあげました」
スカーレット「うわあ・・・昔よりも性格悪い・・・」
ヴィッシュ「・・・面白い奴だな・・・だが狼藉を働いた罪は重い!」
ヴィッシュがルシフェルに襲い掛かった。ルシフェルは瞬時に剣を出す。そして鍔迫り合いに突入した。
ルシフェル「へぇ・・・やるようですね・・・けど」
ルシフェルが後ろにステップして距離を詰めた。そしてもう1本の剣を出すと既に右手に持っている剣とあわせてクロスする。すると剣の刃が光りだした。
ヴィッシュ「何!?」
スカーレットC「これは・・・もしや魔法技!」
ルシフェル「神に祝福された十字架!ブラストクロス!」
クロスしていた剣の刃からX字型の光が発射された。
ヴィッシュ「!?うお!」
ヴィッシュはそれを咄嗟にかわした。そしてX字型の光はそのまま基地の壁に直撃した。ばーん!直撃を受けた壁にはX字型の穴が開いていて、煙まで上がっている。これは破壊光線だ。
ヴィッシュ「な・・・なんと言う奴だ・・・噂どおりの強さだ・・・面白い!」
スカーレットC「ヴィッシュ殿!とりあえず私も加勢しまーす!」
ヴィッシュ「そうかい!知り合いだからか?」
スカーレットC「この子には関わりたくなかったけど・・・」
だがルシフェルは突然後ろを振り向いた。
ルシフェル「はぁ・・・さてさて・・・行きますか」
ヴィッシュ&スカーレットC「!?」
ルシフェル「それでは・・・」
ヴィッシュ「ちょっと待て!どういうつもりだ!?俺達を見逃すのか!?」
ルシフェル「貴方は強者です。私のブラストクロスをかわすとは・・・なかなかやりますね、と言う事で、強者である貴方は生かしておきます」
スカーレットC「きょ・・・強者って・・・」
ルシフェル「神もその神に使える私も強者が好きなのです、強者は生かすべき存在、この世の支配者なのです、世の中は力が全てですから、スカーレット・・・あなたは友人なのでオマケで見逃しておきます」
スカーレットC「オマケって・・・!」
ルシフェル「それじゃあ、神に栄光あれ」
そのままルシフェルは飛び去ってしまった。
ヴィッシュ「一体なんだと言うのだ・・・」
スカーレットC「あの子は・・・なんだかかつて以上におかしくなってる・・・」
2人はルシフェルが飛び去った空を少しだけ見つめていた。

続く


No.243 騎士ガンダム戦記 フェイズ86「過去は悪夢となりて」 投稿者:GX−9900   投稿日:2012年09月20日 (木) 22時03分 [返信]

8ヶ月前

リグ地方がジオンの侵略にさらされていた頃・・・サードはワトホート街の守備隊の隊員だった。ある日街の守備隊と同じ規模の敵部隊が接近していると言う報告を受けて守備隊は全兵力を持って迎撃に当たった。だが・・・
サード「たああ!!」ぐさあ!
ジオンの戦士ザクがサードの剣で真っ二つになった。
サード「これならいけるかもしれない・・・!」
サードの後ろにゴブリンザクが不意打ちをしようとした。
ゴブリンザク「死ねよやーー!!!・・・ぐひゃっ!!」
だがゴブリンザクは剣で斬られた。セカンドセイバーだ。彼は当時、ワトホート守備隊の隊長であった。
サード「兄様!」
セカンド「サード!気を緩めるな!」
サード「はい、それはさておき敵の指揮官が隣のポイントにいるみたいです!集中攻撃でもしますか?」
セカンド「そうか!・・・わかった!全兵力で叩くぞ!」
そして敵の指揮官を撃破し、敵部隊は全滅した。だが・・・
兵士フリーダム「大変です!敵の別働隊が街を攻撃してます!」
セカンド&サード「なにぃーーー!?」
そう・・・あの部隊は自分達を囮にして守備隊を引き付け、別働隊を町に向かわせ制圧させるつもりだったのだ。
すぐさまサードたちが向かい、敵別働隊を撃破したが街は半壊し、大勢の犠牲者が出た。
サード「そんな・・・サードが有頂天になってたせいで・・・集中攻撃を進言したから・・・ああああ!!!!!・・・・・・」

