ガイア城リーナス(けど本当はサード)の自室
ルシフェルがビンソン湾を移動中のその頃、リーナスとサードセイバーは自分の部屋で寝ていたりする。 リーナス「ん・・・zzz」 サード「む・・・」 実はリーナスは全裸で寝ていたりする。しかし布団の中で寝る。本人曰く気持ち良いとのこと。これはたまにあることであり、どうやら彼女がファイズ島で水晶内部で全裸で眠っていた影響かも知れない。リーナスにとって裸になって寝るのはちょっとした快楽でもあり母なるものの胎内への回帰と言える。だが彼女に親がいるのかは今のところ不明である。 サード「・・・」 サードはリーナスの隣、と言うか同じベッドで寝ている。と言うのもここは元々サードの部屋である。リーナスは保護された際、この部屋を一時的に自室として与えられた。と言うのも空き部屋ここしか無く、しかも隣が保護者兼上司のGセイバーの自室なのでここにする事になった。リーナスは以前からこの部屋は他人様のものであり、その者は現在旅に出てると聞いていたがそれがGセイバーの弟サードとは思いもしなかった。ボスニア荒野から帰還後、図らずもサードはリーナスが自室を使っている事に驚いた。そしてそのままサードとリーナスは相部屋になったのであった。 サード(ここはサードの部屋なのに・・・まぁ仕方ないですね・・・ここしか空いてないのは・・・それに保護者のGセイバー兄様が女の子が少し苦手ですし・・・) サードは心の中でそう呟いた。不意にリーナスのほうへ目を向ける。 リーナス「あ・・・あん・・・」 リーナスの妖艶な寝息がサードの耳に響く。リーナスの寝顔は気持ち良さそうな感じだ。それ程裸で眠るのは良いようだ。 サード「・・・!」 サードは速攻でリーナスから目を背ける。 サード「レディの裸身を見るなど・・・破廉恥ですよ・・・」 サードは朝までリーナスに視線を向けることは無かった。 リーナス「zzz・・・・」
ガイア城周辺
その頃Gセイバーは外を散歩していた。その日の夜空には月が赤く輝いていた。まるで何かの予兆のように・・・ Gセイバー「月が赤いな・・・」 Gセイバーは何かが起こるやも知れないと心の中で感じた。
早朝 ビンソン湾砂浜
脱獄し、オースター島を全滅させたデスシスタールシフェルがついに本土へ上陸した。彼女はボートで一夜を過ごした。 ルシフェル「ん・・・ん〜〜〜〜!」 眠りから覚めてボートから降りたルシフェルはウォーミングアップした。 ルシフェル「ついに本土に上陸しました・・・さてさて・・・」 ?「おいお嬢ちゃん」 そこにモンスタータートルゴッグが現れた。そのタートルゴッグは実はグレムリーの工作員であったりする。 タートルゴッグ「こんな朝っぱらに何をしてるんだ?」 タートルゴッグがその手をルシフェルに伸ばした。だがルシフェルは・・・ ルシフェル「触らないでください・・・この薄汚いケダモノ」 と吐いた。 タートルゴッグ「な・・・なんだと!?てめー!!」 怒ったタートルゴッグがルシフェルに襲い掛かる。だがルシフェルは瞬時に弓矢を取り出し、矢を放った。 ルシフェル「ヘルアロー!」 矢が黒い光弾となってタートルゴッグに直撃した。 タートルゴッグ「ぐぎゃあああ!」 ルシフェル「汚らわしいもの、死んで償え!」 光弾をくらったタートルゴッグは爆発し、木っ端微塵になった。 ルシフェル「弱い・・・弱きものは皆悪党・・・」 そう呟きながらルシフェルは去っていった。 今リグ地方に殺戮の嵐が吹き荒れようとしていた・・・
続く
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