合掌、ありがとうございます。
雅宣総裁が「私は左翼思想者であります!」と明言したことはないと思います。殆んどのいわゆる左翼と言われる人達も同じだと思います。だから、ここで考えなければならない事は、先ず第一には、左翼思想とは何か? ということであり、次に雅宣総裁の発言、行動であります。
(1) 私は、別に学者ではありませんが左翼思想とは、大略次のような内容のことをいうと思っています。
① 共産革命を実行する革命の闘士を作るという<倫理綱領>を持つ日教組による戦後教育をうけて、天皇を戴く過去の日本を「悪」だという反日思想を持ち、旧ソ連や現代の共産中国のような国家の方が日本よりも優れた国家だという考え方のことである。
② 日教組による戦後教育の中心は、東京裁判史観(日本は悪、連合国は善)・侵略戦争観(大東亜戦争は日本が起こした侵略戦争)・戦争贖罪意識(大東亜戦争で日本は取り返しのつかぬ大きな罪を犯し、懺悔と保障をしなければならない)、にあった。この考え方を一口でいえば、「自逆史観」を持って共産国家のマイナス面には敢えて目をつぶり、反戦平和の思想を強調する考え方のことである。
③ 「愛国心」は、結局のところ最後は戦争に繋がっていくから、という理由を付け、「愛国心」教育に反対する反戦思想。
④天皇制を独裁専制主義として天皇制を否定的に考える。そして、天皇制の存続は国民の多数決で決めれば良いとする考え方である。
⑤ 国家意識がある限り戦争はなくならない。国家意識や民族意識を無くして、人類平等の立場から世界国家(地球国家)を作り、世界市民意識をもつことを強調して止まない考え方のことである。
⑥ 日本の良き伝統である質実剛健を旨とする「日本精神」を否定し、“国家のために国民は何を為すべきか”と云う事よりも、“国家の存立よりも国民の生存権利(国家は国民のために何をしてくれるか)”の方を過大に重要視し過ぎる考え方のことである。
以上を簡単にまとめると、「自虐史観をもって祖国日本を貶める考え方」を持つ「反日的日本人」のことを「左翼思想者」といっていいと思います。
(2)以上のような事柄を「左翼思想」と定義いたしますと。雅宣総裁はこの部類に属する「反日的日本人」である事は間違いありません。雅宣総裁の深層意識には、日本破壊願望が潜んでいる事は確かだと私は確信しております。状況証拠となるものをつぎに挙げてみましょう。
① 雅宣総裁は以前、「古い記録」と題する「小閑雑感」の文中で、自分は中学生の頃は結構“右翼少年”だったと書いていたのを読んだ記憶があります。そして、高校生になって次第に“左傾化”して行ったのではないでしょうか。当事、生学連で活動をしていた方の話によるとデモ活動などには積極的に参加せず部屋で昼寝をしていたと証言している人もあり、事実かどうかは判りませんが左翼陣営でゲバ棒を握ってデモをやっていたという人も在りますが確証はありません。
② 雅宣総裁は自分の子供を育てるときに、<「生長の家」には近づくな!>といっていたのは間違いなさそうであり、雅宣総裁の子供さんを練成会に誘ったら大変叱られたという人の話も聞いています。いづれにしても、その時の写真と云った客観的証拠はありませんが、火のない所に煙はたたず、と言うが如く、複数の証言が纏まってくるとやはり雅宣総裁は副総裁就任以前から左傾的思想の持ち主だったと考えて間違いありません。
③ 雅宣総裁の左傾的思想は副総裁就任後に於いて、数多くの客観的事実として現われてきました。すなわち、「機関誌」・「普及誌」・「小閑雑感」その他の記事で、
* 大東亜戦争を日本の起こした侵略戦争と明言。
* 国を愛する心は素晴らしいが、その行き着く先は、人殺しである。(純子白鳩会総裁)
* 日本の皇室は、女性の犠牲の歴史の上に成り立っている。(純子白鳩会総裁)
* 天皇制の存続は、国民の総意で決めれば良い。
といったことが明確に書かれております。
④ 雅宣総裁は、ご存知の通り、開祖・谷口雅春先生の御著書の中から、「国家論」・「憲法論」・「日本神話の解釈」に関するものを、<内容が愛国心の涵養を説いているから好ましくない>、との理由で信徒は読む必要はないとして絶版処置を決定実施しております。
⑤ 雅宣総裁が決定した「日本教文社の新出版方針」に於いても、世間から見て<国家主義・民族主義・国粋主義>との誤解を与える書籍は出版しないと明記しました。
(3)雅宣総裁は、「民主党」支持を言明しております。政権交代の時には非常な喜びようでした。民主党の議員は元・全学連や全共闘出身の共産主義思想者が多く、反日的政策(外国人参政権付与法案・人権侵害防止法案・夫婦別姓法案等々)を重要政策と位置付けております。一方において、拉致問題・韓国の竹島占領・中国の尖閣進出・ロシアの北方領土占領継続問題の解決には大変消極的であります。靖国神社には全員不参拝で国立追悼施設推進、民主主義とは期間限定の独裁主義、自衛隊は暴力装置・・・そして何よりも民主党の基本体質は、その党旗に表わされていて、共産中国による日本2分割統治と天皇制の廃棄の意思そのままが現わされています。雅宣総裁はこの様な民主党の体質と思考回路は非常によく似ているのです。だから、某教区の講習会で、民主党への投票を促すサブリミナル暗示を堂々と強行し、この暗示画面を見たと云う複数の参加者の証言もあるのです。
以上の中で、③、④、⑤、および(3)の中のサブリミナル暗示の実施は雅宣総裁が左翼思想者であるとする明確な証拠と考えられます。<証拠なく「左翼」というのは誹謗中傷だと思います。>とは云えないのです。公安調査庁の評価も、開祖・谷口雅春先生時代とは一転して、今の生長の家は「左傾化」していると判断されているとの話さえ聞きました。この様な人が総裁では信徒の私たちは困るのです。生長の家の愛国思想は、世間的にいわれている「右翼」ではありません。開祖・谷口雅春先生のお悟りになられた實相世界から生来して来ている「中道實相」の愛国思想であります。雅宣総裁が本当の真理に開眼してこの「左翼思想」を捨て、心底から「中道實相」の愛国心に目覚め燃え上がることは、彼の今生ではありえません。一日も早き引退を望みます。再合掌