サード「はっ!」
夢だった・・・サードはかつてのあの嫌な日を夢に見てしまったようだ。

現在、ガイア城リーナスとサードの自室

サード「夢でしたか・・・」
リーナス「あ、起きた」
既に起きてたリーナスが呟いた。
サード「あ、おはようございますリーちゃん」
リーナス「おはよ」
二人は挨拶する。
リーナス「大丈夫?うなされてたみたいだけど・・・」
サード「いえ・・・大丈夫です・・・怖い夢を見ただけです」
リーナス「どんな夢だった?」
サード「ノーコメント」

ワイヴ平原

ここはワイヴ平原。グレムリーの東北の国境近くにある平原でここにはグレムリー軍の基地が存在する。小さな補給基地だ。だがそこからの連絡が来ないのでスカーレットキュベレイと騎士ヴィッシュが見に来た。
今彼らはほうきに乗って空を飛んでいる。ほうきに乗って空を飛ぶと言うのは魔女の基本的な姿だ。ヴィッシュのスカーレットキュベレイの後ろにいる。二人乗りだ。
ヴィッシュ「うむ・・・ワイヴ補給基地からの連絡が途絶えるとは・・・」
スカーレットC「一体何があったんだか・・・まさか・・・ガイアが・・・」
ヴィッシュ「それは無いだろ・・・」
スカーレットC「見えてき・・・!?」
ヴィッシュ「何!?」
2人は補給基地が滅茶苦茶になっているのを目撃した。基地の各所から煙が上がっている。これは明らかに敵襲だ。しかし一体誰が?兵力はどれ位だろうか?2人は基地に降り立った。
ヴィッシュ「これは一体・・・!?」
ヴィッシュの視線の先に兵士やモンスターの死体の山に1人たたずむシスターらしき輩が移った。
ヴィッシュ「あれは・・・」
ルシフェル「あらあら・・・」
スカーレットC「ま・・・まさか・・・!」
それはオースター島から脱走したガンダムルシフェルであった。

続く


No.242 秘密な脱皮3 投稿者:GX−9900   投稿日:2012年09月18日 (火) 21時57分 [返信]

