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[182] 【ロックマンエグゼ】ネットワークハザード【個人筆記?】
アシュラ - 2006年01月03日 (火) 03時12分

プロローグ

西暦20XX年、高度な科学技術により、世界中の国々が
インターネットでつながり、あらゆる電子機器がネットワークで
管理される時代、便利な反面、多発するネットワーク犯罪などの
問題を抱えながらも、世界は平和な日々を送っていた・・・。
そんな中、今年デンサン学院高校に入学した光熱斗はのんびりと
スクールライフを満喫していた。
熱斗 :「ロックマン、新しいPETの居心地はどうだ?」
ロック:「うん、結構いいよ。しかも今度のPETの中には
     コピーロイドデータが内臓されていていつでも現実
     世界にナビを転送できるから便利になったよね。」
熱斗 :「そうだ、みんなでインターネットするんっだった。
     いくぞプラグイン、ロックマンEXE、
     トランスミッション!」

第1章 時空を超えて

その一方、2XX0年・・・・・
レプリロイド、それははるか昔に作られた限りなく人間に近い
ロボット・・・・。高度な技術により人格を与えられた彼ら
レプリロイドは人間とともに生きる最高のパートナーになる
はずだった。しかし人間とレプリロイドの間で幾度となく戦は
繰り広げられた。そして終戦をむかえレプリロイドに守られた
理想郷、ネオ・アルカディアができて一時は平和を取り戻した。
しかしネオ・アルカディアの正義は歪み始め、廃棄処分される
運命におかれた能力に低いレプリロイドたちはDr.シエルを
中心にレジスタンスを結成し、そしてシエルは100年前の戦争の英雄と呼ばれているレプリロイド、「ゼロ」を復活させた・・・。
ゼロの活躍によりネオ・アルカディアの首領コピーエックスを
倒した。後にネオ・アルカディアは犯罪者Dr.バイルに牛耳られ
てしまうがゼロはバイルの切り札オメガを倒すことによって
バイルの野望は阻止された・・・・・。その数日後のことである。
ゼロ :「バイルの研究所跡に・・・・?」
シエル:「うん、ちょっと調査してもらいたいの。バイルの
     その他の研究資料とかを・・・ね。」
オペレーター(以下オペレ)
   :「ゼロさん転送準備完了・・・・・転そ・・・!?座標ノイズ
     発生!ゼロさん、別のエリアに転送されました!」
シエル:「ゼロ・・・・ゼローーーーーーーー!!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

熱斗 :「プラグイン、ロックマンEXE、
              トランスミッション!!」


ロック:「あ、あれ?熱斗くんのHPに誰か倒れているよ?
     ・・・・・・?この人、ナビじゃない・・・・。」
熱斗 :「え?それってどういう・・・・・。」
???:「うぅ・・・・・・ここは・・・・・何処だ・・・・・?」
ロック:「とにかくパパはいないからロールちゃんに治して
     もらおう。」
???はロールに治してもらうと眠ってしまった・・・・・。
とりあえずロックマンと熱斗は???の様子を診ていた。
???は目を覚ました。
???:「オ・・・オレは・・・・。」
ロック:「気が付いたかい?僕はロックマン、君は?」
???:「オレは・・・・・ゼロ。ここは・・・?」
ロック:「ここはインターネット秋原エリアにある熱斗くんの
     HPだよ。」
ゼロ :「インターネット・・・・・?サイバー空間みたいなところ
     だな。」
ロック:「ゼロ、君はどうしてここで倒れていたの?」
ゼロ :「それは・・・・・・・・・・・・・・・・・・
      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
ゼロはすべてを2人に語った。2人は納得はしたが何故数百年も
未来からゼロが来てしまったのか不思議でしょうがなかった。
ゼロも何のため自分を過去の世界へ送り込んだのか疑問を
抱いていた・・・・・・。

      この出会いが後にとんでもない戦いへ
      ゼロとロックマン、そして熱斗は
      身を投じなければならぬことを
      まだ誰も知らなかった・・・・・・。

[183] 登場
ジオン@モスコス - 2006年01月03日 (火) 03時48分

登場するキャラクターって、ゼロ以外にオリジナルナビとかいますか?
いないなら僕が、書きましょうか?オリジナルナビ。

[188]
アシュラ - 2006年01月04日 (水) 02時34分

ジオンさん、とりあえず今僕が考えているのは、
1.ボルテックマン  雷     電気を喰うことが大好き
2.アサルトマン   カーソル  戦車型の重装甲ナビ
3.スタッグマン   木     クワガタ型のナビ
4.ミラーマン    ブレイク  反射や物真似攻撃ができる
5.マインドマン   無     ナビの心を操ることが可能

の5体でオペレーターはまだ決まってないです。とりあえず
全部敵です。他のオリナビは書きながらでも考えます。
エグゼとゼロの夢のコラボレーションストーリー
ロックマンエグゼ ネットワークハザード、
次回をお楽しみに・・・・・・・。(じゃあさっさと書けよ)

[192] 第2章 動き始める巨大な影【前編】
アシュラ - 2006年01月06日 (金) 03時45分

ゼロが熱斗たちがいる世界へ迷い込んで2日がたった。
ゼロはとりあえずロックマンと一緒にひとつのPETで
暮すことしたのだった。

一方、シエルたちのいる未来の世界ではゼロがいなくなった
ことで大騒動がレジスタンスベースで起きていた。
そのことを耳にした元ネオ・アルカディア四天王の1人、
賢将ハルピュイアは旅の途中だったが急遽、行方不明に
なっているドクター・バイルを探し情報を集めることにした。
なんのかんのいってゼロは自分にとって最大のライバルだから
自分以外の奴にくたばってほしくない、自分の手で倒したいと
ハルピュイアは思っているのだろう。

さて、熱斗は宿題を終えてデカオと遊ぼうとしていた。そのとき
オート電話がかかってきた。才葉シティのコジローからだ。
熱斗 :「おう、コジロー。なんかあった?」
コジ :「おい熱斗、今すぐセントラルタウンにきてくれ!
     才葉シティ全体が停電したんだ。それだけじゃねぇ、
     街中にヒールナビタイプのコピーロイドが大量に
     現れて暴れて・・・・・うわっ、や、やめろって。」
ロック:「熱斗くん!」
熱斗 :「あぁ!今すぐセントラルタウンにいくぞ!」
ゼロ :「・・・・・・。」
そして非常電源で動いているメトロに乗ってコジローのところへ
いったところ、案の定、街がメチャクチャになっていた。
コピーロイドは男女大人子供問わずに襲っていた。
ゼロ :「光熱斗、オレをコピーロイドに転送させろ。
     こいつらの始末はオレがやる。」
熱斗 :「・・・・・・・・・・・・・・わかった、無茶だけはよせよ。
     コピーロイド・リアライジング、
         ゼロ.EXEトランスミッション!」
ゼロは現実世界に出現した。ゼロは早速、ゼットセイバーで
コピーロイドを蹴散らし始めた。熱斗とロックマンは停電の
原因究明にあたった。
ロック:「熱斗くん、才葉シティ全体を停電させるには
     それなりの場所があるはずだよ。」
熱斗 :「・・・・・・・ウェザー君・・・・・。そうかスカイタウンなら
     それなりの施設は整っているし、できないはずが
     ないよな?よし、スカイタウンのウェザー君の電脳
     を調べてみよう。いくぞロックマン!」
熱斗はスカイタウンへ急行したのであった・・・・・・。

                  第2章【後編】に続く

[205] お待たせしました第2章【後編】です。
アシュラ - 2006年01月12日 (木) 04時02分

スカイタウンに着いた熱斗は早速、ウェザー君を調べてみた。
一見何もされてないようにみえたが明らかに磁場の乱れが
起きているのでウェザー君の電脳で何かが起こっているはずだと
熱斗もロックマンも思ったので、プラグインしてよく調べてみる
べきだと考えた。
熱斗 :「いくぜロックマン!プラグイン、
     ロックマンEXE.トランスミッション!」

ウェザー君の電脳内ではいつにも増して電気属性のウィルスが
暴れているのにロックマンは気になっていた。最深部に
たどり着いた。ウェザー君のメインシステムをロックマンは
調べてみると驚くべきことに天気コントロールプログラムは
電力吸引プログラムに改造されていた・・・・・。
???:「誰だぁ?おれの縄張りに足を踏み入れた奴ぁ?」
ロック:「お前こそ誰だ!姿を見せろ!」
???:「ひゃっひゃっひゃ・・・・・・。おれはボルテックマン!」

???:「・・・・・そしてボルテックマンのオペレーター、
     御雷 降也(みかづち こうや)だ!!」
ウェザー君のかげから御雷という男が、ロックマンの背後には
御雷のナビ、ボルテックマンが現れた。
熱斗 :「ウェザー君を使って何をしているんだ!!」
御雷 :「さぁな、簡単に教えるほど世の中甘かねぇぜ?
     そのバンダナから察するにお前、WWWやゴスペル
     ネビュラを倒したってウワサの光熱斗だな?」
熱斗 :「そうだ!」
ボルテ:「なら話は早い・・・・。おれの雷で心臓とめて
     やるぜぇ・・・・・。覚悟しなぁ!」
ロック:「そうはさせない!熱斗くん!!」
熱斗 :「ああ、任せろ!バトルオペレーション、セット、」
ロック:「イン!」
御雷 :「おれの雷はとめられねぇぜ!」

ロックマンはボルテックマンの麻痺攻撃に手間取ったものの
百戦錬磨の2人が負けるはずがなかった。
ロック:「P.A、ギガキャノン!!」
ボルテ:「ぐはぁ・・・・・!へへへ・・・・お前の強さ、
     見せてもらったぜぇ・・・・・。次デリートされんのは
     お前だと思っとけよ!」
     
     ドガァァァーーーーーーーーーーン
     
御雷 :「ちっ!ボルテックマンがやられちまった・・・・・。
     あの御方がなに言うか分かんねぇぜ・・・・。
     光熱斗!このかりは必ず返させてもらうぜ!!
     覚えてやがれ!!」
御雷は去っていった。これにて事件は解決、才葉シティ中で
暴れていたコピーロイドもゼロの活躍で大惨事に至らなくて
済んだ。しかし御雷のいう「あの御方」とは誰のことなのか、
熱斗の中で疑問が残った。

その一方、ゼロのいた世界ではシエルたちレジスタンスは
ゼロの転送先を全力で探していた。
シエル:「ゼロ・・・・・無事でいて・・・・・・。」
元ネオ・アルカディア四天王のハルピュイア、ファーブニル、
レヴィアタンの3人はレジスタンスに協力しないにしても結局は
シエルたちと同じことをしていた。

しかし、ゼロの世界と熱斗たちの世界が時空を越えてつながった
のはどうも嵐の前の静けさのような気がしてならないとゼロも
シエルも熱斗も皆、そう思っていた・・・・・・・。

[208] 久々です・・・・・。
アシュラ - 2006年01月22日 (日) 02時45分

どうも。この小説レス主のアシュラです。
10日ぶりです。じつは僕、パソコンがリビングに
あるので夜中にこっそりとじゃないと掲載できないので
どうしてもこのように数日あいてしまうということが
起きてしまいます。でも皆さん、できる限り毎日パソコンの
前に立ってこの小説を書いていこうと思います。
今後もよろしくお願いします。

[209] 第3章 暴走ナビをくい止めよ!! 【その1】
アシュラ - 2006年01月22日 (日) 04時28分

ボルテックマンの事件から数日後、ロックマンとゼロ、ロールの
3人はオフィシャルセンターのHPに向かうべく電脳メトロの駅
へと歩いていた。

ロック:「ゼロ、君がいた世界にあるネオ・アルカディアは一体、
     何をしていたの?」
ゼロ :「・・・・・・かつてはオレの友が治めていたレプリロイドに
     よる人間の理想郷だった・・・・・・。だがその友が姿を
     消してからは能力の低いレプリロイドを抹殺してまで
     人間を守ろうとしている。オレはそのやり方が気に
     入らない・・・・・・・。」
ロール:「ゼロ君も大変だね。こんなところに
     来ちゃったりして。」
熱斗 :「おいロックマンそろそろ電脳メトロがくるころだ。」
ロック:「うん、そうだね・・・・・・っ!?」

  ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・!!

突然インターネット上で地震が発生した。いや、地震じゃない。
何かが近づいてくる。すると電脳メトロのレールの彼方から
猛スピードでなにかが通過していった。

メイル:「い・・・今、なにが走ってきたの?」
ロック:「ネットナビだ・・・・・。しかもかなり強力な・・・・。」
熱斗 :「あれは何だ!?電脳メトロの駅の先に空間のゆがみが
     見えるけど。ってまさか、環状線となってるメトロの
     レールをあのナビが高速移動することによってできた
     ものなのか!?」
ゼロ :「そう見るのが妥当だろう。」
熱斗 :「とめなきゃ・・・・・ロックマン、ゼロ、あのナビを
     追うぞ!!メイルはロールをプラグアウト
     させるんだ!!」
メイル:「こんなときどう言えばいいんだろう・・・・・・。
     無茶だけはしないで・・・・・・無事でいてね・・・・・。」

ロックマンとゼロはレールをたどって暴走ナビを追いかけた。
追いかけていたらいつの間にかアメロッパエリアまで
来てしまっていた。2人はここでようやく暴走ナビと対面した。
そこにクリームランドの姫君、プリンセス・プライドのナイトマン
とラウルのサンダーマンが待ち構えていた。

ナイト:「ロックマン、某そなたの応援に参ったぞ。」
ラウル:「光熱斗よ、オレもお前の力になろう。」
熱斗 :「恩にきるぜ!プライド、ラウルさん!!」
プライ:「熱斗、奴の名はゴートマン、その名の通りヤギ型の
     ナビなのですが、何が目的なのかさっぱり
     わかりませんわ!ただひとついえるのは奴はある組織
     によって開発されたものでかの電脳獣グレイガの
     残骸データが一部組み込まれているため、命令をきく
     以外でやることはネットを破壊することだけです!」
ゼロ :「いわば暴れ牛ってところか・・・・・。」

ロックマン、ゼロ、サンダーマン、ナイトマンは暴走ナビ、
ゴートマンをとめるべくゴートマンの目の前にたちはだかった。

ゴート:「グオォォォォォオオォォォォ!!!」
サンダ:「くる!!」

ゴートマンが突進してきたのをナイトマンが受け止めた。
しかし五分とはいえず、ナイトマンはゴートマンを抑えては
いながらうしろへ徐々に下がっていく。ついにはナイトマンは
ゴートマンに進行を許してしまう。

ナイト:「申し訳・・・・・ありません、姫。」
ラウル:「サンダーマン!!足をねらえ、サンダービーム!!」
サンダ:「おおおおおおお!!」

サンダーマンの攻撃でゴートマンはほんの少しの間だけ
麻痺したが反撃にバグの塊を吐いてきた。ゼロは
シールドブーメランで防御してゴートマンの攻撃を
やり過ごした。ゴートマンは逃走した。ロックマンたちは
あとを追った。その間にディンゴのトマホークマンや
チャーリーのジャイロマンと合流した。
果たしてゴートマンをとめる事ができるのか!?

               第3章【その2】に続く

[212] 第3章【その2】です。
アシュラ - 2006年01月23日 (月) 18時21分

熱斗たちによるゴートマンの暴走阻止作戦が実行されている同刻
ロックマンたちが秋原エリアで見た空間のゆがみは次第に大きく
なりナビやプログラムをすい込むブラックホールと化した。
世界中のインターネットではナビの避難勧告が出され各エリアは
ゴーストタウンとなっている。なかには熱斗やロックマンたちの
応援をせずにはいられない者もいた。それは荒駒トラキチと
キングマン、五十嵐ランとウインドマン、名人とパンク
そして・・・・・・・。

―熱斗宅。
ママ :「熱斗ー、お客さんよー。」
???:「久しぶりだな、光。暴走ナビの阻止のついでに
     挨拶にきた。」
熱斗 :「え、・・・・・・炎山!!帰国してたのか!」
炎山 :「話は後だ。プラグイン、ブルースEXE.
     トランスミッション。」

これで戦えるのは、ロックマン、ゼロ、ブルース、パンク、
ナイトマン、サンダーマン、トマホークマン、ジャイロマン、
キングマン、ウインドマンの計10体となった。ロックマンは
そのときすでにウラインターネットまできていた。ゴートマンは
依然とまだ暴走中。ロックマンたちは先回りして待ち伏せした。

ナイト:「キングダムクラッシャー!!」
キング:「ルーク!!」
ロック:「よし!ナイトマンが鎖付きの鉄球をまきつけて押さえ
     そしてキングマンのルークで道をふさぐ。いまだ!」
パンク:「マッドローラー!!」
トマホ:「トマホークッ、スイング!!」
ゼロ :「・・・・・・・む?ダメージなしか・・・・・・。」

ゼロの言うとおりゴートマンは無傷だった。さすがグレイガの
能力を引き継いでることだけはある。熱斗も打つ手がある限り、
何でも試していた。

熱斗 :「これでどうだ!!デスマッチ2!!」
ロック:「だ、駄目だ!!ゴートマンは穴の上でもお構いなしで
     歩けるよ!!別に浮いてるわけでもないのに。」
熱斗 :「だったら・・・・・・バグデスサンダー!!」
ロック:「はぁぁぁぁ、ダークサンダー!!・・・・・くっ、熱斗君、
     こいつ、麻痺するのはたった少しの間だけであまり
     効果がないよ!!」

ウインドマンは竜巻を起こし、サンダーマンは落雷を落として
攻撃する。が、どれも効果はいまひとつ・・・・・・。ゴートマンは
気高くほえたその後、上空から巨大な鉄球をいくつも降らせて
攻撃した。この痛烈な一撃によりキングマン、ナイトマン、
パンク、ウインドマン、サンダーマン、トマホークマンがK.O
してデリート寸前に追い込まれた。

ディン:「プラグアウトだ!トマホークマン!!」
プライ:「ナイトマン!!」
ラウル:「もどれ、サンダーマン!!」
トラキ:「くそぉっ!!キングマン!!」
名人 :「デリートしてしまうぞ!!戻って来いパンク!!」
ラン :「ウインドマン!!プラグアウトします!!」
名人 :「あとは君達に任せた、たのんだぞ!!」
熱斗 :「はい!!」
チャー:「みんな!ジャイロマンにのりな!!ジャイロマン、
     ジャイロフォーム!!」
ゼロ :「・・・・・いくぞ!」

ゴートマンは再び逃走する。炎山がにらんだ目的地は
ウラインターネットゼロだった。ロックマン、ゼロ、ブルース、
ジャイロマンはウラインターネットゼロにむかった。

ロック:「何とかしなくちゃ・・・・・・・。僕に力があれば・・・・・。
     力が欲しいよ・・・・・・アイツを食い止めるチカラが・・・・
     みんなをまもるチカラを・・・・・・・・・・!!」

ロックマンはそう強く思った。ウラインターネットゼロで待つ
未来は果たしてどのようなものなのだろうか?
そしてこの戦いの結末は・・・・・?

              第3章【その3】に続く

[214] 第3章【その3】
アシュラ - 2006年01月30日 (月) 04時58分

ロックマンたちはゴートマンを止めるためにジャイロマンに乗っ
てウラインターネットゼロへとむかった。

ゼロ :「くるぞ・・・・・・・!!」
ゴート:「ウォォォオオォォォ・・・・・・・!!」

ゴートマンがこっちにやってきた。ロックマンたちは避けたが
ジャイロマンは3人を運ぶのに疲れ、ゴートマンの突進を完全に
避けきれずに左足を痛めてしまった。

ジャイ:「す、すまねえ、チャーリー・・・・・、みんな・・・・・・。
     このままじゃ足手まといになるだけだ・・・・・・。」
チャー:「そうか・・・・・・。悔しいけどここまでだな。
     ジャイロマン、プラグアウトだ。みんな、あとは
     頼んだよ。」

残るはロックマン、ゼロ、ブルースだけとなった。とにかく
ゴートマンをとめるべく戦うしかなかった。
ゴートマンは、かのパンクたちをデリート寸前まで追い込んだ
巨大鉄球の雨、アイアンプレッシャーを繰り出す。3人とも
かろうじて避けることはできたがその後の反撃はどれもまるで
効いてない。

熱斗 :「くそっ・・・・・スタイルチェンジもソウルユニゾンも
     カオスユニゾンもクロスシステムもビーストアウトも
     全部なくなっている今、どうやってゴートマンを
     倒せばいいんだ・・・・・・・?」
???:「希望がないわけではない。」

突然ロックマンたちの前にヤマトマンが現れた。
しかし一体なぜなのだろうか?

炎山 :「誰だ?」
熱斗 :「あいつはヤマトマン。ウラの王セレナードの護衛を
     勤めているんだ。おい、ヤマトマン、何しにきた。」
ヤマト:「・・・・・・・光熱斗、セレナード様の命によりあるものを
     渡しに参った。」

と、ヤマトマンはロックマンに赤い何かの塊を渡した。

ロック:「これは・・・・・・・・・・。」
ヤマト:ドスッ「ぐはぁぁっ!!」

ゴートマンがヤマトマンを地面に潜らせた尾で突き刺す、
メタルニードルテイルで串刺しにしたのだった・・・・・・・。

全員 :「ヤマトマン!!」
ヤマト:「セ、セレナード・・・・・様・・・・・お許しを・・・・。
     某最期の力でこの・・・・・元凶、倒して・・・・・・・・・
     み、み見せまする・・・・・・!!
     おおおおおおおーーーーーーーーーー!!」

  ドガァァァァァァァァァァン!!

