Gセイバーとリーナスの演習を眺めていたデルタとマークの前にGセイバーの弟剣士セカンドセイバーが現れた。 デルタ「そんなに兄貴が心配か?」 セカンド「まぁね・・・それに聞けば兄者は見ず知らずの娘の保護者になってるとか・・・」 デルタ「ああ・・・俺が命じた」 セカンド「デルタ騎士団長、貴方って人は・・・兄者が女が苦手なの知ってるでしょ・・・」 デルタ「まぁ・・・彼女の第1発見者はアイツだし・・・なぁ・・・」 マーク「なぁ・・・って俺に顔向けてどうするんです・・・」 その時、Gセイバーとリーナスが部屋に入ってきた。 Gセイバー「おーっす・・・ってセカンド!?」 セカンド「兄者!」 リーナス「誰?」 Gセイバー「あ、俺の弟のセカンドセイバーだ」 セカンド「兄者が変な小娘の保護者になったと聞いて心配で探しに来ましたが・・・」 リーナス「変な小娘って・・・私のことかしら・・・?」 Gセイバー「セカンドセイバーよ・・・コイツはリーナスって名前で記憶が無いけど魔法使える娘だよ」 リーナス「む・・・何よその言い方」 セカンド「リーナスだがべーナスだか知らないけどこの娘はちょっと危険では?」 デルタ「確かに危険だけどな・・・でも記憶の無いまま放っておくのはちょっと危険だ、ジオン族に狙われているって話だぞ」 セカンド「ジオンに狙われている時点でやばいですって!この国が攻撃される可能性が・・・」 リーナス「つまり・・・私はこの国にとっては迷惑ってわけ?」 セカンド「厳密に言えばそんな感じ」 リーナス(確かにそうかも・・・いずれこの国から立ち去ろうかな・・・) デルタ「それも既に検討してる」 マーク「けどジオン族が仮に攻めて来ても大丈夫かもよ・・・兵力も僅かかも知れないし・・・それに軍の再編がもうじき終わるし・・・」 Gセイバー「それに彼女に自分の身を守れるようにこうやって訓練させてんだ、どうにかなるかもな」 セカンド「兄者・・・」 デルタ「よし、行くぞお前ら、城に帰るぞ」 一同「イエッサー!」
ガイア軍演習場から城までの道
ガイア軍の演習場は城から少し離れた場所に位置していた。その間の道にはいくつか林があって、少し薄暗かった。そこにジオン族とグレムリー公国の混成部隊が隠れていた。 ジャック「本当に奴は来るのか?」 ギャンクリーガー「多分な、斥候アイザックからの報告は確かだ、奴は・・・リーナスは演習場にいた、きっと城へ帰るためにここを通る、城への帰り道はここだけだ」 ジャック「ほぉ・・・さすが斥候アイザックだ」 マリオン「しっ・・・彼らが来ます・・・」 マリオンがそう言うとGセイバーたちが来た。 ギャンクリーガー「くくく・・・ここは奇襲にはうってつけの場所だ・・・ちょうど良かったぜ、よしいくぞ!!」
続く
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