羽坂絵里沙と風村準間・・・この2人の高校生男女には秘密があった。それは週に1度脱皮すると言うのだ。
今日はその日、2人は脱皮しようとしていた。これは何度かある事だ。しかも同じ時、同じ場所で。その場所は絵里沙のマンションの部屋だ。
準間「ん・・・脱ぐぞ・・・」
絵里沙「わかってる・・・」
2人は衣服を脱ぎ始め、そして一糸纏わぬ全裸になった。
準間&絵里沙「ひゃっ・・・」
準間は咄嗟に両手で股間を隠し、目を閉じつつ首を左に向ける。それと同時に絵里沙も見られてはいけない箇所(胸と股間)を両手で瞬時に隠すと目を閉じて首を右方向へ向ける。2人とも赤面である。いつも2人とも最初はこうだ。裸になって恥ずかしくて自分の裸身(と言うか性的な部分)を見せられないのだ。がそのまま目を開けお互いを見つめ合い、慣れると全部をさらけ出す。
準間&絵里沙「・・・う・・・」
これもいつもの事だが流石に恥ずかしい。
絵里沙「な・・・何か言ってよ・・・準」
準間「な・・・何についてだ?・・・お前の身体の事とか?・・・」
絵里沙「なによ・・・う!・・・」
準間「来たか絵里沙・・・う!・・・」
どくん!
来た、脱皮するときが。脱皮する時にはその予兆として心臓の鼓動が威容に激しくなるのだ。そして体に少し痛みが走る。2人はそのまま並んで寝転がる。
絵里沙「あん・・・あんっ・・・ああ・・・」
絵里沙は両手を胸にあてる。
準間「ぬぅ・・・うあ・・あああ・・・」
隣にいる準間は片腕を胸に当てつつ、腕を絵里沙へ伸ばす。
準間「だ・・・大丈夫かぁ・・・?・・・」
絵里沙「う・・うん・・・まあね・・・慣れてるから・・・はああっ!!」
準間「俺も・・あう!」
どくんどくんどくんどくんどくんどくん!
心臓の鼓動がますます激しくなる。いよいよ脱皮の瞬間だ。二人の意識は薄れていく。2人は今、成長し、新たな身体を得る。
準間&絵里沙「あ・・・あああああああ!!」
そう叫ぶと二人はそのまま気を失うように眠り、動かなくなる。そして1分経つと・・・
もくもくっ!べりべりっ!
背中が膨らみ、そして・・・
ばりぃ!!!
絵里沙「んっああああっ!」
準間「んっ・・・くあああっ!」
その産声のような叫びと共に2人は脱皮した。身体は粘液で塗れているが肌はつやつやになっていた。
絵里沙「ん・・・ああああ・・・・」
準間「はぁぁぁ・・・」
生まれ変わった快楽と喜びに包まれた2人は喘ぎ声を漏らす。脱皮したての準間が同じく脱皮したての絵里沙を見つめる。
準間「き・・・綺麗になったな・・・毎回だけど・・・」
快楽に包まれていた絵里沙が準間に振り向く。
絵里沙「うるさい・・・」
2人は抜け殻となった身体から離脱する。
準間「俺らさ・・・もうどれくらいになるんだろうかな・・・この付き合い」
絵里沙「多分・・・半年かも・・・」

続く


No.241 騎士ガンダム戦記 フェイズ85「夜に・・・」 投稿者:GX−9900   投稿日:2012年09月14日 (金) 22時00分 [返信]

ガイア城リーナス(けど本当はサード)の自室

ルシフェルがビンソン湾を移動中のその頃、リーナスとサードセイバーは自分の部屋で寝ていたりする。
リーナス「ん・・・zzz」
サード「む・・・」
実はリーナスは全裸で寝ていたりする。しかし布団の中で寝る。本人曰く気持ち良いとのこと。これはたまにあることであり、どうやら彼女がファイズ島で水晶内部で全裸で眠っていた影響かも知れない。リーナスにとって裸になって寝るのはちょっとした快楽でもあり母なるものの胎内への回帰と言える。だが彼女に親がいるのかは今のところ不明である。
サード「・・・」
サードはリーナスの隣、と言うか同じベッドで寝ている。と言うのもここは元々サードの部屋である。リーナスは保護された際、この部屋を一時的に自室として与えられた。と言うのも空き部屋ここしか無く、しかも隣が保護者兼上司のGセイバーの自室なのでここにする事になった。リーナスは以前からこの部屋は他人様のものであり、その者は現在旅に出てると聞いていたがそれがGセイバーの弟サードとは思いもしなかった。ボスニア荒野から帰還後、図らずもサードはリーナスが自室を使っている事に驚いた。そしてそのままサードとリーナスは相部屋になったのであった。
サード(ここはサードの部屋なのに・・・まぁ仕方ないですね・・・ここしか空いてないのは・・・それに保護者のGセイバー兄様が女の子が少し苦手ですし・・・)
サードは心の中でそう呟いた。不意にリーナスのほうへ目を向ける。
リーナス「あ・・・あん・・・」
リーナスの妖艶な寝息がサードの耳に響く。リーナスの寝顔は気持ち良さそうな感じだ。それ程裸で眠るのは良いようだ。
サード「・・・!」
サードは速攻でリーナスから目を背ける。
サード「レディの裸身を見るなど・・・破廉恥ですよ・・・」
サードは朝までリーナスに視線を向けることは無かった。
リーナス「zzz・・・・」

