羽坂絵里沙と風村準間・・・この2人の高校生男女には秘密があった。それは週に1度脱皮すると言うのだ。 今日はその日、2人は脱皮しようとしていた。これは何度かある事だ。しかも同じ時、同じ場所で。その場所は絵里沙のマンションの部屋だ。 準間「ん・・・脱ぐぞ・・・」 絵里沙「わかってる・・・」 2人は衣服を脱ぎ始め、そして一糸纏わぬ全裸になった。 準間&絵里沙「ひゃっ・・・」 準間は咄嗟に両手で股間を隠し、目を閉じつつ首を左に向ける。それと同時に絵里沙も見られてはいけない箇所(胸と股間)を両手で瞬時に隠すと目を閉じて首を右方向へ向ける。2人とも赤面である。いつも2人とも最初はこうだ。裸になって恥ずかしくて自分の裸身(と言うか性的な部分)を見せられないのだ。がそのまま目を開けお互いを見つめ合い、慣れると全部をさらけ出す。 準間&絵里沙「・・・う・・・」 これもいつもの事だが流石に恥ずかしい。 絵里沙「な・・・何か言ってよ・・・準」 準間「な・・・何についてだ?・・・お前の身体の事とか?・・・」 絵里沙「なによ・・・う!・・・」 準間「来たか絵里沙・・・う!・・・」 どくん! 来た、脱皮するときが。脱皮する時にはその予兆として心臓の鼓動が威容に激しくなるのだ。そして体に少し痛みが走る。2人はそのまま並んで寝転がる。 絵里沙「あん・・・あんっ・・・ああ・・・」 絵里沙は両手を胸にあてる。 準間「ぬぅ・・・うあ・・あああ・・・」 隣にいる準間は片腕を胸に当てつつ、腕を絵里沙へ伸ばす。 準間「だ・・・大丈夫かぁ・・・?・・・」 絵里沙「う・・うん・・・まあね・・・慣れてるから・・・はああっ!!」 準間「俺も・・あう!」 どくんどくんどくんどくんどくんどくん! 心臓の鼓動がますます激しくなる。いよいよ脱皮の瞬間だ。二人の意識は薄れていく。2人は今、成長し、新たな身体を得る。 準間&絵里沙「あ・・・あああああああ!!」 そう叫ぶと二人はそのまま気を失うように眠り、動かなくなる。そして1分経つと・・・ もくもくっ!べりべりっ! 背中が膨らみ、そして・・・ ばりぃ!!! 絵里沙「んっああああっ!」 準間「んっ・・・くあああっ!」 その産声のような叫びと共に2人は脱皮した。身体は粘液で塗れているが肌はつやつやになっていた。 絵里沙「ん・・・ああああ・・・・」 準間「はぁぁぁ・・・」 生まれ変わった快楽と喜びに包まれた2人は喘ぎ声を漏らす。脱皮したての準間が同じく脱皮したての絵里沙を見つめる。 準間「き・・・綺麗になったな・・・毎回だけど・・・」 快楽に包まれていた絵里沙が準間に振り向く。 絵里沙「うるさい・・・」 2人は抜け殻となった身体から離脱する。 準間「俺らさ・・・もうどれくらいになるんだろうかな・・・この付き合い」 絵里沙「多分・・・半年かも・・・」
続く
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