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[9187] 嗚呼5時46分 投稿者:naka 投稿日:2015年01月17日 (土) 05時46分
 
 忘れられないあの日、平成7年1月17日午前5時46分
「ミシミシ!ゆさゆさ!」鉄筋コンクリート構造の集合住宅が
不気味な異様な建物のきしむ音、これ以上揺れないで!と願っている間の長かったこと。
地震が止まった時、「これは何処かですごい被害が出ているはず」と直感した。
あんのじょう、阪神・淡路に大被害、6434人の命が帰らぬ人となった。
その日、仕事場から救済に向かった。トラックに乗って目的地に向かったものの、阪神野田駅の周辺あたりで大停滞。
トラックが動かない。焦る気持ちを抑えるのにどうしようもない苛立ちに気が変になりそうだった。
大阪羽曳野市から西宮に向かったのだが4時間かかって到着して、
眺めた街並みの無残さ、本当に何から手を付けていいいのか。

「逢いたくて悲しくてこの空の下」 阪神淡路大震災、あれからすでに20年。
nakaにはあの日から途絶えた音信の友がいます。名前は西田勝利さん。
東灘区に住んでいた。震災の直後彼の住んでいた地を訪ねたが、逢えなかった。
「芦屋の精道小学校に避難した」と聞き小学校を訪ねたが会えなかった。
きゃしゃでぎょろ目の風貌、彼は今はどうしているのだろうか、生きているのだろうか、会いたい。

 また次の日に、自宅からおにぎりを持ち吟友の古賀早百合さんを訪ねた。
かろうじて倒壊を免れたご自宅でライフラインの断たれたお家だが元気に生き延びてくれていた。
助かった吟友が一人確認できてほっとしたあの時、あの頃、20年前の阪神淡路大震災。
復興住宅居住者の高齢化、あの日から苦難と後悔の日々、孤独死が年ごとに増えていく。
失望の中に生かされた命で、失った家族への追悼行事に出席している人がいる。




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