ヤマトマンはいずれ消えてしまうその身を自爆させた。
もうロックマンたちの目の前にはヤマトマンの姿はなかった。
ヤマトマンの自爆攻撃をうけたゴートマンはむなしくも
傷らしい傷も負っていなかった。熱斗とロックマンは
血相を変えた。静かな怒りを心に宿してゴートマンの前に
立ちはだかった。

ロック:「熱斗君・・・・・・。」
熱斗 :「あぁ、ヤマトマンの無念・・・・・・俺達がはらす!!
     ロックマン!例のデータをインストールするぞ!!」
ロック:「うん!!ヤマトマンからもらったこのデータ、
     決して無駄にしない!!」
熱&ロ:「うぉぉぉぉぉおおおぉぉぉぉぉーーーーーー!!」

ロックマンの体が赤く光り、姿が変化した。

ゼロ :「・・・・ファーブニル・・・・・・・!?」

そう、ロックマンはゼロのいた世界に存在する、
ネオ・アルカディアの元四天王の一人、闘将ファーブニルと
融合した姿に変化していた・・・・・・。

ロック:「アーマーフュージョン、燃え上がる炎、
     ロックマン、バーストアーマー!!」

               第3章【その4】に続く

[215] 余談 (No.1)
アシュラ - 2006年01月30日 (月) 05時07分

アーマーフュージョン、あれはご存知、デ○モンをモデルに
ロックマン風にアレンジしたものです。
               (パクリとかいわない!)


[216] 余談 (No.2)
アシュラ - 2006年01月31日 (火) 20時48分

この間言い忘れていました。この小説は
「ロックマンエグゼ6」のストーリーから3年後、
「ロックマンゼロ3」のストーリーから数日後の
出来事を取り扱っています。その辺を明らかに
しておきたかったのです。ちなみに「ゼロ4」だと
エンディングでゼロの生死が分からぬまま終わっているので
そこでゼロをだすのは不自然のような気がしましたし、
「ゼロ5」が出たときにストーリーがゴチャゴチャになると
いけないのであえて「ゼロ3」と「ゼロ4」の間の
エピソードとしてこのストーリーを考えました。
一方、「エグゼ」のほうはただ単にロックマンとゼロの共演を
してみたかっただけです。(笑)
という訳で第3章クライマックス【その4】をお楽しみください
では今日は時間がないのでこれで・・・・・・・。

[220] 第3章【その4】
アシュラ - 2006年02月04日 (土) 05時08分

ロック:「アーマーフュージョン、燃え上がる炎の銃口、
     ロックマン、バーストアーマー!!」

これと同刻、表のインターネットに出現したブラックホールは
未だ拡大を続けていた。そのことについて緑川ケロも取材
したがっていた。ゴートマンの攻撃を受けた名人達は熱斗達の
命運を祈るばかりだった。そして力になりたくてもなれない
現実に悔しさを覚えているメイルやデカオたちの姿があった。

熱斗 :「インターネットの治安を乱し、なお暴れ続けている
     ゴートマン、お前はオレ達が倒す!!」
炎&ブ:「ブラッディクロス!トランスムーブ!!
     そして、デルタレイエッジ!!」

ブルースがゴートマンの足を狙った集中攻撃でバランスを
崩させた。ゴートマンは膝をついたが反撃に巨大鉄球の雨、
アイアンプレッシャーを使う。それをゼロはリコイルロッドで
はじき返し、ジャンプして、

ゼロ :「EXスキル、バーストショット!!」

バスターショットの炎のEXスキル、バーストショットで背中を
狙い撃ちにして、とどめはロックマンのバスターを両手に
装備し、地面に炎を発射して敵の真下からマグマの柱で貫く
闘将ファーブニルが持つ必殺技、

ロック:「おおおおおお・・・・・!!ヘルファイアぁぁぁぁぁ!!」

で、ゴートマンを完全にデリートした。こうして長時間にわたる
暴走ナビ、ゴートマンとの戦いは終わった・・・・・・・。

熱斗 :「・・・・・なぁ炎山、今回の事件って一体・・・・・・、」
炎山 :「奴らの仕業だ。元WWW内部治安維持用部隊が
     つくったと言う組織、『ベルゼブル』のな・・・・・。」
ゼロ :「・・・・・・ベルゼブル・・・・・・・?」
炎山 :「元WWW内部治安維持用部隊とはWWWの中でも
     知っているのはごく一部で造反した者などを
     取り締まっていた部隊であった。実力はWWW幹部
     以上、さらに世間に全く知られていないという少々
     厄介な奴らだ。ワイリーが逮捕さてたため新たに
     組織をつくったのだろう。」

とそのときロックマンたちの前に謎のナビが現れた。
そのナビはゴートマンの体内にあったグレイガのデータを
回収した。

ブルー:「何者だ!!」
???:「フフフフフ・・・・・・・。私はさっきからあなたたちが
     話しているベルゼブルのダークロイドの1人、
     マインドマンよ。よ、ろ、し、くぅ・・・ボウヤ・・・・。」
ゼロ :「そのデータを回収してどうするつもりだ。」

ゼロは問う。もの凄く怪しく誘う女ナビ、マインドマンは答えた

マイン:「あなた達は知る必要はないの・・・・・・。グレイガの
     データは私達が大切に使ってあげる・・・・。
     じゃあね、かわいい坊や達、今度会うときは私達の僕
     として迎えにきてあげるからね・・・・・・。」
ロック:「ま、待て!!どういうことだ!!」

マインドマンは去っていった。グレイガのデータのこともあるが
今はゴートマンの暴走の被害を調査して修復することが
先である。表のインターネットに出現したブラックホールは
拡大も吸引も止まっているにも関わらずブラックホールは今だに
消えない。それどころかブラックホールを介して闇の世界への
ゲートが開いてしまった。今、このゲートを閉じる方法は
見つかることはなかった・・・・・・・。

その一方ゼロのいた世界では・・・・・・・・。

オペレ:「シエルさん、通信回線に強制割り込み・・・・・!!
     このコードは・・・・・ネオ・アルカディアからです!!」
シエル:「つなげて!!」
???:「クックックックックッ・・・・・・・・・・
     クヒャーーーハッハッハッハ!!お元気かね?
     ドクター・シエル・・・・・・・・ゼロがいないようだがね?」
シエル:「バイル・・・・・!!まさか、あなたゼロを・・・・!!」

それはネオ・アルカディアを牛耳った、妖精戦争を起こした張本人
ドクター・バイルであった。シエルの質問にバイルは答えた。

バイル;「ああそうとも!!ゼロを数百年前の世界に強制転送
     させたのはこのワシのほか誰でもない!!」
シエル:「す・・・数百年前の世界ですって!?」
バイル:「ワシのある計画に邪魔されると困るのでの・・・・・、
     ワシの時空転送装置を貴様らのトランスサーバに
     ハッキングさせて作動させたのだよ・・・・・・・!!」
???:「そういうことだったのか、バイル・・・・・!!」

さらに誰かが通信回線に強制割り込みしてきた。それは
元ネオ・アルカディア四天王、賢将ハルピュイアだった。

バイル:「おやおやハルピュイアじゃないか。何の用かね?」
ハルピ:「黙れ、バイル!!貴様ごときにゼロを倒されて
     たまるか!!」
バイル:「まぁともかくワシの計画は直に実行される。
     それまで命あることを喜んでるがいい・・・・!!
     クヒャーーーハッハッハ!!」

バイルの通信が途切れた。シエルはゼロのために
できる限り全力を尽くすことを心に誓った・・・・・。

ベルゼブル・・・・・ドクター・バイル・・・・・熱斗たちは
ここから先とてつもない試練を切り抜けなければならないことを
まだ知る由もなく眠りに付いたのであった・・・・・・。

熱斗 :「むにゃむにゃ・・・・・カレーライスぅぅ・・・デカオぉぉ・・・
     1人で5杯も・・・・おかわりすんなよぉぉ・・・・・・。」

                    第4章に続く

[223] 第4章 アーマーフュージョンシステムとレプリロイド【その1】
アシュラ - 2006年02月06日 (月) 04時02分

熱斗はゴートマンの事件から数日後、父裕一郎に呼ばれ、
科学省にきていた。どうやらロックマンの新たな力、
アーマーフュージョンシステム(以下:AFシステム)について
話すべきことがあるという。

裕一郎:「熱斗、セレナードから受け取ったデータを
     インストールしたことによってバーストアーマーを
     使えるようになったわけだが、それがゼロの世界に
     存在するレプリロイドにそっくりだったのだな?」
熱斗 :「ああ、そうなんだよなゼロ?」
ゼロ :「間違いない。」
裕一郎:「熱斗、ロックマン、『プロト』を覚えているか?」
ロック:「プロトって4年前にワイリーが蘇らせようとした
     初期型インターネットの・・・・・・。」
裕一郎:「そうだ、そのプロトの中のおじいちゃんの精神データ
     を保存していたエリアにワイリーが研究したと
     思われるものを発見したんだ。昔からロボットとの
     共存を夢見ていたワイリーが描いた書には
     こうかかれていたんだ。」

『限りなく人間に近い、人格を与えられた、人間とともに生きる
パートナーロボット、その名もレプリロイド。(以下省略)』

裕一郎:「そしてさらにワイリーはレプリロイドの原型となる
     6体のレプリロイドの設計図らしきものをつくった。
     その中になんとゼロのものが見つかってるんだ!
     その上、バーストアーマーの元となったファーニブル
     というレプリロイドのものまであった・・・・・・。」
ロック:「つまりレプリロイドはワイリーによって考案された
     ものであってその原型となるゼロを含む6体の設計図
     が存在したということ?」
裕一郎:「そんなところだ。プロトの影響を受けないプロトの
     隠しエリアにはこれと他にアーマーの結晶が3つ
     あったんだけどプロテクトがかかっていて使えない。
     解析してたら3年はかかってしまう。だから3つの
     アーマーの結晶をロックマンにインストールして
     おくぞ。」
熱斗 :「わかったよ。」

ロックマンは3つのアーマーの結晶を手に入れた。
裕一郎の話によりどんどん謎が明かされていく・・・・・・。

                第4章【その2】に続く

[225] 第4章【その2】
アシュラ - 2006年02月12日 (日) 13時55分

熱斗は科学省でさまざまなことを知ることとなった。
ワイリーがあのプロトの大騒動の中、レプリロイドの製作を
進めていたこと。その設計図に原型となる6体のレプリロイドが
記されてあり、その中にゼロやバーストアーマーの元となった
ファーブニルが書かれていたこと。そしてプロトの内部に
AFシステムに使用されるアーマー結晶体がプロテクトが
かけられているとはいえ、3つも発見されたこと・・・・・・。
どれも熱斗にとっては衝撃的なものだった。

ゼロ :「ところで光博士とやら、その6体のレプリロイドとは
     オレ以外では誰がいる・・・・・・・。」
パパ :「えーと・・・・・・。ゼロの他には、エックス、
     ハルピュイア、ファーブニル、レヴィアタン、そして
     ファントムの5体だ。」

ゼロはやっぱりなという顔をした。元ネオ・アルカディア四天王の
賢将ハルピュイア、妖将レヴィアタン、闘将ファーブニル、
隠将ファントム(ゼロとの戦いで自爆死した)、そして
ネオ・アルカディアの創立者、伝説の英雄の1人、エックス・・・・。
この6体は熱斗の時代から絵として存在していたのだ。

炎山 :「失礼します。光博士、会議の時間です。」
パパ :「炎山くん、ありがとう。熱斗、話は以上だ。
     遅くなる前に帰るんだぞ、ママが心配するから。」
熱斗 :「わかった、じゃあね。・・・・・・・・ところで炎山、
     ベルゼブルについて何か分かったか?」
炎山 :「まだ調査中だがわかったといえば地球規模の
     ネットワークの危機が予測されるということだ。
     へたしたらネットワーク社会壊滅の危機、
     通称ネットワークハザードにつながるかも
     しれない。」
ロック:「ネットワーク・・・・・ハザード・・・・・・・。」
炎山 :「とにかくまだそこまで危機には達していない。
     早めに手を打っていた方がいいな。」

と、そのときサイレンが鳴った。

放送 :「緊急事態発生!!緊急事態発生!!科学省エリアにて
     謎のナビ軍団によるネットテロ発生!
     ネット防衛部隊、直ちに迎撃準備せよ!!」

ネット防衛部隊とは科学省職員で結成された科学省エリア内の
治安を守るネットナビ部隊である。熱斗と炎山は彼らだけでは
心配なのでロックマンとブルース、そしてゼロを送り込んだ。

熱斗 :「プラグイン、ロックマンEXE&ゼロEXE、
     ダブルトランスミッション!!」
炎山 :「プラグイン、ブルースEXE、
     トランスミッション!!」

ロックマンたちが科学省エリアに着いたとき防衛部隊は
1人残らず倒されていた。

???:「おやおやまだ小虫が残っていたか。失礼、私の名は
     ミラーマン・・・・。ベルゼブル幹部、加上 鏡介
     (かがみ きょうすけ)さまのナビだ。」
ブルー:「貴様、何が目的だ!!」
ミラー:「さぁ?私を倒してから聞くんだね。まぁそれ以前に
     私に勝てるはずがないがね!!」

ミラーマンは余裕綽々だった。ロックマンたちは襲ってくる
ミラーマンの配下のナビを迎撃し始めた。

ミラー:「ふふふふ・・・・・。いつまで体がもつのか
     楽しませてもらおうか・・・・・・・・。」

              第4章【その3】に続く

[227] 第4章【その3】
アシュラ - 2006年02月17日 (金) 16時34分

ミラーマンとベルゼブルの戦闘ナビ軍団が科学省エリアへ
進撃してきた。これに対し熱斗は炎山と共に迎撃する。
しかしミラーマンは自信の笑みを浮かべていた・・・・・・。

熱斗 :「スプレッドガン、トリプルスロットイン!!」
ロック:「P.A、ハイパーバースト!!」
炎山 :「フミコミザン、パラディンソード、
     フミコミクロス、スロットイン!!」
ブルー:「P.A、アクレツザン!!」
ゼロ :「チャージセイバー!!」
熱斗 :「くぅ・・・・・。キリがねぇぜ・・・・・。」
ブルー:「炎山様、奴らの人海戦術を破る手立ては・・・・・。」
炎山 :「ない訳ではないが、ここは力で押すが一番だ。」
ゼロ :「炎山といったか、3人でこの軍勢を囲み3方向から
     一気にいくぞ。」
炎山 :「まぁその手も有りだな。ブルース!!」
ロック:「熱斗くん、アーマーを!!」
熱斗 :「よっしゃ!!アーマー水晶体インストール!
     アーマーフュージョンシステム、セットアップ!!」
ロック:「アーマーフュージョン、燃え上がる炎の銃口、
     ロックマン、バーストアーマー!!」

人海戦術で攻めてくる敵には広範囲に及ぶ攻撃を使うが常道。
バーストアーマーはその広範囲攻撃を多く持っている。
ゼロの作戦通りに1ヶ所に敵をおびき寄せ、

ゼロ :「シールドブーメラン!!」
ブルー:「スーパーソニック!!」
ロック:「ファイアエクスプロージョン!!」

3人の総攻撃で一気にベルゼブルの傭兵700体を蹴散らした。

ミラー:「はっはっはっは・・・・・・!!いい物見させてくれた
     褒美として私が相手になってやろう!!」
???:「ミラーマン、自信持つもいいが我々の探している
     例の物を忘れないように!っと、紹介が遅れたか、
     僕がミラーマンのオペレーター、加上だ。」
ミラー:「加上様、私にはこの下衆共を倒せる
     絶対的な自信があります。ここはお任せを・・・・。」

ミラーマンは意外とオペレーターの指示を無視する程の
自信家のようだ。3人は身構えた。

ロックマン&ブルース&ゼロ  V.S  ミラーマン

  BATTLE OPERATION   SET IN.

熱斗 :「いけ!!ロックマン!!」
ロック:「ファイアショット!!」
ミラー:「ふん・・・・。アクアストリーム!!」
熱斗 :「なっ・・・・・何でアクアマンの技を!!」

ミラーマンの能力はメモリーに記録してあるナビの技を
両腕の鏡を使って発動させることができる。たとえばこの場合、
アクアマンのアクアストリームをミラーマンのメモリーに
記録してあったことで腕の鏡にアクアマンの姿を写し出して
鏡からアクアストリームを出すことができるように
なったということだ。バーストアーマーは炎属性なので
弱点をつかれてしまった。もしバトルチップで攻撃しても
弱点の属性や系統の技で相殺されてしまうだろう。
ミラーマン・・・・・・恐るべき強敵である・・・・・。
3人は果たして科学省エリアを守りきることができるのか!?

               第4章【その4】に続く

[228] 第4章【その4】
アシュラ - 2006年03月05日 (日) 04時07分

ミラー:「バーナーマン、ストライクバーナー、
     クイックマン、クイックブーメラン、
     キラーマン、キラーズデスビーム!!」

ミラーマンは両腕の鏡を利用した様々な技でロックマンたちを
苦しめていた。

炎山 :「・・・・・・・・鏡を割るしかない。ブルース!!」
ブルー:「ハッ!フミコミザ・・・・・ぐあっ!!」
ゼロ :「これは・・・・・・バリアかっ!?」

ミラーマンは鏡を狙ってくることを想定してマグネットマンの
マグネットバリアを発動していたのだ。熱斗はあるチップを
スロットインした。

ロック:「バンブーソード!!」

マグネットバリアを突破できたもののバンブーソードを腕の鏡に
当てたとたんバンブーソードが折れてしまった。ミラーマンは
ナイトマンのストーンボディを使っていたからだ。

炎山 :「・・・・・・・しかし奴は何か変だ。あらゆるナビの能力を
     1体のナビのメモリーに全てを記録できるとは
     思えんな。おそらくこいつも電脳獣のメモリーが
     組み込まれている・・・・・・おそらくゴスペルのな。」
熱斗 :「ちょっと待て!ゴスペルの残骸データはフォルテが
     回収したんじゃないのか!?」
炎山 :「ゴスペルは元々フォルテのコピーにバグのかけらを
     融合させすぎたものだったはず。しかもゴスペルは
     コピーフォルテを無限増殖させた。オリジナルの
     フォルテがコピーフォルテを全滅させた噂が本当
     だったとしても1,2体ぐらい残っていてもおかしく
     はない。もちろん事実か分からないがその生き残りの
     コピーフォルテがゴスペル化した可能性だって
     考えられる・・・・・・。」

炎山の予測は当たっていた。ベルゼブルが入手したゴスペルの
データは熱斗たちが倒し、フォルテが回収したものではなく、
コピーフォルテの生き残りがゴスペル化したものだった。

ミラー:「さてそろそろ茶番は終わりです。苦しまないように
     一瞬で消してあげましょう。」
ロック:「させない・・・・・・。そんなことさせない・・・・・・。
     たとえお前が僕らより強くても!
       勝つことができなくても!!僕は、僕らは・・・・、
     この命を懸けて科学省エリアを守る!!」

ロックマンは啖呵をきった。それにミラーマンは大笑いをして
言った。

ミラー:「できもしないことを・・・・・・・。ではお別れです。
     フォルテ、ダークネスオーバーロード!!」

    ドガァアアアァァァアァァアァァァンンン!!

