ファイズ島の滝
Gセイバーとリーナスが騎士ギャンクリーガーを追い払ったその頃、戦士ジムストライカーたちはと言うと滝のある所にいた。 兵士ジムU3「はぁ・・・はぁ・・・隊長、ここで一休みしましょうよ・・・」 ストライカー「おいおい!へこたれんな!」 兵士ジムU4「そんな事言ったってもうかれこれ3時間も歩きっぱなしですよ!」 ストライカー「・・・仕方ないな、よし!ここで休憩!」 兵士達「ふう・・・」 兵士達はくたびれてそのまま座り込んだ。 ストライカー「Gセイバーの奴・・・どこにいるんだか・・・」 兵士ジムU3「隊長、この島には何にも無いみたいですね・・・敵はあのモンスターだけみたいだったし」 ストライカー「ん〜・・・そうか?俺的にはなんか用があったと思うな」 兵士ジムU3「連中がここを放棄したのに何故いちいち戻ってきたのかわかりませんよ」 ストライカー「俺だって・・・わからん!」 兵士達「・・・」 再び兵士達はあきれたのであった。その時・・・ ストライカー「おい・・・休憩は終わりだ」 兵士ジムU4「え?」 その直後、泉から何者かが飛び出した! ストライカー「てりゃああ!」がきぃいん!! ジムストライカーはツインスピアを振り上げた。 ?「くそぉ!」 泉から飛び出したのはモンスターだ。巨大な甲羅を持った亀みたいなモンスター、タートルゴッグだ。 ストライカー「ほぉ・・・こんな所にもいるのか、ジオン族は神出鬼没だねぇ」 タートルゴッグ「ふん!俺を見たからには生かしちゃおけないな!野郎ども!かかれ!」 タートルゴッグの号令でモンスターが多数現れた。カニ型モンスターのクラブマラサイ3体、トビウオッゴ4体、タートルゴッグを入れると合計8体だ。これではストライカー達の方が不利である。敵は数で攻める気だ。 ストライカー「くそ・・・!お前ら!下がれ!お前らじゃこの数は相手にならんぞ!」 兵士ジムU3「いえ!俺たちもやってやりますよ!」 兵士ジムU4「勝てるかな・・・?」 兵士ジムU3「弱音吐くな!」 ストライカー「おまえら・・・よし!行くぞ!」 兵士達「おおーーーー!!」 タートルゴッグ「くっ!あくまで戦う気だな!やっちまえ!」 モンスターたち「了解!」 まずトビウオッゴ達が両鰭にある爪で切りかかってきた。しかしジムストライカーのツインスピアで2体が両断され、残る2体もジムUの剣でさばかれた。 タートルゴッグ「うおりゃあ!」 その直後だった。タートルゴッグが後ろから自慢の両手の爪でジムストライカーをひっかいた。 ストライカー「うわっ!」 タートルゴッグ「どこを見てるんだ?がははは!」 兵士ジムU3「あいつ!後ろから・・・!汚い!」 兵士ジムU5「ぐええっ!」 後ろから悲鳴が上がった。クラブマラサイ達が他の兵士達を巨大なハサミで切り裂いたのだ。 兵士ジムU4「さっきのは・・・囮か!」 クラブマラサイ「ご名答!うらっ!」ばき! 兵士ジムU3&4「うわっ!」 クラブマラサイが後ろからジムU二人に体当たりをかました。 タートルゴッグはジムストライカーの首を締め付けていた。 ストライカー「くっ・・・仲間を囮にして見殺しにするとは・・・卑怯だな・・・!」 クラブマラサイ「戦いに卑怯もクソもないんだよ!」 タートルゴッグ「大人しくくたばりな!」 兵士ジムU3「た・・・隊長!」 ストライカー「くそぉ・・・!」 タートルゴッグ「ぐへへへへへ!」 そのときである。どこからか剣が飛んできてタートルゴッグの腕にぐさっ!と突き刺さった。 タートルゴッグ「ぐ・・・ぐあああああ!」 ストライカー「うおっと・・・」 ストライカーはなんとか拘束から放たれた。 クラブマラサイ「な・・・なんだ!?」 Gセイバー「ジムストライカー!大丈夫か!?」 ストライカー「Gセイバーか!」 兵士ジムU3「騎士Gセイバー殿!」 そこに現れたのは騎士Gセイバーであった。 クラブマラサイ「くそ!敵の増援か!」 Gセイバー「洞窟を抜けたと思ったらこんな所に出てくるとはな・・・」
続く
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