ついにジオン・グレムリー連合軍の居所を発見したガイア軍。ついにマークWは仇敵サイコギラ撃滅へと向かおうとしていた。 突然拘束を破ったマークWに少しばかり戸惑うガイア軍。マークWは斥候のコアピジョンをつかんだ。 コアピジョン「ぐえっ!何するんだ・・・」 マークW「それで!奴は!?ジオンの連中はどこだっ!?」 コアピジョン「は・・・放せ・・・報告できん・・・」 デルタ「放してやれよ・・・窒息死させる気か」 デルタが剣を構え、その矛先をマークWに向けた。 マークW「く・・・わかったよ・・・」 マークWはコアピジョンを放した。 コアピジョン「はぁ・・・はぁ・・・助かった・・・」 デルタ「で、敵の居場所は?」 コアピジョン「あ・・・はい・・・奴等の居場所はこの岬の向かいにある森の辺りにいました、あの森には放棄された屋敷があるって噂で・・・」 セカンド「敵はそこにいるのか・・・それに敵の援軍も確認されているのか・・・まずいな」 マークW「あそこか!」 マークWは湖の向こうにある森を見た。このトレント湖の形は丸い。ここからは陸地を往復するしかない。 マークW「待ってろよ!」 Gセイバー「おい待て!まだこっちの援軍の到着を待つまでは・・・」 マークW「シャーラップ!そんなの知った事か!」 リーナス「ちょっと・・・私達と一緒なら・・・」 マークW「知るか!お前らとはここでお別れかもな!俺は奴だけ倒したら速攻で立ち去る!」 マークWはそのまま行ってしまった。 ジャグラー「ありゃりゃ・・・行っちゃったよ・・・」 Gセイバー「どうします?」 デルタ「援軍到着まで動くわけには行かないけどなぁ・・・」 リーナス「放っておけないのですか?・・・私も・・・」 デルタ「お、お前もか」 セカンド「あんな奴放っておきましょう!ここは援軍を待つべきです!」 デルタ「む・・・ならば小隊単位でアイツの加勢に行くべきかな・・・もしくは俺だけ行く・・・」 ネクティス「ちょ・・・団長だけ行くんですか!?」 リーナス「私も行きます!だって敵の狙いは私だけなんですから!」 Gセイバー「俺も行くぜ、リーナス・・・お前の保護者兼上司だしな」 リーナス「Gセイバーも・・・」 デルタ「おいおい・・・それじゃあ俺とGセイバーにリーナスの3人だけでアイツの追跡に入る、後の指揮はネクティスに任せた、援軍が来るまで動くなよ」 ネクティス「はいはい・・・」 ジャグラー「でももうすぐこっちの援軍来るとコアピジョンが」 デルタ「そうか。それじゃあ俺たちは先行部隊として向かう、お前らは後続部隊としてついて来い!」 ネクティス「了解!」 デルタ「Gセイバー!リーナス!行くぞ!」 Gセイバー&リーナス「了解!」 デルタ、Gセイバー、リーナスの3人は先行隊としてマークWの後を追った。
放棄された屋敷
連合軍の基地となった古びた屋敷に増援が到着した。2個中隊だ。総数40名。1小隊につき5人と意外と少人数だ。 編成は兵士ブグ、兵士アクトザクがそれぞれ12人、戦士バーザム2名、アプサラスアゲハが1匹、ジャムルバーンとレッサーギャプランが2匹づつ、騎士ハンマハンマJ、魔術師レイ、僧侶ジュアッグ3名、戦士ゼロ、騎士ヴィッシュ、ドダイライダー2名。 サイコギラ「ほぉ・・・この数ならばあいつらを潰せる・・・かな?」 サイコギラが皮肉めいた事を言った。その発言に魔術師レイとヴィッシュが怒った。この二人は増援部隊の指揮官だ。 ヴィッシュ「今のは聞き捨てなら無いな!」 レイ「このごろつき風情が!」 サイコギラはまるで聴いていないような素振りをした。 レイ「貴様!聞いているのか!」 スカーレットC「まぁまぁ・・・レイくん、冷静に冷静に」 スカーレットキュベレイが横槍のようになだめた。 アプサラスアゲハ「ふん・・・あいつの実力はすごいって話だぜ」 アプサラスアゲハも話に割り込んできた。 ヴィッシュ「そのようだが・・・あの態度は気に入らん!」 マリオン「まぁ落ち着いて・・・確かにあの者からは殺気が出てます・・・」 レイ「おれもそう思うな、魔術師だからかな」 マリオン「それよりも厄介なのが敵にいます」 ヴィッシュ「厄介な奴?」 マリオン「ええ・・・ガンダム族みたいで、真っ先に彼に襲い掛かってきまして・・・」 マリオンがサイコギラを指差した。 マリオン「彼曰く、うるさい蝿と・・・」 ヴィッシュ「ふむ・・・追っかけと言う事か・・・まぁ奴は街を滅ぼした事があるという噂があるからな、恨まれて当然だな」 マリオン「はぁ・・・」
屋敷の近くの林
マークWはガイア軍より先に到着し、連合軍の拠点の屋敷の近くの林に隠れていた。敵に見つからないように隠れているのだ。そしてそこからサイコギラを探していた。 マークW「く・・・こうも多いと見つかりにく・・・!」 マークWの目に仇敵サイコギラの姿が入った。 マークW「見つけた・・・サイコギラ!」 マークWは見つからないように戦闘準備に入った。
続く
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