ガイア城周辺

その頃Gセイバーは外を散歩していた。その日の夜空には月が赤く輝いていた。まるで何かの予兆のように・・・
Gセイバー「月が赤いな・・・」
Gセイバーは何かが起こるやも知れないと心の中で感じた。

早朝 ビンソン湾砂浜

脱獄し、オースター島を全滅させたデスシスタールシフェルがついに本土へ上陸した。彼女はボートで一夜を過ごした。
ルシフェル「ん・・・ん〜〜〜〜!」
眠りから覚めてボートから降りたルシフェルはウォーミングアップした。
ルシフェル「ついに本土に上陸しました・・・さてさて・・・」
?「おいお嬢ちゃん」
そこにモンスタータートルゴッグが現れた。そのタートルゴッグは実はグレムリーの工作員であったりする。
タートルゴッグ「こんな朝っぱらに何をしてるんだ?」
タートルゴッグがその手をルシフェルに伸ばした。だがルシフェルは・・・
ルシフェル「触らないでください・・・この薄汚いケダモノ」
と吐いた。
タートルゴッグ「な・・・なんだと!?てめー!!」
怒ったタートルゴッグがルシフェルに襲い掛かる。だがルシフェルは瞬時に弓矢を取り出し、矢を放った。
ルシフェル「ヘルアロー!」
矢が黒い光弾となってタートルゴッグに直撃した。
タートルゴッグ「ぐぎゃあああ!」
ルシフェル「汚らわしいもの、死んで償え!」
光弾をくらったタートルゴッグは爆発し、木っ端微塵になった。
ルシフェル「弱い・・・弱きものは皆悪党・・・」
そう呟きながらルシフェルは去っていった。
今リグ地方に殺戮の嵐が吹き荒れようとしていた・・・

続く


No.240 騎士ガンダム戦記 フェイズ84「外道シスタールシフェル」 投稿者:GX−9900   投稿日:2012年09月12日 (水) 22時39分 [返信]

ビンソン湾オースター島

月が赤く輝く夜中、オースター島は今や地獄と化していた。脱出したデスシスターガンダムルシフェルによる無差別虐殺によるものだ。島民はもはや誰一人残っていない。
血の海と死体の山と化した村で月を見ながらルシフェルはたたずんでいた。
ルシフェル「美しい・・・まさに私を祝福しているような感じだわ・・・」
彼女は足元の子供の死体に目を向ける。まだ10歳と年端もいかない子供だ。真っ二つにされて上半身だけになっている。
ルシフェル「それに比べて・・・なんて醜いこと・・・」
そう呟いた後周辺にある大量の死体を見つめて、嫌そうな顔をした。
ルシフェル「やはり弱者は醜い・・・死んでも醜い・・・」
突然彼女は月に向かってお祈りを始めた。
ルシフェル「神よ・・・私シスターガンダムルシフェルはこの世にはびこる禍々しい弱者どもを打ち滅ぼして見せます・・・そして・・・強者による美しい真なる平和な世界を築いて見せます・・・」
そしてルシフェルはその場から立ち去る。船着場へ向かう。船は無傷である。
ルシフェル「さてさて・・・これからが大変♪本島へ向かって外道どもを滅ぼさなきゃ♪」
そしてルシフェルはボートに乗って本島へと向かっていった。本島・・・即ちノア地方である。

