キルケー遺跡を巡るジオン・グレムリー連合軍とガイア軍のアデレード会戦は続く。
デルタとマークWはグレムリーの手先となったサンドレオンと交戦中だった。 サンドレオン「こちとら命をかけているんでね、仇討ちにな」 マークW「仇討ちに命をかける・・・気持ちはわかるな」 騎士ガンダムマークWはかつて故郷と仲間を滅ぼした凶悪な騎士を追って各地を旅していた。そしてガイア軍の横槍と言うか協力もあってかその騎士を打ち倒した。 マークW「だが・・・!敵である以上容赦はしない!!」 そんなマークWにサンドレオンは襲ってくる。 サンドレオン「とお!」 サンドレオンはショーテルでマークWを斬り付けようとする。だがマークWはステップするように後退して、インコムハンマーでサンドレオンを攻撃する。 マークW「くらえ!」 サンドレオン「ぐあ!」 ハンマーはサンドレオンの顔面に直撃した。 サンドレオン「きかないな・・・」 と言いながら鼻血をたらす。 デルタ「きいているのかきいていないのかわからんな・・・」
その頃エリアルドと交戦中のリーナスたちは・・・
エリアルド「さて・・・新技と行こうか!」 イリュージョン「新技だと!?」 リーナス「やばそうな予感が・・・」 エリアルドは何も無い空間を×字に切りつける。すると×字状の光が発生し、3人に目掛けて放たれた。 Gセイバー「退避!!散開!!」 イリュージョン「うおおお!!」 リーナス「ひゃああああ!!」 3人はどうにか回避した。そして避けられた×時状光線は空中へ飛ぶと爆発した。 リーナス「ひいい・・・あんなのが当たっていたら・・・」 イリュージョン「俺達はお陀仏だった・・・」 Gセイバーとイリュージョンは素早かったのでどうにかかわせたのだ。そしてリーナスも運よく回避できたので難を逃れた。日ごろの鍛錬とGセイバーの指導の賜物なのかもしれない。 エリアルド「やっぱ避けられたか・・・エクスラッシュ・・・」 エリアルドが舌打ちをしながらつぶやく。 リーナス「やっぱアイツは強すぎかも・・・」 Gセイバー「だが・・・やらなければやられるぞ!」 イリュージョン「奴らを止めないといけないんだろ?」 リーナス「え・・・ええ・・・」 リーナスにとってもこの戦いは負けられないのだ。遺跡調査を明日に控えている以上、このまま敵に遺跡を渡すわけにはいかなかった。 リーナス「・・・負けられないね・・・」 リーナスはボーガンをスタンバイした。ターゲットはエリアルドだ。 リーナス「アイツを射抜いてみる・・・」 Gセイバー「そうか、ならば援護してやるよ」 イリュージョン「俺もだ」 リーナス「気をつけてね・・・二人とも、私だってあなた達に当てちゃうかもしれないから・・・」 Gセイバー「了解した!」 イリュージョン「当たりはしないさ!」 Gセイバー「お前の下手な射撃にはあたらないさ」 Gセイバーが少しばかりからかう。それに対してリーナスは少しムッとした。 リーナス「な・・・何よ・・・当てちゃうわよ・・・」 Gセイバーとイリュージョンはエリアルドに切りかかる。 エリアルド「また来るか!」 Gセイバー「来い!」 イリュージョン「とりゃあ!」 エリアルドは二人を相手にしても互角に戦っていた。だがGセイバーはあることに気づいた。 Gセイバー(いまさら気づいたが・・・実戦経験が少ないのかもな・・・) エリアルドは確かに強い。長く剣を修行をしてきた為だ。だがどんなに修行をしまくっていても実戦経験があまりにも少ない。確認された限りでエリアルドは今の所2回しか実戦に参加していない。エリアルドに対してGセイバーとイリュージョンは実戦経験が豊富だ。Gセイバーは今更になってエリアルドの強さに見とれて彼の実戦経験の少なさに気づいたのだ。 Gセイバー(奴のパワーしか見えていなかったせいか・・・) そう言えば盗賊組合も一応は実戦経験が豊富だった。だが彼が王子であり戦士としてはアマチュアだと勘違いして甘く見てしまい、それが仇となり殲滅させられた。 Gセイバー(奴は経験の無さをパワーで補っているような気がするな・・・) Gセイバーはそんなことを考えつつ、エリアルドを牽制していた。 イリュージョン「腕は上がっているようだな・・・つくづく思うよ」 エリアルド「その通りだよ!」 イリュージョン「だが・・・経験は少ないようだな・・・」 エリアルド「まあ・・・確かにな!」 エリアルドはそれを知っていたようだ。 エリアルド「とりゃああ!!」 エリアルドは剣を振り続ける。力強く。二人は押されつつある。 Gセイバー「リーナスはまだか?」 リーナスはボーガンを構えた。エリアルドに悟られないように。目標は彼の頭部か剣を持っている右腕。 リーナス「標準よし・・・いくよ・・・!」 リーナスはエリアルドに向けて発射した。仲間に当たらないように。 リーナス「行って!!」 イリュージョン「来た!」 エリアルド「何!?しまった・・・!」 エリアルドが気づいた頃には遅かった。だがあたったのは剣を持っている右腕でも頭部でもなかった。左肩だった。 エリアルド「ぐあああ・・・」 Gセイバー「あたった!」 リーナス「やった・・・!でも・・・」
続く
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