単純に温暖化や、炭素や、そんなことばかりではない。
そのような目前の事ばかりに終始しているうちは唯物思想としか言いようがないのである。
「環境問題」とは我らの心が「神意」を離れた事への「象徴」であり、吾らが心のありようがすなわち「環境」なのである。
谷口雅春先生が「環境問題」の原因を説く
谷口雅春先生御文章
近頃、日本の国では人間界だけではなく、≪天候があまりにも痛ましいほどの暴力を揮うのである。≫古の為政者はこのような時、自分たちの政治のあり方に、天意に背く間違ったやり方を行っている点があるのを御気付けして下さるのではなかろうかと反省して、行政の姿勢を正したものである。
今は民主主義の時代であって、何事も人民主宰の世界であるから、為政者にして、「罪あらば我をとがめよ天つ神、民はわが身の生みし子なれば」とお詠みになった歴代天皇の大御心を自分の政治の上に復唱する者は、既に為政者の中心にないのである。
現下の日本に必要なものは、何よりも為政者の心の姿勢を反省することである。今こそ私は「教育勅語」の復活を中曽根総理大臣に宣言して頂いて、為政者自身の心を浄めることことを「第一の事」として、先ず何事も第一の事を第一に為し、国民総じて実践する道を行く扉を開かれんことを希望するのである。
今、日本の為政者が教育勅語の実践的復活をみづから提唱し、みづからが率先して実践せられるならば、想像もつかない教育界の大いなる浄化作用が滔々として起ることを期待して、その実現を私は待ち祈るのである。