ビンソン湾

ビンソン湾でとあるマーメイドジムが泳いでいた。哨戒任務と称した散歩だ。そこに船が来た。船はどうやらボートのようだ。
マーメイドジム「変ね・・・こんな夜中にボートなんて・・・ん?」
マーメイドジムはボートの搭乗者を見て驚いた。
マーメイドジム「げ!!・・・」
そう・・・それは数十人もの民間人(このうち7割は子供)を虐殺した凶悪犯ルシフェルであった。
マーメイドジム「な・・・なんで奴が!?」
マーメイドジムも彼女の事は聞いている。なにせ数十人も殺した殺人者だ。
ルシフェル「あら・・・カモ発見」
マーメイドジム「げげ・・・逃げろーー!!」
マーメイドジムは逃げ出す。だがルシフェルは船からジャンプし、飛び立った。
ルシフェル「海上で飛ぶのは面倒なのですが仕方ありませんね」
その直後、マーメイドジムがトライデントランサーで奇襲攻撃をかけた。逃げたと見せかけた攻撃だ。
マーメイドジム「と見せかけて!」
それに対しルシフェルは攻撃を難なくかわしレイピアを取り出した。
ルシフェル「弱きものは死すべき!」
そしてレイピアでマーメイドジムを切断した。
マーメイドジム「ぎゃあっ!!」
マーメイドジムの遺骸は海へ落下、その血が海に流れていく。
ルシフェル「処刑完了・・・」
そしてルシフェルはボートに戻ると、そのまま本島へ向かっていった。

続く


No.239 騎士ガンダム戦記 キャラのモチーフ紹介2 投稿者:GX−9900   投稿日:2012年09月06日 (木) 22時10分 [返信]

今回は久々に騎士ガンダム戦記のキャラのモチーフ紹介です。(単にネタが無いと言う理由なのは秘密)

ガイア軍サイド
剣士サードセイバー・戦士サードセイバー・魔道師サードセイバー=G3セイバー、戦士は重攻撃モード、魔道師は強行戦闘モード(G−SAVIOURより)
戦士クリプト=シン・クリプト(ガンダム・センチネルより)
ファイタードラゴン=Gファイター(機動戦士ガンダムより)

グレムリー・ジオン連合軍サイド
魔術師レイ=CCMS−13レイ(G−SAVIOURより)
騎士ドルメル=MS−19ドルメル(機動戦士ガンダム EXREVUEより)
騎士ブグU=CCMS−032ブグ2(G−SAVIOURより)
アプサラスアゲハ=MSX−10アプサラスV(機動戦士ガンダム 第08MS小隊より)+魔獣アプサラス(SDガンダム英雄伝より)
騎士ハンマハンマJ=AMX−103G量産型ハンマハンマ(SDガンダムGジェネレーションより)
戦士ゼロ=ゼロ・ムラサメ(機動戦士ガンダム ギレンの野望)
僧侶ジュアッグ=MSM−04Gジュアッグ(MSVより)
騎士ヴィッシュ=ヴィッシュ・ドナヒュー(機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で・・・より)
アインスネーク=マゼラ・アイン(機動戦士ガンダムMSIGLOO2 重力戦線)
トカゲルググ=MS−14Dデザートゲルググ(ZZMSVより)
カメレアッグガイ=MSM−04Nアッグガイ(MSVより)
戦士ザクQ=MS−05Qノリス専用旧ザク(MSV−Rより)
闘士トロピカルドム=YMS−09Dトロピカルドム(MSVより)
監視兵ゾゴック=MSM−08ゾゴック(MSVより)
監視兵フリッパー=MS−06E3ザクフリッパー(MSVより)
ザントイフリート=MS−08イフリート(機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079より)
戦士ズサダイン=AMX−13ズサ・ダイン(ダブルフェイク アンダー・ザ・ガンダムより)
闘士ザクFZ=MS−06FZザクU改(機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争)
戦士ゲーツ=ゲーツ・キャパ(機動戦士Zガンダムより)
戦士シドレ=シドレ(機動戦士Zガンダムより)
兵士リゲルグ=MS−14Jリゲルグ(機動戦士ガンダムZZより)
シャドークゥエル=RGM−79Qジムクゥエル(機動戦士ガンダム0083 スターダストメモリーより)
闘士レンチェフ=レンチェフ(ジオニックフロントより)

