テナー穂高です。 4月20日の練習日誌です。
『トンカジョン』の「水中のをどり」「春のめざめ」を練習しました。
「水中のをどり」
・リズミカルで一見楽しげですが、実はいもりが必死でもがいてるのを冷静に見つめている、という、ある種の冷淡さがあります。
・出だし、一段目の「いろあか〜き〜…」のクレッシェンドは、次の「いもりのはらの」の「い」に持っていく! 何度も注意されてしまいました。
・次、二段目の「みずのいたーあさぁに〜」の、「に」はアクセントついてません。ディミヌェンドです。ちゃんと引く。
・三段目、「み〜ず〜の〜いーいーたーさぁはぁ」、ここだけスラーです。 次の「せきたんさん」から、すぐに元のリズムへ。 しっかり対比!
・「いもりのちいさなみなしごはっ」、女声は当時のキャンディーズのイメージで歌い上げて下さい。
・「やまふかく〜」の3声、揃えて一緒に切ります。
・[E]以降の音量、f→mp→pp の順だったのを、f→mf→mp に変えて下さい。 (楽譜下段の音量を一段階ずつあげればOK) テナー、一回目と二回目の「ときはみなづき…」はちゃんと声にして、三回目のみ息にして(ささやき声)
「春のめざめ」
・出だしの内声「トンカジョン」の伸ばし方に注意。 ○「トンーカジョーーン」 ×「トーンカジョンーー」 「トン」を短く、「ジョー」と伸ばす。
・あぶらやのっ「ジョン」さかやの「ジョン」 リズム合わせて、正確に。
・「ふっどいやのジョーン」の「ふ」 子音が全く聞こえず。fuをしっかり発音。
・「わがままで」「はでずきの」 全員音取り直し(笑)
・3ページ目止まる直前、歌い方を揃える事。 S「テーエン!」 A「アーアッ!」 T「アーアッ!」 B「ジョンジョン!」
・各ソロの方、民謡調の歌い方を念頭に置いて下さい。 且つ、どう歌いたいのかが分かる様に、各自うたいかたを主張して欲しい、との事です。
・滑舌よく、しゃべって。特にハヒフヘホの子音。
・伴奏パート、ソロとリズムをしっかり共有しましょう。
・「ほりをはしる〜」の部分、agitatoよりもriten(リテヌート)を優先との事。
・「あきの おまつりがすみ」の「が」 鼻濁音(ngaのイメージ)。
・「いくさのような」以降、音量、歌い方のめまぐるしい変化に注意。 「きんいろの」は上向形メロディーですがpのままで。
・「まほうとー」「ながさきとー」 半音の音が悉く崩壊。とりなおし。
・[H]を、「トーンカジョーン」パートと「ちちうえははうえ」パートで分けて練習。 前者は波打つ旋律、後者は細かいリズムを正確に。
・その他、各種音確認。
以上です。 残り少ない時間ですが、早くユースの歌として立て直しましょう。
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