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2011年10月23日 (日) 00時44分
一求道者
「法脈・血脈一体」についての、私の感想(7)

拝復、合掌、ありがとうございます。

「未生」殿は、現役のお仕事をされている方と拝察もうしあげます。大変お忙しい中でのいつもの通りの素早い御返信に感謝申し上げます。私は、元来に於いて議論を戦わすということには不向きな人間であり、そのような事を好まないのですが、御貴殿が記事NO.45で、教規第十条によって雅春先生の血統以外の人が次期総裁候補として選ばれる可能性が大との御判断から「法燈継承」について真剣に考えましょう、とのご提案からスタートしておりますので、私も一日も早き「本流復活」を望む者の立場からこの様な議論を御貴殿と戦わす破目になってしまいました。折角、ここまで議論が進展してきておりますから、続けて御貴殿のご意見に対する返信を差し上げます。


 さて、今回の御貴殿のご返信の内容を拝読いたしまして、御貴殿と私との立場、考え方の違いが浮き彫りにされてきたと思います。



(1)情熱の差

 私は、三代目の雅宣総裁先生の説く「今の教え」は<非・生長の家 雅宣教>であるから、一日も早く、開祖である谷口雅春先生の『御教え』に戻さなければならない、雅春先生の『御教え』は人類の至宝であるばかりでなく、わが家の至宝でもあるからで、未来永劫にこの真理は伝え残さなければと、強烈な思いと危機感に駆られ微力ながら努力をいたしております。

 一方、御貴殿にはこの「なんとしてでも!」という情熱が感じられないのです。今回のご返信の中で<少々冷めているせいか>とご自分の心境?を表現されています。御貴殿にとっては、雅宣総裁先生の説く「今の教え」は<教えられる所が特段ない>ために、「今の教え」には関心なく、かと言って、本来の『御教え』になんとしてでも戻していきたいとの情熱もなく、このままでは雅春先生の「血脈法脈一体」が喪失されるので<今こそ、雅春先生の示された「血脈法脈一体」の法燈継承の方法論を、真剣に考えようではありませんか。>と考えることを提唱されているだけです。故に、御貴殿は雅宣総裁先生と同じく学者・評論家の類の方であると思わざるを得ません。

 「法燈継承」の「方法論」を考える時には、本来の『御教え』と「今の教え」との違いや、生長の家立教の精神は避けて通る事は出来ないのです。つまり、「法燈」の内容が大切です。然るに御貴殿は、それは教義論争であって、法燈継承の「方法論」には関係なしとされています。御貴殿の考える「法燈」とは、譬えていえば、“御神燈”という文字の書かれた祭りの提灯と同じく、「法燈」という文字の書いてある提灯を次期総裁に渡す事、「法燈の内容」(提灯の中味)は考慮外であると解釈せざるをえません。だから、前二回にわたってお尋ねした「法燈」の定義には御貴殿は答える意思がないと思います。これは、非常に大切な事でありますので再再度ここに書かせていただきます。

私は、「生長の家大神・住吉大神=開祖・谷口雅春先生=神示である『御教え』」この不可分にして一体なるものが、所謂「法燈」であると理解させていただいております。再々度お尋ね致しますが、御貴殿の『法燈』という言葉の内容についてお聞かせ下さい。



(2)形式主義と実質主義(実効主義)

御貴殿は「形式主義」であるように感じます。なぜならば、「教規」に書いてあるかどうか、生長の家教団が、「法燈が中断されている」と公表しているかどうか、と常に強調されています。まるで、官僚思考の類です。これでは非常時における問題は解決されません。次期総裁予定者としての「副総裁」選定に当たっては、開祖である谷口雅春先生の本来の『御教え』を信奉するひとではなく、<非・生長の家 雅宣教>の「今の教え」に忠実な人が指名されることは分かりきった事です。このような時に御貴殿の主張される如き<如何にせば法燈継承を「筋」(論理)だてて、行うことができるのかの「方法論」>をいくら議論して決定しても、雅宣総裁先生がその結論を受け入れるかどうかの保障などどこにもありません。受け容れて頂くには、「今の教え」を「法燈」の中身としたものでなければならないのです。だから形式主義ではなく、実質主義(実効主義)でもって対策を考え実行しなければならないのです。

それから、ひとつ気が付いたのですが、御貴殿は私に、<教団外のものが、外から、教団の運営に口出しするのは越権行為>と書かれています。されど、記事NO.49に於いて御貴殿は< 小生は、教団内部の人間ではありません。むしろ学ぶ会に参加させていただいている一会員にすぎません。>と、ご自分で申されています。しからば、今回の御貴殿の<如何にして筋の通った「法燈継承」をするのかの「方法論」を明らかにする>行為は、教団外の御貴殿の明らかなる越権行為であり、為すべき事ではないと言わなければなりません。これは明らかに御貴殿の論理の言行不一致で、雅宣総裁先生と同じ穴の狢ではないのですか?



(3) 「未生」殿の実現可能な「血脈法脈一体」の法燈継承法とその実現法の提示

御貴殿は、< 『實相世界の久遠終始一貫の常住性が生長の家には現象界に歪みなく影を映すやうになつてゐるから、法脈は血脈と共に一貫して伝へられることになつてゐる』>ことを強調されますが、注意すべきこと(御貴殿の見落としている事)は、御貴殿が記事NO.45で引用された雅春先生のS.37・12・1の御文章を見れば、条件付の文章である事がわかります。すなわち、<實相の完全な姿が現実世界にうつれば、教祖の教へが歪みなく教祖の血統につたはり、血脈法脈一体となり>となっており、<映れば>の話であって、<映らない>場合もある、そのときには<一系の血統に法燈がつがれないのは、一系の血統に生まれた者の迷ひ深くして、法燈をつぐ資格がなかつたからであつて、決してそれは称めるべき出来事でも、真似るべき出来事でもない。>と仰っていることを見落としてはなりません。

雅春先生は、“常に”・“必ず”・“何時も例外なく”<實相世界の久遠終始一貫の常住性が生長の家には現象界に歪みなく影を映すやうになつてゐる>とは書かれていないのです。三代目の雅宣総裁先生は、<一系の血統に生まれた者の迷ひ深くして、法燈をつぐ資格がなかつた>人であり、だから現教団は<非・生長の家 雅宣教>に堕し、教勢低下が著しいのです。さらに驚くべき事には、雅宣総裁先生が意識的に開祖である谷口雅春先生御創始の生長の家教団の地上からの抹殺を目論んでいることです。



(4)このような非常時にある時ですから、呑気に学者然として悠長に<如何にせば、法燈継承を「筋」(論理)だてて、行うことができるのかの「方法論」>を検討しているときではないのです。
御貴殿のいう「筋道立った法燈継承法」の中身とはどういうものなのか、まず御貴殿自ら公表すべきと考えます。しかし、それは基本的には「今の教え」の継承を内容としたものでないと雅宣総裁先生は絶対に享けいれられないと思います。御貴殿は、その「血脈法脈一致の法燈継承具体案」と共に現教団に受け入れてもらえるための「具体的方法論(実現手段)」をも併せて提示していただけませんか?この掲示板の閲覧者の方々は、もうこの辺りで学者や評論家の議論を止めて、いかにして、現教団に開祖先生の『御教え』を全面復活させるかの「未生」殿の「血脈法脈一致の法燈継承具体案」とその案を如何にして実現させるかの方法と実現可能性の見通しについて公表されることを大勢待ち望んでいると思います。机上の空論に終るような学者・評論家の類の案は許されません。よろしくお願いもうしあげます。再合掌



2012年07月19日 (木) 22時29分




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