■練習曲 ミニコンサートを控え、ステージで歌う3曲を練習しました。 1.空をかついで 2.ほんとうにすきなもの 3.飛行機よ いずれも初めに通して歌い、そのあとは頭から歌い、都度止めて指導をいただく流れで進みました。
■指導いただいた内容 1.空をかついで ・8〜11小節「かたは地平線のようにつながって」 つながっている感覚はあるが、そのつながりが地平線のようにずーっと水平に横に広くつながっていくというイメージを持って
・12〜16小節は盛り上がりが段々と、階段のように上がっていく感じをイメージして歌う (一番盛り上がる高い段は「きのうからきょうへと」) 同じく階段の感覚を持って歌うのが43〜47小節
・12小節「ひとは」 ひとはそういうものなのである、と定義するような重さをもって始める 同じく43小節も
・複数個所「うつしかえる」 最後の「る」が引いて小さくなっているが、最後まで収まらず強めに歌いきる
・35〜37小節「かたはくびのつけねから」 アルト「ねから」部分が下がりがちなので、最後まで同じ音を出す
・50小節「おとなたちは」 男声は女声の「おとなたちは」を受けてしっかり入る -----------------------
2.ほんとうにすきなもの ・全体的に、さらっと歌うところ(先生が練習内でおっしゃっていた「ほぐれた感じ」でしょうか)と動きのある所のメリハリをつける
・5〜6小節「ふと手に取って広げてみた 一冊の本」 リズムを楽しんで歌う。同じく28〜29小節も
・7〜8小節「それが一つの火花となって新しい炎が燃え上がる」 「燃え上がる」までエネルギーを取っておく
・9小節「誰にでも」 前との違いで、ほぐれた感じを出す
・32小節「そんな偶然」 「ん」まで音を乗せて歌う
・49〜52小節 パート間の受け取りあいを楽しむ。ソプラノの49小節入りは、ピアノからのバトンタッチを意識
・59小節以降 本当にすきなもの、を確かめながら歌うような感じで -----------------------
3.飛行機よ ・全体的にテンポが遅いので、もう少しテンポを上げて歌う
・曲の最初は、浅海先生がピアノで音を出してくださり、その後入る形とする
・1〜2小節「つばさが とりを」 声を充満させる感覚。大声を出すというのではない。それをやり切ったあとに「つくったのではない」を歌う
・複数個所「とりがつばさをつくったのである」 もっと強く表現する
・11〜12小節「少年はかんがえる」 発音が粘っているのか引っ張られる感じがある。もっと淡々と歌う
・32〜37小節「薄汚れた地上を見下ろすとためいきばかり」 期待を持って一番小さな雲に乗ってみたが、見下ろしてみたら薄汚れていることにがっかりするような感じを曲の強弱に表す
・38〜39小節「少年は考える」 3回目の考えるなので、考えを深くしていること、「今度こそ」という思いを表す
・48〜49小節「せめて」 墜落ならばできる、という思いに至るまでの気持ちを表現する
・56小節〜「翼が鳥をつくったのではない 鳥が翼をつくったのである」 各休符ごとに区切られているものが1つのまとまりとして聞こえてくるように。 フレーズはそれぞれのまとまりの集合体
・68小節〜「つくったのではない つくったのではない」 2回目の「つくったのではない」は1回目と同じく ※以前の練習では、2回目は重心をおく感じでと教えていただきましたが、 2回目が収まりがちになっているので、そうではなく表現するということだと認識しました
・76小節〜「鳥が翼をつくったのである」 アカペラ部分は音を同じ太さでつなげていく
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