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[8603] 見分け得無かった分岐点
投稿者:naka
投稿日:2012年12月18日 (火) 10時11分
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衆議院選挙に思うこと。 人々の、政治と云うものに対するものの考え方、人間の心状が今回ほど鮮明に出たことも稀なことだ。 雪崩れを打つような日本人の傾斜的傾向心は、ややもすれば間違いを起こしやすい方向性を産み出す。 ○○チルドレン、××チルドレン、太陽の黒点に引き込まれたチャイルドたちに異状への反省はあるのだろうか? 太陽の黒点には強力な引力があるそうだ。ブラックホールだ。太陽の黒点は消えることは無い。 肉眼で見えない黒点は見えないうちに色んな悪さをする。 それを自ら反省している姿を正常の人間が見たことは無い。黒点自身の悪さ部分の真相を明らかにしようとしないからだ。 滋賀県知事が「滋賀の国土」を守りたい一心のために原発廃止(卒原発)を訴えて新党を立ち上げた。 これさいわいと「生活が第一」がチルドレンを引き連れて相乗りしてきた。 そして「日本未来の党」なる党として選挙に名乗りを上げて戦った。世間の目が黒点を見たくもない時、未来に希望を? そして惨敗。やむを得まい、負けて当然かもしれない。 地域政党「大阪維新の会」が、解党した太陽の党(旧たちあがれ日本)と合流して「日本維新の会」となった。 そして衆議院選挙に臨んだ。本来なら100名は獲得できただろう国会議員は54名の当選だった。 自民党が濡れ手に泡をいっぱいくっつけて大勝したのは多党分裂と民主党の崩壊から生まれた大勝利だ。 「維新と未来」日を追うごとに違う方向に向いていくこの二つの党会派にnakaは思いもよらない展開に驚き失望した。 原発廃炉方向に力強いトーンで豪語していた大阪維新の橋下市長がある日から急に原発廃止に何も言わなくなった。 都知事の石原氏と親密状態になりだした時点からである。気まぐれ転換としか思えないことだ。 「維新」と「未来」それぞれが内部に相容れない火種を抱えている。 「生活が第一」と「未来」、「大阪維新の会」と「太陽の党」は合流してはいけなかったのだ。 結果論だが「嘉田未来」と「大阪維新」とが合流して、もしこの選挙戦に臨んだならば、 100名以上〜150名の当選者が出ていたことは確実で空論ではないところだ。 道路の分岐点に立って右へ行くか左へ行くか「見分け」がしっかりできる政治家でないと日本の将来は無い。 「維新と未来」の選挙結果への懺悔は続くだろう。 「燈台下暗し」のように自分の足下が見えていないようではもはや支持する国民はいなくなる。 「大阪維新と滋賀未来」、コレステロールを削って、再編やり直したら如何でしょう。 維新と未来、これからでも遅くない。再編をやり直すとすれば、支持が増えることは間違いない。 負けた時が終わりじゃない、勝つための始まりなのだ。あきらめた時こそが真の終わりの始まりです。
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