ガイア王国ガイア城
リーナスを連れて帰還したGセイバー御一行。ガイア城は大きかったが所々工事中のところがあった。リーナスがそれを指摘するとジオンの侵攻の際にやられたところを修復していると兵士達は言ってくれた。 リーナス(大変だったんだな・・・) リーナスは心の中でそう思った。 そして王の間にご一行は到着した。そこにはガイア王国の国王グレーブスがいた。Gセイバーたちは一斉に敬礼した。 Gセイバー&ストライカー「Gセイバー以下4名、帰還しました!!!」 グレーブス王「うむ・・・兵士を10人失ったようだな・・・ジオン族がまた動くとはな・・・」 ストライカー「すみません・・・俺たちはあいつ等を甘く見てました・・・くぅ・・・」 グレーブス王「仕方あるまい・・・で、その娘が・・・」 Gセイバー「ジオン族の拠点らしき所で発見した少女です、名前は・・」 リーナス「リーナスです!どうも・・・!」 リーナスもGセイバーたちに習い敬礼する。少し震えているが緊張によるものである。 ストライカー(うわ・・・そりゃあ王様とこうしてあってるからな・・・緊張するのも無理ないか・・・) 戦士ジムストライカーが心の中で悟った。 Gセイバー「実は彼女、記憶が無いそうです。目覚めた時は変な水晶から出てきたようだったと供述してます」 リーナス「まぁ・・・そんな感じです・・・多分・・・生まれて間もないかも知れない・・・魔法っぽいものも使えます・・・」 グレーブス王「まぁ・・・少し礼儀が良いのか悪いのか・・・」 Gセイバー「まぁ・・・とりあえず彼女、緊張してるみたいです、ウチの騎士団長に合わせつつ、砲術師ネクティスのところに連れてきます」 グレーブス王「ネクティスか・・・あやつなら何とかしてくれるかもしれんな・・・今あやつは騎士団長の騎士デルタの所にいるはずだ」 Gセイバー「そうですか、それでは・・・リーナス、行くぞ」 リーナス「あ、うん」 ガイア城のとある一室のドアに着いたGセイバーとジムストライカー、リーナス。 ここは騎士団長の自室らしい。Gセイバーがノックをし、「入っていいぞ」と中から声がし、そしてドアノブに手をかけた。 ?「お、戻ったか」 ?「お、Gセイバーじゃん」 その部屋には2名のMSがいた。一人は金色で派手っぽい奴で、もう一人は背中に槍のような尖がった物を背負っていて、杖のようなものを腰にぶら下げている。 金色の奴に対しGセイバーたちが敬礼した。 Gセイバー&ストライカー「騎士デルタガンダム団長!ただいま帰還しました!」 デルタ「うむ、ご苦労・・・」 どうやらコイツがGセイバーたちの上官デルタガンダムのようだ。 デルタ「はぁ・・・聞いたよ、兵士をむざむざやられるとは・・・」 Gセイバー「すいません・・・」 ?「まーまー、今は軍は再編中なんだし仕方ないっしょ」 デルタ「ネクティス・・・確かにな、今復興も終わってるがな・・・」 Gセイバー「そうだ、実はファイズ島でちょっとした発見をしまして・・・」 デルタ「発見?」 ストライカー「コイツです」 ストライカーがリーナスを指差した。 Gセイバー「コイツは記憶が無いリーナスって言う奴で、ジオン族の拠点っぽい所で発見しました!」 デルタ「そ・・・そうなんだ・・・」 ネクティス「案外可愛いじゃん♪」 リーナス「ど・・・どうも・・・」 リーナスは敬礼してみた。 デルタ「あのさ・・・Gセイバー・・・俺に敬語はやめてくれないか?」 Gセイバー「何故に?」 デルタ「いや、毎回言ってると思うけど、いくら俺が騎士団長だからって幼馴染のお前に敬語で話されるとちょっと恥ずかしいんだよ・・・」 Gセイバー「あ、ごめん・・・」 リーナス「幼馴染なんだ」 ストライカー「ああ、実はな」 Gセイバー「あ、そうそう!ネクティス、実はお前にも用があるんだ」 ネクティス「何か?」 Gセイバー「実はコイツ、魔法使ったんだよ・・・記憶が無いのにさ」 ネクティス「え?そうか、通りで魔力の気配を感じてたが、この子か」 Gセイバー「砲術師のお前さんにコイツの検査を頼む、なんかコイツの事がわかるかも知れないからな、それにお前ならコイツの記憶を戻せるかも知れないし」 リーナス「Gセイバー・・・私からもとりあえずお願い・・・ネクティス・・・だっけ?」 ネクティス「わかったよ、けど記憶を戻す魔法はちょっと無理があるぞ。てゆーかそんな魔法聞いた事無いけど」 Gセイバー「あら、魔法でどうにかできると思ったんだが」 ネクティス「あのさ・・・魔法は万能じゃないんだ、何でも出来るとは限らない」 リーナス「そうなんだ・・・」 リーナスは残念そうに呟いた・・・
続く
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