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[94] 政府高官との交渉、心配する黒服さん
NANASI - 2007年11月28日 (水) 23時20分

・ラピュタ探索の許可をもらうため、政府のお偉いさんとの交渉をする大佐の話です。
・スレの240−246あたりの話がベース、両手緊縛&強制(?)フェラあり。
・大佐は、身体を使った交渉は初めて…という設定です。


[95]
NANASI - 2007年11月28日 (水) 23時21分


「許可を出すからには確実に計画を遂行して貰わなくては困るんだよ、
 目的が目的なだけに、許可を出す私にもリスクが大きいものでね。
 君にそこまでの意思があれば良いのだかね」
豪華な執務室の椅子の上で、政府の高官である中年の男は
机の向こう側に立つ特務機関の大佐との密談を続けていた。
部屋の中には彼等二人しかおらず、
高官の秘書も 特務大佐・ムスカの部下も部屋の外に控えさせている。
「もちろん、ご心配無く」
「口先だけでは困るな。しかしここで君の意思を行動で見せてくれれば、
今すぐにでもラピュタ探索を正式に認める書類を軍に送っても良いと思っている。
どうかね?」
高官のねっとりと絡みつくような目付きに、ムスカは相手が何を求めているのかを悟った。
だが、そんなにおぞましい事が有り得るのだろうか?
「仰る意味が分かりかねますが」
「そんな筈は無かろう。どうかねムスカ君、ここで君の意思を見せてくれるか、
 それともこの件は無かった事にして**(確認後掲載)で帰るかね?」
もはや選択の余地は無かった。この高官は、自分の要求を呑むか
さもなくばラピュタ探索計画は破棄し、今後も省みられる事はないと言っているのだ。
これでもムスカは、軍でも前例の無い若年齢で大佐という地位に就き
多くの権限を手にしてはいた。それでも最終的には更なる権力者からの圧力には屈せざるを得

ない現実を今、思い知らされている。
ここで高官の言葉に頷けば、ラピュタへの道が開ける。
しかしそれと同時にこれまで守り続けてきた自尊心はボロボロに壊されるのだ。
「どうする、ムスカ君?」
――必ずラピュタに辿り着いてみせる――そのためなら。
ムスカは、相手に促されるままに高官の座る椅子の傍へと進み出た。


「私もそう暇ではないんだ、無理ならすぐに辞めて結構だよ」
高官が自分の向かっている机の下に向かって声をかける。
その場所――高官の両足の間には、若くして特務の大佐にまで成り上がった男が膝を付いて
床にじっと視線を落としていたが、高官の言葉に顔を上げると
後ろに縛られて自由の利かない両手の替わりに、
高官のズボンの合わせに沿って首を傾けるとその布端をしっかりと咥え釦穴を広げる。
しかし布と一緒に釦自体も引っ張られ上手く外れない。
今度は首の向きを変え、鼻と上唇を合わせ目の奥に差し込む形で布を咥えると
舌で釦を押さえ込み ようやく一つを外す事に成功した。
布越しとはいえ、顔に当たる感触に堪らない嫌悪感を感じつつも
二つ目の釦を外すための「作業」に取り掛かる。

(ラピュタだか何だか知らないが、随分入れ込んでいることだ)
この特務大佐が、人一倍プライドも高く神経質な性質である事は
これまでのやり取りで十分すぎるほど伝わってきた。
それが今、どうやら本人にとって重大らしい目的のためとはいえ 男の局部に顔を摺り寄せて

いるのだ。
さぞや屈辱的だろう、と その顔を見下ろしていると、
眼鏡の隙間からこちらを覗く瞳と目が合った。
これまで色の付いたレンズ越しでは気が付かなかったが、見事な金色の瞳だ。
それが、このような行為の最中だというのに 強い意志を持って見据えてきている。
どれだけ気丈な男なのか。感心すると同時に、それを崩してやればどれだけ愉快なことか。
見れば困難であったろう釦は全て外されており、その続きへ入る前に
一瞬こちらに目をやった瞬間を捉えてしまったらしい。
「続きはどうしたね?」
そしてこの先の行為には邪魔になるであろう眼鏡を外してやると、それを机の上に置き
改めて相手の顔を眺める。
意外にも幼い顔だ、と思った。元々30そこそこ、随分と若い大佐だと思ったものだが
この状態では尚更だ。
こんな幼い顔をして、男の股間に顔を這わせている相手が あの小生意気な特務の若造なのだ

と思うと不思議な興奮を覚える。
そしてその興奮は、足元の相手にもそのまま伝わったようだった。
再び局部に近づけた顔を一瞬びくりと避かせ、また金色の瞳で強く睨む。
――もっと反抗すれば良い。それだけ壊す楽しみが増えるのだから。

