ヒューエンデンの町
プリムスの攻撃が始まった丁度同じ時間、ヒューエンデンの町にデルタ率いるガイア軍の部隊が来た。 デルタ「それで・・・?Gセイバーたちはサードを探すついでにボスニア荒野にあるかもしれない敵の拠点の捜索に向かったのか」 クリプト「ああ・・・ちょっと心配だよ・・・」 ネクティス「そうか・・・だがジオンの目撃情報が多発してるならば敵の拠点があるのも納得できるかもな・・・」 ジャグラー「砂嵐がきついボスニア荒野に基地を構えるとは・・・こんな国境近くに・・・」 デルタ「厄介だ・・・連中は本気にウチに攻めようとしてるな・・・」 マーク「こりゃあただ事じゃないな・・・」 デルタ「うむ・・・」 クリプト「けどファイタードラゴンの1匹が基地を発見次第ここに戻って報告するとのことです」 デルタ「そうか・・・無事に来てくれればの話だが・・・」 と噂をすれば・・・ 兵士フリーダム「ん?団長!あれ・・・」 兵士フリーダムが空を指差した。その指差した方向にはファイタードラゴンが飛んできた。 ファイタードラゴン1「おお!皆いるいる!」 ジャグラー「おーーーい」 ファイタードラゴン1「ういっす!」 デルタ「よぉ!それで敵の拠点は見つかったか?」 ファイタードラゴン1「ええ・・・ポイントZB−095地点!」
ポイントZB−095地点プリムス砦
ついに始まったプリムス砦攻略兼騎士ガンダムマークW救出作戦、その名もかごの中の作戦。 まず竜巻発生魔法アヴァランで一時的に砂嵐を起こして敵の監視網を麻痺させ、そしてその直後にリーナスとセカンドセイバー、ファイタードラゴン2匹が砦の正面ゲートに真正面から飛び込み、敵の注意を引く。 そしてGセイバーとサードセイバーが砦内部に潜入、マークWを救出する。これがGセイバーたちの今のところの戦略だ。後はマークWと共に手当たり次第に敵を撃破する。だが敵も数が多いだろう・・・しかし本隊が来る時間稼ぎくらいにはなるかもしれない。だが肝心の本隊が来るのはいつになるかわからない。場合によっては救出後は速攻で撤退も考えうる。 しかし、この作戦に失敗は許されないのだ。ガイア王国国境近くに存在する敵の砦を放っておくわけにも行かない。叩かねばならないのだ。
プリムス砦司令室
突然の敵襲に司令室は若干混乱した。その司令室には砦の司令官である騎士ドルメルと邪騎士サイコギラもいた。 騎士ドルメル「砂嵐に紛れての敵襲とは・・・やるな・・・」 サイコギラ「一体どこのどいつだ?」 兵士リゲルグ「それが・・・例の娘とガイアのガンダム族らしき奴、それとモンスター2体です・・・」 ドルメル「たった4名で何が出来る!」 サイコギラ「おお・・・リーナスって奴だな・・・丁度良い・・・この場で捕まえちまおうか・・・」 そこにスカーレットキュベレイが来た。 スカーレットC「ありゃりゃ・・・あいつらが来ちゃったのね・・・」 ドルメル「そのようだ・・・」 スカーレットC「ヴィッシュ殿が本国に帰っちゃったってのに〜・・・まぁカメレアッグガイ部隊とパラスパイダー部隊がいるから大丈夫ね♪・・・あの娘がグルグル巻きになる光景が目に浮かぶ〜」
プリムス砦正面ゲート
その頃セカンドたちは多数の敵を相手に暴れまくり、ゲートを突破した。 兵士リゲルグ「こ・・・こいつら・・・強い・・・たった4名なのに・・・」 セカンド「リーナスよぉ!お前さん、やるな」 リーナス「ま・・・まぁね・・・」 セカンド「日頃の鍛錬が役に立ったな」 リーナス「それ程でも、貴方もやるわね」 セカンド「俺だって兄者には負けられない!」 ファイタードラゴン3「さっさと敵基地内部に突入してみないか?」 セカンド「はいはい!」 リーナス「!前方敵来るわよ!」 リーナスたちの前方から敵が来た。モンスターザントイフリートと戦士ズサダイン、闘士ザクFZだ。さらにジャムルバーンが4体、通路横のドアから出てきた。 リーナス「させないわよ!・・・ファン!」 雷攻撃がズサダインたちを襲う。 ズサダイン「うわ!こいつら・・・!」 ザントイフリートが1人突出した。 ズサダイン「おい!コラ!」 ザントイフリート「へん!俺一人で十分さ!あんな女!死ねぇ!」 ザントイフリートが剣を構えたがそれがリーナスを切り裂く事は無かった。リーナスが剣をザントイフリートの腹部に投げたのだ。 腹部に剣が刺さって崩れ落ちるザントイフリート。リーナスは剣を咄嗟に回収した。 リーナス「女の子だからってなめないで・・・」 セカンド「娘っ子の割にはカッコいい台詞だな」
続く
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