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No.128 新訳アニメシリーズ第2弾 「こんなのがよかった:僕的マジンガーZ最終回(続)」 投稿者:ふじさん   投稿日:2010年06月15日 (火) 23時36分 [返信]

機械獣の大群との戦闘(前回ラスト)から数日が経った

「……あれっきり機械獣が出なくなったしDr.ヘルは特に何もしてこないし………世界征服を諦めたのかしら?」
光子力研究所とロゴが入れられた湯呑みに入った茶を飲みながら少女が言う
彼女の名は弓さやか
光子力研究所の所長、弓博士の一人娘であり現在はダイアナンAのパイロットでもある
「いや、Dr.ヘルに限ってそれは無いよ。あいつは非常にしつこいししぶとい。いずれまた何か仕掛けてくるさ」
こちらはお馴染みマジンガーZのパイロット、兜甲児である

「しかし何にしても、平和な事はいい事だよ」
スカッと晴れ渡り綺麗に見える富士山を光子力研究所の窓から眺めつつ弓博士が言った
「ほんとほんと」
茶をすすりながらさやかと甲児がピッタリのタイミングでボソリと言った


その頃バードス島では
「ぇっきし!!」
とても老人とは思えないガタイの男が大きなクシャミをした
この男が先程から名が出ているDr.ヘルである
「風邪か?いや誰かが噂したのか?………まぁ何でもよい。それよりも!!」
パッ
と格納庫と思しき部屋の照明が一気に点き、Dr.ヘルの前にある一体のロボットを照らす
「遂に完成したぞ!!これこそが全ての機械獣から得たデータを寄せ集め作り上げた、マジンガーZを上回る最強のマジンガー………グレートマジンガーだ!!」
喜びもひとしおに、グレートマジンガーの頭部にあるコクピットへDr.ヘルが乗り込む
「今日こそ……今日こそマジンガーZを倒し、我がグレートマジンガーが世界を征服するのだ!!」
高笑いをあげながらグレートマジンガーと呼ばれたロボットの背中から真紅の翼が飛び出し、空へ飛び立つ

「どぉれ………先ずは光子力研究所を潰すとするか」
光子力研究所のある静岡へ向かって飛んで行く


早いものでもう静岡へと到着した
その時、下から何やら呼ぶ声がした
Dr.ヘルはその正体を確かめるべく地上へ降りる
呼び止めたのはロボットであった

ピンクの頭、パイプ状の手足、短足寸胴の見るからに弱そうなロボットである
Dr.ヘルはそのロボットに見覚えがあった
その名はボスボロット
「………あれ?マジンガーZみたいだけどマジンガーZじゃねぇな……おーい兜ー?」
そしてボスボロットに乗るこのいかにもがき大将的な男がボス
本名は本人も作者(永井豪)も知らない

背後から寄るボスボロットにグレートマジンガーが振り向く
「あれ?やっぱ違うな!誰だお前はっ…………あらーっ!?」
気がつけばボスボロットは瞬時に撃破され、コクピットのある首だけになっていた
「生憎ザコに構っている暇は無いのだ!!」
光子力研究所に向けて歩を進める


その光子力研究所ではその頃、敵の接近を知らせる警報が響いていた
「!! これは………」
モニターに映ったその姿を見てその場に居た全員が愕然とした
「マ、マジンガーがなんでこんな所に……」
1番驚いていたのは兜甲児自身であった
そうこうしているうちにグレートマジンガーはもう目に見える所まで近づいていた
「弓博士、俺がマジンガーZで相手に接触を試みてみます!!」
「うむ、頼んだよ」


「マジィーンゴォー!!パイルダーッオーン!!」
前回で紹介したのでプロセスは省くが、マジンガーZが光子力研究所から出動し、グレートマジンガーの前に立つ

「ほう……いきなりマジンガーZが出るとはな」
マジンガーZの姿を確認してDr.ヘルは口元をニヤリと歪ませる
「やいやいマジンガーZの偽物め!ここへ何しに来た!返答次第でぶっ飛ばすぞ!!」

「ならば簡潔に言おうか。マジンガーZ、いや兜甲児!お前を倒し、光子力研究所を破壊し、世界を支配する!!」
外部通信を入れて甲児に話し掛ける
「その声……!Dr.ヘル!?」
Dr.ヘルの声を聞き、表情が険しくなる

「そういう訳だ。死にたくなくばどいて貰おう……もっとも、どこうがどくまいが貴様を殺すがな」
「させるかよ!光子力ビィーム!!」
マジンガーZの目からビームが発射され、グレートマジンガーに当たる
「どぉでぇ!!」
光子力ビームの着弾で発生した煙が晴れる
しかしグレートマジンガーには傷は一つも付かなかった
「聞かぬ、効かぬなぁ!!」
グレートマジンガーが拳を構える
「アトミックパンチ!!」
その瞬間グレートマジンガーの拳が切り離され飛んでゆく
「!? ロケットパーンチ!!」
アトミックパンチに一瞬驚くもすぐにロケットパンチで対向する
空中で二つの拳は取っ組み合った
だが決着はすぐに着いた

アトミックパンチの圧倒的なパワーにロケットパンチが押され、遂に弾き飛ばされてしまった
そしてアトミックパンチが光子力研究所の屋根を一部えぐった後グレートマジンガーの下へと戻った

「このまま終わる訳にはいかないんだ!ミサイルパーンチ!!」
マジンガーZの腹部がスライドしてミサイルが発射される
「ネーブルミサイル!」
一方グレートマジンガーもミサイルを発射し、ミサイルパンチと相殺させる

「アイアンカッ……」
「ドリルプレッシャーパンチ!!」
マジンガーZがアイアンカッターを出そうと構えたその瞬間、グレートマジンガーがいち早く腕から刃物を生やし回転させながら飛ばす
その威力によってマジンガーZの片腕がもがれた

「こんっの野郎〜!ブレスト……ファイアー!!」
マジンガーZの胸板から熱光線が放たれる
「ブレストバーン!!」
グレートマジンガーも胸板から熱光線を放ち、光線の押し合いになるもののすぐさまブレストバーンの威力が勝り押されてしまいマジンガーZの胸の放熱板が焼けただれた

「これでマジンガーZの主な武器は封じられたな………」
グレートマジンガーがマジンガーZに近付く
「まだ手はあるぜ!この手がな!!」
残ったもう片方のロケットパンチを放つ
しかしそれすらも弾かれてしまった

「これで終わりにさせて貰う!マジンガーブレード!!」
グレートマジンガーの脚から剣が飛び出し、それが握られる
「そら!まずはチョロチョロ逃げ回れぬようその脚を落としてくれる!!」
グレートマジンガーがマジンガーブレードを一降りすると同時にマジンガーZの片脚が切り落とされ、マジンガーZが倒れる
「トドメだ!!」
マジンガーブレードがマジンガーZの腹に突き刺されると、グレートマジンガーはその手を空高く掲げた
その時、晴れ渡っていた空を雷雲が覆い、グレートマジンガーの指にカミナリが落ちる
「サンダーブレーク!!」
その指先に集めた雷が発射されると、マジンガーブレードが避雷針代わりとなって真っすぐ飛んでゆく
マジンガーブレードを通してマジンガーZの体内を雷の電気エネルギーが巡ってショートし、マジンガーZの稼動が停止してしまった


我らのマジンガーZが倒れてしまった……
世界はこのまま悪魔の手先となった魔神によって闇に包まれてしまうのか!?
待て次回!!




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