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2011年11月11日 (金) 08時04分
これでいい野田
「鎮守の森」ha日本の平均的な森林より三倍以上も二酸化炭素(CO2)を蓄積

東京都内各地の神社にある「鎮守の森」が日本の平均的な森林より三倍以上も二酸化炭素(CO2)を蓄積していることが、国学院大の学生らの調査で分かった。

 鎮守の森は古来受け継がれたところが多く、スギなどの植林が進んだ一般的な森林に比べ、シイやクスノキなど二酸化炭素の吸収量が大きい広葉樹が多い。同大経済学部の大崎正治教授は「手入れが行き届いて、日光がよくあたることも吸収量が多い一因」と分析している。

 調査は平成十二年から大崎教授のゼミ生を中心に実施。東京二十三区の神社七百九十七社中、五十九社の調査結果が昨年末、まとまった。

 一平方メートル当たりの炭素蓄積量は日本の森林が〇・〇〇四九トンなのに対し、神社は〇・〇一六二トンと三・三倍にのぼった。同面積における樹木の体積(材積量)も二・八倍と神社の方が大きかった。

 調査・分析にかかわった神社本庁教学課の葦津敬之課長は「日本人は古来、自然の中に神をみていた。二酸化炭素の排出削減は技術的な側面が強調されるが、精神的基盤としても森を守ることは大切」と話している。

平成十七年二月十八日 産經新聞

CO2吸収蓄積量 鎮守の森は3倍 都内で調査




2012年07月19日 (木) 23時13分




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