神奈川県川崎市のとある通学路、時刻は夕方頃だ。その通学路を3人の女子高生が喋りながら並んで歩いていた。 女子高生A「でさーα組の斎条がさー、γ組の秋崎に告ったってー」 女子高生B「ふーん、でも秋崎くんってこの間同じクラスの和田にふられたんじゃないのー?」 女子高生A「そうそう、あの男、捨てられて落ち込んでてねー、だから斎条って前々からアイツに興味あったって話でしょ、それでチャンス到来だったんだって」 絵里沙「へぇーそうなんだ。それで秋崎くんは?」 女子高生A「そりゃあ承知したんだって」 絵里沙「それはよかったねー、秋崎君・・・んっ・・・」 女子高生B「?どうしたの?絵里沙」 絵里沙「いや・・・なんでもない・・・じゃあ私はここで!また明日!」 女子高生A「そう。んじゃねー」 女子高生B「ばいにー」 彼女は急ぐかのごとくそのまま家路へと向かった。尻に届くほど長い金色の髪、背は平均、胸は普通な大きさ、とまぁそんなごく普通な感じの高校2年の女子高生。彼女の名は羽坂絵里沙。実は普通に見える彼女には急いで帰らねばならない秘密がある。実はこう見えて彼女は普通じゃないのだ。 友達と別れて数m走ると家のあるマンションだ。彼女の部屋はマンションの4階だ。 どうにか彼女は家に帰宅した。 絵里沙「ふぅ・・・ただいま・・・って私しかいないけど」 と言いつつ彼女は玄関を厳重にロックした。 両親は2年前に亡くなっている。彼女は両親が残した遺産と多額の保険金で生活している。家事もかなり出来る。まさに将来は良いお嫁さんに慣れるかもしれない感じだ。 絵里沙「・・・んっ・・・よし・・・さっさと脱がないと・・・」 リビングに来た彼女はいきなり制服を脱ぎ始め、そして下着すらも脱いで、全裸になった。 腕をクロスして手を丸出しの胸に当て、揉む。 絵里沙「ん・・・よし、準備完了!・・・」 そういうと彼女は裸のまま壁に張り付いた。 どくん・・・どくん・・・どくん・・・と心臓の鼓動が少し早くなり始めた。 絵里沙「はぁはぁはぁ・・・はっ・・・あん・・・あああ・・・」 ここに自分以外の人間がいたら一体何をやっているのだろうかと思われるだろう。しかし他者(と言うか男性)に自らの裸体を見せるのはタブーだろう。女性として。 絵里沙「あっ・・ああん・・!あぁ・・・!うう・・・私・・は・・・生まれ生まれ変わ・・るぅ・・・」 どくんどくんどくんどくんどくんどくん! 心臓の鼓動が激しくなるにつれ彼女の意識が少し薄れ始めた。 絵里沙「ああ・・・じゃあね・・・この・・・体・・・!」 これはもしや自慰という奴だろうか。だが意味不明なことを言っている。そして・・・ 絵里沙「ああああ!・・・」 絵里沙はそのまま目を閉じて、眠りに付いたような表情とすると固まったかのように動かなくなった。まるでその姿は昆虫の蛹のように。 そして1分後・・・もくっ・・・もくっ 動かなくなった絵里沙の背中が膨らみ始めた。それはまるで内側から何かが出てくるような感じだ。そしてびりびりと背中が裂け始め、その中には人の背中が、そして。 べりべりぃ!! 絵里沙「・・・っ・・・んあああっ!!!」 絵里沙の背中の裂け目から絵里沙が出てきた。長い髪を振り乱し、胸が揺れた。体は粘液で塗れており、その肌はつやつやになっていた。壁に張り付いている絵里沙は目を閉じたままだ。そしてその絵里沙の背中を破って上半身から出てきた絵里沙は閉じた目を開けた。 絵里沙「はああ・・・剥けちゃったなぁ・・・」 そういうと彼女は両腕を壁に張り付いたもう一人の絵里沙の腰の辺りに掴ませると「んんん!」と自らの下半身を出した。 絵里沙「ああああ・・・・」 ようやく粘液塗れの全身を出した絵里沙は気持ち良さそうに喘ぎ声を出し、そして自分の胸をさっきと同じようにクロスした両手を当てた。 絵里沙「・・・よろしくね、新しい体」 羽坂絵里沙の普通じゃない秘密・・・それは彼女は週に1度、脱皮すると言う変な体質なのだ。 脱皮したての絵里沙は壁に張り付いた自分の抜け殻を優しく抱きしめた。 絵里沙「お疲れ様♪」ちゅ・・・ 目を閉じたままの抜け殻の顔に優しく口づけをした後、それを畳むと真空パックに入れて、押入れにしまった。これは毎回の事で彼女はこうして自分の抜け殻を自分の思い出と称し、保存しているのだ。 絵里沙「はぁ・・・やる事も済んだ・・・体べちょべちょ・・・シャワー浴びてこよ・・・」 粘液塗れの体を洗うべく絵里沙は浴室へ向かった。 これは脱皮しちゃう高校2年生の少女羽坂絵里沙の物語である。
続く・・・つもり
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