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No.226 騎士ガンダム戦記 フェイズ72「またしても激突する2人」 投稿者:GX−9900   投稿日:2012年07月12日 (木) 22時25分 [返信]

プリムス砦正面ゲート

正面ゲートで陽動していたリーナスたちの前に厄介極まりない敵が現れた。連合軍に雇われた邪騎士サイコギラだ。
リーナス「きゃー・・・厄介なの来たー・・・」
セカンド「うわ・・・凄い殺気だ・・・」
サイコギラの後方から騎士ドルメルがやってきた。
ドルメル「ふっ・・・わざわざここに出向くとはな・・・」
セカンド「む!何奴!」
ドルメル「俺はこの砦の司令官、騎士ドルメルだ」
リーナス「敵の指揮官!」
ドルメル「よし・・・俺はあのガンダムを叩く!お前はあの娘を捕獲!いいな!」
サイコギラ「了解」
2人が迫ってくる。
セカンド「くっ!気をつけろよ!リーナス!!」
リーナス「わかってる・・・!アイツは只者じゃないって・・・」
リーナスたちが身構えた。サイコギラの発する禍々しいオーラが彼らを威嚇するようだ。
リーナス「く・・・」
そしてドルメルとサイコギラが剣を構えて襲ってきた!
ドルメル「とああああ!!!」
サイコギラ「うりゃあああ!!!」
そしてそのままリーナス、セカンドと交戦状態になった。
ドルメル「貴様の相手は俺だ!」
セカンド「くぅ!!・・・そのようだな!」
かきん!かきん!サイコギラは剣を振るう。リーナスは剣で防御するしかない。反撃する隙が無いのだ。
サイコギラ「ほれほれ!どうした!!」
リーナス「うう・・・こいつ!!この!!」
リーナスは力いっぱいに剣を突きつけるがあっけなくかわされる。
リーナス「うわ!避けた!」
サイコギラ「甘いんだよ!」
その時だった。突如サイコギラ達の真上、つまり砦の4F辺りの壁が突き破られて、そこから誰かが降りてきた。そして皆上を見上げる。
マークW「うおおお!!」
降りてきた何者か、それは騎士マークWだった。
セカンド「ま・・・マークW!?」
リーナス「あいつ・・・何を!?」
ドルメルとサイコギラが驚いた。そう、2人は彼が脱出した事など知らない。
ドルメル「何!?奴は牢獄で・・・」
サイコギラ「!!そうか・・・あいつらは囮だったのか・・・そしてその隙に奴を・・・丁度いい!!」
ドルメル「何がだ!」
サイコギラ「マークWを殺しつつ、リーナスをひっ捕らえる!やりたい事が一気にやれる!!」
マークW「やっぱり!見つけたぞ!!サイコギラーーー!!!」
サイコギラ「かかって来い・・・ここで叩き殺してやるからよ!」
マークWにサイコギラの2人は今またここで交戦状態に陥った。
ドルメル「く・・・職務を放棄する気なのか続行する気なのかわからん!」
セカンド「こらこら!どこを見てるんだ!」
ドルメル「戦闘続行!!」
セカンドとドルメルが戦闘を再開したが、リーナスはマークWの方を見ている。
リーナス「アイツ・・・無事だったんだ、ちょっとよかったかも・・・」
ファイタードラゴン2「よかったって・・・」

プリムス砦5F

4F部分の砲台を撃破したGセイバーとサードは5Fにいた。サードはマークWを4Fに遺してしまったので少し心配だが、今はそれどころではない。早い所砲台を全て破壊せねばならない。
サード「マークW・・・また置いてってしまった・・・」
Gセイバー「アイツはもう・・・!他人の事考えろって言ったのに・・・」
サード「まぁまぁ兄様・・・落ち着くのです!」
砲台室に到着した二人はドアを突き破った。
Gセイバー&サード「とりゃああ!!」
ばきぃ!!とドアが木っ端微塵になった。砲台室には誰もいないようだ。
Gセイバー「ここには誰もいないようだな・・・」
?「ちょっと待て!」
Gセイバー&サード「!!」
Gセイバーたちの後ろにストーンズサが現れた。
ストーンズサ「こんな所にまで侵入者が・・・見回りしててよかった・・・ゆっくりと・・・はぁはぁ・・・」
ストーンズサは石のモンスターだ。だが動きが遅く、主に門番を務めているという。
そんなズサに対し2人は戦闘体勢を整えた。
サード「来いなのです!」
ストーンズサ「ふん!!ならば俺のミサイルを喰らえ!」
ストーンズサは体中にあるミサイルを全弾発射した!
Gセイバー「回避だ!」
Gセイバーとサードはそれらを難なく避けた。そしてかわされたミサイルはそのまま砲台に全弾直撃した。
Gセイバー「あ」
サード「あらら・・・」
ストーンズサ「ぎゃあああ!!砲台があーーー!!」
砲台は完全に破壊され、炎上した。
サード「今がチャンスかも知れないです!」
ストーンズサ「ちくしょー!もしこれがばれたら俺はクビだーー!!貴様だけでも!」
ズサはナイフを構え、投げつけた。だがサードに当たったが全く効かない。かなり硬い鎧だ。地面に落ちたナイフは折れていた。そう、戦士サードは素早さを犠牲に攻防を重視しているのが特徴だ。
ストーンズサ「ひ・・・ひいいい!!」
サード「たああ!!」
ばきぃ!とサードのトンファーの前にストーンズサは粉々に砕かれた。
Gセイバー「硬いな・・・それに砲台破壊も手間が省けた、敵のミスでな・・・」
サード「流れ弾とは恐ろしいものです・・・」
Gセイバー「後は6階・・・急いで破壊して、リーナスたちと合流するぞ!マークWを探しがてら!」
サード「はい!」
そして2人は6階へ足を運んでいった。

続く




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