啓助「あ〜……騒がしかった」 クック村から啓助達が出ていった 未だに耳鳴りがキンキン響いている
ティル「そんなことよかこれ美味いぜ?あんたも食ってみ」 フライドチキンを兵士に差し出す 兵士「いやそれどうやって入手した!?揚げたのか?まさか前回のラストの後揚げたのかぁぁぁぁぁぁ!?」 啓助「何言ってんだ?さっき肉屋で買ったの見ただろ。1パックたったの160アウル」
説明しよう!アウルとは マーメイ島での通貨である。1アウルが我々の世界の1円に相当する よって160アウルのこのフライドチキンは160円相当になる ちなみに語源は原子記号で金を意味するラテン語、Au(aurum)である はいこれテストに出るよ〜←
兵士「なんだビックリした……w」 フライドチキンを頬張りながら馬に乗り込み、発進する 啓助「……で、何処へ向かうんだ?」 兵士「それは禁則事項です」 啓助「あんたは朝○奈み○るですかぁ!?」 兵士「はぁ?」 何言ってんだこいつという顔で振り返る 啓助「いや、なんでもねぇww作者に仕込まれたヲタ知識だ」 兵士「8割方意味不明ですがまぁいいでしょう……とりあえず先に言うと、次の村もクック村程じゃないですが少々騒々しいです」
啓助「なんだ?カラスが大量に生息してるとか?」 兵士「違います」 啓助「じゃあカワセミ?」 ティル「鳥から離れい!!」 バシッ とティルが啓助の頭を叩く 兵士「はい着きました」 突如兵士が馬を止める 今度は啓助も振り落とされずに馬を止め、ヒラリと降りた 村の外からも何やら機械のような音が聞こえる
兵士「ここはマーメイ島唯一の工業地帯、エコノ村です」 啓助「エコノ……多分エコな村なんだろうが何処が?」 ティル「おい啓助見てみろ!」 啓助「あん?」 ティルに呼ばれて振り向く そこにあった物 それは啓助がいた世界、そして我々が居る世界のものと変わらない水車や風車等の発電機械であった
兵士「驚きました?ここ、エコノ村ではマーメイ島のエネルギーの7割を支えています」 啓助「この島で電気なんて使うのか?」 兵士「デンキ?何ですかそれは」 どうやらこの世界において電気は知られておらず、単なる超自然的エネルギーの一つと思われているらしい 啓助「あ〜……なんでもない」 兵士「そうですか………そしてこの村はエネルギーの生産の他、武器や防具の主な生産元にもなっています。我々兵士の持ってる武器もここで………」 兵士が振り向くとそこに啓助達の姿は無かった 啓助は自分の居た世界でも珍しい物になりつつある水車をジッと見ており、ティルはティルで鍛治屋が剣を造る過程を見ていた
兵士「人の話を最後まで聞けえぇぇぇぇぇぇっ!!」
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