その他サイド
若者ジムジャダン=RMS−179ジムU(機動戦士Zガンダムより)
デスシスターガンダムルシフェル=ガンダムルシフェル(新機動戦記ガンダムW ティエルの衝動より)
神父イーワックネロ=MSA−007EEWACネロ(ガンダム・センチネルより)


No.238 騎士ガンダム戦記 フェイズ83「脱獄者はシスター?」 投稿者:GX−9900   投稿日:2012年09月04日 (火) 23時14分 [返信]

ガイア王国ガイア城内

プリムス砦攻略から2日後、数ヶ月ぶりにガイアに帰還した剣士サードセイバーは既にグレーブス王との謁見もすんで現在通路を歩いている。城の皆に戻ってきたので挨拶しているのだ。それも殆どすんだ。
サード「ふう・・・ちょっと疲れるのです」
城には色々と人が多い、衛兵とか色々と。
サード「まぁ仕方ないです」
そんなサードの目の前に少女が写った。この前のプリムス砦攻略で共に戦ったリーナスだ。
リーナス「あ、サード」
サード「リーちゃんでは無いですか」
リーナス「リーちゃんって・・・と言うか貴方、こんな所で何してるの?」
サード「城の皆様に挨拶、帰還したもので」
リーナス「そうなんだ」
サード「そして貴公は何を?」
リーナス「私?これからGセイバーと一緒に演習場に行くけど、鍛錬よ、鍛錬」
サード「熱心ですね、それならサードとお手合わせ行きましょうか」
リーナス「・・・それもいいかも」
サード「行きますか」
リーナス「まずはGセイバーの所に行きましょ、城の門で待ち合わせてるから」
そうして2人は外へ向かった。

城の門

門の近くではGセイバーが待っていた。
Gセイバー「リーナスの奴まだかな・・・そろそろ予定時刻だ」
そこに戦士ジムストライカーがやってくる。
ジムストライカー「お!Gセイバーじゃん、何やってんだ?」
Gセイバー「ストライカーか、見ての通りリーナスを待ってんの」
ジムストライカー「デートか?」
Gセイバー「茶化すなよ、演習場に向かうの、アイツの鍛錬だよ」
ジムストライカー「そうですかい、俺は門番だ」
Gセイバー「そうか・・・お、予定通りだな」
リーナスが城の方から来た。サードも一緒にいるようだ。
リーナス「予定通りの時刻?」
Gセイバー「ああ、てかサード・・・お前も一緒に?」
サード「まぁね、お手合わせしたいので」
Gセイバー「別に良いぞ、お前の腕がどれほど上がったかこの前の戦いで知ったが・・・まぁ詳しく知りたいしな、腕の上がりようを」
サード「ありがとうございます」
リーナス「それじゃ、行くわよ」
そして3人は演習場へ向かった。