[96]
NANASI - 2007年11月28日 (水) 23時22分

政府高官から電話を受けたらしい秘書から入室するようにとの伝言が入り、
黒服の男は彼の上官が待つ部屋のドアを開けた。
大佐である上官の部屋より更に豪華な部屋の正面には、執務机が据え付けられており
そこにその所有者である中年の男が座ってたが、
黒服の男が一瞬上官の姿を探す気配を感じたのだろう。
「君の上官なら、今 手が離せない用事を済ませて居るところだ」と告げると、
手元の書類に目をやり卓上に備え付けられたペンに手を伸ばした。
しかしその手はペンを掴み取る事はなく、逆にそれを弾き
ペンを執務机の横へと落としてしまった。
(明らかにワザとに見えるのは、気のせいだろうか?)
「おっと……済まないが、それを拾って貰えないか。
 サインが済んだら、君の職場にこの書類を届けてくれ」
机の横に身をかがめる瞬間、卓上に見慣れたものが置かれている事に気が付く。
彼の上官の眼鏡。それに間違いが無かった。
しかし、自分の身につけている黒眼鏡と違い、大佐の眼鏡には度が入っており
それを外して用事を済ませるとは考えにくかった。
まして、他人の机に置いたままとは。

この時点で、何か嫌な予感はしていた――しかし、高官の手にある書類が
大佐がかつてない情熱を持って求めていたものである事は間違いない。
そしてペンを手にする瞬間、その予感が正しかった事を思い知らされた。
見てはいけないと判断したものの、一瞬で目に焼きついたその姿は あまりに残酷なものだっ

た。
政府高官の机の下で膝を付き、男の中心を咥えさせられている大佐の姿。
両腕を後ろ手に縛られ、喉に当たる刺激への生理的反応だろう涙を拭えないまま
口での奉仕を一心に続け――いや、実際は自分の部下に醜態を晒す危険を十分意識している筈

だが、敢えて無視を決めているのだろう。
この書類、いや、ラピュタ探索の何が、大佐にここまでさせるのだか
最も近い部下である黒服の男にも分からなかった。
大佐もそれを語ることは一切無かったからだ。
が、それでも出来うる限り大佐の力になりたいと思う。
同じ組織内であっても、とかく悪い噂の耐えない上官ではあったが。


黒服の男が部屋を出て行くと同時に、高官はさも愉快そうに足元の男に話しかけた。
「楽しんでもらえたかね?」
しかしムスカは視線を上げる事も無く、少しでも早く終わらせるために
必死で口を動かし続ける。
「なかなか熱心だ、だが」
ムスカの頭を掴むと、乱暴に前後させ一気に引き離す。
そしていきなりやってきた急激な動きに焦点の定まらないその顔めがけて
白い体液をかける。それはまだ開いたままの口の中にも流れていった。
「まだ終わりじゃあない」
続いて机の下から力の抜けた体を引きずり出すと頭を床に押し付け、
きっちりと着込まれたスーツの釦に手を伸ばす――

[97]
NANASI - 2007年11月28日 (水) 23時22分

大佐が軍部の自室に戻ってきたのは、黒服の男が件の書類を持ち帰ってから
大分時間を置いてのことだった。
これまでの間、あの高官の部屋で何が行われていたのか疑うべくも無かった。
机の上には、大佐が”何を犠牲にしてでも”求めていた書類が乗せられている。
しかし大佐はそこへ向かう事も無く、
閉じた扉を背に黒服の男へ じっと視線を向けているばかりだった。
黒服の男は、机の上から書類を取り上げると 扉の前の上官へ差し出すべく、
その傍へと歩み寄る。

改めて目の前で大佐の顔を眺めると、憔悴しきっているにも関わらず気を張った表情、
しっかり首を覆った服の隙間からすら垣間見える鬱血した小さな痕が
あまりにも痛々しく映った。
この人は、上官ではあるものの自分よりずっと年下なのだ。
どれだけ無理をしているのだろうか。誰に頼る事も無く。

気が付くと、黒服の男は 彼の上官の髪を静かに撫でていた。
考えられないことだった。いかに相手が年下だとはいえ、こんな行動に出るとは。
即座に手を引き、謝罪をすべき場面だった。
しかし、更に考えられない事に大佐は――誰よりもプライドの高い、気丈な大佐が――
一瞬目を丸くして部下の顔を見ると、撫でられるのに任せたまま
その両目からぽろっと涙を流したのだ。
もう上官だなどという事実は関係なかった。
そのまま大佐の体を引き寄せると、ソファに並んで座らせ
小さい子供相手にでもするように そっと髪を撫で続けた。


黒服の男が気が付くと、窓の外からは朝の陽光が差し込んでいた。
どうやらいつの間にか眠ってしまったらしい。
部屋の中には彼一人しかおらず、ソファの脇に差して置いた筈の書類も見当たらなかった。
昨晩のあれは、本当の出来事だったのだろうか?
ぼんやりと大佐の服越しに伝わる体温や、寝息を思い出す。

ドアが開き、ムスカ大佐がしっかしとりた足取りで部屋に入ってきた。
そして ぼんやりとソファーに座る部下に ちらりと目をやると、
簡潔に「休憩は後にしたまえ」と告げる。
それは疑いようも無く、いつもの大佐の顔だった。
本日より、ラピュタ探索計画が正式に決定し 大佐はその任務にあたる事になる。
この人ならば、必ずや任務をやり遂げるだろう。
私は、この人の力になれただろうか。そして、この先も。



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