ハービック村内部
デルタたちがデュバルを撃破したその頃、セカンドセイバーとマークを含む2個小隊は村の内部に易々と突入した。ちなみにリーナスとGセイバーの部隊は遺跡へと向かっていた。 敵は余り出てこなかった。どうやらデルタたちのほうに目が行ったのだろう。 マーク「こう易々入るとなんか嫌な予感がするんだが・・・」 セカンド「確かに・・・」 兵士フリーダム「大丈夫ですよ!敵の主力はどうやらデルタ団長達の方に行ったんだし♪」 兵士フリーダムが軽い感じで言った。 セカンド「そうか?俺はそう思えないんだが」 セカンドがきつく言った。 マークは周囲を見て嫌な顔をした。少数だが村人の死体が放置されていた。きっと反発したために殺されたのだろう。中には首を切られた者までいた。 セカンド「くぅ・・・」 セカンドもだ。吐き気もしそうだった。許さない。こんな非道な行いをするジオンとグレムリーの連中が。二人はそう感じた。 兵士ジムU「もうそろそろ村長の家です」 村長の家が見えてきた。敵の護衛がいる。石のような体のモンスターストーンズサだ。 ストーンズサ「敵か!ここを通すわけにはいかないな!」 セカンド「キサマ・・・ベン村長と台風騎士ジーティフォールはどこだ?ここか?」 ストーンズサ「知る必要は無い!やれ!」 ストーンズサの号令で闘士ヅダと戦士アッガイが村長宅のドアから現れた。 闘士ヅダ「念のためにここにいてよかったぜ」 戦士アッガイ「まさか村道の連中が囮とはな・・・」 ストーンズサ「くらえ!」 ストーンズサがミサイルを撃ってきた。 フリーダム「うひゃあ!」 セカンド「散開しろ!」 ミサイルが地表に当たり、爆発していく。 マーク「厄介な相手だな」 ヅダ&アッガイ「とりゃああ!!!」 アッガイとヅダが突撃してきた。 フリーダム「ぐああ・・」 フリーダムが一人やられた。そうか、こうやって各個撃破していくつもりだな。 セカンド「させるかよ!」 セカンドがアッガイを斬り付けた。だが致命的ではなかった。腕に傷が付いただけだ。 アッガイ「やってくれるな・・・」 そこにマークが上から飛び出し、刃をアッガイの頭めがけて突き出した。 マーク「うおりゃあああ!!」ぐさっ! アッガイ「ぐあああ・・・」どさっ 脳天を刺されたアッガイはそのまま倒れた。 セカンド「まず一人!」 ストーンズサ「くっ・・・こいつら!」 ストーンズサがミサイル発射体制に入った。 ジムU達「させるか!」 ジムU達がボーガンを発射し、ズサの背中のミサイルに目掛けた。 ストーンズサ「あ」 矢は見事ミサイルに命中。そして。 どかーん!!! ストーンズサ「ぐぎゃああああ」 ストーンズサは悲鳴を上げて爆発した。 ヅダ「うわっ!!」爆風でヅダが吹き飛んだ。 セカンド「こいつは俺達に任せてマークは二人を探して!」 マーク「わかった!」 そういってマークは村長宅の裏にいった。 村長宅の裏庭には十字架に貼り付けにされたベン村長とジーティフォールがいた。 ベン「騒がしいな・・・」 ジーティフォール「お!村長!」 マーク「二人とも!大丈夫ですか!?」 ベン「貴殿は確かガイアの・・・」 マーク「剣士マークです!助けに来ました!」 ジーティフォール「すまないな・・・連中が汚い手を使ってな・・・不覚だった」 マークは二人の手足に縛られた縄を解き、十字架から二人を解放した。 ジーティフォール「よし・・・ジオンのゲスどもめ・・・この借りは数倍にして返してやる!」 ジーティフォールの目が炎のように燃えている。反撃の始まりを告げるように・・・
続く
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