今日は田中先生による「デュルレク」の練習、一番最初から「Sanctus」までを中心に練習し、「Agnus Dei」もさらっと通しました。
全体を通して先生から指摘されたのは、言葉のイントネーションを意識して歌うこと。 わたしが聴いていても、音が高くなるところや「a」の母音のところで、言葉のアクセントとは関係なく音量が大きくなる傾向があります。 もっと言葉を大事に歌いましょう。
もうひとつ、楽譜に書いてある音量の変化(フォルテやピアノ、クレシェンドやディミヌエンド)には忠実に従うように。
男声の出だし、「Requiem」の「R」の歌いだし(巻き舌)のタイミングをもっと早く。 拍の頭に「e」を歌うためには「R」を拍の前に歌い始める必要があります。
P5のsop.のパートソロ、もっと滑らかに、特に3連譜がゴツゴツしています。 この場所に限らず、sop.もalt.も、パートソロの部分がちっともレガートに聴こえない、音符一つ一つが独立して聴こえていましたので、なるべくつなげて歌いましょう(もちろん、言葉を意識して歌うことは言うまでもありません)。
パートソロについては、もっと色々ありました。
例えばP27〜28のsop.、パート内で音程をそろえてください。 決して高い音域ではないのに、音が下がっている人がいます。 体に余分な力が入っているのかな?
alt.は、あまり構えず、もっと自然な声で歌いましょう。
本番では、田中先生はオルガニストと合わせることに神経を集中するので、合唱には細かな指示はできません。 もっともっとこの曲を自分の体の中に取り込んで、先生から指示されたことを自分のものとして、細かな指示がなくてもちゃんと歌えるようにしておくことが必要です。 本番までまだ多少時間がありますので、その辺を中心に、各自で取り組んでください。
追伸: もうひとつ今日の練習で気になったこと。 指揮を見るタイミング(と楽譜を見るタイミング)を勘違いしている人がいます。 指揮を必ず見なければならないのは、テンポが変わるところと自分のパートが歌いだすところです。 この逆をしている人が何人か見受けられました。 つまり、自分が歌いだすときに楽譜を見ていて、歌いだした後に(テンポも変わらないのに)指揮を見ているのです。 これでは「絶対に」合いません! クセになっているとも思われますので、そのクセはできるだけ早く直してください。
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