エリア中煙だらけとなった。

ミラー:「さらばです、ロックマンEXE・・・・・。むっ!?
     あ、あれは何だ!!」

煙が晴れていくのと同時に青い光が広がっていった。
それはロックマンだった。ロックマンは自らアーマー結晶体の
プロテクトを1つ外し、新たなアーマーフュージョンが
発動したのだ。それはネオ・アルカディア元四天王の
妖将レヴィアタンの力が宿るものだった。

ロック:「アーマーフュージョン、凍てつく槍刃、
     ロックマン、サブマリンアーマー!!」

               第4章【その5】に続く

[229] 第4章【その5】
アシュラ - 2006年03月18日 (土) 17時02分

ロック:「アーマーフュージョン、凍てつく槍刃
     ロックマン、サブマリンアーマー!!」
熱斗 :「ロ・・・・ロックマン!自分でアーマー結晶体の
     プロテクトを解くなんて・・・・。」
ミラー:「それが・・・・・・どうしたーーーーーー!!
     エレキマン、サンダーボルト!!」

サブマリンアーマーは水属性、ミラーマンは弱点の雷属性で
いきなり強襲した。周りは煙だらけになった。しばらくして
煙が晴れるとそこには無傷でロックマンが立っていた。
よく見ると地面にウエポンの槍を突き立てて避雷針に
していたのだ。おかげで攻撃が全く当たってなかったのだ。

ミラー:「くっ・・・・・・。マグネットマン、マグネットバリア!
     マグボール!!」
熱斗 :「バトルチップ・インビジブル、スロットイン!!」
ロック:「サブマリンズバリア!!」

一定時間半透明になって攻撃を回避するインビジブルと
サブマリンアーマーの特殊能力の水のバリア、電気も通さぬ
サブマリンズバリアを併用してロックマンは完全防御した。
そしてロックマンの槍、ブルースの剣、ゼロのリコイルロッドで
ミラーマンのマグネットバリアの1ヶ所に集中攻撃した。
マグネットバリアにひびが入り、そこにゼロはトリプルロッドで
穴を開けた。そしてロックマンは

ロック:「スピリット・ジ・オーシャン!!」

レヴィアタンの必殺技で氷の龍を突進させる、
スピリット・ジ・オーシャンでバリアを破壊しつつミラーマンに
多大なダメージを与えた。ミラーマン、デリート。

加上 :「あの自信過剰が・・・・!!まあいい、目的の品も
     手に入ったからよしとするか。」

加上は通信を切った。どうやら科学省の管理下にある
とあるエリアにて、あるエンシェントコードというものを
マインドマンが回収したらしい。ミラーマンは科学省から兵を
1歩も出さないということが任務だったようだ。
そうであってもともかく科学省エリアをベルゼブルから
守りきって一息をついていた。

               第5章に続く

[230] 第5章 シャーロ壊滅の危機!?【その1】
アシュラ - 2006年03月19日 (日) 05時33分

ミラーマンの事件直後、炎山と熱斗による被害調査を
行っていた。どうやらエンシェントコードの強盗以外は
大した被害は出てなかったようだ。しかしイマイチ、
ベルゼブルの行動の関連性や目的がつかめない。
インターネットには未だゴートマン暴走事件でできた闇への門が
でかでかと開いたままだ。一体これから何が起こるかは誰にも
分かりはしない。さらに言えばゼロをこの時代へと強制転送
させたドクターバイルの目的も分かりっこない。
そう、今はまだ・・・・・・・・・・・・・。

熱斗は2つ目のアーマーを手に入れて少しずつ分かってきた。

熱斗 :「ロックマン、多分プロテクトの鍵は心にあるんだと
     思うんだけど。ホラ、バーストアーマーが初めて
     発動したとき、ヤマトマンがデリートされたのを見て
     闘争心が沸いてきただろ?サブマリンアーマーだって
     科学省エリアを守りたいという気持ちで一杯に
     なってただろ?きっとそうだよな?」
ロック:「そうかもね。あと2つのアーマーのプロテクトも
     早く解かないとね。」

科学省エリアの被害調査を終えると熱斗は帰宅した。PETに
メールが入っていた。

メイル:「熱斗、熱斗のことだからまた危険なトコに首を
     突っ込んでいそうで心配なの。昔からそうだったけど
     あんまり無茶しないでね・・・・。言っても聞かないん
     だろうけど熱斗がいなくなったら、私・・・・。
     ゴメン、こんなこと言って・・・・。でも私も熱斗と
     一緒にその苦しみを分かち合いたいから・・・・。」

という内容だった。いつも心配をかけているメイルに熱斗は
少し申し訳なく感じた。

―ある日、また熱斗は科学省に来ていた。炎山と科学省の幹部
によるベルゼブル対策会議が開かれているらしい。
熱斗はロビーで珍しく見慣れた男とであった。

熱斗 :「あーーー!!」
???:「あれ?熱斗くん、お久しぶり!」
熱斗 :「あんた誰だっけ?」
???:「ひどいなぁ、元仲間を忘れるなんて。
     ほら、元レッドサンダーエースパイロットで
     チームオブブルース偵察担当ジャイロマンの
     オペレーター、チャーリーエアスターだよ!!」
熱斗 :「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
     ・・・・・・・・ああ、チャーリーか、久しぶりだな!!」
チャー:「んだよ、その長い沈黙は。(怒)
     ま、いいけど。ところで何しにここへ?」
熱斗 :「そっちだって何しに・・・・・・。」

そのときロビーのテレビで臨時ニュースが入った。

アナ :「ただいまシャーロエリアにてシャーロ軍と謎の軍団
     による戦闘が行われております。状況としては
     シャーロ軍が押されている模様。謎の軍団はおそらく
     ベルゼブル軍と思われます。これを見てアメロッパ軍
     は加勢する準備を整えているようです。」

シャーロといえば元チームオブブルースのライカと
ナビ・サーチマンがいる。そのシャーロ軍が押されていると
聞いて熱斗はチャーリーに頼んでヘリでシャーロへ向かった。

             第5章【その2】に続く 

[231] 第5章【その2】
アシュラ - 2006年04月01日 (土) 13時03分

チャー:「えー!シャーロなんて飛びたくないって!!」

チャーリーはかつてシャーロ上空を飛行していてシャーロ軍に
捕まったことがあったのだ。そこを熱斗は無理に頼んだ。
という訳で2人は今、シャーロ上空を飛んでいる。

熱斗 :「わーーーーっ!!何で戦闘機が飛んでんだぁぁ!!」

熱斗の言うとおりヘリは今、戦闘機に囲まれていた。しかし
奇妙なことに飛んでいるのはチョイナ軍の戦闘機であった。
しかも地上を見るとイラティア王国軍やクリームランド軍等の
戦車があってシャーロは激戦地となっていた。とりあえず
2人はシャーロ軍管理局、兼基地へ降り立った。

ライカ:「・・・・・・侵入者か?・・・・・・何で光が・・・・?
     ・・・・・・・・通してやれ。」

2人はライカのいる司令室へ案内された。

熱斗 :「ライカ!どうなってるんだ、これは!?」
ライカ:「何しにきた?チャーリー、お前もだ。」
熱斗 :「言うまでもねぇだろ!!シャーロ軍、つーか
     お前の援護だよ!!どんなに離れていても
     仲間は仲間だろ!?」
ライカ:「・・・・・・・・フッ、昔から変わってないな、お前は。」
ゼロ :「光、電脳世界でベルゼブルが暴れているなら
     早くとめに行くべきだろう?プラグインたのむ。」
熱斗 :「おう、プラグイン、ロックマンEXE.&
     ゼロEXE.ダブルトランスミッション!!」

ロックマンとゼロ、ジャイロマンがシャーロエリアに来たとき
シャーロ軍はサーチマンをはじめ、一致団結してベルゼブル軍
を押していた。

ロック:「サーチマン!!」
サーチ:「ロックマンか・・・。とんでもないことに今
     なりつつある。というのもこのベルゼブル軍の
     指揮官であるアサルトマンが各国の軍事コンピュータ
     にハッキングして誤作動を起こし、シャーロに向けて
     戦車や戦闘機が進撃しつつある。」
ゼロ :「ならばあの戦車や戦闘機は・・・・・・。」
サーチ:「そうだ。アサルトマンに軍事コンピュータをやられた
     国々だということだ。」
ロック:「じゃあこのままじゃ・・・・・・。」
ジャイ:「シャーロ壊滅も時間の問題だということだな?」
ゼロ :「・・・・・・・・手始めにこの時間稼ぎのザコ共を
     片付けてしまうか?」
熱斗 :「異議なーし!じゃ、いっくぜーーーーーっ!!
     バトルオペレーション、セット、」
ロ&ゼ:「イン!!」

熱斗達は極寒の地、シャーロでの戦いが始まった・・・・・。

               第5章【その3】に続く

[232] 余談(No.3)
アシュラ - 2006年04月03日 (月) 04時38分

今回はこの小説のために作った造語について紹介します。

第2章より

「コピーロイド・リアライジング、
   ゼロEXE.トランスミッション!!」

リアライジングはリアライズという単語から来ているのですが、
普通は「分かる」とか「悟る」とかにつかわれます。この単語の
それら以外の意味があるとすれば「具現化する」があります。
つまりPETの中のコピーロイドのデータを「具現化する」
ということを示しています。ちなみにトランスミッションは
「送信する」という意味です。


第3章より

「アーマーフュージョン、燃え上がる銃口、
 ロックマン、バーストアーマー!!」

フュージョンは「融合」という意味です。ロックマンが
アーマーと「融合」したということです。元ネタはデ○モンです


第4章より

アーマー結晶体

アーマー結晶体とかいて正式には「アーマークリスタル」と
いい、特殊な電脳岩石にナビ(物語ではレプリロイド)のデータ
を全て詰め込んであります。ロックマンはそのデータを融合
させることでAFシステムを実現させているのです。


ネットワークハザード

この小説のサブタイトルにもなっている、この単語もデ○モン
から来ています。(オレ、デ○モンマニア?)
炎山の台詞の通りネットワーク社会の壊滅という意味で
使っています。


「アーマー結晶体、インストール、
 アーマーフュージョンシステム、セットアップ!!」

実はセットアップの意味を間違って使ってました・・・・・・。
セットアップは「装着する」など意味があります。つまり
ロックマンにアーマー結晶体をインストールして「装着し」、
そしてロックマンとアーマーが融合するということに今では
なっているのですが、これではAFシステム自体を装着する
ということになりますね。すみませんです・・・・・。  OTZ


とりあえず今日はここまでにします。では続きをお楽しみください。

[233] 第5章【その3】
アシュラ - 2006年04月17日 (月) 03時57分

ロックマンたちはともかく時間稼ぎのザコ共を始末して任務へ
と取り掛かった。がそう上手くはいかなかった。というのは
ベルゼブルの起こした事件のせいで各国にアクセス制限が
掛けられているからだ。暴走した各国の軍事コンピュータを
停止するのが任務であるのにこれでは何も行動できない。
とそのとき、新たな応援が駆けつけてきた。

ブルー:「ブルース見参!!」
マグネ:「・・・・何で仲間とはいえ俺がこんなことを・・・・・・。」
ナパー:「オラァァァ!!俺のナパームでぶっ飛ばしてやるぜ!」
メディ:「ロックマン!お待たせ!!」
ナイト:「ロックマン殿、某ただいま到着いたした。」
シャド:「・・・・・・・ニン!!」
トマホ:「ウララララーーー!!俺もいるぞ!!」
ナンバ:「あわわわわ・・・・・・。結構やばいですね・・・・・!」
トード:「ロックマン、僕らも戦うケロ!!」

その応援はあのチームオブブルースとチームオブカーネルの
メンバー達だった。自爆したカーネルを除く全員が揃った。

熱斗 :「皆どうやってここに!?」
炎山 :「日本の科学省の極秘回線を世界中の科学省につないで
     合流し、シャーロエリアへ直接転送させたのだ。ま、
     結構バクチではあったがな・・・・。」
ゼロ :「光、再会を喜び合っている暇はない。」
熱斗 :「そうだな。皆、各国の軍事コンピュータを正常化させ
     そしてアサルトマンを倒すんだ!!」
全員 :「了解!!」
ロック:「じゃ、ミッション開始!!」

ところがこのときすでに発展途上にある国々の殆どの
軍事コンピュータは暴走し、南アメロッパ大陸、アッフリク大陸
東南アジーナ・・・・・・その数約50ヶ国に上っていた。
とにかく何処からでもいいから軍事コンピュータの正常化に
チームオブブルース、チームオブカーネルは全力を尽くすしか
今、できることはなかった。

ロックマンは南アッフリク共和国の軍事コンピュータの電脳へ
きていた。そこには誰もいない。ロックマンは制御コンパネへ
近づくとトラップが発動した。そのトラップはなんとそのナビの
ダークソウルをしゅつげんさせるものだった。
他のエリアも同じトラップが仕組まれており、他のメンバーも
ダークソウルとの死闘が始まろうとしていた・・・・・。

熱斗 :「ロックマン、これは自分との戦いだ!!」
ロック:「うん!僕らは絶対ダークソウルになんか負けない!」
熱斗 :「そうこなっきゃな!!いくぜ、
     バトルオペレーション、セット!!」
ロック:「イン!!」     

その頃、世界の何処かにあるベルゼブル本部では・・・・・・・・・・

???:「そうか、アサルトマンは順調に進んでいるのか。
     クックックッ・・・・・・。軍事コンピュータが破壊
     されれば我々の計画を阻止できる者を大幅抹殺できる
     のだ・・・・・・。ベルゼブル首領である私とあの御方を
     もってすれば世界を終わらせることだって
     不可能ではない!!」

この男こそがベルゼブルの首領であるがこの男に更なる黒幕が
いるということなのだろうか・・・・・・・・。今はまだ誰も知らない。
そしてその先の未来を知るものも誰もいない・・・・・・。

               第5章【その4】に続く

[236] 第5章【その4】
アシュラ - 2006年04月21日 (金) 01時12分

ロック:「アーマーフュージョン、凍てつく槍刃、
     ロックマン、サブマリンアーマー!!」

サブマリンアーマーを装備したロックマンは先制攻撃に
氷の塊をやりにまとわせながら回転させてとばすスノーサークル
を使った。DSはヒートブイで氷の塊を全て打ち落とした。
さらにDSはエレキリールやライトニング、エレキブレードと
いった雷属性のチップで反撃してきた。ロックマンはヒライシンで逆にダメージを与え、デストロイパルス、スーパーワイド
そしてギガキャノンでDSにとどめを刺した。その一方で
ブルースはベルゼブルのギルティロイドと呼ばれるナビの
ネクロマンとの激戦が続く・・・・・・。

ネクロ:「さすがは日本のオフィシャルのエースだ。
     我々、ネットワーク社会に終焉をもたらすために
     生まれた軍事兵器ナビ・ギルティロイドにここまで
     互角に戦えるとは・・・・・・・・・・。」
炎山 :「ブルース・・・・・・終わりだ。」
ブルー:「ムラマサブレード!!」
ネクロ:「ぐぉぉっ!!我が使命、もはやここまでか。
     長居は無用、さらばだ!!」

その頃ロックマンは自然大国オストラリーガへ来ていた。
ここはDSトラップは仕掛けられてなかった。ところがそこに
2体のギルティロイドが現れた。

???:「まてーい!!ここは通さねぇぜロックマン!!
     このビートマンと、」
???:「弟のスタッグマンがデリートしたる、覚悟しなぁ!」
ビート:「行くぞ弟よ、ホーンレーザー!!」
スタッ:「はい、兄上!、ズームサイクロン!!」

兄弟一緒にしてくる攻撃はかなり厄介なものばかりだった。
避けるロックマンも楽じゃない。おまけに兄弟の弱点の炎属性
であるバーストアーマーはスピードが付いていけない。

ビ&ス:「とどめだ!!ダブルサイクロン!!」
熱斗 :「よ、避けろロックマン!!」
  ズシャァッ!!
熱斗 :「ロ、ロックマン・・・・・・・・・?」
???:「この程度か?」
熱&ロ:「ゼロ!!」

ロックマンのピンチにゼロが駆けつけてきた。ロックマンは
ゼロと共にビートマンとスタッグマンをデリートした。
そうしていくつもの国々の軍事コンピュータを正常化した。
そしてメンバー全員がシャーロエリアに戻ってきた。そのとき
サーチマンがアサルトマンと対峙していた。ロックマンたちの
応援によりサーチマンはアサルトマンをデリート寸前まで
追い込んでいた。

アサル:「チィッ!!12対1は流石にきついぜ・・・・・・。
     しかたねぇ、こいつ使わせてもらうぞ!!
     オオォォォオオオォォォォ!!ビーストアウト!!」
全員 :「な、何ぃ!?」

アサルトマンは電脳獣ファルザーと融合して獣化した。これには
さすがに皆驚いたが一気に形勢逆転してしまうという事は
火を見るより明らかだった。12人全員一気にボロボロに
なってしまった。

アサル:「キルルルルルルルルルル!!」

とロックマンの目の前にマントを羽織った謎のナビが現れた。
彼は敵か!?味方か!?

              第5章【その5】に続く

[237] 余談(No.4)えぇっ!?パクリ!?
アシュラ - 2006年05月04日 (木) 04時48分

この間、ロックマンZXのページにいったら
なんと僕の考えたアーマーフュージョンシステムが
ロックオンとして実現しているじゃありませんか!!
これはほんとに驚きです。でもあくまで僕が先に公開したので
アーマーフュージョンシステムはロックオンのパクリでは
ありませんのでその辺はご了承を。

ちなみにアーマーフュージョンはロックマン(EXE)が
ゼロシリーズのキャラのデータの結集体である電脳石、
「アーマー結晶体(クリスタル)」をインストールして
形式的に体や能力を変化させたものです。
どちらかとスタイルチェンジに設定は似てます。

以上です。次回をお楽しみに!!

[241] あっ・・・ほんとだ
B・キャノン@マジ!? - 2006年05月06日 (土) 23時36分

ほんとだな・・・・
システム的に似てるよな。
しかし・・・・偶然だろうか・・?
まあ、アシュラの考えたシステムがどんな感じなのか、
ZXで体験できるな。

[242]
管理者シルク - 2006年05月09日 (火) 16時15分

管理を放置していてまことにすみませんでした。

只今移転の作業が済みつつあり、全てのページが移転して
います。
モンスターハンターというゲームのHPや、
デュエル・マスターズというカードゲームのHPは
移転終了いたしましたのですが、
小説サイトの方は完成自体したものの文章などの
大部分の作業やここの移転作業が済んでいません。

なるべく早めに移転作業をし、同時に活気を取り戻せるように
していこうと思いますのでよろしくお願いします。

[248] 第5章【その5】
アシュラ - 2006年05月19日 (金) 04時09分

ロックマンたちの目の前に現れた謎のナビ、敵か味方か?

???:「・・・・・・・・・・。」
ロック:「お前は誰だ!?」
???:「・・・・我が名はクラフト。国際連合軍総司令官バレルの
     ナビだ。」
全員 :「ええぇぇーーーー!!?」

バレル・・・・、チームオブカーネルの元リーダー、WWWの元幹部
だった男だ。かつてナビのカーネルを亡くし、行方もくらまして
いたが、まさか新たなナビ、クラフトと共に国連軍の総司令官に
なっていたとは誰も知らなかったのだ。

バレル:「久しぶりだな、光熱斗。」
熱斗 :「バレルさん!!」
バレル:「再会の喜びはここでは控えさせてもらう。いくぞ
     クラフト!!」
クラフ:「了解、マスター!!」

クラフトはカーネルと違い、砲撃戦を得意とするナビだった。
右腕にコンバインドアームという大型のキャノンを装備しており
そのコンバインドアームから様々な攻撃を繰り出す。

アサル:「ギャアァァァ!!」
クラフ:「スプリットマイン!!」

アサルトマンの誘導ミサイルに対して炸裂爆弾でそうさいさせて
さらに逆サイドに回りこみ、

クラフ:「メガビームスウィープ!!」

という上方からビームを放ちながら横切る必殺技でアサルトマン
の体勢を大きく崩した。アサルトマンは接近戦を挑もうとするが
コンバインドアームの先に刃をはめて突進する必殺技、
ブレードダッシュでクラフトはアサルトマンを突き放した。
さらにクラフトはマントを自分の顔にかぶせた。

バ&ク:「トランスエヴォリューション、クラフトEXE、
     カーネルフォーム!!」

するとクラフトはカーネルと融合した姿になった。そして
とどめの一撃は・・・・・・・。

クラフ:「アスパイア・ブレイク!!」

アサルトマンは見事に真っ二つになった。が、ところが

アサル:「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・!!このままじゃ・・・・・・
     終わらせんぞ!!おおおおおおおお!!」

アサルトマンはしぶとく生きており、現実世界へと飛び出してき
た。

熱斗 :「ライカ!!ディメンショナルエリアの展開お願い
     できるか!?」
ライカ:「もちろんだ、クロスフューションで対抗するぞ。」
全員 :「シンクロチップ、スロットイン!!」

全員、クロスフューションして(ゼロはコピーロイド)
集結した。アサルトマンは獣化したあとにも関わらず圧倒的な
パワーを見せ付ける。ロックマンたちは14VS1なのに一向に
アサルトマンを倒せずにいた。

熱斗 :「ロックマン、オレはさ、ロックマンがナビでなけりゃ
     ぜってー今頃死んでるよな?」
ロック:「・・・・・・・・・・!僕だって熱斗くんのオペレートがあって
     こそ強くなれたんだ。だからどんな苦境に立たされて
     いても、僕は熱斗くんを信じる!!」
熱斗 :「そうだよな、彩斗兄さん。オレもロックマン!!
     ロックマンを信じてどんな壁であっても乗り越えて
     いくんだ!!」

するとロックマンのナビマークが光りだした。

熱&ロ「アーマーフュージョン、闇夜に舞う手裏剣、
    ロックマン、シャドーアーマー!!」

               5章【その6】に続く

[251] 第5章【その6】
アシュラ - 2006年06月09日 (金) 03時08分

ついにロックマンは隠将ファントムの力、シャドーアーマーを
覚醒させた。十字手裏剣がウェポンである。力押ししている
獣化アサルトマンの攻撃を避けるのは今のロックマンには
容易いことである。何しろ闇に生きるアサシン、ファントムの
力は柔の奥義、つまり「受け流す」ことに長けているのだから。

ロック:「朧舞・月無、鋼吹雪!!」

闇に隠れ、十字手裏剣を大量のクナイ発射させながら投げた。
十字手裏剣はまるでネズミ花火のように回転しながら
アサルトマンへ飛んでいき、アサルトマンを原から真っ二つに
した。

アサル:「ガアアアァァアアァァァァアアアアァァァァ!!」

アサルトマンをデリート完了した。

ブルー:「炎山さま、奴の体から黒い塊が。」
???:「エンシェントコードのコピーよ。」

そこにいつものようにデータ回収にマインドマンが現れた。

マイン:「エンシェントコードを使ってどれくらいの
     パワーアップが見込めるかという実験よ。結果、
     電脳獣の制御レベルまで達するまでいったという
     わけよ。・・・・アサルトマンを実験台にしてね。
     ま、ついでにシャーロ軍を潰せれば儲けもんだった
     んだけど・・・・・・ね。」
熱斗 :「そんな事の為にアサルトマンを利用して・・・・
     シャーロを襲わせたなんて・・・・オレは許せない!!」
マイン:「あなた達には分からないわよ。私達の正義を!!」
ゼロ :「おこがましい話だな。そんなことに正義という単語
     を使うとはな。」

マインドマンはファルザーデータとエンシェントコードのコピー
を回収して退却した。

―数分後、マインドマンがウラインターネットからベルゼブルの
本部に戻ろうとしたときだった。

???:「お前の闇の力、我が物にしてくれる!!」
マイン:「あなたは、フォ・・・・」
???:「お前の力をよこせ!!」
マイン:「きゃあああぁぁぁぁぁああぁぁぁ!!」

