デスシスタールシフェルの出現に際しガイア軍では警戒態勢に入る事にした。ルシフェルは神出鬼没でいつどこに現れるのか全くわからないからだ。 一方その頃、グレムリー公国でもルシフェルの事で問題になっていた。 ワイヴ平原の補給基地がルシフェル1人のためにやられたからだ。
グレムリー公国首都グレムリー城
司令官とギレン王は会議室にいた。ルシフェルの件で話し合っているのだ。 ギレン王「それでどうするのだ?」 司令官「王様・・・奴を我々の軍門に入れたいと思いましたが・・・」 ギレン王「それは許さんぞ、奴は我々に敵対しているからな」 司令官「同感です、我々に逆らうものは皆抹殺するのみだ、それに奴はウチの基地まで壊滅させた、先週完成したばかりの補給基地を・・・」 ギレン王「確かに・・・あれでいずれ発動する予定の西部侵略も大幅に遅れるだろう・・・」 そんなこんなでジオン族・グレムリー公国軍は警戒態勢に入りつつ、ルシフェルの捕捉・暗殺に乗り出した。当然現在実行中のリーナス奪取作戦とガイア再侵略作戦は一時的に中止となった。
グレムリー公国ペズン砦
その頃、ルシフェルの知人だったスカーレットキュベレイはと言うと・・・ スカーレットC「はぁ・・・」 見張り台で溜息を吐いていた。ルシフェルの脱獄は知人であったスカーレットすら予想だにしない事態であった。 スカーレットC「あ〜・・・嫌だなぁ・・・あいつが脱走するなんて・・・大人しく牢獄で死ねばよかったのにぃ・・・」 そのときだ。後ろから誰かが声をかけてきた。 マリオン「スカーレット?」 スカーレットC「うお!・・・マリオンちゃんか・・・」 声をかけてきたのはマリオンであった。 マリオン「色々大変そうだね・・・あのルシフェルって殺人鬼と知り合いだったんだって?」 スカーレットC「まあね・・・」 マリオン「知り合いが殺人鬼になったらびっくりするよね・・・」 スカーレットC「うん・・・まぁ私はもうあの娘とはもう関わらないようにしたんだけど・・・」 マリオン「けど・・・遭遇しちゃった・・・」 スカーレットC「うん、それで、お偉方のルシフェルに対する決定は?」 マリオン「まだ発表されてないからわからない・・・」 スカーレットC「あそ・・・」
チェンバロの森
その頃、怨敵サイコギラを倒した騎士ガンダムマークWはと言うとチェンバロの森を彷徨っていた。 マークW「はぁ・・・なんか同じ道を歩いている気がするんだが・・・」 実はこのチェンバロの森はガイア王国のドライヴァレ村の近くに位置していた。 マークW「はぁ・・・ん?」 マークWの前に1人のMS族が現れた。 マークW「何だお前は、ガンダム族か・・・?見たところシスターのようだが」 だがそのシスターこそ問題のルシフェルであった。 ルシフェル「私は・・・神に使えし正義の使者・・・」 マークW「はい?」
続く
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