リーナス達ガイア軍とバンパイアハンターレスターは吸血鬼ガンダムギルティとその手下ガンダムサンドレオンと交戦状態であった。
ギルティ「ふふふ・・・私はどんな魔法も減っちゃらよ!」 リーナス「くぅ〜やっぱりあのマントかしら?」 Gキャノン「うむ・・・」 悔し紛れにリーナスたちは呟く。 レスター「かもな」 リーナス「レスター?」 レスターが割り込んできた。 レスター「俺もなんとなく感じる、魔法無効化の理由はあのマントだろう・・・ Gキャノン「お前も思ったのか、多分あのマントにはあらゆる魔法を無効化する魔力コーティングでも施されているんだと思うな」 リーナス「魔力コーティングか・・・」 レスター「吸血鬼一族には魔法対策にそういう装備を作っていたとか言う噂を聞いた」 Gセイバー「何の為だ?魔法使い対策か」 レスター「わからないけど、一説じゃ大昔吸血鬼一族がキルケーと交戦状態になった際にそういう装備を作ったとか」 リーナス「キルケーですって!?」 またしてもキルケー絡みの事だ。どうやら最近の彼女の周りにはキルケー文明のものが付きまとっている。キルケーの遺物を持ったルシフェルと言いアデレード遺跡と言い、マジカノンと言い彼女にはどうもキルケーに関係する事が付きまとうようだ。やはり何か関係があるのか?だが今はそんな事を考えている場合ではない。 デルタ「やっぱり、魔法が駄目ならば剣で斬るしかないか」 デルタがギルティへ切りかかる。がサンドレオンが防御する。 サンドレオン「ギルティ様には指一本触れさせんよ!」 デルタ「ちぃ!」 ジェムズガン「加勢するぞ!」 ジェムズガンも再びサンドレオンに立ち向かう。 ジェムズガン「こいつは俺達に任せてお前達は吸血鬼を!」 デルタ「気をつけろよ!奴に魔法は使うなよ!」 Gセイバー&リーナス「了解!!」 だが流石にギルティは手強いのだ。魔法以外でも簡単には倒せない。 レスター「俺にやらせろ!」 レスターが名乗りを上げた。 ジムブリザード「れ・・・レスター!」 レスター「俺はバンパイアハンターだ、奴を必ずしとめてやる!!」 Gセイバー「やる気か?」 レスター「ああ、やってやるとも!俺の命にかけても!」 リーナス「ちょっ!・・・レスター!・・・」 レスター「何だよ・・・」 リーナスとレスターは顔を赤らめた。 リーナス「いや・・・その・・・」 レスター「・・・む・・・」 Gセイバー「おいおい・・・二人とも・・・顔赤くなってるぞ・・・風邪ひいた?」 リーナス「え・・・い・・・いやっ!なんでもないよ!」 レスター「だ・・・大丈夫だよ!ガンダム族の!」 Gセイバー「あの、レスター君よ、俺は騎士Gセイバーって言うんだぞ」 レスター「ああ、すまんな、名前知らなかったもんでな」 そしてレスターは話を戻す。 レスター「俺が奴と戦うさ、間違いなくあのマントだ、もしマントを破れたら援護攻撃よろしく」 Gセイバー「わかったよ・・・!でも破る前に援護はやる」 レスター「はいはい、リーナスよ・・・頼んだぜ!」 リーナス「・・・わかった・・・もし戦い終わったら・・・どうする?」 レスター「そうだな・・・お前と一緒に・・・」 リーナス「わかったよ・・・一緒にね・・・!」 リーナスは敬礼した。だが彼女は心配した、彼が勝利できるかどうか。 レスター「吸血鬼ギルティ・・・!お前と勝負だ!」 ギルティ「ふうん、ハンターが一人で真正面から来るのね・・・いいわよ!」 レスターとギルティの戦いが始まった! レスター「来い!!」 ギルティはレスターの声に呼応するように鎌を振り下げながら襲ってくる。 ギルティ「はあああっ!」 だがレスターはそれに対しボーガンを構え、矢を連射する。 レスター「食らえ!」 レスターの発射した矢は普通の矢である。何故こんな吸血鬼に効果の無いものを発射したのかと言うと牽制目的である。要するにこれは弾幕である。 ギルティ「うおっと!」 ギルティは鎌を回転させながら矢の弾幕を防御する。その隙を突いてレスターが鎖をギルティに発射した。だが鎖はギルティが振った鎌の前に切断された。 レスター「ちぃ!」 レスターはそれでも剣でギルティに斬りかかった。 ギルティ「甘い!」 ギルティは鎌で剣を止める。鍔迫り合いだ。 レスター「くっ!」 ギルティ「あなた・・・アイツそっくりね・・・私とサンドレオンを封印したあのバンパイアハンターと!」 レスター「俺のご先祖様の事か!」 ギルティ「先祖!?・・・やっぱり!ますます殺したくなったわ!!」 レスター「そう簡単にやられてなるものか!」 レスターが片手でマントに掴みかかった。そうレスターはこれを狙っていた。接近できれば良いのだ。 ギルティ「な・・・何を!」 レスター「このマントだな・・・!」 ギルティ(げ!やばい・・・魔法でコーティングされたマントのことに気づいた!?) そうやはりリーナスたちの直感は当たっていた。ギルティに魔法が通用しないのはこのマントのおかげだったのだ。このマントは吸血鬼一族に代々伝わる特殊なマントであり、魔力でコーティングされていたのだ。これにより魔法バリアが形成され魔法攻撃が通用しなかったのである。この技術は一説ではキルケー文明時代に存在していたものの応用らしい。 ギルティ「ちょ!やめて!マントは!マントだけは!」 レスター「問答無用!」 レスターがギルティのマントを破った! ギルティ「ぎゃっ!」 サンドレオン「げ!ギルティ様のマントが!・・・」
続く
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