マインドマンは黒き影と呼ばれ、恐れられている究極ナビに
襲われエンシェントコードのコピーを奪われてしまった。
その後本部にて

???:「黒き影にあっさりエンシェントコードのコピー奪われ
     るとはどういう失敗だ!!」
マイン:「すみません・・・・???さま。」
???:「まぁいい、お前のその体をデリートする。代わりの
     器をお前にやろう。」
マイン:「・・・・・・・・。」
???:「かつてドクターワイリーが造った禁忌の兵器ナビ、
     ギルティロイドの究極型、6大ギルティロイドの
     1つ、色欲のリリス・・・・・・・・・・・。
     マインドマン、今日からお前は、リリスだ!!」


一方、シャーロエリアにて

ロック:「6大ギルティロイド?」

クラフトとバレルからベルゼブルについての話を聞いていてた。

バレル:「ワイリー博士がかつてネットワーク破壊を目論んで
     いた頃に造られた、6体の究極ギルティロイドの
     ことだ。あまりにも強力が故に起動されることは
     なかったが、ベルゼブルの奴らは何らかの理由で
     入手できたんだ。元WWWだったからな。」
熱斗 :「じゃあ今まで倒したギルティロイドは・・・・・・!?」
クラフ:「座興にしか過ぎなかったってことだ。」
バレル:「・・・・・・・・光熱斗、ウラの王・セレナードの所を
     訪ねるといい。」

バレルにそういわれた熱斗は家に帰って寝た。
明日、セレナードのところで何を知ることになるのか
今の熱斗には何も分からなかった・・・・・・。

              第6章に続く

[253] 第6章 神とその意思を継ぐ者、そして魔王【その1】
アシュラ - 2006年06月23日 (金) 18時02分

熱斗はバレルの言ったとおり、セレナードの元へ向かった。
ウラ世界のさらに裏にあたるシークレットエリア、ロックマンと
ゼロはその最深部にたどり着いた。

???:「お久しぶりですね、ロックマン・・・・・・。」
熱&ロ:「セレナード!!」
ゼロ :「こいつが・・・・・・か。」
ロック:「そういえばヤマトマンが・・・・・。」
セレナ:「いいのです。あなた方がヤマトマンの無念、晴らして
     くれたのですから。おそらく彼も安心して眠ることが
     できるでしょう。」
熱斗 :「・・・・・・・。」
セレナ:「それよりも我が友、カーネルの遺志を継ぐ者、
     クラフトから話を聞いたのですね?」
熱斗 :「ああ、ベルゼブルが6大ギルティロイドを起動させた
     ってバレルさんから聞いたぜ。」
セレナ:「ベルゼブルの計画とは、ある人物の差し金でやって
     いると思われます。その人物とは・・・・・・・・・・・・・・
     ドクターバイルです。」
ゼロ :「ドクターバイル!?」
ロック:「ゼロ、知ってるの?」

ドクターバイルとはゼロの世界で史上最悪の戦争を起こし、
エックスが統治していたネオ・アルカディアをオメガとともに
牛耳って、さらにゼロをこの世界へ飛ばした張本人である。

セレナ:「彼は、いや彼の一族は代々優秀な科学者でありました
     が、決して正しい方向にその技術は用いませんでし
     た。何故なら、バイルの祖先、ドクターバランは
     ワイリーと同じ思想の持ち主だったからです。」
熱斗 :「つまり、バランはネットワーク社会を憎んでいた・・・
     そしてバイルの差し金でベルゼブルが動いていたって
     ことは・・・・・・。」
ロック:「ベルゼブル首領の名はバラン。そして目的は
     ネットワーク社会の壊滅・・・・・・・・!!」
熱斗 :「なぁセレナード、なんでそんなことが分かるんだ?
     何で未来のことを知っているんだ?」
セレナ:「ここは過去にも未来にもつながっているエリア・・・・。
     私はここを護る者であるので私に知らないことは
     ほとんどありません。ゼロ、あなたのこともです。
     バイルは時空流離機を完成させバランと時空通信して
     協定を結び、バランはベルゼブルを結成しました。
     そしてバランがネットワークを破壊し過去を変え、
     バイルの目的、人間に生き地獄を見せるという野望を
     叶えるつもりです。」

ここまでの話をまとめると、バイルは全人類の支配のため、まず
祖先のバランと協定を結び、そしてバランがネットワークの破壊
及び、支配を実行することにより過去を書き換えてゼロの世界を
今以上にひどい世界にかえることだった・・・・・・。

まだまだセレナードから知らなければいけないことは沢山あるのであった。

              第6章【その2】に続く

[254] 第6章【その2】
アシュラ - 2006年06月26日 (月) 17時29分

セレナ:「次に6大ギルティロイドについてですが、ところで
     7つの大罪というものを知っていますか?」
熱斗 :「え?殺人とか?」
ロック:「ちがうよ熱斗くん。7つの大罪というのは、憤怒、
     暴食、色欲、傲慢、貪欲、嫉妬、怠惰のことだよ。」

6大ギルティロイドの源は7つの大罪だった。そのうち憤怒だけ
は6大ギルティロイドに加える器ではない位、半端じゃない強さ
だという。
元はワイリーが造ったネットワーク社会壊滅のための最終兵器だ
ったらしいが、ネットワークどころか、現実世界をも壊滅してし
まうほどの力をも持っていたため、ワイリーは恐れをなして
リミッターを装着の上で封印を施したようだった。
しかし3年前(熱斗が小6のとき)の電脳獣の暴走の際、当時
ワイリーの弟子であったバランがワイリーの逮捕と共に研究所
から6大ギルティロイドのデータを略奪した。その後、元WWW
のウラ部隊を率いて「ベルゼブル」を結成して今に至るというわ
けだ。

熱斗 :「セレナード、次にベルゼブルが行動に出るなら
     どういう手段に出るんだ?」
セレナ:「・・・・・・それは時の神を目覚めさせることでしょう。」
ロック:「時の・・・・神?」
セレナ:「電脳世界創世記、科学者達によって2つの相反する
     データをつくりました。その後、プロトによって
     初期型インターネットは壊滅しますが、それらの
     データは相反するデータ同士で結合して『神』という
     プログラム、巨大ネットナビというべきか・・・・そんな
     存在が生まれるのでした。」
ゼロ :「つまりは2つの相反するデータが1つの『神』という
     ナビと変化したというところか・・・・・・・・。」
セレナ:「希望と絶望、光と闇、過去と未来、再生と破壊、
     天空と大地、現世と冥界・・・・・・。この6組がそれぞれ
     1つの『神』に変化しました。」
ロック:「その『神』は電脳獣と関係があるのかな?」
熱斗 :「あ!それ、オレも思った。」
セレナ:「電脳獣はそれらを崇拝している団体によると、『神』
     の化身とされているそうです。現に天空と大地を司る
     『神』が存在するとすればそれは事実であることに
     なります。」
熱斗 :「なぁ、その肝心な『神』の居場所は何処?」
セレナ:「・・・・・・以前、ゴートマンが暴走したときにできた、
     あの黒き穴の内部、初期型インターネットエリア、
     通称『エンド・オブ・ザ・ワールド』です。
     おそらく6大ギルティロイドもじきに向かうことで
     しょう。」
熱斗 :「いくぞロックマン、ゼロ!プラグアウトだ!!」
セレナ:「光熱斗、これを渡しておきましょう。いつか役に
     立つはずです。」

セレナードが渡したのはスタイルチェンジの元になった、
チェンジバッジをサイトスタイル専用にカスタマイズした、あの
サイトバッジだった。しかしこれはアーマーフュージョンがある
今、本当に必要なのか熱斗は疑問に思った。とにかくロックマン
とゼロは急いでプラグアウトして秋原エリアに向かった。

              第6章【その3】に続く

[255] この場所について。
シルク - 2006年06月26日 (月) 17時34分

以前にも書きましたとおり移転をしようと思います、
管理者のシルクです。

(ROCK MANIA(ロックマニア)ではセレーナです。)

まだ未完成ではありますが、アドレスを記入しておきますので、
もしアクセスができなかったら移転していますので
お気に入りに入れておいてください、お願いします^^;

他の方にもロックマニアなどで教えていただければ幸いです^^

アドレスはこちら!
http://red.kitunebi.com/

[257] 第6章【その3】
アシュラ - 2006年06月28日 (水) 16時51分

一方、ゼロの世界にて、シエルたちレジスタンスはバイル軍の
テロ活動に怯える日々を過ごしていた。

ルージ:「シエルさん、エリアB−08付近にエネルギー反応が
     確認されました。ダークエルフの反応に類似して
     います。」
シエル:「ダークエルフもオメガももういないというのに
     この反応は・・・・・・!!」

同刻、元四天皇はそのエネルギー反応があった地域に
忍び込んでいた。バイルの野望を食い止めるカギが見つかる
可能性があると判断したからだ。

ハルピ:「・・・・・・・・奴がゼロを過去に飛ばす技術を手にしたこと
     がどれだけ人間に恐怖をもたらすか計り知れない今、
     オレは寝てなどいられない。」
ファー:「あー、ゼロと戦いてーぜ。最近追っ手のザコばっか
     相手してすっかり腕、鈍っちまったぜ。」
レヴィ:「あんたそればっかよねぇ・・・・・・気持ち分かるケド。」
ハルピ:「作戦行動中だ、黙って歩け。」

そして3人が着いたところはレプリロイド研究所であった。
バイルが公に顔を出す直前まで使っていた施設で今も時々、
使われることがあるらしい。エネルギー反応はここから出ていた。

ハルピ:「ここか・・・・・・。」
3人 :「・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!?」

3人は何を見たのだろうか?


物語は熱斗達の方へ戻る。
ロックマンとゼロは秋原エリアに来た。相変わらず黒き穴は
全てを飲み込まんと口をあけていた。その入り口というべき
その穴に最も近い広場にて禍々しい力が近づいていることが
感じられたロックマンとゼロはその場へと向かった。
すると6体のナビ、いやギルティロイドが現れた。

???:「現場到着。む・・・・敵を発見。お前がロックマンか。」
ロック:「そうだ!お前達が6大ギルティロイドだな!?」
???:「その通りだ。我が名はゴルゴン、ベルゼブル
     6大ギルティロイドで暴食を司る!!」
???:「同じく傲慢を司るルシファー!!我々と戦おうなんて
     思わないことだ、命が欲しいならな!!」
???:「貪欲のバルバトス。所詮君たちじゃ、我々の野望は
     止められないさ。」
???:「ブロッソ・・・・嫉妬を司る・・・・・・。」
???:「怠惰のベルフェスだ!私たちの邪魔する者、全て
     排除する!!」
???:「そして紅一点、色欲のリリスよ。もとはマインドマン
     という名のただのギルティロイドだったけど、
     あなた達を倒すために6大ギルティロイドになるべく
     陰で血の滲む想いで強くなったのよ。あなた達には
     悪いけど死んでいてもらうよ・・・・・・・・!!」

暴食のゴルゴン、傲慢のルシファー、貪欲のバルバトス、
嫉妬のブロッソ、怠惰のベルフェス、色欲のリリスの6体こそ
かの6大ギルティロイドであった。さらにそこへ1体の
ギルティロイドが現れた。

???:「・・・・・・そして私こそ憤怒を司る、ベルゼブルの司令塔
     ベルゼルガだ。」

ベルゼルガと名乗るこのギルティロイドこそベルゼブル最強の
ギルティロイドである。6大ギルティロイドとそれを率いる
ベルゼルガの出現はロックマンとゼロに圧迫感を感じさせた。

次回、暴食のゴルゴンと激突!!

                第6章【その4】に続く

[258] ぇーっと。
シルク - 2006年06月28日 (水) 18時37分

アドレスの変更と共に返事などがほしいのですが?(汗

[259] 余談(No.5)&管理人様に一言すんません・・・・。
アシュラ - 2006年07月03日 (月) 02時51分

返信書かなくてすみません。
ちなみにもうお気に入りに入れました。
アドレスが変更になっても引き続き、オリジナル小説は
書きますので今後とも宜しくお願いしますね。

それでは今回は6大ギルティロイドの名前についてです。
6大ギルティロイドは小説内でセレナードがいっているとおり、
7つの大罪をモチーフにしています。ただし、ベルゼルガだけは
その強さから他の6大ギルティロイドから外れ、ベルゼブルの
司令塔に任ぜられています。


悪魔の名     大罪の名   小説内でのギルティロイドの名前
ルシファー     傲慢    ルシファー
レヴィアタン   嫉妬    ブロッソ
ベルゼブブ     暴食    ゴルゴン
アスモデウス    色欲    リリス 
ベルフェゴール   怠惰    ベルフェス
マモン       貪欲    バルバトス
サタン      憤怒    ベルゼルガ


見てもらったら分かるとおり、ギルティロイドは神話で
出てくる7つの大罪に比肩する悪魔の名前をもじっています。
一部は別の悪魔の名前からとっていますが。
ちなみに組織名「ベルゼブル」も悪魔「ベルゼブブ」を
言いやすいようにもじったものです。

            以上です。次回をお楽しみに!!

[260] 第6章【その4】
アシュラ - 2006年07月20日 (木) 03時03分

ベルゼ:「ゴルゴンよ、この場は任せたぞ。」
ゴルゴ:「はっ!このゴルゴン、闇の大将軍の名に懸けて!!」

そしてベルゼルガ他、5体は去っていった。

ゴルゴ:「さて、ロックマン、そしてゼロよ、我々の手にした
     エンシェントコードは『神』と呼ばれる者の封印を
     解くための鍵!我々の理想郷のために利用させて
     もらう。止めたいのならば追って来い!!」

ゴルゴンはそう言って黒き穴の先、「エンド・オブ・ザ・ワールド」
へ消えていった。

熱斗 :「ロックマン、ゼロ、いくぞ!アイツを倒すんだ!!」
ゼロ :「倒さねば待つのは『死』だからな。」
ロック:「覚悟は出来てるよ。」

ロックマンとゼロは黒き穴へ飛び込んだ。
着いた先、エンド・オブ・ザ・ワールドは初期型インターネット
で今ではもう見る影もない電脳世界である。まるで銀河系の
ようだ。

ロック:「あれ?熱斗くん、ゼロがいないよ!?」

ロックマンはゼロとはぐれてしまった。とにかく先へ進むことに
したが・・・・。

ロック:「もの凄い力を感じる・・・・・・。これは・・・!?」
熱斗 :「な、何で・・・・何でこんなところにいるんだ・・・・!?
     ドリームウィルス!!」

ロックマンの目の前に現れたのはあのドリームウィルスだった。
ここで逃げる訳にもいかず、戦うことになった。
その一方、ゼロはエンド・オブ・ザ・ワールドのロックマンとは
別のエリアにたどり着いていた。そこでも・・・・・・。

ボルテ:「お前がゼロだな?オレはベルゼルガの1人、
     ボルテックマン!!ロックマンじゃねぇのは残念だが
     お前の足止めをまかされててなぁ・・・・・・・・、
     死んでてもらうぞ!!」

かつてスカイタウンのウェザー君の電脳で才葉シティの電気を
吸収していて、ロックマンに破れたボルテックマンがゼロの
目の前に現れた。こちらもバトルが始まった。その頃・・・・。

熱斗 :「パラディンソード、Zセイバー、ゼロ、
     スロットイン!!」
ロック:「P.A、レジェンド・オブ・ゼロ!!」
ドリー:「グォォオオォォォォオォォオオオォォ!!」

ドリームウィルスの反撃は極太のビーム!!

ロック:「アーマーフュージョン、凍てつく槍刃、
     ロックマン、サブマリンアーマー!!
     サブマリンズバリア!!」

一方、ゼロは―
ボルテ:「ハァハァ・・・・しつこい野郎だぜ・・・・・・。」
ゼロ :「そこをどいてもらおうか・・・・!!」
ボルテ:「やなこった。ライトニングボルテッカー!!」
ゼロ :「シールドブーメラン!!」

ロックマンもゼロも世界のため、護りたい人のため、そして
自分のために今も戦い続けていた・・・・・・!!

             第6章【その5】に続く

追記、前回「次回、暴食のゴルゴンと激突!!」なんて書いて
激突しなくてゴメンなさい・・・・。

[261] 第6章【その5】
アシュラ - 2006年07月21日 (金) 17時22分

ロックマンVSドリームウィルス、ゼロVSボルテックマン・・・・
それぞれの戦いは終局へ・・・・・・。

ロック:「スピリット・オブ・ジ・オーシャン!!」
ドリー:「ガアァァアアァァァアアアアァァ!!」
熱斗 :「デリート・・・・・・・・完了・・・・。」

ゼロ :「ハッ!!」
ボルテ:「グオオッ!!へへへ・・・・、もうオレ様は限界だぜ。
     あの世行く前に一言な。ベルゼルガ・・・・奴はお前でも
     倒せねぇさ、ゼロ!!この世には『神』の力を
     受け継いだナビが12体存在する。セレナードや
     フォルテなんかもそうだが、ベルゼルガも
     その1人だ!つまり奴は『神』に近い存在だという
     ことなのだ!!お前なんかに奴はやられやしねーさ、
     ハーハッハッハッハ!!」
ゼロ :「・・・・・・・・・・・・・・・・。」

ロックマンとゼロはそれぞれ先を急いだ。ロックマンはついに
ゴルゴンに追いついた。

ゴルゴ:「もう来てしまったのか。ネクロマン、ロックマンの
     足止めを任せたぞ。」
ネクロ:「御意。死霊使いネクロマン、命を賭してここを
     お守りいたします。」

ネクロマンはシャーロ襲撃のとき、アジーナでブルースと
戦っていたギルティロイドだった。ロックマンはネクロマンとの
バトルを開始した。ゼロはその頃、もの凄い威圧感に襲われて
いた。ゼロの目の前に現れたのは、電脳の破壊神という異名を
もつ究極ナビ、フォルテだった。

フォル:「オレの目の前に現れた力強き者よ、オレと戦え。」
ゼロ :「何っ・・・・・・?」

突然、勝負を挑まれたゼロはフォルテを無視して先を行こうと
したが、やはりそこをどいてくれないようだ。挑んだ勝負は
決着が付くまで戦わねばならぬ、それがフォルテのポリシーで
あるのだから・・・・・・。

ロック:「アーマーフュージョン、燃え上がる銃口、
     ロックマン、バーストアーマー!!
     グランドブレイク!!」
ネクロ:「くっ・・・・、コフィンプレス!!棺よ、ロックマンを
     封じ込めよ!!」
熱斗 :「させるかぁぁ!!テンジョウウラ、スロットイン!」
ロック:「とどめだ、P.A、ヒートスプレッド!!」
ネクロ:「たとえ我を倒しても・・・・滅びの運命は変わぬ・・・・・・。
     ベルゼブルの理想郷はお前の我らを倒すという
     安っぽい正義感が逆に近づけさせるのだ・・・・・・。
     フフフフフフ・・・・・・。」

ロックマンはネクロマンを倒し、ついにゴルゴンとの対決を
迎えた。ゴルゴンは言った。

ゴルゴ:「所詮、ネクロマンごときじゃ足止めにも
     ならなかったか。では、この某がお相手致そう!!」

ロックマンとゴルゴンの死闘は幕を開けた―。

               第6章【その6】に続く

追記、前回のP.A「レジェント・オブ・ゼロ」は小説オリジナル
のP.Aです。これに使うナビチップ「ゼロ」はもちろん、
「ロクゼロ」の主人公の方のゼロです。他にもオリジナルの
チップ等を出していきたいと思います。

[262] 第6章【その6】
アシュラ - 2006年07月24日 (月) 17時18分

伝説の英雄VS電脳の破壊神―。
フォルテに突然戦いを挑まれたゼロはフォルテを速攻で
倒してロックマンと合流することを考えていた。

フォル:「シューティング・・・・バスター!!」
ゼロ :「・・・・・・バスターショット!!」

いきなり2人は激しい銃撃戦を繰り広げた。ただ、フォルテが
宙に浮いている分、ゼロには少し不利であった。ゼロは
リコイルロッドを使って大ジャンプしてフォルテに接近した。

ゼロ :「ゼットセイバー!!」
フォル:「ちっ!落ちろ、ダークアームブレード!!」
ゼロ :「・・・・何故オレに戦いを仕掛けてきた・・・・答えろ。」
フォル:「お前のような力強き存在を倒すことだけがオレの
     ここにいる存在理由!!」
ゼロ :「悪いが時間がないんでな、そこをどいてもらおう。」
フォル:「断る!!アースブレイカー!!」

ゼロとフォルテは一進一退の攻防を見せた。実力はほぼ互角。
ゼロとフォルテの力がぶつかり合い、行き場のないエネルギーが
地面を走り、力と力の拮抗が起きている。
フォルテもロックマン以来の強敵にゾクゾクしている。

フォル:「ゴスペルファイア!!」
ゼロ :「くっ・・・・チェーンロッド!」

ゼロはチェーンロッドをフォルテの背後にある岩に刺して
岩を引っ張って岩を盾にした。

フォル:「そろそろ終わりだ、バニシングワールド!!」
ゼロ :「ちっ・・・・!!バスターショット、パワーMAX!!」

2つの光線がぶつかり合った。若干、バニシングワールドが
ゼロの攻撃を押している。このままだとゼロは
バニシングワールドで消滅してしまうだろう。
しかし、フォルテには見えた。バニシングワールドの中を
シールドブーメランで防ぎながら強引にフォルテに接近している
ゼロの姿が!!そしてゼロはフォルテをゼットセイバーで
斬りつけた。フォルテは膝をついてしまった。

フォルテ:「おのれ・・・・・・ゼロといったか、また再び会うときは
      必ず息の根を止めてくれよう!!」

そういってフォルテは撤退した。ゼロは無茶してボロボロに
なった体を引きずりながら、先へ進んだ。
ゼロはようやくロックマンと合流することが出来たが
ロックマンはすでにゴルゴンの前に倒れていた。

