団内指揮者もまきさんもいらっしゃらなかったので、副団内指揮者に名乗りを上げて下さった、関さんによるご指導でした。 キリエと、グローリアのアレグロ コン スピリ−トとアンダンテの部分の音取りをしました。 キリエは二つの旋律が各パートで交互に登場し、複雑に絡まりあって進んでいきますが、28小節アウフタクトからはソプラノが呼びかけ、他のパートが答えるような掛け合いが始まり、32小節で一度縦が揃って収束します。それからソロのハーモニーが CHriste eleisonを唱え、つぎのTuttiでは楽しく躍動的なベースラインが聴かせどころ。44小節からは少し不穏な響き。短調で最初の二つの旋律が現れて、59小節目からまた長調に回復し、掛け合いがあって、ソロの4パートのChriste eleison、ベースのカッコいい旋律が再び出てきてフィニッシュに向かいます。それぞれの部分の様子を歌い分けたら楽しいかと思います。
グローリアは、ファンファーレのトランペットの響きのような始まり。華々しくて豪快。15小節からト長調に転調し、23小節からのソロの掛け合いは同じ旋律が長調と短調で繰り広げられて、アルトのDomine Deus,Agnus Deiのざわざわするような長4度の響きの後、ソプラノがFilius Patresで不安を一旦終わらせてくれます。 それからアンダンテに入ると一変して四分の三拍子となり、荘厳なト短調から始まって複雑に調性がかわり、音の強さもフォルテからピアノと交互に出て来て、短調の響きの中でドラマティックに展開されます。
と、ここまで音を取りました。
関さんのテンポの良い練習で、少人数でしたが確実に成果を上げたように思います。まだグローリアは途中ですが、これからも難しそう!練習に出られなかった方は音源を聴いて、次回は是非予習して来て下さいね。
|