ビンソン湾オースター島教会

ここはガイア本土、つまりリグ地方に面している海・ビンソン湾に浮かぶ島オースター島。ここはジオン族の攻撃に会う事は無かった。だがこの島の地下にはとんでもない犯罪者が幽閉・監禁されていた。ここはそんな島の砂浜近くに建つ教会。ここに神父が一人いた。名はイーワックネロ。
神父イーワックネロ「ふむ・・・ジオン族が復活した・・・だがこの島に攻めて来るかも知れない」
イーワックネロは心配そうに呟いた。ジオン族が最近リグ地方で暴れていることに憂いているのだ。
神父イーワックネロ「無差別に人を殺めるなど・・・神への冒涜を覚悟の身なのですか・・・彼らは」
そこに教会の扉が乱暴に開いた。
?「神への冒涜は貴方もそうだと思いますよ?・・・神父様♪」
女性の声だ。その声の主はMS族だ。しかもガンダム族である。漆黒でボロボロな体に背中に天使の羽のようなものが4枚あるが、その羽もまた黒くボロボロになっている。胸には十字架のアクセサリーをつけているが中心の宝石は目玉に見える。
?「弱者に救済?・・・ふざけてるにもほどがありますね・・・お久しぶりですね・・・神父様♪」
イーワックネロはそのガンダム族を見て腰が抜けそうになるほど驚いたのだ。
神父イーワックネロ「!?貴女は・・・デスシスターガンダムルシフェル!?・・・そんな!何故!?貴女は・・・この島の洞窟に投獄されたのでは!?」
ルシフェルと呼ばれたそのガンダムは不気味な笑みをしながら答えた。その笑顔はまるで狂人のような感じだ。
デスシスタールシフェル「ふふ・・・少し苦労しましたがあの束縛は自力で解除しました、大体あんなもので私を束縛するなど言語道断です、私は・・・正義の味方なのですから・・・♪」
神父イーワックネロ「な・・・何が正義なのですか!神に仕える身でありながら・・・シスターでありながら、罪の無い人々を何十人も殺して!それも・・・その7割は子供ではないですか!」
デスシスタールシフェル「はあ?・・・くくくく・・・あははは・・・・」
ルシフェルは突然笑い出した。まるで狂ったように。
神父イーワックネロ「な・・・何がおかしいのですか!?」
ルシフェル「おかしいのは神父様のほうですよ♪罪も無い?子供ですって?・・・違います!力無き弱者は皆、悪、外道なのです・・・あははははは!!」
ルシフェルの笑い声が教会に響く。
神父イーワックネロ「・・・やはり・・・あいも変わらず貴女は狂っている!もはやシスターにあらず!」
そういってイーワックネロは教会のステンドグラスの下にあった剣を取り出し、ルシフェルに立ち向かう。
イーワックネロ「この剣を取るのは10年ぶりかもしれない、人を殺めるのは神に背く事。だが今は外道に墜ちた貴女は滅ぼさねばならない!」
彼はかつてはどこかの国に属する剣士だったが他者を殺める事に嫌気が差して、戦う事を捨ててこのオースター島に流れ着き、神父に身をやつした。だがいずれは教会が襲われる事を考慮し、剣を隠していた。
イーワックネロの攻撃はあっさりとかわされた。ルシフェルは羽で飛んだのだ。
ルシフェル「そんな剣で私を斬るなど・・・無駄、くだらない・・・そして薄汚い・・・神父様、貴方こそがまさに外道!・・・」
そしてルシフェルは弓矢を取り出した。
ルシフェル「正義の鉄槌をくらいなさい・・・フラッシュアロー!」
矢は無数の光弾となって、次々とイーワックネロに直撃した。
イーワックネロ「ぐああああああ!!!」
もはやイーワックネロはズタズタになっており、虫の息であった。
イーワックネロ「・・・こ・・・この・・・外道・・・!」
そういいながらイーワックネロは死んだ。それ垣間見ながらルシフェルは邪悪な笑みを浮かべた。
ルシフェル「うふふふふふ・・・どうやらまた争いごとが起こってるようですね、けれど神父もどきのイーワックネロさん・・・それらは私が終わらせてあげましょう、全ての弱者を根絶やしにして強者だけの強者による真の美しい平和を築いてね・・・」
そしてルシフェルは去っていった。後に残ったのは血の海と死体と化したイーワックネロだけであった。

続く


No.237 騎士ガンダム戦記 フェイズ82「シャドーの報告」 投稿者:GX−9900   投稿日:2012年08月31日 (金) 22時21分 [返信]