ゴルゴ:「愚かな・・・・所詮、人間がいないとまともに戦えない
     ネットナビなんざ塵に等しい。人間に飼いならされた
     プログラムは人間と同様、ゴミ虫だな。」
ゼロ :「ゴルゴン・・・・・・・・!!」
ロック:「誰がゴミ虫だって・・・・・・?熱斗くんと僕は・・・・・・
     2人だからこそ何だって乗り越えてきたんだ・・・・。
     僕と熱斗くんの絆を・・・・僕の誇りを・・・・誰にも
     傷つけさせや・・・・・・しない・・・・・・誰にも・・・・・。」

ロックマンはふらつきながら立ち上がった。ゴルゴンはその様子
を見て驚いた。そしてロックマンのナビマークが緑に光りだした。

ロック:「アーマーフュージョン、轟く双剣、
     ロックマン、ソニックアーマー!!」

               第6章【その7】に続く   

[263] 移転のお知らせ
シルク - 2006年07月26日 (水) 12時22分

掲示板の移動も完了し、
ここのトップページを消去しようと思って居ます。
http://red.kitunebi.com/
へ早めに移動をお願いします。

完了したらノーマル掲示板にでも書き込みしてくださいです^^

[264] 管理人さんへ
アシュラ - 2006年07月26日 (水) 15時00分

とりあえず、(http://red.kitunebi.com/)へいってみたところ
システム自体は変更ないようですね。まぁこれからも
宜しくお願いします。

ちなみにこれが書き終わったら、この小説の総集編でも作ろうか
と思ってます。それまでここを消去しないで欲しいです。
(コピー&ペーストするんで)

[265] でしたら
シルク - 2006年07月26日 (水) 16時34分

総集編用のページを作成しても良いですよ♪
書きたい内容を掲示板やメールで送信してくだされば、
作っておきます☆(>д<)b

ぁ、トップページが消去されるだけで
掲示板は消去されないので、
来る場所を変えるだけで結構です♪

消去なんてしませんよ?^^;

これからも頑張ってください。それでは。

[266] 第6章【その7】
アシュラ - 2006年07月26日 (水) 16時55分

ロックマンは今まで熱斗と共に戦ってきた。しかしゴルゴンが
それを貶した・・・・そしてロックマン自身、力の差を見せ付けられ
自分の戦いが間違っていたのか葛藤した。
しかしロックマンの答えは変わらない。
それは熱斗と共に立ちはだかる敵をたたききる・・・・までだ!!
そんな自分と熱斗への誇りが4つ目のアーマー結晶体の封印を
解く鍵となった。風を操る誇り高き四天王、ハルピュイアの
力を受け継いだ「ソニックアーマー」がついに覚醒した。

ロック:「熱斗くん、いや熱斗、2人で・・・・僕達兄弟で・・・・
     ゴルゴンを倒すぞ!!」
熱斗 :「ああ!!バトルオペレーション、セット!」
ロック:「イン!!」
ゴルゴ:「諦めの悪い奴だ、そういう者は長生きしないぞ?
     もっともお前の死期はもうすぐだがな!!」

ゴルゴンは鎖付き棘有り鉄球タイプのハンマー、
「アラウンド・デス」を振り回してロックマンを近付け
させようとしなかった。ロックマンは雷の双剣、ダブルセイバー
で雷球プラズマビットを発生させ、アラウンド・デスの鉄球を
狙った。プラズマビットが鉄球にヒットすると、電撃が
ゴルゴンの体中に流れた。

ゴルゴ:「こしゃくな、ペトラ・トライアイズ!!」

ゴルゴンという名は髪の毛が蛇で眼を見ると石化してまう
女性悪魔ゴーゴンと同じ力を持っているということで付けられた
名前だ。つまり、ゴルゴンは石化能力を持った西洋将軍型の
ギルティロイドだということだ。そしてこの技こそ、顔の三角形
のアーマーに開いている3つの眼のような穴から石化の光を
放つ技だ。

ロック:「エアブースター!!」

ロックマンはソニックアーマー御自慢のエアブースターで
高速移動して回避しまくった。その隙にゼロはチェーンロッドで
ゴルゴンの体を縛りつけた。

熱斗 :「ナイスゼロ!!いっけぇ−ロックマン!!」
ゴルゴ:「ぬうぅ・・・・おのれぇぇ・・・・!!」
ロック:「はあぁぁぁ・・・・プラズマサイクロン!!」
ゴルゴ:「がぁぁぁぁあああぁぁぁ!!」

ロックマンが全精力を注いで生み出した巨大な竜巻、いかに
ゴルゴンといえどもこの技に耐えることは出来まい。

ゴルゴ:「がはっ・・・・!!やるじゃないか・・・・しかし、少し
     遅かったな・・・・。某と戦っている間に『神』は
     目覚めた・・・・・・。あとは我らベルゼブルが『神』を
     手中にするだけだ・・・・・・。ではさらばだ・・・・!!」

ゴルゴンは退却した。その先にロックマンとゼロは進んでみると
そこには6つの巨大なナビ『神』がいた。しかし彼らは石像と
なっていた。というかは最初から石像だった。ゴルゴンが
言っていた「目覚め」とは精神の目覚めのことのようだ。
石像に眠る肉体を目覚めさせることで初めて完全な存在となる。
精神が目覚めた今、肉体が目覚めるのも時間の問題。
熱斗は一刻も早く、ベルゼブルの野望を打ち砕かねば
ならなくなった・・・・・・。

            第7章に続く

[267] 第7章 未来からの救援者 【その1】
アシュラ - 2006年07月31日 (月) 11時30分

ゼロがいた数百年後の世界では、もはやネオ・アルカディアは
消滅、バイルが人間の命をもてあそんでいる。もし、熱斗が
ベルゼブルの野望が食い止められなければ、未来の人間達は
無限の地獄を味わうことになるだろう。ひょっとすると、歴史が
変わってしまうと、ゼロが数百年後の世界に存在しなかった
ことになってゼロは消滅してしまうかもしれない。

シエルはそんな中、精神だけを過去に送るタイムマシン、
「パスト・ソウルトランサー」を完成させた。しかしこれを
使うべきものは・・・・・・。

その一方、元四天王が研究施設で見たのは・・・・。(第6章より)

ハルピ:「オ・・・・オメガ!?」
レヴィ:「ゼロが倒したはずでしょう・・・・!?」
???:「バイルは・・・・レプリロイドの蘇生技術は長けている。
     オメガのバックアップデータを参考に造ったようだ。
     ゼロのオリジナルボディであるのは変わらないが。」
ハルピ:「誰だ!!」
???:「忘れたのか?元は仲間だったであろうに。」

と研究施設のスクリーンにある男の姿が映った。それはゼロとの
戦いで自爆した四天王、隠将ファントムだった。

ファー:「なんでお前がそこに映ってんだよ!」
ファン:「拙者は魂の身になったのち、サイバー空間を彷徨い
     続けた。拙者はあらゆる情報が流れるこの空間で
     全てを知った。スクリーンは現世とサイバー空間を
     境とするガラスのようなものだった。」
レヴィ:「つまり事情を知ったあんたが私達に話がしたくて
     現れたって訳だね。」
ファン:「・・・・・・少々、間違ってはいるがそういう事に
     しておこう。」
ハルピ:「で、本題は何だ?」

ファントムはハルピュイアたちにあることを話した。
その頃、レジスタンスはシエルとともに研究施設へ入っていた。

ハルピ:「殺気・・・・!!」
レヴィ:「あれ?あんた達レジスタンスが何の用?」

元四天王とレジスタンスがついに対面した。
ファーブニルは相変わらず喧嘩っ早く、

ファー:「俺たちとやりあうなら容赦しねぇぜ!!」

と言うが、ハルピュイアがファーブニルを制止させた。

ハルピ:「何しにきた。」
シエル:「あの・・・・あなた達にこれを渡しに来ました。」

シエルが渡したのは「パスト・ソウルトランサー」だった。
シエルがゼロを救いたいと言う願いをこめた物で元は敵である
ハルピュイア達にこれを渡すのは勇気がいる行為だ。
とりあえず分からぬままパスト・ソウルトランサーを
受け取った。

ハルピ:「・・・・あまり気が乗らないが、人間を守るため
     使わせてもらうぞ。」
シエル:「ありがとう・・・・。」

レジスタンスは研究施設から撤退した。4人はトランサーを
使った。ちなみにファントムは魂だけはあるのでトランサーを
使用することが出来た。

その一方、ロックマンとゼロは6大ギルティロイドの1人、
「叫喚の火葬魔」怠惰のベルフェスとその配下600人に大苦戦
していた。

ロック:「う・・・・あああぁぁぁ・・・・!!」
熱斗 :「ロックマン、どうした!?」
ロック:「何かが・・・・身体から飛び出す・・・・・・!うわあっ!!」

ロックマンから飛び出したのは4つのアーマー結晶体。そこに
4つの光の柱がそれぞれのアーマー結晶体を照らした。
するとそのアーマー結晶体が変化した。それはなんと四天王達
だった。

ゼロ :「お前達、なぜここにいる・・・・・・!?」
ファー:「へへっ!それより敵が俺たちを囲んでんじゃねーか。
     こいつらブッ倒してやろうぜ!!」
ハルピ:「話はその後だ。」
熱斗 :「ゼロの知り合いか?」
ロック:「今はそれどころじゃないよ!熱斗くん、オペレート
     しく!!バトルオペレーション、セット!」
熱斗 :「イン!!って逆だろ!!バトルオペレーション、セット!」
ロック:「イン!!」

ロックマンたち6人の戦いは今、始まった・・・・・・。

             第7章【その2】に続く

[272] 第7章【その2】
アシュラ - 2006年08月08日 (火) 16時56分

ファー:「オラオラオラァ!!オレ様の炎止められるかよぉ!!
     くらいな、グランドブレイク!!」

ファーブニルが大暴れして600体のベルゼブル軍を蹴散らせて
いった。ロックマンもバーストアーマーで敵を次々と倒していく。
ちなみにロックマンはメモリーにアーマーのデータを記録して
あるのでアーマー結晶体が体外にあってもアーマーフュージョン
は可能。2人の炎攻めで残るはベルフェスのみとなった。

ベルフ:「私の軍勢を1分28秒で倒すとは素晴しい。しかし
     私をこんなザコ共と一緒にはしないでもらいたい。
     さぁ殺ろうじゃないか、命張った死合を!!」
レヴィ:「何言ってんだか・・・・。さっさとこのエセ紳士を
     倒しちゃいましょ、ゼロ。」
ファー:「そうだ!後でお前と闘いてーんだからよ!!」

そうしてゼロと元四天王、そしてロックマンの夢の共闘が
始まった。ベルフェスは炎の矢を無数に飛ばしてきた。
ゼロとハルピュイアはセイバーで矢を弾いた。その間に
ファーブニルのチャージしたファイアエクスプロージョンが
炸裂!!ファントムはクナイでベルフェスの動きを封じた。

ベルフ:「ははははは・・・・・・こんなものか?我々6大
     ギルティロイドはそれぞれが固有のダークチップを
     持っている。ゴルゴンの馬鹿は『ダークシュート』
     というチップを使う前に倒されたがな。そして私の
     使う固有ダークチップは『ダーククロス』・・・・。」
ファン:「もしやそれを使うとでも?」
ベルフ:「正解だ、お喋りもここまでだ。この技を前に
     永眠るがいい!!闇の十字架ダーククロス!!」

地面が巨大な十字架の形に黒くなった後、その黒い十字架から
十字架型の闇の光線を天に向けて発射されるダーククロスが
6人を闇に包んだ。しかしファントムが背後からベルフェスを
切り裂いた。

ベルフ:「なっ・・・・!!まさかお前・・・・私の影に隠れていたと
     いうのか!?よもやこの私がこんなところで散ろう
     など、もっての外だっ!!私と共に消し飛べ・・・・。」

ベルフェスはあっけなく負けてしまったのがみっともなくて
自爆して自分の敗北を打ち消そうとした。しかしファーブニルが
ナックルバスターでベルフェスを吹っ飛ばして花火として
打ち上げてしまった。その後・・・・。

ロック:「ゼロ、この人たちは?」
ゼロ :「ネオ・アルカディアという人間を護るための組織の
     幹部・・・・四天王だ・・・・・・・・。」
ハルピ:「我が名はハルピュイア・・・・。右よりレヴィアタン、
     ファントム、以下略だ。」
ファー:「ってオレ様だけ省略かよ!!オレ様はファーブニル、
     よろしくな、えーと・・・・。」
ロック:「あ、僕はロックマン。こちらこそ宜しく。」

こうして挨拶を済ませるとお互いの状況と事情の説明と整理を
して情報をまとめた。

熱斗 :「ロックマン、そろそろプラグアウトしよう。
     ハルピュイアと言ったな、家のHPで休んでくれ。」
ハルピ:「かたじけない。」
レヴィ:「そういやキザ坊や、昔より性格丸くなったよねー。」
ハルピ:「・・・・斬られたいかレヴィアタン・・・・・・。」

―そして翌朝。

ロック:「熱斗くん、メールだよ。メイルちゃんからだ。
     ・・・・・・えぇ!!」

メイルからのメールの内容とは一体なんだったのだろうか・・・・。

              第7章【その3】に続く

[273] 余談(No.6) またかよ!!
アシュラ - 2006年08月11日 (金) 09時56分

先日、某BBSにてゼロの設定資料集に関することについて
ネオ・アルカディアの四天王はゼロ3にてオメガの爆破に
巻き込まれて死亡したとスタッフの方がインタビューで
言っていたそうじゃないですか!!
そんな・・・・ますます僕の小説の立場が悪くなるじゃないですか!!

アーマー結晶体の件といい
(ZXのライブメタルとかぶってしまったというトラブル。
 しかしネットで公開したのはアーマー結晶体の方が先なので
 パクリじゃない。)

四天王の件といい
(小説内ではゼロ3の後のストーリーを描いている。その
 ゲストキャラとして四天王が登場しているという矛盾。
 設定資料集が発売されたのは最近なので仕方がない。)

カプコンやインティクリエイツは絶対はかっているに違いない
と思いたいですよ・・・・。とりあえずこのストーリーは
本来のストーリーとは違うパラレルワールドとしてお楽しみ
いただければ幸いです。

[274] 第7章【その3】
アシュラ - 2006年08月15日 (火) 04時12分

熱斗 :「何て書いてあったんだロックマン?」
ロック:「メイルちゃんが今いる、ジュエルシティが壊滅状態
     だって・・・・。メイルちゃんが危ない!!」
熱斗 :「これもベルゼブルの仕業か!?くそっ!!」

ジュエルシティとは日本の電力、水源などをまかなっている
13の街から成る都市である。ここを攻め落とせば日本経済は
脆くも崩れ去るとベルゼブルはそう踏み切ったのであろう。
さらに言えば、そのエネルギー資源を略奪すれば『神』の復活も
容易いものだとも言える。熱斗はジュエルシティに行こうとした
が、PETはロックマンとゼロでいっぱいで四天王を連れて
行けないことに気づいた。流石に熱斗も焦っていて冷静に物事を
判断できていない。と、机にあったのはUSBメモリーだった。
熱斗は四天王をUSBメモリーに転送させてジュエルシティに
向かった。

熱斗 :「・・・・・・っ!!」
ロック:「瓦礫の山、燃え盛るビル・・・・!!熱斗くん、早く
     しないとメイルちゃんの生命が!!」
熱斗 :「ああ!わかってるさ。でもこんな火の海になってる
     ってことは・・・・。」
???:「そういうことだ光熱斗!!」
熱斗 :「傲慢のルシファー・・・・それに貪欲のバルバトス!!」

熱斗の目の前には6大ギルティロイドの傲慢のルシファー、
貪欲のバルバトスの2人が現れた。どうやら特殊なコピーロイド
を使って現実世界に出向いているようだ。

ルシフ:「我々の計画を邪魔しようとするならば、ここで死んで
     もらうまでだ!!」
バルバ:「ま、君ごときに何が出来ようものか・・・・。自ら死を
     選ぶと言うならせめて墓ぐらい造ってやるがね。」
熱斗 :「くっ・・・・!」
ハルピ:「何をしている!今すぐオレたちをコピーロイドとやら
     に転送しろ!!こいつらは任せろ!!」
ゼロ :「迷うな、コイツ等なら大丈夫だ。」

ハルピュイアがそう言ってゼロが後押しした。

熱斗 :「わかった・・・・。コピーロイド・リアライジング、
     ハルピュイアEXE、レヴィアタンEXE、
     ファーブニルEXE、ファントムEXE、
     トランスミッション!!」

熱斗はUSBメモリーに内蔵していたコピーロイドも使って、
4体をコピーロイドに転送した。その一方、ルシファーと
バルバトスはというと、

ルシフ:「言っとくが、ここを壊滅させたのは2人だけでは
     ない。ブロッソ!!」
ブロッ:「グルルルルル・・・・・・!!殺す・・・・皆まとめて・・・・
     あの世送りだぁぁぁぁぁ!!」

6大ギルティロイドの1人、別名「無間の魔獣」、嫉妬の
ブロッソが出現した。実はジュエルシティのほとんどがブロッソ
によって破壊されたものだった。

バルバ:「我々も忙しいんでね、ブロッソ、この場は任せたぞ。」
ブロッ:「任せろよ・・・・血の雨降らせてやるぜぇ・・・・・・!!」

無間の魔獣と呼ばれているだけあってブロッソはかなり危険な
敵である。ファントムは熱斗にジュエルシティの中心部に
向かうよう指示した。ファントムの勘ではそこでエネルギー資源
が奪われつつある可能性があるようだ。この街の破壊も資源の
連絡網の遮断も兼ねての殺戮なのかも知れないらしい。
ルシファーとバルバトスは西の方に飛んでいった。熱斗も2人を
追いかけて走っていった。

ファー:「さーてこの魔獣を倒すとするか!!」
レヴィ:「久々の戦闘ね。少し気引き締めるとしようか。」
ファン:「戦闘において一切手加減は無用だ。」
ハルピ:「いくぞ!!」

熱斗はルシファーとバルバトスを食い止めることは出来るか!?
メイルの生死は果たして!?そんな中、ブロッソと四天王の
壮絶な死闘が今、幕を開けた―。

             第7章【その4】に続く

[277] 第7章【その4】
アシュラ - 2006年08月21日 (月) 05時36分

四天王たちはジュエルシティ第1の街、ガーネットタウンにて
ブロッソとの対決が始まっていた。嫉妬のブロッソ・・・・、別名
「無間の魔獣」と呼ばれてるにも理由があった。それは単に奴が
「狂戦士」であるだけではない。相手を一瞬で殺すよりゆっくり
嬲り殺すことを好み、相手を果て無き生き地獄へ突き落とすこと
が由来となっている。

レヴィ:「さあ、いくわよ!スピリット・オブ・ジ・オーシャン!!」
ファー:「オラァ!!喰らいやがれロケットアッパー!!」

2人の攻撃はブロッソにヒットした。しかしブロッソは攻撃を
受けて確実にダメージを与えたとしてもブロッソの動きは止まる
ことはなかった。ハルピュイアもファントムもあてどころを
考えて攻撃をするも結果は同じ。流石は獣の魂といったところか。

その一方、熱斗はジュエルシティ第9の街、サファイアタウンへ
着いた。ここにバルバトスがいることが分かったのだ。
ルシファーは第13の街にいるらしいが街には電磁結界が
張られて入れなかった。熱斗はバルバトスにようやく追いついた。

バルバ:「来たか・・・・。君ごときに我々の計画の素晴しさ、
     理解できまい。我々ベルゼブルは今ある腐りきった
     人間共の創った社会を浄化するべく全てを一度、       『無』にしなければならぬのだ!!こんなとこで君に
     止められることは許されない、戦いの中で君にも
     じっくり教えてやろう、我々の理想を!!」

熱斗は電話を入れた。相手は名人だ。

熱斗 :「名人さん!ディメンショナルエリアの展開よろしく!」
名人 :「分かった、それと『さん』は要らない!!
     ディメンショナルエリア、展開!!」
熱斗 :「シンクロチップ、スロットイン!クロスフュージョン!!」

熱斗はクロスフュージョンして、バルバトスとの戦いに挑む。
その一方、ゼロはコピーロイドに転送され熱斗とは別行動を
とっていた。この都市の秘密を探るべくに・・・・だ。
同刻、ルシファーはと言うと・・・・・・。

???:「おつかれね、ルシファー。」
ルシフ:「・・・・リリスか。何しに来たんだ?今回の任務にお前、
     出る幕ないはずだろ?」
リリス:「いや、ちょっと興味あることがあって・・・・ね。
     それよりさ、ブロッソが未来人4人相手にてこずって
     いるみたいだね。」
ルシフ:「ああ、ブロッソは血の気の多い奴だからいつもどこか
     猪突猛進なところがあるからな。でもパワーは我々
     6大ギルティロイド1であるからな、大丈夫だろ。」

そういって余裕綽々なルシファーであったが、それとは裏腹に
現実はどうかと言うと、ブロッソは四天王に少しずつだが
追い詰められていた。チカラはほぼ互角であったが何故
こんなことになったのかは単純明快、『心』だ。一方は自分の
快楽を求めるため戦い、もう一方はこの世界を護るために戦って
いたのだから。この戦いに背負いしものの大きさが違いすぎた
のだった。

ハルピ:「とどめだ、サンダープリズン!!」
ブロッ:「ガアァァアアァアァ!!俺は自由だぁ、こんな糞餓鬼
     なんかにやられてたまるかぁ!!ヒャハハハハ!!」

