この日は杉坂さん指揮、浅海先生ピアノによる 黒人霊歌メドレーの練習でした。
〜 Soon ah will be done 〜
最近よく指摘されている事ですが、 「もっと緊張感のある音が欲しい」とのこと。 音量は小さく、でも強い音が欲しい。
音量はpで。でも、fを歌う時くらいの腹筋で。腹筋を外に張り続けて歌う。
腹筋があがってしまって、お腹より上、胸とか喉とかで何とかしようとすると 私のように音が無くなってしまうので気を付けましょう(反省)。
また、訳詞としては、 今の辛い苦しみが、自分の死によってようやく終わりを迎える、 といった意味になり、 その過酷さ、切実さを表していきたいところです。
【3〜10小節】
5小節目はSop.だけ動く箇所がありますが、 下3パートはそこで無くならないように注意。
そして全体として、もっとつなげて歌いましょう。 (はずんだり、スタッカート気味にならない様に注意)
【11〜18小節】
“I wan't ...”は、
× ウォント ↓ 〇 ウァント
これ、多分なんですけど、 口を大きく開けられていないと、 「ア」のつもりで歌っていても、 結果「オ」になってしまってるんじゃないでしょうか。
ここは、母に会いたいと歌うところ。 (おそらくは、決して会えない事を頭では分かっていながら) そして、神様に会いたいと願うところ。 →前段の3〜10小節との対比を意識して歌いましょう。
【19〜26小節】
先の3〜10小節より男声の音符と歌詞が増えているところ、 しっかりと聴こえるように。 同じ箇所(22小節など)女声は伸ばす音が短くならないように。4拍目までは伸ばしてほしい。
あと、できれば、4小節1ブレスで歌ってほしいとの事です。
26小節、4パートとも同じ音にしましょう。 伸ばす音を後から大きくしない、pと緊張感を保って。
【27〜49小節】
32小節、下3声がガチガチにぶつかるので、ぶつかるところはしっかりぶつかる。 そのために、まず個々のパートが音をしっかり一つにしておく事が大事。
アクセントするのは、アクセント表記のあるところだけにする。 歌い分けをしましょう。
“wail-in',”の“wail-”が優しく聴こえてしまう。 もっとカタく歌うように心がけましょう。
47小節ベース、音を一つにするよう心がけましょう。
【50〜57小節】
最初の歌い方に戻りましょう。 強い音が欲しい、けど大きな音は要らない。
繰り返しの様で毎回微妙にメロディが異なる、ので大変ですよね。 落ち着いて対処したいところ。
【58〜69小節】
58小節ソロ、曲自体は2拍子ですが、 一小節4拍でカウントできるようになると取り易いかも。 (私は取りにくいリズムは一拍ずつマルで囲んでいます。)
男声、 65小節、ritに囚われ過ぎない。 66小節、8分音符のタイミングを合わせる。 →指揮を、見ましょう!
67小節、テナーは明るい発声の方がハモリやすいとの事です。
〜Lord,I want to be a christian〜
この歌は讃美歌でもあり、前の曲とはがらっと雰囲気を変えたい。 天使のような歌声が欲しいとの事です。 所々で地の声?が顔を出すので、最後まで天使でいられる様に保ちましょう。
【1〜16小節】
ソロ3小節目8分音符、走りがちなので、もっとゆっくりと。
4小節からのハモリパート、音量もっとpで。 うしろの伸ばす音を押さない。
【17〜23小節】
16、17小節、やさしい声で歌いましょう。 fですが、実際はmfくらいの音量で歌い出して良いです。
23小節、4拍目は休符で。 (4拍目から次の曲に入るので) →指揮を、見ましょう!
〜Nobody knows the trouble I've seen〜
“Nobody”は、 ×ノーバディ ↓ 〇ノウバディ
【16〜32小節】
“No-”と“bo-dy”の間で、絶対にブレスをしないように注意。 “bo-”の子音が強く聴こえてしまいます。次の“knows”の方が大事。
“No-bo-dy knows”、つなげて歌いましょう。
18小節“knows”の語尾“s”をみんなで揃えましょう。
23小節、“Je-sus!_”の“J”はもっとやわらかく。 (子音を長めに歌うとよいかも)
【33〜42小節】
36小節“Load!_”女声もっと欲しいです(アクセント)。 それ以外の箇所は逆にやわらかく。
39小節、前のmfからmpに。でもアタマのアクセントはしっかり。
【43〜63小節】
内声、43、44小節の“-bo-”に付いているアクセント表記が45小節には付いていないので、 そこは同じように歌わないように気を付けましょう。
46小節“trou-ble I've” ×トラブルアイ ↓ 〇チャーボライ あわてず、リズムの中に収めましょう。 Alt.は音程もなかなか大変ですが、 音程上がりきるのに時間かかる→リズム遅れる、みたいな事になってるっぽいので、 わりと腹筋で準備しておくとスルッといけるかもです。
55〜58小節、Bas.をもっと聴かせたい。 55〜56小節のBas.のリズム要確認です。語尾“-sus”が“Je-”(アクセント表記)より強く出ない様に注意。
53〜58小節は盛り上がって大きな音になりがちですが、 59小節アウフタクトのf(Hal-le-lu-jah!)が控えているので大きくしない様に注意。 (特に上3声は前述のBas.を際立たせたい意向もあるため、できるだけ音量に気を遣った方がよいかも。)
以上となります。
今回、歌詞の内容に触れる場面がありました。 強弱やアクセント、すべての記号には理由があって、 その裏側には表現したい感情が潜んでおり、 それらが記号ではなく、感情としてお客さまに伝わればいいなぁ、と思います。 その為に、
指揮を見ること。 パート毎の音を一つにする事。
などなどやる事いろいろですが、一つひとつ丁寧に積み上げていきましょう。 ではではまた来週〜。
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