グレムリー公国ペズン砦

ボスニア荒野のプリムス砦を失った事は、ガイア王国への再侵略が大幅に遅れる事を意味している。そのことで今司令官は怒っていた。
司令官「ふむ・・・なんと言うことだ!・・・この責任は誰が取るべきなんだか・・・」
しかもグレムリー軍の被害はそれだけではない、切り札として雇ったあのサイコギラさえも倒されたと言うのだ。
スカーレットC「う〜〜・・・」
怒鳴られているのは砦から撤退してきたスカーレットキュベレイだ。
司令官「貴様は何をやってたのだ!」
スカーレットC「いや・・・すみません・・・私とて出動しようかと思ったんですけどブグU副司令官が脱出しろっていうから・・・その後あの人死んじゃったけど」
司令官「ふん!殿のつもりか・・・この責任は誰が取るべきものか・・・」
スカーレットC「まぁ・・・戦死なされた騎士ドルメル司令と騎士ブグUの2名の責任ってことで・・・どうです?」
司令官「・・・死人に口無しってことか?」
スカーレットC「ま、そういうことで・・・」
司令官「・・・まあいい!」
スカーレットC「それじゃ」
そしてスカーレットCはそのまま部屋を出る。
スカーレットC「うう・・・すみません!2人とも!・・・」
スカーレットCは半べそかつ小声で亡くなった2人に謝った。その時後ろから声が。
マリオン「スカーレット」
スカーレットC「ひゃ!・・・なんだ・・・マリオンちゃんか・・・死んだ二人が化けて出てきたのかと・・・」
マリオン「騎士ドルメルと騎士ブグUね・・・ご愁傷様・・・」
スカーレットC「プリムス砦をやられちゃ、侵略作戦もかなり遅れるわ・・・」
マリオン「うん・・・司令もかなりご立腹だし・・・度重なる作戦失敗が原因だけど」
スカーレットC「次の作戦はいつでどんなのやら・・・」
マリオン「束の間の・・・休息かな・・・?」

マリオン私室

ここはダークウィッチマリオンの部屋だ。彼女はある調査のために派遣した3匹目の使い魔を待っていた。それが帰還すると言う連絡を受けた。
マリオン「彼・・・今日帰ってくるって言うけど、一体どんな情報を・・・」
そのときだ、部屋の隅で物音がした。
マリオン「うひゃっ!!・・・だ・・・誰!?」
?「嫌だなぁ・・・私ですよ、ご主人」
それは黒い影であった。影はマリオンのほうへ向かうとモンスターへと実体化した。
マリオン「お・・・お帰り・・・シャドークゥエル」
シャドークゥエル「ただいま」
シャドークゥエル、死者の魂が影に憑依して誕生したモンスターで、実体化する事も出来るが影になることも出来、偵察や情報収集、果ては暗殺、破壊活動などもこなすエージェントモンスターだ。
マリオンの3匹目の使い魔こそ、このシャドークゥエルだ。
シャドー「色々と大変そうですねぇ、プリムス砦が落ちるとは・・・これで我が軍のガイア侵略もかなり遅れますね」
マリオン「ええ・・・ところでこんな時に帰還なんてまさか有力な情報を入手したの?!」
シャドー「まぁね・・・司令に関することです・・・断片的ですけど」
マリオン「断片・・・」
シャドー「どうやら司令官は古代キルケーに関することを調べていたようです」
マリオン「なんですって?」
シャドー「実はあの人の私室に忍び込んだ際に色々とキルケーに関する本やら資料が置いてあったんです・・・それと司令の実家ですが・・・ちょっとわかりにくて・・・」
マリオン「ふうん・・・キルケー絡み・・・彼女・・・リーナスもキルケー関係・・・司令はキルケー文明に興味を持っている?」
シャドー「さあ?・・・恐らくキルケーの力を利用しようとしてるとか・・・」
マリオン「もっと調べた方が良いかも・・・頼める?」
シャドー「了解!」
そういってシャドーは影となって部屋から消えていった。
マリオン「司令官・・・貴方はキルケーの力を使って世界を支配する気ですか?・・・」

続く




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