ガイア王国軍演習場
リーナス発見から4日くらい後・・・発見者と言う理由でリーナスの面倒を見る羽目になった騎士Gセイバー。 ジオン族に狙われるリーナスはかなり強力な魔法は使えるけど普段は使えない。とりあえず拾った物とはいえ剣は持っているもののその腕は余りにも素人レベルであったのだ。 Gセイバーは魔法無しでも身を守れるようにリーナスを特訓させていた。 リーナス「えい!」かきん! リーナスは模擬用の剣を振るった。だがGセイバーにあっけなくかわされ、Gセイバーの付きを喰らう。 リーナス「痛っ!」 Gセイバー「まだまだだな!」 リーナス「くぅぅ・・・」 リーナスはへたれこんだ。 リーナス「はぁ・・・私もGセイバーみたいに強くなれるかな?」 Gセイバー「まぁ・・・大丈夫だろ・・・お前も少し出来るようになってるけどさ」 リーナス「そうかな?私的にはへたくそだなって感じが・・・」 Gセイバー「まぁこのまま練習すれば大丈夫だろ・・・はぁ・・・デルタの奴、面倒押し付けやがって・・・」 リーナス「それじゃあもう一度・・・よろしく」 Gセイバー「はいはい」 そしてまた模擬演習を始めた。 リーナス「てえーい!」 Gセイバー「おっ!ちょっとはやるな!だが!」ひゅん! リーナス「うわっ!」 Gセイバー「お!よけるとは!やるじゃんか!」 リーナス「よし・・・反撃!」 Gセイバー「おっと!」 リーナス「やるな!」 二人の演習を窓から騎士デルタが眺めていた。 デルタ「あいつら・・・やってるようだな」 そこに一人の男が通りかかった。人類種の男性だ。 男「あ・・・団長殿」 デルタ「おお剣士マークか」 剣士マーク「団長、一体何を・・・あ、Gセイバーにいる娘って・・・」 デルタ「ああ、話は聞いてるだろ」 マーク「ファイズ島でGセイバーたちが拾ったって言う?」 デルタ「そ、リーナスって言うらしい。発見したのはあいつだから彼女の事はあいつに任せた」 マーク「でも彼女、ジオン族のスパイじゃ・・・」 デルタ「そうかな?俺はそうは見えないぜ」 マーク「はぁ・・・」 リーナス「てりゃあ!」 Gセイバー「うおっと!甘い!」かきん! リーナス「ありゃ・・・また負けた」 Gセイバー「これで40戦40敗だな・・・」 リーナス「うう・・・1日10戦・・・」 Gセイバー「今日はこの辺にするか?」 リーナス「あ・・・うん・・・わかった・・・お疲れ様!」じゃき! そういうとリーナスは敬礼した。 マーク「大丈夫でしょうか?」 デルタ「多分大丈夫だな、あの娘」 マーク「いや、Gセイバーのほうですよ。アイツは女の扱いが少し苦手だし、それに今もあの事引きずって・・・」 デルタ「おいマーク。あの事をあいつの前で話すなよ・・・」 マーク「あ、はい・・・」 ?「あの事ってまさかあの事ですか?」 デルタ&マーク「ん・・・うわっ!」 二人の後ろに独りのMS族がいた。Gセイバーに似ているが鎧が違うし、瞳の色も青い。 デルタ「なんだ・・・剣士セカンドセイバーか・・・驚かすなよ」 セカンドセイバー「すみませんね・・・兄者が5日も帰ってこないので探しに来ました」 マーク「ああ・・・そうかい・・・」
続く
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