ジオン族の攻撃を受けたGセイバーたち、砲術師ネクティスが加勢に来たものの、地中に伏兵していたモールアッグと咄嗟に地中に潜った、正確にはモールアッグの掘った穴に隠れたギャンクリーガーがリーナスを強襲する。しかし・・・
リーナス「これは・・・」 リーナスの腹部と掌に文字が光りながら浮かび上がっていた。 デルタ「あ・・・あれが・・・」 Gセイバー「あの時と同じだ・・・ファイズ島の時と・・・」 その時、ネクティスが驚いたような表情をした。 ネクティス「あ・・・あれは!・・・まさか・・・」 そしてリーナスは掌を腹部に当てた。そして脳裏に呪文が浮かんだ。 リーナス「ムービ・・・サーベ!」 その時、真空の刃がギャンクリーガーを後ろにいたモールアッグ共々切り裂いた! ザシュ!!! ギャンクリーガー「ぐあああああ!!!」 モールアッグ「ぐひいいいい!」 真っ二つにされたギャンクリーガーとモールアッグはそのまま黒い炎に包まれて消滅した。 ジャック「な・・・なにぃ!?」 マリオン「あれは・・・やはり・・・!」 ギャンクリーガーの死に様を見たジオンとグレムリー連合隊は唖然とした。 デルタ「今だ!」 隙を付かれたジオン族は体制を崩される。ブグとヅダが二人づつ倒され、残った兵士アクトザクもネクティスの攻撃で灰塵と化した。 ジャック「おのれ・・・撤退だ!引き上げるぞ!」 マリオン「はい!」 逃げるかのごとく立ち去るジオン族。 マーク「何とか退きましたね」 マークが疲れきった表情をしつつ言った。 デルタ「やるじゃん、リーナス!やれば出来るな」 リーナス「まあね・・・」 マーク「けどアイツら・・・グレムリー公国と組んでいたとは・・・」 デルタ「ああ・・・あの国はかなり厄介だ、ウチとは昔から仲が悪いし、1度戦争になったが、停戦してる。しかし今でも冷戦状態だ・・・奴等もリーナスを狙っているとは・・・」 Gセイバー「俺たちガイアとリーナスの敵は一緒と言う事か・・・」 リーナスが複雑な表情をしている。 ネクティス「ちょっと失礼、お前さんの体に浮かんだ文字・・・あれって古代キルケー文明の文字みたいだな・・・」 Gセイバー「なんだそれ?」 ネクティス「大昔この地方を支配していた国家さ。優れた魔術を持ってたけどどういうわけか何百年か前に滅んだ。俺は何年か前にその文明の遺跡の調査隊に加わった際にその文字を見た事がある」 セカンド「それがコイツの体に刻まれてるってわけ?」 ネクティス「そのようだな・・・」 リーナス「それじゃあ私は・・・そのキルケーってとこの子孫と言うわけかな?」 ネクティス「そうと決まったわけじゃない」 リーナス「でもさ・・・なんか・・・この力が怖いって感じがしてきた・・・」 ネクティス「確かに強大な魔力だし、暴走する危険性もあるな・・・」 セカンド「じゃあやっぱ危険じゃん!」 ネクティス「でも制御すればどうにかなる、自力で発動できるようになればな・・・」 デルタ&Gセイバー「と言う事は?」 ネクティス「デルタ団長、コイツを預からせてください、自力で魔法を使えるようにしたいんです」 デルタ「うむ・・・」 リーナス「剣の次は魔法か・・・」
続く
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