杉坂さんステージ『太海にて』を練習しました。 この日は最初からザーッとひととおり歌うことを想定していたようですが、 いちど本番を経験している曲もある一方で、 音取り後の反復練習がまだまだ足りない曲も多いため、 また、初めての方もおいでということで、じっくり3曲やりました。
まずは、I「トンビ」。 トンビが宙を舞う、優雅な軽快さがほしいところ。 もっさりしないよう、3拍子のリズムを生かして歌いましょう。
続いて、II「仁右衛門島」。 しょっぱなのハミングの入り、アクセント(>)をつけて歌いだしましょう。 出だし以降にも楽譜に「Hm−」とあって、ハミングの流れを改めるところが 何箇所かありますが、そこもアクセントをつけると思われます。 全体的に、ソロと合唱の間でのテーマの受け渡しというものを意識して歌いましょう。 ソロの最初のところは、合唱がハミングなのでソロは自動的に際立つのですが、 10ページ後半の「しおかぜをすった…」の箇所は字ハモの部分で ソロをかき消してしまう可能性もあります。よく見ると合唱はppとあります。 ソロはそこからpoco a poco盛り上がって、11ページの上の段で ソプラノとユニゾンになって、合唱に溶け込んでいくわけですね。
最後は、III「春のうた」。 けっこう劇的にテンポが変化しますので注意が必要。 速くなってから(13ページ)のベースは音が難しいのでがんばりましょう。 13ページの女声、四分音符はスタッカートぎみにはねて。 「なの は・な・」×2、「たんぽ・ぽ・」とやりましょう。 「たんぽ・ぽ・」とアルトがかわいくやったあとは、 ベースはその雰囲気をこわさないよう、愛らしく入ってきてくださいね。
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