[1002] EX,s活動編 序章 |
- のんびり - 2009年10月27日 (火) 17時02分
EX,s。それは我が都市国セイヴァーを守護する一柱であり、わが学園都市アシュセイヴァーを守る守護者である。 EX,s。それはアシュセイヴァーの手本となり、常にアシュセイヴァーで最強の存在として君臨するべし。 EX,s。それは_______ 「なっげえぇぇぇぇ!!!!」 ユウ達EX,sは理事長館にある生徒会室で「EX,sについて」とかいう本を読まされていた。そこには「EX,s。それは〜」から始まる1000の項目が書かれていた。しかも一文一文が中途半端な文字数で、無駄な長さをもっている。 かれこれ1時間は経っただろう。ようやく35項目目に突入出来た所でユウは叫んだのだった。 それに水を差すのは眼鏡をかけた青年、白馬だった。 「・・・うるさいぞ逢梨明、黙って読め」 「うっ・・・ならば逆に聞くけど、お前は何故こんな無駄に長ったらしいもの読んでられるんだよ?」 「それが理事長の命令だからだ」 即答。 それを繋いだのは白馬の隣にいた鏡(みら)だった。 「ユウ、白馬はある種バカとも言えるほど生真面目ですの。だからなにを言っても無駄だわ」 「そうなのか?」 「えっと・・・自分に課せられた仕事は完璧にこなし定期テストは全て学年トップ。ついでに拳術でもトップらったみたいれす〜・・・」 フェルティがこじんまりと言う。 「完璧超人、って事だね。諦めなよユウ」 愛佳は微笑みながら言うが何となく納得がいかない。 「はぁ・・・そういえば、最初の活動の時からこんな奴だったっけ・・・?」 それは決定祭の翌日、初のEX,sの活動時の話だ。 さかのぼる事調度1ヶ月前だったか。
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