四天王はブロッソを倒すと人命救助をしながら熱斗と合流するの
であった。その一方、熱斗はバルバトスに苦戦を強いられていた―。

              第7章【その5】に続く

[278] お詫び
アシュラ - 2006年08月21日 (月) 18時12分

第7章【その4】のバルバトスの台詞が変な感じになって
非常に読みづらかったので修正しようとしたら削除キーが
分からなくなったのでここに修正した台詞を掲載します。
まことに申し訳ありません。

第7章【その4】17行目

バルバ:「来たか・・・・。君ごときに我々の計画の素晴しさ、
     理解できまい。我々ベルゼブルは今ある腐りきった
     人間共の創った社会を浄化するべく全てを一度、  
     『無』にしなければならぬのだ!!こんなとこで君に
     止められることは許されない、戦いの中で君にも
     じっくり教えてやろう、我々の理想を!!」

[279] 第7章【その5】
アシュラ - 2006年08月28日 (月) 03時44分

ルシフ:「そう言えば興味あることって何なんだ?」
リリス:「・・・・ロックマンよ。光熱斗の亡き実兄、光彩斗の
     遺伝子データを受け継ぎ、様々な姿へ変身を遂げ、
     自ら闇を押さえ込む力を持った手繰り稀な優秀な
     ネットナビね・・・・。私達とは相容れない関係なのが
     残念でならないわ・・・・・・。」

その一方、バルバトスはロックマンの息の根を止めようと
していた。『魔界の閻王』と呼ばれるだけあってバルバトスは
結構手強い。ロックマンは次の行動に出られるだけの力は残って
いるのか不安があるがイチかバチか賭に出る。この時、ロックマンは
クロスフュージョンの上からシャドーアーマーを装備していた。

バルバ:「さぁ、これで終わりだ。ダークチップ・・・・・・、
     『ダークフィスト』!!」

バルバトスは地面を殴り、殴った地点を中心に爆風を起こす、
ダークフィストでサファイアタウン全体を吹っ飛ばした。
しかしロックマンはいない。何処にいるか、それはバルバトスの
背後であった。

ロ&熱:「忍法、空蝉!!喰らえ、闇十字!!」
バルバ:「ぐっ・・・・、何処に空蝉を使う力がっ!・・・・まさか
     今までのは体力が残ってないと思わせる演技だった
     というの・・・・か!?うがああぁぁぁ!!」
熱斗 :「バーカ、こっちはかなりボロボロだっつーの。
     空蝉を使う体力は残ってなんじゃない、オレ達は
     ここでくたばる訳にはいかねーからできたんだ!!」

バルバトスを辛くも倒した2人はゼロと合流すべく、第6の街、
パールタウンに向かった。その頃、ゼロはパールタウンにて
思わぬ敵が立ちはだかっていた。

???:「ははははは!!シャーロでは随分世話になったなぁ!
     このギルファード・キーンと俺様のギルティロイド、
     アサルトマンが今度はお前を俺様達のガンで穴だらけ
     にしてやる。地獄が待ってるぜ、覚悟し・・・・!!」
ゼロ :「お前のお喋りに付き合ってるほど暇じゃないんでな、
     そこをどいてもらうぞ。」
キーン:「くぅ〜〜!!俺様の台詞を切らせやがって・・・・!!
     アサルトマン、ディメンショナルチップ、スロットイン!!」

ゼロVSアサルトマンのバトルが始まった。そしてルシファーは
というと・・・・。

リリス:「ルシファー、面白いものを見つけたわ。」
ルシフ:「そいつは・・・・光熱斗の幼馴染みの桜井メイルか。
     ま、人質にはちょうどいいな。」
リリス:「ついでに私の力で洗脳しておくわよ。
     暗き想いよ、広がれ・・・・夜の闇の如く心を覆い尽せ!!」

同刻、ハルピュイア達は熱斗とロックマンと合流した。その後、
ハルピュイアとレヴィアタンはゼロのいるパールタウンへ、
残る4人は第13の街へ向かった。その頃、ゼロはというと
キーン&アサルトマンに加えて昆堂兄弟&ビートマン、スタッグマン、
さらに加上&ミラーマンが参戦し、1VS4の形勢不利に
陥っていた・・・・。
果たしてゼロはこの危機を脱することはできるのか!?

               第7章【その6】に続く

追記、アサルトマン、ビートマン、スタッグマンはこの小説に
登場したオリジナルナビで1度、シャーロ編(第5章)に登場
しています。ミラーマンについては第4章にて。

[282] 第7章【その6】
アシュラ - 2006年09月11日 (月) 02時23分

ゼロはキース達、幹部のギルティロイド4体に形勢不利を
とられていた。しかしゼロはここぞというときにこそ冷静に
判断できる男だ、ちょっとやそっとじゃやられはしない。
そこにハルピュイアとレヴィアタンの応援が加わり、戦況は
有利になってきていた。まずはハルピュイアが発射した
プラズマビットをゼロがチェーンロッドの先に突き刺して雷属性の
チェーンタイプのボールハンマーにした。それでビートマンを
吹っ飛ばす。さらにレヴィアタンはフロストジャベリンという槍で
瓦礫を砕き、ハルピュイアがその瓦礫を上空から降らせた。
これで4体は瓦礫の下で麻痺して動けなくなった。

ハルピ:「フン、まさかゼロ、お前と手を組む日が来るとはな。」
ゼロ :「オレもだ。」

そして3人は熱斗と合流すべく第13の街に急いだ。
その頃、熱斗は電磁ロックがかかった扉をバルバトスから
入手したキーで開けるべく、電磁ロック制御パネルにプラグイン
していた。

熱斗 :「なんでこんなところにコイツが・・・・!ゴートマン!!」
ロック:「くるよ、熱斗くん!!」
熱斗 :「ああ、今ならコイツを倒すのに苦労しないはずだ!!
     いくぜ、バトルオペレーション、セット!」
ロック:「オヒョ〜。」
熱斗 :「・・・・・・・・・・。」
ロック:「ゴメン、ユーモアセンス付け放しだった。」
熱斗 :「バトルオペレーション、セット!」
ロック:「イン!!」

そしてしばらくしてゼロは熱斗と合流した。電磁ロックは既に
ロックマンがゴートマンを倒したことで開いていた。
熱斗達6人はついに第13の街へ突入した。その先に待って
いたのは別名「紅蓮の謀反鬼」と言われるルシファーと気を
失って眠っている人質、桜井メイルだった。

熱斗 :「メイル!!オレだ、熱斗だ!!」
ファー:「あの女、気絶してやがるぜ・・・・・・。」
ルシフ:「よくきたな、光熱斗。」
熱斗 :「ルシファー!!」
ファン:「大方、そこにあるエネルギー供給をコントロールする
     コンピュータをハッキングしてエネルギーを独占する
     つもりでござるか?」
ルシフ:「ほう、正解だ。我々のR.G計画はもう最終段階へ
     と移りつつある。『神』の復活の時はもうすぐだ。
     その前にお前達を倒し、その勝利の喜びを『神』に
     ささげよう!!」

ついにルシファーとの決戦が始まった。ロックマンと熱斗も
再びクロスフュージョンしてルシファーを迎撃した。

ハルピ:「スーパーソニックブーム!!」
レヴィ:「トルネードスピア!!」
ファー:「ヘルファイア!!」
ファン:「朧舞・月無!!」
ルシフ:「甘いわ!!ダークチップ、ダークブリザード!!」

ダークブリザードは強烈な冷風を吹かせて、その中に混じらせ
つららを乱射する水属性のダークチップだ。幸い、レヴィアタンが
フロストジャベリンを高速回転したことで防ぎきったが、
ここにきて四天王4人の様子がおかしくなってきていた。

レヴィ:「あ・・・・・・あれ?なんかカラダが・・・・・・。」
ファー:「じ、自由が・・・・きかねぇ・・・・・・!!」

一体4人に何が起こっているのか・・・・・・!?

            第7章【その7】に続く

[284] 第7章【その7】
アシュラ - 2006年09月19日 (火) 04時00分

ハルピ:「あ・・・・ぐっ・・・・がぁぁっ!!」
ゼロ :「ハルピュイア!?」

突然、四天王たちは体が言う事きかなくなった。

ファン:「も、もしや・・・・・・パスト・ソウルトランサーの・・・・
     効果が切れだしたのでは・・・・・・。」
ハルピ:「あ、あぁ・・・・そう見るのが妥当か・・・・!!」
ファー:「だあぁぁっ!!こんな・・・・肝心な・・・・時に!!」
ルシフ:「あはははは!!もう終わりか?」
ゼロ :「ちっ・・・・。」

ファントムの言うとおり、ゼロや四天王たちにとって過去である
この世界に魂だけ何十時間も存在することは不可能なことだ。
体ごと過去に飛ばされたゼロと違い、魂だけ過去へ送られた
四天王たちはここに存在できるにも限界がある。今、その限界に
達してしまったのだ。シエルが何故四天王たちを体ごと過去に
転送しなかったのかというと、体ごと転送した後、元の世界への
帰還が非常に困難だからである。

ロック:「み、みんな・・・・!!」
レヴィ:「あ・・・・あなた、そういえば私達の主、エックス様に
     似てたわ・・・・ねぇ、ファントム。」
ファン:「うむ・・・・ロックマン・・・・お主は・・・・もしかすると
     エックス様の・・・・転生前の姿なのかも知れぬ・・・・な。」
ファー:「あぁ、オメーは・・・・エックス様と同じ感じがするぜ。」
ハルピ:「そんなことは今どうでもいい、せめて我らの力、
     お前に託そう・・・・・・。」

そう4人がいうと4人の体が消滅して4つのアーマー結晶体に
なり、それぞれ光の筋を発すると光が一点で交わり、
その一点の所に新たなアーマー結晶体が生まれた。その後、
今まで四天王の体として使われていた4つのアーマー結晶体は
再びロックマンの中に戻った。

ルシフ:「もう4人リタイヤか・・・・。こっちがK.Oした訳では
     ないがこれであとは2人だな。」
熱斗 :「ロックマン、迷ってる暇はないようだな!」
ロック:「うん、今こそ新しいアーマー結晶体を使うときだよ!」

そうロックマンはいって、新たに生まれたアーマー結晶体を
手に取った。

熱斗 :「アーマー結晶体、インストール!
     アーマーフュージョンシステム、セットアップ!!」
ロック:「アーマーフュージョン、煌めく栄光
     ロックマン、エックスアーマー!!」

ロックマンはついに5つ目のアーマーフュージョンが覚醒した。
ロックマンの体から発する眩い光が辺りを照らす・・・・。

ゼロ :「エ・・・・エックス!?」

ゼロはエックスアーマーのロックマンを見て思わず、かつての
戦友であるエックスの名を呼んでしまった。ゼロにとって
エックスは大切な「友」であるのだった。それはゼロの世界に
もう彼が存在しない今も、そしてこれからも・・・・・・。

ルシフ:「おもしろい。我が闇と貴様の光、どっちが強いか
     勝負だ!!」

ロックマンとルシファーの決戦が今、始まる・・・・・・。

             第7章【その8】に続く

[291] 第7章【その8】
アシュラ - 2006年10月24日 (火) 02時24分

ロックマンはアルティメットアーマー装備のエックスの力を
借りた5つ目のアーマーフュージョン、エックスアーマーを
覚醒させてルシファーとの決戦に挑む。

ルシフ:「さあ、始めようじゃないか。ここが我等の決戦の地、
     そして私かお前の墓標が建つ地だ!!」
熱&ロ:「望むところだ!!」

ロックマンとルシファーがついに激突、まずはお互いの出方を
見ながら砲撃戦へ持ち込む。エックスアーマーは他の4つの
アーマーのような特殊能力はないが、バスターの属性を自由に
切り替えることかできる超攻撃型アーマーで砲撃戦向きである
ので若干ロックマンが有利。だがルシファーは信じられない
ことにそのバスターを自分の目の前にゲートを作り、自分の
ライフとして回復させたのだ。

熱&ロ:「ならば・・・・直で砕く!ノヴァストライク!!」

ロックマンはバスターを構えたまま突進するノヴァストライク
といった接近技に切り替えて今度は接近戦に挑む。しかし
ルシファーはロックマンの一撃を喰らっても身体を血液状にして
回避&自己修復をした。

ルシフ:「接近戦はさせんぞ?ダークブリザード!!」

さらにルシファーは闇の吹雪でロックマンの接近を完全に防いで
いた。ロックマンの攻撃は時には出させず、時には吸収して
直接のダメージを防ぎまくっていた。しかしやがて決着はいずれ
着くことになる。

ルシフ:「ぐあぁぁああぁ!!そんな、この私がぁぁ!?」
熱&ロ:「・・・・・・デリート完了。」

ロックマンはルシファーを倒したがそこに毎度のようにリリスが
現れ、ルシファーの残骸からジュエルシティのエネルギーの
圧縮データを回収していた。

ロック:「そうはさせないぞ、リリス!!ノヴァ・・・・。」
リリス:「邪魔よ。」

ロックマンが6大ギルティロイドのリリスにノヴァストライクを
繰り出そうとした瞬間、水に手を入れるようにリリスの右手が
ロックマンの身体にめり込んだ。

ゼロ :「ロックマン!」
ロック:「ぐふっ・・・・!!」
リリス:「あら、ごめんなさい。でもこれはこれで私にとって
     好都合・・・・かもね。じゃ、さ・よ・な・ら。」

リリスはこの場から去っていった。結局、エックスアーマーが
覚醒し、6大ギルティロイドを3体倒したものの、
ジュエルシティのエネルギーは奪われ、さらにロックマンは
瀕死状態となってしまった。ここから先、熱斗たちはもう失敗は
許されない状況へ追い詰められていた。

熱斗 :「くっそおぉおぉぉおおぉ!!」

熱斗の悔しく叫ぶ声は瓦礫の山となったジュエルシティの夕暮れ
の空にただむなしく響いていた・・・・・・。

               第8章に続く

追記、ルシファーの別名が「紅蓮の反逆鬼」で属性が氷な訳は
そもそも「紅蓮」というのは「紅蓮地獄」のことで、極寒のため
手が血で真っ赤になったまま凍りつくという事からきてる
そうです。一般的に「紅蓮」という単語は炎をイメージする人が
多いようですが実際は「寒さ」からきてるため、ルシファーの
専用ダークチップは「ダークブリザード」となった訳です。

[293] NOTITLE
シルク - 2006年11月06日 (月) 23時10分

いつも面白く見ています。
これからも頑張ってください。

[294]
アシュラ - 2006年11月08日 (水) 18時43分

シルクさん、どうもありがとうございます。僕のタイプスピード
では一回分に2時間もかかるのでなかなか書き込めませんが、
これからも宜しくお願いします。さて、第8章のタイトルは
「迫り来る危機」です。どうぞお楽しみに。

[295] 第8章 迫り来る危機 【その1】
アシュラ - 2006年11月13日 (月) 17時07分

ジュエルシティでの戦いから二日がたった。未だにロックマンは
意識を失ったままだ。この二日、ジュエルシティの壊滅により
やいとの父親の会社が大打撃を受けたり、アキンドシティで
大停電が起きたりと周りは目まぐるしく動いている。

???:「さて、少しばかりあなたのカラダ、利用させて
     もらおうか・・・・・・・・。」

そして翌朝、ロックマンはようやく意識を取り戻した。
外傷も完治してすっかり元通りだ。と言いたいが・・・・・・。

熱斗 :「え?ロックマンのカラダに?」
パパ :「あぁ、リリスの攻撃でロックマンの体内に闇の力が
     浸透したようだ。」
熱斗 :「じゃあ、またロックマンが闇に飲み込まれてしまう
     かも知れないの!?」
パパ :「残念だけどロックマン内の闇の力は強力すぎて除去
     できなかったんだ。パパは闇の力を完全除去できる
     プログラムを作成する。それまではこのプロテクトで
     我慢しててくれ。」
ロック:「これは・・・・。」
パパ :「それはかつてフォルテの力を抑えていたものだ。」
ロック:「フォルテの?」
ゼロ :「フォルテとはあのボロマントを羽織った黒い奴か?」
熱斗 :「ゼロ!何で知ってんだ、フォルテを!?」
ゼロ :「あぁ、一度、戦ったことがある。偶然だったが。
     ・・・・話を続けてくれ。」
パパ :「フォルテはかつて科学省で開発された究極ナビ
     だったが、強力すぎたためそのプロテクトで力を
     抑え、監禁した。その後プロトの暴走の際、科学省は
     フォルテを濡れ衣を着せてデリートしようと
     したんだ。結果、作り主に裏切られたことを
     憎みながらフォルテは強引にプロテクトを外して
     科学省の軍勢を全滅させ、ウラインターネットに
     消えたんだ・・・・・・。」

フォルテの過去を聞かされながらロックマンの手足に
プロテクトをはめた。熱斗は家に帰って、メイルたちと
インターネットへいった。

ロール:「ロック!身体は大丈夫!?」
ロック:「うん、もう大丈夫さ。」
やいと:「にしても光くん、あんまり無茶するのはやめなさい
     って何回言わせるの?」
熱斗 :「あ、いやーはははは・・・・。」
グライ:「全くロックマンさんも大変ですね。」
デカオ:「あんま1人で背負おうなんてすんなよ、俺たち、仲間
     だろーが。」
ガッツ:「ガスガス、デカオ様の言うとおりでガッツ。」
熱&ロ:「ありがとう。」
やいと:「さて、今日は御開きにしましょう。来週は期末テスト
     なんでしょう?」
熱&デ:「あ”っ・・・・・・。」

そういってガッツマンとグライドはプラグアウトした。

ロック:「さぁ僕たちも。」
ロール:「はぁ・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・・・。」

ロールの様子が突然おかしくなった。ロックマンとメイルは
必死でロールに呼びかけた。

ロック:「どうしたの!?ロールちゃん!!」
メイル:「ロールしっかりして!ロール!!」
ロール:「あぁ・・・・あっ・・・・ぁっ・・・・・・・ああぁ・・・・・・・
     あぁぁあぁああぁあぁあぁぁぁ!!」

ロールはやがて禍々しいオーラに包まれ、その姿を変えて
いった。その姿に熱斗とロックマンは言葉を失った。

熱&ロ:「リリス・・・・・・!!」

6大ギルティロイドのリリスだったのだ。どうやらリリスは
ロールの身体を乗っ取っていたらしい。このときすでにメイルは
ショックのあまり、気を失っていた。

リリス:「ロックマン、私はあなたの・・・・。」

リリスの話も聞かず、ロックマンとゼロは戦闘態勢に入った。
そのときロックマンはもの凄く嫌な予感がしたのだった・・・・・・。

          第8章【その2】に続く

追記、こんなんじゃ先の展開読めますよね(笑)

[296] 第8章【その2】
アシュラ - 2006年12月04日 (月) 17時52分

熱斗 :「いくぞ!アーマー結晶体、インストール!
     アーマーフュージョンシステム、セットアップ!!」
ロック:「アーマーフュージョン、煌めく栄光
     ロックマン、エックスアーマー!!」
リリス:「さぁ、死合おう・・・・ロックマンEXE!!」

ロックマンとゼロ、そしてリリスは構えたまま一歩も動かない。
互いに敵へのプレッシャーを感じていたのかもしれない。
先手を取ったのはロックマンだった。

熱斗 :「バトルチップ・グラビティボール、スロットイン!」
ゼロ :「バスターショット・フルチャージ!!」

当たった相手の周囲に、重力を強くする重力結界を張る効果を
持つグラビティボールとゼロの遠距離戦での十八番である
バスターショットのフルチャージ。これで無傷でいられることは
まずない。はずだったがリリスは闇の障壁で一歩も動かず、
完全防御してしまった。

リリス:「ダークチップ・ダークドレイン!!」
熱斗 :「くっ、あれだけの攻撃を防いでしまうとなると・・・・。
     ロックマン!アーマー結晶体、インストール!
     アーマーフュージョンシステム、セットアップ!!」
ロック:「アーマーフュージョン、轟く双剣、
     ロックマン、ソニックアーマー!!」

リリスの固有ダークチップ、ダークドレインでロックマンは
エネルギーを吸収されながらも、接近戦専用アーマーの
ソニックアーマーにチェンジした。その瞬間をリリスは突いた。

リリス:「フフフ・・・・・・。ファントム・ナイトメア!!」
ゼロ :「させるか!」

リリスが技を放つ前にゼロは攻撃を仕掛けたが、
やはり闇の障壁でゼロのゼットセイバーによる斬撃を
止められてしまった。ファントム・ナイトメアは相手を幻や悪夢
で精神的に押し潰す技だ。それによりロックマンとゼロは動きが
止まってしまった。このままでは好き放題に殺られてしまう。

リリス:「フフフ・・・・まだまだ遊んでいたいけど、そろそろ
     引き上げないとね。ロックマン・・・・私はあなたを、
     あなたの全てを欲しい。私と共に永遠を生きよう・・・・。
     我が内にある暗き想いよ、全てを蝕み、心を覆い尽くせ
     ダークネス・チャーム!!」
ロック:「うああぁぁあぁぁあぁあぁぁ!!」
熱&ゼ:「ロックマン!!」

ロックマンは頭を押さえて苦しんだあと、気を失い闇の球体に
覆われてしまった。

リリス:「ロックマン・・・・頂くわ。それではごきげんよう・・・・。」
熱斗 :「ま、待てっ・・・・・・!!」

リリスは気を失ったロックマンを連れ去ってしまった。
ロックマンは一度、ネビュラにさらわれた事があった。
そのときはダークロイド改造を施され、熱斗に立ちはだかった。
ベルゼブルは、リリスは何のためにロックマンをさらったのか、
今は分からない。ただ分かるのは、大いなる災いはもうすぐ
そこまで迫ってきていることだけであった。

