ミサ・ロンガのCredoをやりました。
(Et Vitam以降は残したのでp41まで)
練習での指示事項等、ミニコンのソング(飛行機よ,等)やヴィヴァルディ同様、全ての表現は、高野先生がその都度、指揮振りで全て表現してくれていますので、とにかく楽譜に嚙り付かずに、楽譜と指揮を同時に見られるようにしてください。
終わり。
という練習日誌でもいいかなと思いましたが、まあ、後は所々記憶の範囲で書いてみます。
なお、先生の歌い方の指示は、歌詞の意味に大きく影響していますので(当たり前と言えば当たり前)、歌詞の意味をとあるHPから抜粋しつつ、その下に簡単に指示事項を書いていきます。
Credo(信仰宣言)
<父なる神>
第1節は父なる神の性質が,第2節は父なる神の働きが語られています.
1) Credo in unum Deum.
(われは信ず,唯一の神)
→p21,1小節、冒頭のCredoは「Cre」「do」をパーン、パーンという感じで、きっぱりとしっかり、「私は」これを信じるんだ!と、歌う。
→p21,3小節目頭の「De」に向かってしっかりと。
2) Patrem omnipotentem, factorem caeli et terrae, visibilium omnium, et invisibilium.
(全能の父,天と地,見ゆるもの,見えざるもの,すべての造りぬしを)
→p21,5小節目頭の「en」に向かってしっかりと。
→p21,6小節から、それまでの歌い方と変化。
「factorem」は抑揚なく平らに、「caeli」の「cae」に音圧、同様に、「caeli et」は平らに、「terrae」の「ter」に音圧。
→p21,10小節「vi」はしっかりと。(音韻的には「bi」に向かうだが、弱く入らない)
→p22,11,12小節「omnium」の繰り返しは2回目を膨らませる(以下、他も同様)
→p22,14,15小節「et invisibilium」は「bi」に向かって膨らませる
<子なる神>
第3〜6節は子なる神の性質が語られます.第7〜12節は子なる神がこの世を救うためにどのように働くかが語られます.
3) Et in unum Dominum Jesum Christum, Filium Dei unigenitum.
(唯一の主,神のおんひとり子,イエス・キリストを.)
→p22,18小節からはソロなので小さな世界を形成。抑えながら4小節単位で山を作る。p23,26小節からは27がピークで、28,29で小さい山。
4) Et ex Patre natum ante omnia saecula.
(よろず世のさきに父より生まれ,)
→p23,31,32小節「Patre」を意識。
→「ante omnia saecula」の繰り返しは全体で大きな山。
5) Deum de Deo, lumen de lumine, Deum verum de Deo vero.
(神よりの神,光よりの光,まことの神よりのまことの神,)
→p24,40小節以降の「神」と「光」の言葉の強調は41・43小節頭を強調して音圧。
→p25,44小節以降は「まこと」を強調。(45・47小節頭)
6) Genitum, non factum, consbstantialem Patri: per quem omnia facta sunt.
(造られずして生まれ,父と一体なり,すべては主によりて造られたり.)
→p25,50小節以降は「factum」の「fa」を意識。
→p25,54小節以降consbstantialem Patriは大きな山を意識。
→同様にp26,60小節「fa」を意識。
7) Qui propter nos Homines, et propter nostram salutem, descendit de caelis.
(主は,われら人類のため,またわれらの救いのために,天よりくだり,)
→p26,62小節からソロは同様に小さな世界。
→p27,72小節前からdescenditの繰り返しは1回目:高い、2回目:中ぐらい、3回目:地上の自分としての実感。
4回目からの3小節は高らかに。この3小節は八分音符で忙しいのでdescenditの最後のtの発音は要らない。
→p27,81小節前から5小節は大きな山。もう一度自分の気持ちを確認するように。
8) Et incarnatus est de Spiritu Sancto ex Maria Virgine: et homo factus est.
(聖霊によりて,
**マリアよりおんからだをうけ,人となりたまえり.)
→同様にソロ部分は小さな世界で。
→各パートバラバラに進行してきての「Sancto」の縦の揃いを意識。
9) Crucifixus etiam pro nobis:sub Pntio Pilato passus, et sepultus est.
(ポンティオ・ピラトのもとにて,われらのために十字架に(まで)つけられ,苦しみをうけ,葬られたまえり.)
→Crucifixus、暗く、重さを意識。
→nobisを意識。
→passusの繰り返しは2回目を大きく。
→sepultusは、はっきり言わないくらいの表現で。閉じられていく。
10) Et resurrexit tertia die, secundum Scripturas.
(聖書にありしごとく,三日目によみがえり,)
→tertiaをはっきり意識して、dieに音圧。
11) Et ascendit in caelum: sedet ad dexteram Patris.
(天にのぼりて,父の右に座したもう.)
→ascenditに意識。2回目強調。
→sedet、dexteram、Patrisのそれぞれの単語のまとまりを意識してしっかりと。sedet2回目少し強調。
12) Et iterum venturas est cum gloria judicare vivos et mortuos:cujus regni non erit finis.
(栄光のうちに再び来たり,生ける人と死せる人とを裁きたもう,主の国は終わることなし.)
→iterum、来るぞ来るぞという期待感。
→judicare、はっきり言葉を意識して3回繰り返し。
→vivosの2回もはっきりと。
→それに対してコロッと変えてet mortuos(対する「死」)
→cujus regni non erit finis、2回の山として表現。
<聖霊なる神>
次の第13・14節は,聖霊なる神の性質が,第15〜18節は,聖霊なる神が信徒の活動の力として働く様子が語られています.
13) Et in Spiritum Sanctum, Dominum et vivificantem:qui ex Patre Filioque procedit.
(主なる聖霊,生命の与えぬしを,聖霊は,父と子よりいで,)
→p34,167小節、Spiritumの「Spi」に向かって、169小節、Dominumの「Do」に向かって。他も同様。
→179小節からは柔らかく。
→Patre、Filioque、どちらの言葉にもはっきりと意識を。proceditは柔らかく。
14) Qui cum Patre et Filio simul adoratur, et conglorificatur:qui locutus est per Prophetas.
(父と子とともに拝みあがめられ,また預言者によりて語りたまえり.)
→simul adoratur、「simul ado」までリズミカルに膨らんで動いて「ratur」は平らに。「conglorifi」「catur」も同様に。
15) Et unam sanctam catholicam et apostolicam Ecclesiam.
(一・聖・公・使徒継承の教会を信じ,)
16) Confiteor unum baptisma in remissionem peccatorum.
(罪のゆるしのためなる唯一の洗礼をみとめ,)
→p40,263小節unumの繰り返し、2回目少し強調
→peccatorum意識。
17) Et exspecto resurrectionem mortuorum.
(死者のよみがえりと,)
→p41,270小節以降、exspectoに心の底からの期待感を。
→resurrectionem、言葉の抑揚に合わせた山を。
→その後、一旦止めた感じに。
→mortuorum、ゆっくり内に噛みしめて「死」を意識。極端にゆっくりなテンポになる。
18) Et vitam venturi saeculi.
(来世の生命とを待ち望む.)
→練習で未着。次回の練習時ここから始めることを待ち望む。