[366] 第一章「出会い」 |
- はせピン - 2008年08月24日 (日) 13時40分
地上
セネリオ「な、何だこれは・・・!?」
セネリオが絶句するのは無理もなかった、スカイラグーンが落ちたせいで何処かの町かはわからないが炎上していた。
セネリオ(生存者を助けるのが優先だ!その後スカイラグーンを墜落させた犯人を探さなければ!)
セネリオはものすごい速さで進んだ、そして5キロ走った時、道端で倒れている少女を見かけた。
セネリオ「スクルド!?」
セネリオは水色の髪の少女に駆け寄った。
スクルド「セネリオ・・・」
微かに息があったが今にも死にそうであった。
スクルド「気を付けて・・・さっき龍のアーマーロイドがスカイラグーンを墜落させたの・・・」
セネリオ「わかったからそれ以上喋るな!今オフィシャルに運ぶ!」
セネリオはスクルドの服にシールをつけた、その途端スクルドは光となり消え去った。
セネリオ「速くその龍を撃退しなきゃな・・・」
イレギオン「グオォォ!!」
セネリオの背後に緑色の機体の龍が降りた。
セネリオ「うわっ!」
イレギオン「グオォォォ!!」
イレギオンは爪を振るがセネリオは軽く体を捻らせ避けた。
セネリオ「くらえ!!」
セネリオは銃を取り出し撃ち始めるが固いせいか全て弾かれた。
セネリオ「連射が駄目ならチャージショットだ!」
セネリオは銃口を光らせた!
セネリオ「そこだ!!」
イレギオン「ギュオォォ!!!」
光の球はイレギオンの腹に当たった破壊力が多かったせいか装甲が剝がれていた。
セネリオ「今なら・・・!」
セネリオは腰についている剣を鞘から抜いた。
セネリオ「雷神撃!!」
セネリオの剣の刃が電気の刃と化し剥がれた装甲を刺した途端、イレギオンは崩れ落ちた。
セネリオ「しかし何でイレギオンが・・・」
セネリオは剣を鞘に納めたその時前に黒と白の軍服を着た男がいた。
セネリオ「クラノス!?どうしてここに!」
クラノス「スクルドを人質にする為に来たのだがまさかお前に邪魔をされるとはな・・・」
セネリオ「その前にお前までオフィシャルに疑われてる事に気付かないのか!」
クラノス「そんな事知った事か!私はヒューマノイドの疑いを晴らすために手段は選ばん!」
セネリオ「武器を捨てて投降しろ!」
クラノス「軍人に武器を捨てる等あり得ん事だ!」
クラノスはそう言い消え去った。
セネリオ「まずい、このままではヒューマノイドでも戦争に参加するかもしれない・・・!」
セネリオは光となってオフィシャルセンターへ戻った・・・
フォルクス将軍邸
オフィシャルの将軍フォルクス邸は雨が降っていた。
フォルクス「・・・・・」
????「オフィシャル・・・人間に尻尾を振ってアーマーロイドを破壊する者ども、危険だと思わんか?」
茶色いフードを被った謎の男が言った。
????「フォルクスお前もわかっている筈だ、奴らは単に人間の言いなりにならないアーマーロイドを破壊しているに過ぎん。」
フォルクスは黙ったまま顔を下げた。
????「やられる前にやれ!お前には奴らを倒すだけの強大な力がある!!」
その時雷が降り注いだ。フォルクスは顔を上げた。
フォルクス「お引き取りを願おう。」
????「ぬうぅ?」
フォルクス「人間を裏切ることなど出来ん、立ち去れ!二度とワシの前に現れるな!」
????「ふふふふ・・・まぁいい、その内気も変わるさふぁははは!!」
謎の男は立ち上がり去った。その後も雷は激しくなっていた。
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