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| No.601 大沢杯決勝、延長10回サヨナラ負け |
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| NAME:鎌田兄弟の年の離れた兄 |
秋晴れの下、旧日本ハムグラウンドで行われた第1回大沢杯決勝戦、対イースト戦は、延長10回2対3サヨナラ負けで、準優勝に終わりました。 先攻のイーグルス、初回は三者凡退。相手投手に緩い球を上手く使われ、簡単に仕留められてしまいました。その裏の守り、先発は宮島君。一死後フォアボールのランナーに盗塁と内野ゴロ(エラー)で三塁まで進まれると、バッテリエラーが出て一点を先制されます。先制された直後の2回表、イーグルスは逆転に成功します。まず一死後、武林君がエラーで出塁すると酒井君が内野安打で続き、盗塁で二三塁としたところで、相手のバッテリーエラーでまず同点(ファーストランナーは三塁へ)。二死後、香取君がライト前にヒットを放ち、二点目を挙げ逆転しました。ここまでは、いつものイーグルスでしたが、その後攻撃陣は、尻上がりに調子を上げる相手投手を攻めあぐね、3回以降は、散髪三安打(3回小西君のレフト線ツーベース、7回阿部君の左右間エンタイトルツーベース、9回武林君のセンター前ヒット)に押さえ込まれました。四死球も三つで、走者をためることすらできませんでした。 他方、守備陣は良く守りました。逆転した後の2回裏、無死二塁の場面では、ショートゴロの送球の間にセカンドランナーはサードを狙いましたが、送球を受けたファースト小西君が素早くサードに送球し、タッチアウトでダブルプレー。春から何度か試みてうまくいかなかったプレーがようやく成功しました。4回裏、一死満塁の場面では、バッテリーエラーが出てサードランナーがホームを狙いましたが、キャッチャー武林君が機敏に対応し、ベースカバーに入った宮島君に送球しタッチアウト。同点に追いつかれるピンチを凌ぎました。5回裏、一死二三塁の場面。左中間のやや浅めのフライをセンターの下の弟がランニングキャッチすると、すかさずセカンドベースに入っていた酒井君に返球。飛び出したセカンドランナーが戻れず、これもダブルプレー。 押され気味の試合展開ながら、持ち前の守備力で何とか踏ん張り、1点リードで7回裏を迎えました。何とか逃げ切りたいところでしたが、優勝を意識したのか、一死二塁の場面でバッテリーエラーが続いて、ついに同点とされてしまいました。 延長に入ってもイーグルス打線は湿ったままでしたが、守っては、延長に入ってリリーフした武林君が持ち前のコントロールの良さで8回、9回と切り抜けます。が、10回裏。一死後、左中間にツーベースを打たれると、次の打者の送りバントをフィルダースチョイス。盗塁も決められ二三塁とされ、次の打者の当たりが前進守備の二遊間の間を抜けセンター前へ。2時間を超える試合に終止符が打たれました。 今日のイーグルスは、試合全体を通じてフワフワしていた印象を受けました。特に逆転してからは「よそ行き」の試合をしているようで、6回表の攻撃が始まる前、円陣を組んで「勝つぞ!」と10回ほど繰り返しましたが、声もあまり出ていなかったようです。初めての決勝、大舞台で緊張してしまったのでしょうか。勝てない相手ではなかっただけに、普段の力が出ていれば、と悔やまれるところです。選手たちは、選手たちなりに頑張ったと思いますが、「優勝」の二文字の重さ、遠さを改めて感じました。本当に残念でした。
PS 「天晴れ」は10回を投げきった相手投手にあげたいと思います。緩い球を効果的に織り交ぜ、コントロールよく速球を決めていました(特に外角低め)。最後までボールの勢いは衰えず、攻めのピッチングをしてました。
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