Credoの練習をしました。 まず、発音ですが、母音uの発音は日本語の『う』にならないように。口の中の奥を空けて、深みのある音、唇を突き出さずに少し縦長にあけましょう。母音eは演歌のような平たい音にならないように、気をつけましょう。 音程を正確にとるには、まず丁寧に歌うことです。 練習するときは、音程を、各パートのメロディーだけで捉えずに、縦の音程、つまりハーモニーを意識して音をとりましょう。 一つ一つの単語のアクセントがどこにあるか、正確に覚えて、言葉を大切に歌いましょう。 ことに、16ページの、アンダンテ モデラートからは、受胎告知、キリストの誕生、そして十字架にかけられるまでの物語です。ここは、丁寧に、聖書の物語を語りかけるように歌いましょう。 その後のアレグロは、キリストが復活するところです。もっと嬉しそうに、明るく歌うようにしましょう。 18ページ中ごろからの、 judicare vivos et moltuosのところは少し深刻に歌うように、モーツァルトはP(piano)としているのでしょう。 22ページからのAmenは少しテヌート気味に。 17ページEt resurexit tertia die, つまり、復活のところと同じメロディですから、そのことを少し意識して、明るく、アクセントの位置なども、前出のところを思い出させるように歌いましょう。 Amenのmenの部分は短く切らずに、音符いっぱいにきちんと伸ばすようにしましょう。 クリスマスの機会に、ルカによる福音書を読んで、生誕の物語を頭に入れておくとよいでしょう。 また受胎告知の絵画なども鑑賞することが、表現力を増すことにつながると思います。
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