熱斗 :「・・・・ちっくしょおおぉぉぉぉ!!」

              第8章【その3】に続く

追記、エグゼ5ではロックマンが熱斗に立ちはだかりましたが
なるべく内容がカブんない様にしたいですね。無理だったら
すみません。少なくともエグゼ5を超える内容にはしますが。

[297] 第8章【その3】
アシュラ - 2006年12月11日 (月) 03時49分

熱斗 :「・・・・ちっくしょおおぉぉぉぉ!!」
ゼロ :「ちっ・・・・オレがそばにいながら・・・・・・!!」

熱斗とゼロはロックマンがリリスに連れ去られてしまったことを
自責していた。

???:「ロックマンが敵に奪われたのか・・・・。これで3度目
     だな、光。」
???:「炎山様、秋原エリアに異常はありません。」
熱斗 :「炎山、ブルース・・・・。」

時既に遅しと言わんばかりの炎山&ブルースの登場であった。

炎山 :「光、お前は2度もロックマンを奪われ、取り返した
     経験がある。ならばお前のすべきことは分かって
     いるな?」
熱斗 :「・・・・・・・・。」
ゼロ :「光・・・・迷っている暇はない。」
熱斗 :「ああ、たとえ何度、ロックマンが敵として
     立ちはだかってもオレはロックマンと戦い、そして
     この手で取り戻すんだ!!」
炎山 :「・・・・それを聞いて安心した。いくぞブルース、
     セントラルエリアにてクラフトと合流だ。」
ブルー:「了解。」

そういってブルースは去っていった。
そして翌朝。学校にメイルの姿がなかった。ロールを奪われた
ショックは大きかったのだろうか。しかし熱斗は昨夜、メイルの
家の電気が1秒も付いていなかったことを知っていた。
そういう訳で熱斗は放課後、メイルの家を訪ねた。

熱斗 :「インターホンには出ない・・・・留守か?
     ・・・・・・いや、家の鍵は開いている!?おーいメイル、
     おジャマするぞ。・・・・って、メイルいねぇ・・・・。」
ゼロ :「光、メイルのPETはある。だがロールはいない
     みたいだな・・・・。」
熱斗 :「ロールはリリスに身体を乗っ取られたまま・・・・か。」

熱斗はメイルが行方不明になったことしかわからなかった。
そしてさらに翌日。

デカオ:「おい熱斗、今度の土曜にビーチストリート
     行かねーか?」
熱斗 :「なんでまた?」
デカオ:「この間のジュエルシティの一件があったとき、
     ちょうど明日太がチップの仕入れしにジュエルシティ
     にいってたらしく、事故に遭って近くの湾岸病院に
     入院したんだとさ。だから今週末、コジローと
     お見舞い行こうと思ったんだ。」
熱斗 :「成程、合点だ。俺も行くよ。」

そして週末、熱斗とデカオ、コジローはビーチストリートに
やってきた。明日太は予想以上に元気で熱斗たちは一安心
していた。その一方・・・・。

???:「ロックマンはどうだ?」
リリス:「はっ、ロックマンはカプセルで眠ったままです。」
???:「よし、リリスよ、作戦決行だ・・・・。これに成功すれば
     世界中のネットワークは壊滅する、失敗は許さんぞ?」
リリス:「かしこまりました・・・・。」

            第8章【その4】に続く

[298] ふ・・・ふふふ・・・・(泣)
アシュラ - 2006年12月18日 (月) 17時24分

ははははは・・・・・・。「EXE」も「ゼロ」も今や廃れていき
「流星」や「ZX」の御時世、そんな中、今だ「EXE」の小説を
かいていることに虚しさを感じています・・・・。

しかーし!!僕はこれぐらいで屈しません!何としてでもこれに
「THE END」の文字を載せてみせます!!
というわけで、これからも応援ヨロシクぅぅ!!

[306] 第8章【その4】
アシュラ - 2007年01月15日 (月) 03時58分

熱斗 :「明日太、元気で何よりだったな。」
明日太:「熱斗さん、ありがとッス!コジローもデカオ君も
     わざわざ・・・・。」
デカオ:「何言ってんだよ、俺たちはいつだって仲間だろ?」
明日太:「そうッスね!」
コジロ:「全く、言うまでもねーじゃねぇか。」

4人の話は思ったより盛り上がり、熱斗とデカオ、コジローは
病院を後にした。
一方、ベルゼブル本部の研究室の電脳にて―。

リリス:「そろそろ頃合ね、ロックマン。」
ロック:「・・・・・・・・。」
リリス:「さぁ、始めましょう。」

・・・・・・・・。
ここは何処?熱斗くん何処にいるの?あれ・・・・、ブルース?
それにクラフト、ゼロも・・・・。

ブルー:「貴様、よもや闇の住人に寝返るとは
     思いもよらなかったぞ、ロックマン!!」

・・・・・・・・!?待ってよ、ブルース!!

クラフ:「お前のその存在はいずれ、この世界を破滅に導く。
     そうなる前にロックマン、お前をデリートする!!」

どうしたんだよクラフトも!
僕は闇なんかに負けたりしないよ!!

ゼロ :「熱斗、本当にいいんだな?」
熱斗 :「あぁ、オレの知っているロックマンはもう
     帰ってこない。闇に囚われたロックマンはもはや、
     世界に害をなす存在なんだ。せめてゼロの手でヤツを
     葬ってやってくれ。」

そんな・・・・熱斗くん!!
ゼロもブルースもクラフトもやめてくれ!!

炎山 :「ロックマン、」
ブルー:「貴様を、」
バレル:「デリート、」
クラフ:「する。」
ゼロ :「覚悟しろ・・・・・・。」

うわああぁぁぁぁぁあああぁぁああぁぁ・・・・・・・!!

???:「フフフ・・・・ロックマン、
     私だけがあなたの味方よ・・・・・・。」

誰っ・・・・!?

リリス:「私はあなたの愛人・リリス。さぁ・・・・この胸に
     飛びこんできなさい。私ともにこの世界を消滅させ、
     2人だけの世界を創りましょう・・・・・・。」

ロックマンはスリープ状態の中、そんな夢を見ていた。
いや、正しくはリリスに見せられていた・・・・。
たとえ夢から覚めても目を覚ますことは無い。
その同刻、熱斗たちはメトロの駅まで数十メートルのところに
きていた。そのときビルの大画面には何故か、聞き覚えのある
クラシックが不気味にも流れていた。

ゼロ :「熱斗、今すぐここから離れろ、
     危険な臭いがする・・・・!」

とゼロが熱斗に忠告したその矢先だった。突然、近くのビルが
爆破して倒壊した。それだけではない。道路を走っていた
自動車が次々に衝突し、火の手が上がった。他のビルも爆破が
相次ぎ、ビーチストリートは一瞬にして焦土と化した。

熱斗 :「なっ・・・・一体どうなってるんだ!?」
デカオ:「おい、あそこにオフィシャルがいるぜ!!
     訊いてみよう!!」

熱斗たちはそういって近くにいたオフィシャルの男性に
訊いてみようとすると、突然

パン!パン!!

という乾いた音がした。なんとそのオフィシャルは拳銃を出して
熱斗を発砲したのだ。熱斗はその場に倒れた。
一体何が起きているのか!?はたして熱斗の生死は!?

               第8章【その5】に続く

[309] 第8章【その5】
アシュラ - 2007年02月01日 (木) 04時25分

コジロ:「おい熱斗!しっかりしろ!!」
デカオ:「こーんのヤロー!!」ドカッッ!!

デカオはそのオフィシャルの顔面を殴った。そのオフィシャルは
後頭部を強く打って気絶した。熱斗の腹部から血が出ていた。
それにもかかわらず、熱斗は起き上がった。

熱斗 :「だ・・・・大丈夫だ。このチョッキは防弾性を持ってる
     から何とかかすり傷で済んだよ・・・・。でもこれは
     尋常じゃないな。まさかオフィシャルから銃撃
     喰らうとは思わなかった・・・・・・。」

熱斗は何とか防弾チョッキで死は免れた。
そこに炎山から電話がきた。

炎山 :「光か?今何処にいる!?」
熱斗 :「地獄絵図みたいになってるビーチストリートだ、
     一体どうなってるんだ!?」
炎山 :「今、電脳世界と現実世界の両方で民間人による
     無差別破壊テロが世界各地で起きている。
     しかもオフィシャルやネットポリスもその事件に
     加担しているという最悪な状況だ。」
熱斗 :「そんな・・・・・・で炎山は何をしているんだ?」
炎山 :「フッ・・・・この状況下でオフィシャルの戦力が著しく
     低下しているんでな。お前の力を借りようかと
     思ったのさ。ついでに渡さねばならぬものも
     あるんだ、今からヘリでそっちに向かう!」
熱斗 :「了解!待ってるぜ炎山!!」

そして数分後、オフィシャルのヘリが熱斗たちのところへ
到着した。熱斗はヘリに乗ってデカオたちと別れた。

熱斗 :「炎山、一体どうしてこんなことに?」
炎山 :「それがまだ分からない。ただ、お前も見ただろう?
     民間人たちの尋常じゃない行動を。何者かに・・・・
     おそらくベルゼブルに操られているに違いない。
     しかし世界各地でこんな大規模な洗脳、どういう
     方法なら出来るというのだ・・・・!?」
ゼロ :「・・・・・・熱斗、あのビルの倒壊や乗用車の玉突事故が
     起きた瞬間、わずかにノイズを感じた。」
炎山 :「ノイズ・・・・・だと?ブルース、確か現在壊滅状態に
     あるのは・・・・。」
ブルー:「アメロッパ、シャーロ、・・・・・・その他先進国です。」
熱斗 :「そういえば、あのときビーチストリートのデパートの
     大画面で不気味なクラシックが聞こえたっけ?
     その直後だったような・・・・・・。」
炎山 :「まさか・・・・ベルゼブルはただのクラシックに
     洗脳効果を持つノイズを組み合わせて放送していた
     というのか・・・・・・?」

熱斗はヘリの中から近くの大画面にゼロをプラグインした。
ところがそこには何も存在せず、ベルゼブルの傭兵すら
いなかった。しかし確かに大画面から流れる音楽にノイズが
検出されている。ではどうやってこの洗脳効果付きノイズを
流したのか?謎は深まるばかりであった。
そんなときシャーロから通信回線に強制割り込みが入った。

???:「炎山、こちらシャーロ軍ライカ!」
熱斗 :「ライカ!?」
ライカ:「光もいたのか・・・・。シャーロの軍事衛星がニホンの
     コスモタウンにて大量の電磁波を感知した。
     調査によると現実世界と電脳世界の次元の壁が
     崩壊しつつあるらしい。」
熱斗 :「それは・・・・現実と電脳の二つの世界が一つに
     なりつつあるという事か!?」
炎山 :「ああ、このままでは2つの世界が互いを崩壊しあう
     ことになるだろう。
     第一級非常事態・ネットワークハザードだ!!」

熱斗と炎山を乗せたヘリはコスモタウン郊外へと向かった。
コスモタウンとはアメロッパ国際宇宙局ANSAの日本支部が
ある街で宇宙開発先進都市とされている。
熱斗はヘリを降りると、炎山から2枚のチップをもらった。

熱斗 :「・・・・デルタレイエッジ?」
炎山 :「ああ、それとこれは光博士からの預かりモノだ。」

それは「Z」という文字が刻まれたチップだった。

熱斗 :「これはまさか・・・・!?」
炎山 :「ゼロ専用のシンクロチップ・・・・・・・・の試作品だそうだ。」

今の熱斗にとって最大の切り札とも言える代物だった。
早速、熱斗はそのシンクロチップをスロットインした。

熱斗 :「シンクロチップ、スロットイン!
     ゼロEXE.クロスフュージョン!!」

熱斗と炎山はそれぞれクロスフュージョンして現実世界と
電脳世界が同化したコスモタウンに突入するのであった。

               第8章【その6】に続く

[310] 第8章【その6】
アシュラ - 2007年03月14日 (水) 01時32分

炎山の予想通り、今のコスモタウンはディメンショナルエリアに
似た空間になっていた。熱斗とゼロのクロスフュージョンは
初めてにしてはなかなか強力な戦力であった。ゼロとブルースは
襲い掛かるウィルスやベルゼブル配下のヒールナビを疾風の如く
斬りつけていった。

熱斗 :「どこにいるんだ!?ロックマン・・・・そして今回の
     黒幕!!」
炎山 :「焦るな光、奴等の迎撃が待っているはずだ。」
ゼロ :「噂をすれば来たか・・・・10体だな。」
ブルー:「む?炎山様、あれは・・・・科学省が開発した、
     対ギルティロイド用ナビ『十戦牙』では・・・・?」
熱斗 :「十戦牙?」
炎山 :「ブルースの言ったとおり、科学省が開発した、
     対ギルティロイド用ナビだ。炎のブレイズマン、
     氷のフロストマン、風のフェアルス、木のリフィル、
     大地のアースマン、雷のデジタルマン、
     水のスプラン、鋼のゴーレマン、闇のデュークマン、
     光のシャイニングマンの10体だ。」
熱斗 :「オイオイ、番兵にしてはかなりのモンが
     出てきたな・・・・。」
ゼロ :「だがそんなことは考えることでもない。
     どんな敵であろうとも、薙ぎ倒すのみだ。」

ブルースとゼロに十戦牙は容赦なく襲い掛かる。デジタルマンは
自分の周りにデジタルカウンターというものを出現させた。
デジタルカウンターが「0」を表示したときは「0」を
描くように次々に落雷を発生させ、「1」が表示されたときは
独楽みたいなものを出現させて、その独楽の両側から
電撃レーザーを発射しながら回転させる「01スパーク」という
技を繰り出した。ゼロは01スパーク・1の独楽を
チェーンロッドで巻きつけて独楽をデジタルマンに投げ返した。
しかしフェアルスが吹かせている風で独楽はゼロの方へ
戻されてしまう。ゼロは手を変えてアイスチップ効果を
付加させたバスターショットで独楽そのものの動きを止めて、
反撃のアイスチャージショットでラッシュをかけた。
そこに今度はスプランが水障壁を作って防御し、それによって
できた氷の壁をアースマンの地震で砕き、フロストマンの攻撃へ
と返されてしまう。この「十戦牙」は互いの弱点を補い合い、
常に相手以上の力を発揮させるという恐ろしい存在であった。

炎山 :「一気に決めるぞ!シャインブレイカー!!」
熱斗 :「はあぁぁっ!裂光覇!!」

超高速で移動し、敵をレーザーの如く突きぬけるブルースの
神速の必殺・シャインブレイカー、バスターショットの銃口を
地面に密着させてチャージレーザーを発射し、地面から無数の
レーザーを噴射させるゼロの破砕の必殺・裂光覇の2つの技が
炸裂した。十戦牙は跡形なくデリートしたものの、新手が次々に
現れた。その新手とは今まで熱斗が戦ったネットナビの
軍団だった。

熱斗 :「くっ、こいつらも操られているのか!?」
炎山 :「いや・・・・この感覚、おそらくこいつらは
     ダークソウルだな。」
熱斗 :「なんでダークソウルがこんなにいるんだよ!?
     軽く500体いるだろコレ!!」
ブルー:「炎山様、きます!」
ゼロ :「・・・・・・!熱斗見ろ、十戦牙の奴等、闇の力で
     復活している・・・・!」
熱斗 :「あーもう、キリがねぇっ!!もういっちょ
     裂光覇!!」
炎山 :「ここは退くぞ、光!こっちに来い!」

十戦牙とダークソウル軍団に囲まれた熱斗たちだったが炎山の
指示で危機を脱し、近くの宇宙観測所へ逃げ込んだ。

熱斗 :「炎山、どうすんだ?ここに逃げて・・・・・・。」
炎山 :「分からないのか?ここで宇宙衛星『インフィニティ』
     と通信を図る。そして光、お前をインフィニティの
     電脳へ転送する!」
熱斗 :「え!?」
ブルー:「残念なことにオフィシャルセンターの全システムが
     ダウンしている。つまりオフィシャルではこの
     怪電波の発信源は特定不可能だ。」
ゼロ :「つまりはオレたちをインフィニティの電脳に
     転送させてインフィニティ内部から発信源を
     探す・・・・・・・。そういうことだろう?」
炎山 :「そういう事だ。ここはオレたちに任せろ。」
熱斗 :「ちょっと待て、あんだけの人数のダークソウルを
     1人で相手にすんのか!?」
炎山 :「オレのことはいい、それより後は頼んだぞ、光!」
熱斗 :「炎山――――――っ!!」

熱斗の声は炎山に届いたのかどうかわからない。ゼロは
インフィニティの電脳へ転送されていき、ブルースは
ダークソウル軍団にたった1人で向かっていくのであった・・・・・・。

[312] 第8章【その7】
アシュラ - 2007年04月16日 (月) 02時07分

ブルース(炎山)に熱斗の叫びが届いたかどうか分からぬまま、
ゼロはインフィニティの電脳に到着し、エリアの出口を
封鎖した。エリアの中央に計器類が色々置かれてあった。ゼロは
まずそれらを利用して怪電波の発信源の特定をすることが
第1である。

熱斗 :「・・・・・・・あった。これは・・・・・・浮遊要塞?」
ゼロ :「おそらくベルゼブルの本部だな?」

怪電波の発信源は太平洋上空に浮かぶ浮遊要塞・・・・・・。
ベルゼブルの本部と見て間違いない。早速、熱斗は
インフィニティの電脳の出口の座標を浮遊要塞に合わせた。
そして浮遊要塞のゲートの電脳へダイブした。

熱斗 :「ここは・・・・要塞の入り口か。ここはただの現実世界
     だからクロスフュージョンもここまでだな。」
ゼロ :「・・・・いくぞ。」

熱斗は要塞の奥へと進むが、トラップが仕掛けられていて
思うように歩き回れない。トラップの解除はゼロに任せること
となる。

ゼロ :「・・・・どうやらこのトラップ、このスイッチを
     踏んでいる間だけトラップは解除出来るようだ。
     熱斗が進む先にはプラグインできる場所はない。」
熱斗 :「このコンパネの電脳でトラップは全て管理されてる
     ようだな。ゼロがスイッチを見つけるまで俺はこの場
     に待機して、俺が進む間、ゼロはスイッチの上で
     待機ってところか・・・・。ゼロと同時進行で先に
     進めってことだな。」

熱斗とゼロは交互にそれぞれのノルマを達成させながら奥へ
進んでいく。しかし奇妙なことにこの要塞が本部だとしても
ベルゼルガの軍勢は1人も現れない。ゼロはそのことが気に
なっていた。熱斗は廊下に張り巡らされているトラップを
潜り抜けると、ベルゼブル団員達が集まるアリーナに
たどり着いた。そこは電脳と現実の混同世界となっており、
奥には誰かが待ち受けていた。

熱斗 :「おい・・・・嘘だろ・・・・・・?なんで・・・・なんでここに
     いるんだよ、メイル!」

目の前にいるのは確かにメイルだった。メイルは黙ったまま
PETを取り出し、ロールをリアライズ(具現化)させた。
そしてロールは熱斗に襲い掛かってきた。ゼロは自らリアライズ
してロールを迎撃する。

熱斗 :「なんのマネだよメイル!」
ゼロ :「こいつ等も操られているのか・・・・!?」

ロールはゼロの攻撃を受けると今度はメイルとクロスフュージョン
して熱斗とゼロに牙を向ける。熱斗とゼロもクロスフュージョン
して応戦する。相手がメイルという事もあって本気で戦えない
熱斗。しかしそんな熱斗の葛藤もお構いなしにロールはゼロを
追い詰めていく。ゼロ、というかは熱斗がどうしても気持ちの
一線を越えられずにいた。メイルを傷付けたくないという思いが
ゼロの体を束縛しているのである。

ゼロ :「何を迷っている、熱斗・・・・。このままでは・・・・・・!」
熱斗 :「分かってる、分かってるけど・・・・!」
ゼロ :「今は戦うときだ。でなければ大切なものを救うことも
     取り戻すことも出来なくなるぞ・・・・!」

熱斗の苦渋の選択に答えが出た。
「もう逃げない。メイルを、ロールを、ロックマンを、そして皆
を救うためにこの命が果てるまでゼロと共に戦い抜く―。」という―。
ロールはロールアローを乱射する。ゼロはゼットセイバーで
弾きながらロールに接近する。接近されるとロールは間合いを
取ろうとロールウィップを繰りだす。ゼロはそうはさせまいと
ロールの体にチェーンロッドを巻きつけ、ロールを投げ上げる。

熱&ゼ:「とどめだ、バスターショット・フルチャージ!!」

空中に投げ上げられて体勢を立て直せないロールに
バスターショットで追撃を加えた。ロールとメイルは
クロスフュージョンが解除され、メイルは気を失って倒れ、
ロールは半強制的にPETに戻された。

熱斗 :「メイル・・・・。」
ゼロ :「・・・・・・先、進むぞ。」
熱斗 :「あぁ・・・・。」

熱斗は黙って奥へ進んだ。その先にあるのは何かの研究施設
だった。熱斗はそのメインサーバーにゼロをプラグインさせ、
さらにゼロと熱斗はフルシンクロした。ここから先はただで
勝てるような相手はいそうにないからだ。ゼロは最奥部に
着いた。そこはさっきの研究施設を思わせるような場所で
いくつものカプセルが並んでいた。

熱斗 :「ロックマン!」

熱斗がその奥で見たのはカプセルの中で悶え苦しむロックマン
であった。そこにリリスが現れる。

リリス:「ようこそ、よくここまでこれたわね、光熱斗。」
ゼロ :「リリス・・・・・・!」
熱斗 :「ロックマンに何をしてるんだ、ロックマンを
     解放しろ!」
リリス:「そうね、ここまでこれたご褒美にその質問にお答え
     しましょう。ロックマンのその高い能力を活かして、
     私の洗脳能力を世界中に広げるアンテナの核に
     なってもらっていたの。今、私の闇の力がロックマン
     に染み渡ってその力を私の思うがままに操ることが
     出来る。」
熱斗 :「じゃあ、ロックマンは・・・・・・。」
リリス:「私に忠実な僕・・・・というか私、ロックマンが
     好きなの。だから」
ゼロ :「半ば強制的にロックマンをお前の恋人にしている
     訳か。」

ゼロは呆れながら言った。しかしリリスは至って本気である。

リリス:「ロックマンは渡さない。私からロックマンを奪う
     というなら・・・・ここで消えてもらうまで!」

ゼロとリリスの戦いが始まる―。

              第8章【その8】に続く

[319] 余談(No.7)久々にご挨拶
アシュラ - 2007年06月02日 (土) 02時44分

どうもご無沙汰しています、アシュラです。
最近、パソコンの調子がおかしかったり、受験という事もあって
なかなかパソコンのキーを叩く暇もありませんでした。
どうもすみません。

ところでこの小説、少しずつ修正を加えたりしてるので、掲載
したときと少し内容が違ってきています。暇があるなら最初から
読み返してみてください。あなたには違いが分かりますか?

[323]
シルク - 2007年07月09日 (月) 14時08分

違い・・・ですか。

最初から読み直してみますねっ

[325] 第8章【その8】
アシュラ - 2007年08月03日 (金) 01時35分

熱斗 :「いくぞリリス!ロックマンは返してもらうぞ!!」

ゼロはリリスに向かって斬り込む。しかしリリスはふわりと
宙に浮いて後退して回避した。リリスの背後にはリリスの影が
悪の鬼神のようなものに変化したものが取り付いていて、悪の
鬼神の方からは魔弾などで攻撃的な行動をとってくる。
その一方でリリス本体は相手のエネルギーを奪い取る
ダークチップ、ダークドレインや相手の心の闇を呼び覚ます
ダークネスチャームなどのサポートをしている。

ゼロ :「熱斗、どうする?」
熱斗 :「リリス本体を直接叩きたいけど、あの影が
     邪魔だな。影から速攻で潰そう。」
ゼロ :「了解した。シールドブーメラン!」

ゼロはシールドブーメランを旋回させて様子見しつつ、
影の方にだけを集中的に攻撃した。しかし、影は何度消しても
何度でも復活してくる。とそこに、ゼロは一枚のチップを
落とした。それは裕一郎が作った光のエレメントチップの
試作品だ。試作品ゆえに1度しか使えないが、現状打破の
鍵となるかもしれない。ゼロはバスターショットにチップを
セットした。バスターの銃口に光の弾が収束し、その光の弾は
上に放たれる。

リリス:「これは・・・・・・!?」

光の弾はリリスとゼロの真上から太陽の如く輝く。

リリス:「光の弾で頭上から照らすことで影の長さを
     制限したのか・・・・?」

リリスの背後の魔神は小さく縮んでいた。これで大幅攻撃力が
ダウンした。そこにゼロは追い討ちをかける。しかしゼロが
ゼットセイバーでリリスの腹を突こうとした瞬間、何者かが
リリスの前に割り込んできてゼットセイバーを弾いた。

???:「・・・・リリス様に仇なす者は・・・・殺す!!」
熱斗 :「お前・・・・・・ロックマン!?」

目の前に立っているのはさっきまでリリスの
洗脳電波送信アンテナの媒体に使われていたはずのロックマン
だった。但し、ロックマンは洗脳電波を浴びすぎて完全に闇に
染まっており、ダークロイド化していた。

ゼロ :「熱斗・・・・・・。」
熱斗 :「大丈夫、目の前にいるのはロックマン
     じゃないから・・・・。」

熱斗が強がっていることにゼロはすでに見抜いていたがゼロは
あえて熱斗に指摘しなかった。ゼロはダークソードで襲い掛かる
ダークロックマンをセイバーで迎撃した。ゼットセイバーVS
ダークソードではダークソードに分があったらしい。
ゼットセイバーは弾かれて地面に突き刺さる。ゼロは持ち前の
冷静さを保ちながら素手でダークロックマンの攻撃を
捌いていく。ゼロはゼットセイバーを地面から引き抜いて、
ロックマンの方を突いたが紙一重で避けられる。
そこにダークロックマンは捨て身覚悟でゼロの接近と
同時にダークボムを起爆した。

熱斗 :「うあああぁっ!」

フルシンクロしているゼロのダメージが熱斗に伝わってくる。
爆風で吹き飛ばされたゼロはリコイルロッドで地面を突き、
反動でダークロックマンへ急接近した。そしてその反動を
突進の推進力にしたトリプルロッドの一撃はダークロックマンの
腹を貫いた。

ダーク:「ガアァッ・・・・小賢しいっ!」

そんなダークロックマンの強気な台詞とは程遠い重傷、
いや致命傷をゼロは与えていた。それを見かねたリリスは
ダークロックマンを強制的に喚び戻した。

リリス:「あぁ・・・・愛しきロックマン・・・・
     さぁ、心まで抱きしめてあげましょう・・・・・・。」

そう言ってリリスはダークロックマンを抱きしめた・・・・
いや、よく見るとダークロックマンがリリスの身体にズブズブと
取り込まれていっている。

リリス:「うれしい・・・・もうすぐあなたは私と一つ・・・・。」
熱斗 :「させて・・・・たまるかあぁぁ!!」

ゼロはリリスに近づこうとするものの、闇の空間が外部からの
侵入者を阻む。そうしているうちにリリスは完全に
ダークロックマンを取り込んでしまった。するとリリスは背中に
生えた悪魔の片羽の反対側に天使の片羽が生えた。それに伴い、
リリスの羽織っている黒の和風ドレスの片側半分が白く変化し、
リリスの影である闇の魔神に光の天使が加わった。リリスの心に
善というものが現れた訳じゃない。ロックマンという
光のプログラムを取り込んで混沌・・・・カオスの幻魔・・・・
分かりやすくいえば創世神の化身と化したのだ。

熱斗 :「ゼロ・・・・、どうする・・・・?」
ゼロ :「手加減して勝てる相手ではないな。」
熱斗 :「手はないのか!?」
ゼロ :「・・・・・・。お前次第だな。」

ゼロはリリスへと捨て身の突進をした。リリスはゼロを
嘲笑うかのように無数の光の矢を放つ。ゼロは光の矢を致命傷を
避けながら受けつつもリリスへ特攻する。そしてゼロは
ゼットセイバーでリリスのドレスの胸の谷間辺りに着けている
アメシストの宝石を突き刺した。

ゼロ :「行け、熱斗。ロックマンを救って来い。」

ゼロは熱斗とのフルシンクロを無理やり解いて、アメシストの
宝石に突き刺したゼットセイバーを介して熱斗をリリスの体内に
送り込んだ。

ゼロ :「熱斗・・・・あとは・・・・頼んだぞ・・・・・・。」

熱斗 :「・・・・ここは・・・・?」

真っ暗な世界に熱斗は立っていた。何も見えない。
ここは何処だろう?そうだここは・・・・。

熱斗 :「リリスの・・・・世界・・・・か。」

熱斗の目の前に誰かの背中が見える。

熱斗 :「ロックマン!!」
???:「おいで・・・・ロックマン・・・・私とあなたは永遠に
     生きるの・・・・2人だけで。」

ロックマンの先にリリスが腕を広げて立っている。
まるでロックマンの居場所が自分しかないと示すかのように・・・・。
そしてロックマンはリリスの元に静かに歩み寄っていく。

熱斗 :「駄目だ、ロックマン!行っちゃ駄目だ!
     彩斗兄さん!!」

ロックマンの目は虚ろになっている。最早、ロックマンの耳には
リリスの声しか届いていない。熱斗はロックマンに向かって走り寄る。

熱斗 :「ロックマンの・・・・バッカヤロオォォォォー!!」バキィッ!

熱斗はロックマンの顔面を吹っ飛んで星になるくらい思いっきり殴った。

ロック:「・・・・斗・・・・・く・・・・。」
熱斗 :「ロックマン、俺たちの絆はそんな脆いもの
     だったのか!?楽しかったときも!辛かったときも!
     俺たちは共に戦い共に分かち合い、生きてきただろ!?
     俺の知ってるロックマンは生真面目で、説教ばっかで・・・・、
     でも責任感や正義感の強い、俺の最高の兄貴だ!!
     俺が苦しかったときロックマンは助けてくれた、
     俺だって!ロックマン、お前を助ける!
     共に闇と戦うんだ―!!」
ロック:「熱・・・・とく・・・・熱斗く・・・・ん・・・・熱斗くん!!」

熱斗とロックマンは握手する。そんな2人を光が包んでいく・・・・。
リリスは「おのれ!」といわんがばかりの形相になった。

ゼロ :「そろそろ・・・・限界・・・・だな・・・・。」

一方でゼロは力を使い果たしていた。リリスは無表情のまま
光の矢を撃ち続ける。そんなときであった。リリスが急に
苦しみだした。リリスのアメシストが光っている。
そしてリリスのアメシストから一筋の光が放たれた。
その光から1人の影が見える。

熱斗 :「ロックマン・・・・俺はずっとロックマンのオペレーター
     であり続ける。だから心配しなくていい。
     いつであっても、どんなときであっても俺は
     ロックマンと共にロックマンの闇と戦い続ける!
     この姿は俺の・・・・俺たちの答えだ!!」
リリス:「その姿は!?」
熱&ロ:「熱斗と彩斗・・・・俺たちの絆の力・・・・
     ロックマン・サイトスタイルだ!!」

伝説の力を再び手にした2人はリリスとの最終決戦に挑む―。

第8章【その9】に続く

[331] 第8章【その9】
アシュラ - 2007年10月08日 (月) 04時15分

ロックマンを取り返し、サイトスタイルを復活させた熱斗。
ゼロは息つきながら立っていた。

熱斗 :「ゼロ・・・・その・・・・ありがとな。」
ゼロ :「・・・・・・。・・・・あとは・・・・頼んだぞ・・・・。」

そういってゼロはプラグアウトした。さすがにゼロは
もう戦える力は残っていなかったのだ。ロックマンとリリスは
対峙する。

熱斗 :「さぁ、これまでの借り、一気に返させてもらうぞ!」

そう言ってロックマンはリリスへロックバスターを向けた。

リリス:「あまり調子に乗らないことね。
     一度は私の手足になっていたのだから!」

リリスは両手を挙げて闇のエネルギーを生み出し、
ブラックホールのように全てを吸い込み始めた。ロックマンも
やはり例外ではなく、リリスの生み出したブラックホールに
吸い込まれてしまう。

リリス:「他愛ないわねぇ・・・・。・・・・・・!?」

リリスの生み出したブラックホールが突然、吸引力を失い
次の瞬間、ブラックホールが爆破した。中にいたロックマンは
無事だったが姿が変だ。

熱斗 :「はぁっ・・・・はぁっ・・・・はぁっ・・・・!ロックマン・
     サイトスタイル+アーマーフュージョン・
     バーストアーマー・・・・。名付けて
     サイトフュージョン・バーストサイトアーマーだ・・・・!!」

ロックマンはサイトスタイルとバーストアーマーを
融合させるという荒業に出た。両手のナックルバスターの
銃口がライオンの顔に、足や頭の装甲もかなり頑丈なものに
変化している。

ロック:「力が・・・・みなぎる!!オーバードライブ!!
     ブレイジング・ブラスター!!」

ロックマンはサイトフュージョンの最大必殺技・オーバー
ドライブを発動させた。バーストサイトアーマーのオーバー
ドライブは両手のナックルバスターから全てを焼き尽くす
極太の熱光線、ブレイジング・ブラスターだ。

リリス:「くぅ・・・・・・っ!!」

リリスはなんとかギリギリのところでブレイジング・ブラスター
をブラックホールに吸い込むことが出来た。そしてリリスは
右手に闇を、左手に光を収束させ、それを合成させた混沌の
エネルギー弾にロックマンを閉じ込めた。技名・カオスケイジ・・・・。
さらにそこへリリスの魂のカケラを相手に埋め込む
パラサイト・ダークネスを発動、ロックマンはカオスケイジの
中で悶え始めた。

ロック:「ああああああ・・・・・・っ!!」
熱斗 :「くっ・・・・こんなとこで・・・・倒れる訳には・・・・
     いかねぇ・・・・ぜ!!」

光と闇という相反する力の合成によって生まれたカオスの力で
出来ているカオスケイジは並のパワーでは破壊不可能。
しかもパラサイト・ダークネスにより、ロックマンの精神は
ダークソウルではなく、リリス本人に乗っ取られつつある。
いくらバーストサイトアーマーのブレイジング・ブラスターでも
リリスの力で威力を半減されてしまい、カオスケイジを
破壊できるほどの威力は期待できないだろう。
このままではロックマンはカオスの力に呑まれて消滅するか、
リリスに乗っ取られるかのどちらかだ。そう思われたそのとき、
カオスケイジが割れて砕けた。そこに立っているのは真っ黒な
身体で禍々しいオーラを放っている
ロックマン・ソニックアーマー・・・・の強化型だった。

リリス:「さぁ・・・・ロックマン、我が手足として一生、
     私に仕えよ。」

ロックマンはリリスに近づいた。しかし次の瞬間、ロックマンは
思わぬ行動に出た。というのはロックマンはリリスに向けて
セイバーで斬りかかったのである。

リリス:「そんな・・・・こんなことが・・・・!?」
熱斗 :「・・・・賭けだった。ロックマンのダークソウルを
     サイトバッジ利用して制御し、闇の力と
     アーマーフュージョンを融合させる・・・・。
     言うならばダークフュージョンを発動させた
     ってわけさ。」
リリス:「さしずめロックマン・・・・ソニックダークアーマー
     ってところね・・・・。」

光の力・サイトフュージョンだけでなく闇の力・
ダークフュージョンをも手に入れたロックマンにもはや
リリスは太刀打ちできないだろう。

熱斗 :「さぁ・・・・これで終幕だ。」
ロック:「リリス、お前という世界をここで・・・・終わりにする!」
熱&ロ:「オーバードライブ!プリズン・ハリケーン!!」

ソニックダークアーマーのオーバードライブは敵を竜巻に
閉じ込め、竜巻内部のもの全てを切り刻むプリズン・ハリケーンだ。
さらにロックマンはエックスアーマーとサイトスタイルの融合体・
エックスサイトアーマーにサイトフュージョンして最大威力で

熱&ロ:「オーバードライブ!インフィニティ・フォース!!」

ロックマンを中心に十字に地面が裂け、そこから大爆発を
起こすオーバードライブでリリスを吹き飛ばした。

リリス:「くぅっ・・・・・・!もう・・・・終わりだというの・・・・?
     愛しいロックマン・・・・うっ・・・・ああぁぁああぁあぁぁぁ!!」

ロックマンを苦しめたリリスは消滅した。浮遊要塞も無事に
オラン島近海に不時着し、熱斗は気を失ったメイルを抱えて
脱出。世界各国では洗脳電波の発生が止まったことで事態は
収束、事件は幕を下ろした・・・・。しかし熱斗の表情は
とても険しいものだった。

熱斗 :「まさか・・・・リリスとロックマンが・・・・『神』を
     復活させる鍵だったなんて・・・・!!」

果たしてその言葉の真意は・・・・!?

           第9章に続く

[335] 第9章 最終決戦 【その1】
アシュラ - 2008年03月28日 (金) 03時16分

ゼロがいた世界では・・・・。

オペレ:「シエルさん!ネオ・アルカディア本部から超強大な
     エネルギー反応が発見されました!」
シエル:「なんですって・・・・?」

それはロックマンがリリスを倒した直後の出来事だった。
リリスは消滅し、光と闇のエネルギーに分解されて
何処かへ消えていった。

熱斗 :「ふぅ・・・・ようやく一段落だな。」
ロック:「・・・・そうだね。」
熱斗 :「疲れたな、さっさとプラグアウトするか!・・・・っ!
     やべぇ・・・・この要塞もうもたない、墜落する!」

熱斗たちを乗せた要塞は墜落したが、幸いなことに墜落したのは
誰もいないオラン島沿岸だったので被害はゼロだ。
熱斗はメイルを背負って要塞を脱出した。しかし、熱斗達は
驚愕の事実を目の当たりにする。

熱斗 :「な・・・・何だこれ・・・・ディメンショナルエリア・・・・?」
ロック:「違う・・・・これは・・・・!?」

どうも辺りの様子が変だ。ディメンショナルエリアに似た
電脳空間・・・・。しかし何か禍々しさが漂う。少なくとも熱斗が
ベルゼブルの要塞へ侵入するまではこんな異常は見られなかった。
とはいうものの、さっきまでは別の・・・・ネットナビの暴走と
いう非常事態があったので、それと関連するものかと熱斗は
想像していた。そこに熱斗のPETが鳴り響く。
・・・・炎山からの電話だ。

熱斗 :「炎山・・・・無事か!?」
炎山 :「そんなことはどうでもいい、それより今の状況は
     最悪のものだと言っていい。・・・・画像を送信する。」

送られた画像はアメロッパの街並みだった。その街並みの空も
謎の電脳空間が広がっていた。・・・・それよりも熱斗が驚愕したのは
その画像に写る巨大なモノだった。謎の電脳空間に浮かぶ
巨神像・・・・それはかつて電脳世界の秩序を守っていたとされ
エンド・オブ・ザ・ワールドに眠っていた電脳の神、
「サイバーロード」であった。

炎山 :「先ほど、強大な光と闇の2つのエネルギーが
     エンド・オブ・ザ・ワールドへと消えていった。
     その数分後、アメロッパ他、全世界が現実世界と
     電脳世界の融合空間に包まれて、さらには6体の
     サイバーロードが世界各地の上空に出現したのだ。」

それを聞いた熱斗は青ざめていく。ロックマンも熱斗と
同じだったらしい。エンド・オブ・ザ・ワールドに消えた
2つのエネルギー、それはさっきデリートしたリリスの
残骸データではないのか?そしてそのエネルギーによって「神」が
完全復活してしまったのではないか?
2人はそういう想像にたどり着いた。

熱斗 :「まさか・・・・リリスとロックマンが・・・・『神』を
     復活させる鍵だったなんて・・・・!!」

あの時、リリスの残骸である光と闇のエネルギーが飛んでいった先は
エンド・オブ・ザ・ワールドだったのだ。そもそもその光の
エネルギーはリリスがロックマンを取り込んだことで
得たものだった。ある話では光と闇のような相反する
エネルギーが1つに融合することで得られる力は凄まじい
といわれている。『神』を覚醒させるにはもってこいであった。
つまりは『神』を覚醒させたのはリリスの闇とロックマンの光
だったということである。それにしても、現実世界と電脳世界が
融合してしまうとはやはりこれも『神』の影響だろうか?

炎山 :「ひとまず合流するぞ。才葉シティ・セントラルタウンで
     落ち合おう。そこに『神』とは別の強大な
     エネルギー反応がある。」
熱斗 :「わかった・・・・!」

熱斗はボートを見つけ、それに乗って海へ出た。
熱斗はとてつもない嫌な予感がした。それからどれくらいの
時間がたったのか分からないが、とりあえず港に着いた。
そしてメトロを乗り継いでセントラルタウンに向かった。

熱斗 :「なんだ・・・・これ!?」
ロック:「街全体が・・・・・・。」

熱斗が目の当たりにしたのは外壁、道路、木々全てが
灰色一色に変貌し、ゴーストタウンとなったセントラルタウンの惨状だった。
そこに炎山も現れる。

炎山 :「来たか、光。この惨状を引き起こした元凶が・・・・
     ここにいるはずなんだが。」

熱斗、炎山、ロックマン、ブルース、そしてゼロの緊張は
高まる一方だ。そんなとき、どことなく聞きなれた声が
聞こえた。

???:「我が息子たちを倒したか・・・・それは褒むべきかな、
     光熱斗よ!」
熱斗 :「ベルゼルガ!!」

その声、まさしくベルゼルガのものだった。

ベルゼ:「さて、我等のプロジェクトは最終段階に入った。
     我等の理想を理解できぬ貴様達にはここで退場を
     願いたいのだが。」
熱斗 :「ふざけるな!このまま黙ってやられるわけには
     いかないんだよ!邪魔するなら力ずくで
     どいてもらうぜ!」
ベルゼ:「私を見くびってもらっては困るのだがね。
     ひとつ、話をしよう。私と6大ギルティロイドは
     それぞれ7つの大罪をテーマにして生み出された。
     しかし、私もその7つの大罪の1つ、『憤怒』を
     テーマにしていながら他の6大ギルティロイドとは
     区別された。それはなぜか?それは他の6大ギルティロイドが
     同時期に生み出されたのに対し、私だけがそれよりも
     前に生み出されたからだ。我等の生み親・ドクターワイリーは
     究極の電脳戦闘兵器としてかのネビュラグレイのデータを
     用いて私を生み出したらしい。その後、戦局に合わせた
     私の劣化コピーとして6大ギルティロイドを生み出したという。
     つまり、私は6大ギルティロイドの親に当たり、そして
     私こそがギルティロイドの王に位置するからだ。
     そして6大ギルティロイドは私の劣化コピーで
     あるがゆえに・・・・・・。」

そこまで話すとベルゼルガは闇のエネルギーを6つ生み出した。
その闇のエネルギーは形を変えてやがて、6大ギルティロイドの
姿に変化した。

ベルゼ:「・・・・・・何度でも私の手で蘇生させることが
     できる!!」

ベルゼルガにより蘇った6大ギルティロイド!!
熱斗たちはどう戦う!?

          第9章【その2】に続く



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